ドラゴン戦車


「ゆけ!ドラゴンせんしゃ!テロリストどもを たたきのめせ!」

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG『クロノ・トリガー』に登場するボスの一体。
その名の通りドラゴン模して作られた戦車であり、ガルディア城空中刑務所から脱走しようとするクロノ達の前に立ち塞がる。
本体・頭部・車輪の3パーツから構成されており、全て破壊する必要がある。
各パーツの特徴は以下の通り。これらの情報は戦闘前のマップに落ちている所長宛の「仕様書」で事前に確認できる。
  • 本体…ミサイルやレーザーで攻撃。HPが最も高い。
  • 頭部…全パーツのHPを回復するため、真っ先に倒すべきパーツ。火炎攻撃も使用。火・天属性無効。
  • 車輪…全体攻撃を使用。

本作の最終ボス・ラヴォス第一形態のボスラッシュでも最初の相手として登場するが、
序盤のボスとして登場するオリジナルと能力が全く変わっていないので、単なるザコも同然。

+ なんでクロノは刑務所に入れられた?
マール王女をお城まで送り届けたらマールを誘拐したテロリストと勘違いされて、そのまま裁判沙汰という理不尽な冤罪での結果である。
裁判では他人の弁当を勝手に盗み食いしたり、王女のペンダントを勝手に売却しようとしたりせず、
マールを気遣う等の行動で陪審員の心証を良くして無罪にすることは出来るが、それでも謹慎扱いで投獄されてしまう
(一応アイテムの差し入れが来る)。

有罪無罪に拘わらず、引き渡される時は大臣が3日後に処刑だと言い張る。
なお、ゲーム終盤のサブイベントにて、ヤクラ13世というモンスターが偽大臣に変装して登場するのだが、
どのタイミングで本物の大臣と入れ替わったのかは本編中では明確になっていない。
先祖にあたる初代ヤクラが、中世(裁判直前の本編イベント)でクロノに倒されているため、
裁判の時点で偽大臣だったヤクラ13世が、先祖の恨みからクロノを処刑させようとしていた可能性も否定できない。

まぁ、他にもフリッツという青年が(恐らくは無実の罪で)ギロチン処刑されそうになっていたり、
上記の終盤サブイベントではクロノへの復讐よりもガルディア王国乗っ取りを優先していたりする辺り、
単に好き勝手していただけという可能性の方が高そうではあるが。

撃破後は炎上爆発し、橋の一部が崩落。
その場に戻ってきた大臣と二名の警備員があわや落下しそうになったが、
残った橋の両端と互いの手足を掴んで辛うじて生き延びた(ページ下部の画像を参照)。


MUGENにおけるドラゴン戦車

The_None氏による、Balthazar氏の手描きスプライトを使用して製作されたものが存在。
技はワンボタンで繰り出せる仕様になっており、
攻撃も体当たり、レーザー、ミサイル、火炎放射と原作で使う攻撃が揃っている他、
原作で頭部分が行う全体回復は自動回復という形で表現されている。
頭と車輪は本体と別々の喰らい判定と体力があり、
破壊すると一部の攻撃が使えなくなったり自動回復が弱体化したり移動出来なくなったりと、原作愛に溢れた性能になっている。
なお、このキャラと戦う時はタイムカウント停止する
2ラウンド目以降で倒された時のオチ(大臣と兵士が駆け付けて直そうとするが、その直後に爆発して吹っ飛ぶ)もちゃんとある。
この際の爆発にも攻撃判定があり、巻き込まれて死ぬと敗北扱いになるため、倒したら即刻離れよう。

AIもデフォルトで搭載されており、8段階に調整可能。
仕様上、かなりAI殺しな面があり、キャラによっては体力が回復する胴体を延々と殴り続けてはまってしまったり、
棒立ち状態でミサイルを浴びたりしてしまう。
挑むならプレイヤー操作が良いだろう。
参考動画
プレイヤー操作(10:9~)



「き、きさまら おぼえておれよ!」

出場大会

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プレイヤー操作



最終更新:2023年12月30日 19:01