バンギラス


分類:よろいポケモン
高さ:2.0m/2.5m(通常/メガシンカ)
重さ:202.0kg/255.0kg(通常/メガシンカ)
タイプ:いわ/あく
特性:すなおこし(戦闘に出ると天候が「すなあらし」になる)
隠れ特性:きんちょうかん(相手が木の実系のアイテムを使えなくなる)

任天堂のRPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹で、第2世代(金、銀)にて登場。
ヨーギラスがサナギラスを経て進化した種類で、鎧のように堅い緑色の体を持ち、直立した肉食恐竜や怪獣のような姿をしている。
足と手に三本の爪があり、腹には青い模様がある。体には左右で対になるようにいくつかの黒い穴が空いている。
これらの身体的特徴は進化前のサナギラスを想起させるようなもので、さながらサナギラスから頭と四肢、尻尾が生えたような体躯をしている。

非常にふてぶてしく、好戦的な性格をしている。自分の住処を作るために山一つ粉砕するほどのパワーを持ち、いつもは山を崩しながら戦う相手を求めて彷徨っている。
そのため、暴れるたびに地図を書き変えなければならなくなるという、ある意味では天災のようなポケモン。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)

最終進化レベルは55とかなり遅い。そのためストーリー中のトレーナーが使用する場合はそれなりに強敵が用いることが多い。
「ファイアレッド・リーフグリーン」の強化版グリーンや、「プラチナ」のしょうぶどころでヒョウタが切り札として使用する。
「ポケモンコロシアム」では最高レベルのダークポケモンとしてラスボスが使用する。
ちなみに「ブラック・ホワイト」では低確率ながら やせいで出現する 。渦から釣れる カイリュー といい、同じく野生で出現する メタグロス といい、イッシュ地方の生態系が心配である。
別の地方ではサザンドラも出現しているが

王道的な怪獣スタイルに基づいたデザイン、図鑑テキストのインパクト、ゲーム上でも申し分ない強さを誇っている故か人気は高い。
金銀のリメイク版『ハートゴールド・ソウルシルバー』のCMではインタビューに答えていた人々の口から
「思い入れのあるポケモン」としてバンギラスの名がよく挙がっている。
また、第6世代のPVではピカチュウなどと並んで「ポケパルレ」でかわいがられている様子が映しだされるなど、公式に推されているようなフシもあったり。

どこぞの怪獣王を思わせる見た目と、その映画シリーズに登場する脇役怪獣にそっくりな名前故か
ファン間ではこれらに基づいたパロディネタがされることもある…というか、一度公式でもそれをやっているし(詳細は後述)。

+原作ゲームでの性能
HP:100
攻撃:134
防御:110
特攻:95
特防:100
素早:61

シリーズ恒例のポケモン最強集団『600族』の一角を担うポケモン。
600族の中でも攻撃・防御に秀でているが、素早さは最鈍足の重量級アタッカー向けの種族値をしている。
一方で耐性は弱点6つと脆い。特に格闘では4倍のダメージを受ける。第6世代では、フェアリータイプの追加で弱点が7つに増えた。

アイデンティティとして、特性『すなおこし』を持つ。
これにより、出現と同時に天候をすなあらし状態にすることが可能になる。
すなあらし状態の時には、岩・地面・鋼以外の相手に継続ダメージを与えるだけでなく、
岩タイプの特防を1.5倍にする補正がかかるため、ただでさえ高い種族値がさらに底上げされる。
そのタフさは、生半可なアタッカーのタイプ不一致「きあいだま」すら耐えるほどである。
夢特性は木の実を使わせない『きんちょうかん』だが、『すなおこし』とのマッチングが高すぎるため、
あまり使用されることはない。

メインウェポンはタイプ一致の『ストーンエッジ』のほか、悪タイプ技の『しっぺがえし』『かみくだく』が主流。
そこに、高威力な『じしん』をサブウェポンとして採用されることが多い。
補助技も、攻撃力と素早さを上げる『りゅうのまい』や相手を麻痺にして素早さを下げる『でんじは』など優秀なものが揃っている。
特に、上記の補助技2つは鈍足をカバーするために、非常に重宝する。
一見弱点に見える鈍足も、後出しで出すことで、自分と同じ天候変化特性を持つポケモンの天候変化を打ち消したり、
最大火力の『しっぺがえし』を食らわせたりできるため、調整次第で鈍足を凶器に変えることもできる。
とはいえ、前述したとおり耐性が心配なので、近年の環境では可能な限り最速にした方がいいのだが。
物理技ばかりに目が行きがちだが、『だいもんじ』『なみのり』『れいとうビーム』『10まんボルト』と特殊技も意外と充実。やっぱ怪獣だから火は吹ける。
特攻95と両刀もやってやれないことはなく、なにより「バンギラスと言えば物理」と思い込んでいる相手の意表を突けるため、裏択としては十分機能する(流石に特殊特化になるとバンギラスでやる意味は薄いが…)

この特性『すなおこし』を最大限に活用した砂パーティと呼ばれる構成は高い戦果を挙げており、
いずれも最強クラスの600族のなかにあって、シングル・ダブル・トリパなど、全ての戦闘形式で活躍できる高い安定性を持つ。
格闘タイプが猛威を振るい、ドラピオンやミカルゲなどの「格闘が弱点でない悪タイプ」以外は全く活躍できなかった第5世代において、
なお環境に君臨し続けた例を挙げれば、その強さもわかるであろう。

しかし、初めて『すなおこし』を会得した第3世代ではすなあらしが岩・地面・鋼以外の相手に継続ダメージを与えるだけの効果だった為、強特性どころかパーティを縛るだけのド産廃で、
バンギラス自身も弱点が多い上に遅い・こうげきの値こそ高いものの低火力(当時の岩最強技はいわなだれ)・当時の悪タイプはとくしゅ扱い…と良いところが全く無く、
さらに当時はフラットルールが存在しなかったため、公式大会でも採用されるレベル50ルールでは弱キャラなのに実質使用禁止…と、非常に残念なキャラだった

第6世代では、『すなおこし』の天候変化が5ターンに縮小されたうえに、フェアリータイプという弱点が生まれた。
しかし、一方でメガシンカが可能なポケモンの一体としてバンギラスも選ばれた。

 HP:100
 攻撃: 164
 防御: 150
 特攻:95
 特防: 120
 素早: 71
総合種族地は 700 。砂嵐時の特防の実質種族値は190となり、さらに強さに磨きがかかった。
防御の方も大きく高まり、ガブリアスの『じしん』クラスの攻撃すら強化アイテムなしには一撃で倒せないほどの耐久力を獲得。
素早さが71になったのもミソで、これにより前述の『りゅうのまい』を一回使うと素早さ130族のポケモンをギリギリ追い抜けるようになった。
これにより大半のポケモンに先手で攻撃可能となり、耐久の上昇によりほとんどの攻撃を一発耐えてりゅうのまいを使えるようになったため、突破性能が飛躍的にアップした。
また、メガシンカ時の特性も『すなおこし』なため、相手に天候を変えられてもメガシンカで無理矢理戻すことが可能になり、
「天候を変えられると弱体化する」というバンギラスの弱点への対抗策を得た。
忘れやすいが、バンギラスに対応するメガストーンは「X」バージョンでしか手に入らないので注意。


+アニメ、漫画作品でのバンギラス
メディアミックス作品でもその存在感からちょくちょく出番はある。
アニメ作品では劇場版『セレビィ 時を超えた遭遇』で初めて登場。
ハンターの持つバンギラスがロケット団のビシャスにより「ダークボール」で凶暴化させられ、身体も通常より大きくなっている。
サトシ達に襲いかかり、タケシのイワークをも捻じ伏せるパワーを見せた。
TVアニメでは金銀編にてサトシが拾ったヨーギラスの母親が登場しており、密猟者に子どもと引き離され傷を負わされた被害者として描かれていた。
後に無事親子で再会を果たし、ともに密猟者に一矢報いてみせている。
この他にはアドバンスジェネレーション第6話の「ロケット団!みだれひっかきでサヨウナラ」で密猟者のサナギラスが作中進化してバンギラスになる。
ムサシ、コジロウの手持ちとして無印第2話から登場したアーボック、マタドガスとロケット団の別れの原因となっており、アニメ視聴者に大きな衝撃を与えた。
また、BW編第82話ではバンギラスそのものではないが、サトシ達が撮影した映画に着ぐるみが使われた。
実際上映された映画内では、巨大なバンギラスが攻撃を受けたことで外装が剥がれ、メカバンギラスとして正体を表す…という、
『ゴジラ対メカゴジラ』でゴジラに偽装して現れた初代メカゴジラのパロディが行われている。

漫画作品では「ポケットモンスター金銀 ゴールデンボーイズ」ではタンバシティに封印されたポケモンとして同作のラスボスを務める。
色が黒く図鑑説明とは全く違うほど巨大になっており、ジョウト地方全体を危機にさらすほど強大な力を持っていた。
この巨大バンギラスの出現は現代だけでなく未来にまで悪影響を及ぼし、
その結果タイムマシンで未来から送られたピカチュウが消滅寸前に陥る事態になった。

「ポケットモンスターSPECIAL」では第3章でシルバーが使用。
シルバー自身が所有者ではなく、さらにレベルが高すぎるため全くいうことを聞かない。
ただしその場面はバンギラスより、圧倒的な力を持つ彼をすてみタックル一撃で沈めた トゲピー のほうに目が行きがちである。
なお執筆当時はゲーム本編に特性の概念はなかったのだが、言うことを聞かなくても勝手に発動させる「すなあらし」がこのバンギラスの必殺技として扱われており、
後のゲームでの能力と辻褄が合ってしまった。


MUGENにおけるバンギラス

イワークなどを制作したminoo氏の手描きのキャラが2015年7月に公開された。
ギャラドスガチゴラスと同時の公開である。
全体的に見て、動作が遅めだが迫力のある重量感に溢れたキャラになっている。
基本攻撃も動作が遅いが、攻撃と同時に前進するため、リーチはそこそこある。
特に「たいあたり」はダッシュより早く、アーマーがあるため攻撃でも中断できないと非常に優秀。
必殺技は、3方向に打てる青白い炎の遠距離攻撃「かえんほうしゃ」などゴジラをリスペクトした演出が見られる。
周囲にエネルギーの波動を放つ攻撃「バークアウト」は発動中に無敵があり、こちらもゴジラの体内放射という技に近いイメージになっている。
「あなをほる」は地底に潜って移動してから下から攻撃する技で、回避しながらの接近に使える。
超必殺は、全体攻撃の「じしん」と、極太ビームを放つ「はかいこうせん」など、非常に派手。
「いわなだれ」は地底に潜ったまま岩を巻き上げながら突進する技となっている。
「じしん」と「いわなだれ」は同作者のガチゴラスにも搭載されていたが、
バンギラスのものは同じ技名でもモーションや演出に違いが見られる技となっている。
総評して、同時公開されたほかの2体と同じくあまりコンボを続けず、攻撃を一撃ずつ繰り返しながら戦うタイプのキャラである。

AIは搭載されていないが、bakisimu氏により外部AIが製作された。
アーマー付きの「たいあたり」と弾数の多い「かえんほうしゃ」により、巨体ながら生半可な弾幕相手なら十分に立ち向かえる。


なおminoo氏以前にトゥートゥーバイトとしてであるがMUGEN入りはしている。

出場大会