レックウザ


「きりゅりりりり………ッ!!!!!」

タイプ:ドラゴン・ひこう
分類:てんくうポケモン
高さ:7m
重さ:206.5kg
特性:エアロック(天候補正を無効化する)
→メガシンカ後の特性:デルタストリーム(戦闘に出ている間、天候が『らんきりゅう』になる)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一体で、第3世代(ルビー・サファイア)より登場。通称「竹」。
ホウエン地方に伝わる超古代ポケモンの一角であり、全身にカイオーガやグラードンに似た黄色い模様がある。
オゾン層の中を飛びながら、宇宙から飛来するスペースダストや空気中の塵と水分を食べて生きているため、地上に姿を見せることはほぼ無く、
せいぜい、寝床としている「そらのはしら」に現れるくらいである。
ただし、同じ超古代ポケモンであるカイオーガやグラードンが活動した場合は天空より降臨し、
その圧倒的な力を持って2匹の争いを鎮めてきたとされている。

また、第6世代からは、レックウザはミカド器官という内臓を体内に持ち、そこで自身が捕食した隕石とレックウザのエネルギーを融合させて強大な力を発揮させ、
姿を変えるという後付け設定が明かされた。
その光景を見た古代人は研究を進め、やがてレックウザと同じ現象を起こすエネルギーを持つアイテムの開発に成功した。
そのアイテムこそがメガストーンであり、つまるところメガシンカとはレックウザの固有能力だったものを、古代人が他のポケモンたちに転用させた現象なのである。
ただし、この事実は伝説という形で一部の者しか知らず、史実では最初にメガシンカした種類はコイツということになっている。
これらの詳細は、ORASクリア後のストーリーである『エピソードデルタ』において語られることになる。

+ エピソードデルタ詳細 超ネタバレ注意

原作中の性能


HP:105
こうげき:150→180
ぼうぎょ:90→100
とくこう:150→180
とくぼう:90→100
すばやさ:95→115
矢印の先はメガシンカ後

グラードンと同等の「こうげき」とカイオーガと同等の「とくこう」を持つ。アタッカー向けのポケモン。
「げきりん」「じしん」「りゅうのはどう」「きあいだま」など、物理・特殊両方の技が豊富であり、
特化アタッカーだけでなく、特攻が2段階下がる反動技「りゅうせいぐん」「オーバーヒート」を搭載した両刀も可能。
また、ドラゴンタイプの中では数少ない優先度+2の先制技「しんそく」の使い手。
他にも、「つるぎのまい」「りゅうのまい」など優秀な積み技を持ち、攻撃面に関しては非常に高性能。

しかし、耐久面は心許なく、さらにドラゴン・ひこうの複合タイプは、カイリューやボーマンダなど強豪揃いのため、
ほぼ確実にメタを張られてしまうという弱点がある。
補助技も、積み技以外ではせいぜい使い物になるのは「でんじは」くらいであり、さらに素早さは95と平均以上ではあるが、
他の強豪ドラゴンと比較すると一歩足りず、タスキ神速コンボを使用しなければ、禁止級ではないドラゴンに対しても高確率で不利である。
また、肝心の特性も天候パーティには有利ではあるが、普通のポケモンにも名前が違うだけで同じ効果を持つ特性を持つ奴がいたため、むしろネタにされた。
以上のように、長所以上に短所が目立ちすぎるため長らく不遇な時を過ごしていた…が、その評価はORASにおいて覆ることになる。


この作品では、前述したとおりメガシンカ可能なポケモンとして登場した。
合計種族値は780アルセウスを上回るが、何より恐ろしいのはこいつが体内にメガストーンと同質のエネルギーを持つ設定のために、
メガストーンを持たせなくてもメガシンカするところであろう。
ただでさえ種族値780の怪物を、チョッキやタスキで居座らせたり、いのちのたまなどで火力を上げたりされれば、
他の禁止級やメガシンカポケモンですら、真正面からの戦いでは全く太刀打ちできない。
おまけに特性は所有者がフィールドにいる限り天候を『らんきりゅう』(ひこうタイプの防御相性を2倍から等倍にする)状態にする「デルタストリーム」であり、
特性を変更しない限り、弱点を2倍以上で突くことは事実上不可能になる。
ちなみにメガシンカの条件はようやく取得した専用技「ガリョウテンセイ」を取得させること。これも威力120、無効タイプなしの極悪技である。
前作まで不遇扱いされていたレックウザだが、今や禁止級のなかでも飛びぬけてぶっ壊れ性能を持つ存在に上り詰めてしまった。

なお、持ち物こそ持てるが、第7世代で登場したZ技とメガシンカは併用できないので注意。

メディアミックスにおける活躍


アニメでは「裂空の訪問者 デオキシス」において初登場。
宇宙から飛来したデオキシスを「縄張りを犯した」とみなして攻撃。激戦の末にコアを残して消滅させた。
よほど恨みが深かったのか、4年後にデオキシスが復活した際には、再び始末すべく追い掛け回した。

「光輪の超魔神 フーパ」でも色違いの別個体がフーパによって呼び出され、サトシに協力した。
サトシによって、ラティアス・ラティオスと同時にメガシンカして*1
メガシンカの力や、ラティ兄妹及びサトシのアシストがあったとはいえ、超フーパが呼び出した伝説のポケモン複数体相手に、
見事なまでの立ち回りを見せて、いましめのツボが作られるまで時間を稼いだ。

漫画「ポケットモンスターSPECIAL」でも重要な位置で登場。
悪の組織がグラードンとカイオーガを覚醒させる情報をつかんだポケモン協会がレックウザを制御するために捕獲し、
「翠色の宝珠」を人工的に製造しようとしていたが、研究所に乱入したボーマンダが暴れた事故によって、逃げ出してしまう。
事故の当事者でもあったセンリが長い時間をかけて探し出し、ミツルの協力を経て二匹の戦いを止めるために駆り出された。
自身の使命には忠実だったが、自分を無理矢理たたき起こしたセンリのことは快く思っていなかったようであり、
戦いが終わった後は上に乗っていたセンリを乱暴に地上に下ろした。
また、本作の伝説のポケモンは己の意思でトレーナーの下にいることを決めたり、特別なアイテムや機械で制御しない限り操れないという設定があり、
レックウザを無理矢理使役したセンリはその負担で衰弱して死亡した。(後にセレビィの時渡りで回避)

エピソードデルタを原案にしたORAS編でもキーポケモンとして登場。
この章で、かつて心を通わせたトレーナーだったシガナを、ポケモン協会の捕獲作戦に巻き込んで失ったことが発覚した。
その経験に加えて隕石を目の前にしながら十全の力を出せないことに荒れ狂っていたが、かつて共に戦ったルビーの説得で落ち着き、協力する。
あまりの気性の荒さにルビーが制御に手間取る描写が何度か見られるが、彼の事は「隕石の破壊」という同じ目的を持つ協力者として認めてはいたようで、
ルビーを追い払い伝承者になろうとしたヒガナに対して「余計なことをするな」といわんばかり拒絶して攻撃したほか、
デオキシス戦で宇宙に投げ出されたルビー達を自発的に救出して地球に帰還するなど、正式な手持ちには加わっていないが、ルビーに友好的な部分が見られた。


+ スマブラXでのレックウザ

MUGENにおけるレックウザ

Jetgoshi氏(旧名Khanny Pham氏)の制作した1.0専用のキャラが公開中。
デフォでHP2750、Attack140とスペックが高めに設定されている。
移動は遅いがアーマーもちであり、ボスキャラ風の性能を持つ。
通常技も画面端直前まで届く技があり、必殺技はほとんどが飛び道具。
「はかいこうせん」や「たつまき」など広範囲攻撃も強力だが、ボタン1つで出せる「りゅうのはどう」が一番使いやすい。
超必殺技には、唯一相手に突進する接近系の技「げきりん」がある。
3ゲージ技は隕石を降らせる「りゅうせいぐん」。
簡易だが、AIも搭載されている。


出場大会

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*1
本来メガシンカできるポケモンは一度につき1匹のはずだが、我らがサトシさんは3匹同時にメガシンカさせていた。
これは、ゲームにおいてラティ兄妹をメガシンカさせて空を飛び回る「おおぞらをとぶ」と同じ理屈で複数体メガシンカさせたのだと思われる。