秋山澪


「やっぱり私は、このメンバーとバンドするのが楽しいんだと思う。
       きっとみんなもそうで、だからいい演奏になるんだと思う」

かきふらい氏の4コマ漫画、並びにそれを原作としたアニメ作品『けいおん!』の登場人物。
アニメ版の担当声優は 日笠陽子 女史。アニメのエンディングテーマも全て同女史が歌っている。

桜が丘高校在籍の女子高生で、軽音部のバンド「放課後ティータイム」のベーシスト並びにメインボーカル、作詞などを務めている。
同じ軽音部の部員である田井中律とは幼馴染の間柄であり、入学当初は文芸部を希望していたが、彼女に強引に誘われる形となった。
2年の時は同学年の部員仲間とは唯一違うクラスだったが、3年で全員同じクラスとなった。

一見するとクールで近寄りがたい印象を持たれがちだが、実際は極度の恥ずかしがり屋
幼少の頃より人見知りが激しく、かつ人恋しさを人一倍求める繊細な性格故か、律と出会うまでは友達も少なかったようで、
彼女と知り合って以降は多少改善したものの、それでも人前に出ることを苦手とし、ライブの際にも常に緊張を隠せずにいる。
軽音部の面子とは比較的普段の自分を見せられるようになったが、今でも完全に素の状態を見せれるのは律と二人きりの時くらい。
とはいえ、追い詰められた状況であれば何でも熟すことは出来るタイプで、最終的にはライブなども何とか完遂する成果を出している。

先輩後輩問わずモテるらしく(女子高なのに?なにかでも?)本人に無許可でファンクラブが結成されていた。
アニメ版ではファン達の前で自作のポエムを披露するも世界観についていけずドン引きされてしまった。

初のライブとなった一年生の学園祭ライブではライブ終了時にずっこけてパンチラしたりもしたが、アニメ版では放送コードに引っかかったようで、
その場面は縞模様の茶碗が映しだされる一種のイメージ映像となっている。ちゃんと見たいという紳士は原作漫画でどうぞ。
(そのパンチラシーンをビデオで観せられた梓は鼻血湯気が出るほど赤面し、
 原作の続編漫画『Shuffle』では他校の生徒である主人公達に「パンツの人」と言及された)。
その影響か、澪=縞パンというイメージが定着し、販売されてるその時の学園祭ライブで着ていたゴスロリ衣装のフィギュアや、
同人誌のほとんどが縞パンを穿いており、後述するMUGENの澪も縞パンを穿いている。
ただし原作・アニメ双方で縞パンを穿いていた事自体には特に言及されておらず(いつも縞パンを穿いてるなどとも本人・周りからも一切言われていない)、
またパンチラした時の状況が状況なだけに縞パンネタを持ち出される事を快く思わないファンもいるので、話に持ち出す際はTPOは弁えよう。

部員の中では比較的真面目な気質であり、部長の律の性格故に彼女に代わってリーダーシップを発揮する場面も多いが、
逆に先の性格が原因で唯達に流されてしまうことも少なくない。
基本的には真面目だが、本質的には結構な天然で自分の世界に入ると平然と頓珍漢なボケを繰り出してくる。
この場合は普段とは逆に本質的にはしっかり者の律がほぼ澪の面倒を見ている。
何だかんだ言いつつ律への依存は強いようで、アニメ版では夏フェスの際には律をあっちこっちに引き摺り回している。
また漫画では律に彼氏が出来た疑惑が上がった時はかなり狼狽えてしまい、唯にすら「(反応が)面白いからもう少しこのままで」と言われる始末。

後輩の中野梓が入部して以降は先輩らしくしなくちゃと意識するようになるが、時折裏目に出てヘタレな姿を晒すことも多々。
しかし梓からの評価は決して悪くはなく、唯とは違った魅力を持つ彼女に憧れたり苦労人ポジションとして同情している。
特にアニメ版においては梓が入部した当初、軽音部に上手く馴染めない梓を優しく気遣い、軽音部の演奏に惹かれながらもその明確な理由が分からず、
悩み続けていた彼女に上記冒頭の台詞となる自分が軽音部にいる理由を語ったことにより、梓の悩みが解決されることに繋がった。
後に梓の同級生であり、澪と同じベーシストでもある鈴木純からも憧れを持たれるなど、後輩からは憧れを持たれたり慕われる事が多いようだ。

左利きであり、所持しているベース「フェンダー・ジャズベース」の左利き用モデルにはかなりの愛着を抱いている描写がなされている。
ちなみにスタイルは中々のもので、声優さんとは真逆に戦闘力は中々のもの。
合宿時に砂浜で水着姿を見せた時には黒や紺のビキニ姿を披露するなど、軽音部の仲間しかいない場だったとはいえ意外と大胆である。

高校卒業後は軽音部の面々と揃ってN女子大学に進学、軽音部のサークルとして引き続き「放課後ティータイム」として活動している。


MUGENにおける秋山澪

海外製作者のDissidia氏により、MMDモデルを素材に製作されたキャラクターが公開中。MUGEN1.0以降専用。
氏の製作している他のけいおんキャラ同様、かこみき氏のMMDモデルとHIRON氏のスプライトを素材としている。
スタンダードな格闘ゲーム仕様のキャラになっており、ガードキャンセル移動のシステムを搭載している他、
MMDモーションを活かした必殺技、アニメ版の素材を用いたボイス&カットインなどが実装されている。
公開当初はAIが無かったが、その後の更新によりAIがデフォルトで搭載された。
堅実な攻めが特徴で、しっかりガーキャンを決めてくるため、人操作では中々手強い。
参考動画

また、Disidia氏は部室のステージも手描きで公開中。
国内ではお家氏がアニメの切り抜きで部室のステージを、柊竹梅氏が『新・豪血寺一族』のライブ会場を『けいおん!』風にアレンジしたステージを公開している。
なお、後者は縞パンのアップがスクリーンに映し出されるが、最新版では茶碗の映るカットがオミットされている模様。
この他にAZAMI氏もステージを公開していたが、氏の引退により現在は入手不可。
柊竹梅氏ステージ参考動画
旧版(4:49~)
最新版

単体キャラ以外では、ヤッテヤルデス涼宮ハルヒの必殺技にも登場する。
また、彼女に似た何かも存在するようだ。

出場大会



最終更新:2022年02月07日 09:32