バランガス

海外で製作された特撮作品『ウルトラマンG』の第5話『悪夢からの使い』に登場した怪獣
別名「毒ガス幻影怪獣」。身長79m、体重12万9千t。
邪悪な宇宙生物ゴーデスの手先となった元人間のスタンレー・ハガードに操られている怪獣。
主な武器は体の穴から出す赤い毒ガスで、体を赤いガスに変化させて姿を消す能力がある。
このガス化能力を駆使して、ガス化して移動し相手の背後に回り込むなどの戦法を使う。
さらにテレポーテーション能力も有り、突如として市街地や基地付近に出現し、
防衛チームの注意を引き付けた後にガス化して逃げるなどして防衛チームを翻弄した。
こうした能力により相手を翻弄する戦法を得意とする怪獣だと言える。

この怪獣を操るスタンレー・ハガード自身も人間の姿だがバランガスの分身のような存在であり、
体をガス化する能力が有る。また手から緑色のスライム状のゴーデス細胞を出すことができる。
人間の姿と言葉で主人公ジャック・シンドーを精神的に苦しめた厄介な相手だった。
最終的にはガス化したスタンレーはバランガスと一体化し、ウルトラマングレートに戦いを挑んだ。
+スタンレー・ハガードについての詳細
  • スタンレー・ハガード
主人公ジャック・シンドーの親友であり、ジャックと共に火星探査に向かう。
しかしスタンレー達は火星で悪の宇宙生物ゴーデスと遭遇、スタンレーはゴーデスに殺されてしまう。
この時にジャック・シンドーはゴーデスを倒しに来たウルトラマングレートと同化して地球に帰るのだが、
殺されたスタンレーはゴーデスに同化されてゴーデスの手先にされてしまう。

ゴーデスの手先となったスタンレーはバランガスの分身のような存在で、体をガス化する能力が有る。
また手から緑色のスライム状のゴーデス細胞を出すことができる。
他にはバランガスを倒したように見せかけて防衛チームに信頼されて潜入するために、
巨大な偽の光線銃を撃つ姿も見せていた。

スタンレーはバランガスを操って街中に出現させ、自分の光線銃で倒したように見せかけた。
この演技により防衛チームUMAに信頼されてUMAに侵入する。
バランガスを囮として注意を引き付けさせ、その間に防衛チーム内部のゴーデス細胞探知機を破壊、
スタンレーの正体を見抜いて銃を向けたジャックを裏切り者に見せて自分もろとも独房送りにした。
しかしスタンレーは体をガス化させて独房から脱出、戦闘機に爆薬を仕掛けて破壊、
グレートへの変身アイテムを奪い、ヒロインのジーン・エコーを人質にするなど存分に破壊工作を行った。
追いかけるジャックもかっての親友の姿と言葉に攻撃をためらわざるを得なかった。
さらに対峙したジャックにゴーデス細胞との同化の素晴らしさを説いて
ゴーデス細胞との同化をさせようとするなどジャックを散々に苦しめた。

最後は人間の肉体から解放されて巨大なゴーデスの一部となることを望み、
ガス化してバランガスと一体化、グレートに襲い掛かった。
ジーンから変身アイテムを投げ渡されたジャックはグレートに変身しバランガスと戦うが、
スタンレーを殺したくないジャックはバランガスへの攻撃をためらってしまう。
また、ジーンは変身アイテムを投げる際にゴーデス細胞に満ちた穴の中へ落ちてしまい、
ゴーデス細胞に感染、瀕死の状態に陥った上に軍から抹殺対象とされてしまう。
こうして最後までジャックを苦しめた厄介な相手だった。

なおバランガスの攻撃能力は毒ガス以外には肉弾戦しかなく、
パンチや頭突き、踏みつけ、噛みつき程度しか劇中では使用しなかった。
戦闘でもガス化でグレートを翻弄し、攻撃力よりも撹乱戦法でグレートを苦しめた怪獣であった。
(ただし、グレートは大気汚染に弱い為、対グレート戦に特化した能力・戦術とも言える)
最後はグレートのアロービームによって倒された。

+怪獣デザインと名前について
怪獣デザインは吉田穣。四足歩行怪獣としてのデザインであり、
劇中でも四足歩行で市街地で暴れていた。
それでもグレート戦では後ろ足で立ち上がっての2足歩行で戦っており、
四足歩行は見せなかった。

名前の由来は悪魔バラムの別名バラン+得意技のガスで『悪魔のガス』の意味。劇中の能力と活躍にふさわしい名前と言える。
同じ怪獣でも東宝のバランとは関係ない。あと伝説の超サイヤ人の親父ィでもない。

海外でSFC用に発売されたゲームにも4番目の対戦相手として登場。
技のバリエーションは乏しく、パンチ、尻尾攻撃、
口から吐く飛び道具の赤い毒ガスの3種類しか技がない。
残念ながら映像作品中で使用したガス化やテレポートなどは使えなかった。


MUGENにおけるバランガス

Mature4evr氏が製作したものが公開されていたが、技が6つしかなくAIが無いことから出番はあまりなかった。
しかし2015年6月19日にmuu氏が製作したものが公開された。
海外で発売されたSFCゲーム版のドットを使用しているが、どちらも性能は大幅にアレンジされている。
なおどちらもファイル名が同じなので、同時に使いたい時には注意。
Mature4evr氏版はスタンレーの使った緑色のゴーデス細胞を飛ばす技を使うなどの技が、
muu氏版はスタンレーを出現させて協力して攻撃する技や毒ガスでのワープ技が搭載されている。

muu氏版にはAIも搭載されており、スタンレーとのタッグ戦法で追い詰める戦法を使ってくる。
AI戦でのmuu氏版の強さはだいたい強ランクだが、
スタンレーとのタッグ戦法で固められると抜け出せないキャラは苦戦しやすく相性が出やすい。
だが1回攻撃されるとスタンレーは消えてしまうので、
飛び道具を多用するキャラや積極的に攻撃する強上位のキャラにはあっさりと倒されやすい。
うるさくしゃべるスタンレーとのタンデム攻撃はネタ的に面白いので、今後の活躍に期待したい。

+Mature4evr氏版
  • Mature4evr氏版
技は通常攻撃2つとコマンド技4つのみと少な目。
またサイズもmuu氏版より小さめ。
通常技のLight Punch、Tail Sweepは直撃すれば1割近い大ダメージを与えられるが、
ガードされればダメージ0と通常技にしては極端な性能。サイズが小さいためリーチは短い。
Poison Cloudsはガスを口から吐き出す飛び道具で、発生は36Fと遅めだがゲージ無消費で相手にガードされても当てて有利とこちらも癖が強い。
またガスとは思えないほど飛び道具の弾速が速く、削りダメージもあるのでうまく使いたい。
Rage Strikeは発動後体が赤く光った後噛みつく技で、当たれば300もの大ダメージだが、発生が遅すぎる上リーチも短いのでまず当たらない。
Bio Slimeは口から緑のスライム状のゴーデス細胞を飛ばす技で、210ものダメージで強力な飛び道具。
Smog Blastもガスを口から吐き出す飛び道具でこちらも弾速が速い。
全体的に癖の強い技が多く、空中攻撃なども無い。
AIは無いが人操作で使ってみてもいいかもしれない。

+muu氏版
  • muu氏版
常時全身から赤いガス(攻撃判定は無く演出用)を出しており、劇中でのバランガスの雰囲気をうまく演出している。
投げや空中攻撃も搭載されており、技の少ない元スプライトながら一通りの技はそろっている。
毒ガス攻撃もエフェクト変更でかなりガスっぽくなっている。
毒ガスには上、中、下段のバリエーションがあるので使い分けて相手を翻弄しよう。
また毒ガスを出しながらワープする技があり、相手の後ろに回り込むように使うことができる。

だがこのMUGENキャラの最大の特徴はスタンレー・ハガードの幻影を出現させて攻撃する技を持っている事。
出現したスタンレーの幻影は操作可能で、うるさくしゃべりながら銃撃などの飛び道具やパンチ、ジャンプ攻撃してくる。
この幻影は1体までしか出せないが、攻撃を受けるまで消えずに襲ってくるので非常に厄介。
この幻影とのタッグ戦で相手を固めてフルボッコにするのがこのキャラのメイン戦法と言えるだろう。

ゲージ技はスタンレーの幻影が存在しているかいないかで技が変化する。
スタンレーの幻影存在時の『悪夢からの使い』はスタンレーが緑のスライム状のゴーデス細胞を投げつける技で、
当たると細胞に囚われて脱出するまでダメージを受け続ける強力な技。
スタンレーの幻影が存在しない時の『Blast from the past』は近接投げ判定の技で、
スタンレーがゴーデス細胞の素晴らしさを演説してくれる技で演出は必見。こちらも高威力で空中の相手にも当たる強力な技だ。

なおこのキャラにも他のmuu氏製作のグレート怪獣同様の低速での体力自動回復が搭載されている。
が、体力回復があまり機能しておらずに強さを左右していなかった同作者のブローズデガンジャと違い、
バランガスの体力回復は技性能とマッチしてかなり強さに影響している。
というのもこのバランガスは幻影の攻撃で相手を固めることが多いので、その間の体力回復が有効になりやすいのである。
相手にする時には短期決戦を心掛けたい。

出場大会