削板軍覇


「見せてやるよ、本物の根性ってやつを!! 」

鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録』及びその派生作品に登場するキャラクター。
名前の読みは「そぎいたぐんは」。
学園都市に7人しかいないレベル5能力者の第7位。
アニメ版の声優は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主人公、三日月・オーガス役で知られる河西健吾氏。

白い学ランに鉢巻、朝日型Tシャツを着用した番長風の姿をしている。
性格は熱血漢(脳筋とも言う)であり、困っている人間を見過ごせない義に熱い好青年。
「根性」という言葉を多用し、正々堂々真っ向勝負を挑んでくる者をどんな相手でも「男」と認め称える。
常識的な感性からは程遠いが、心に闇を抱えているキャラの多い作中の能力者の中では、ネガティブな部分の無い珍しいキャラ。
実年齢は不詳。恐らく上条達と同年代と思われる。
所属している学校は人助けなどのために度々休んでいて、学園都市側もその動向を把握し切れていない。
彼の理解者である教師曰く「あいつは頼まれたら断れん奴ですから」。
スピンオフ小説では助けた少年や打ち倒した不良と腐れ縁になっている様子が窺える。

その能力については現状良く分かっていない。
禁書世界の超能力者は一般的には薬物投与や暗示などで脳構造を人為的に開発する事で生み出されるのだが、
彼の場合はそういった条件が偶然に自然状態で満たされた事で同じ効果が生じて得られた、生まれ持った異能である。
このような例は世界でも50人しかおらず、「原石」と呼ばれている。中でも彼は「世界最大の原石」である。
非常に繊細かつ複雑な為、研究者も手が出せず、また本人もどういう原理で力が働くのか全く理解してない。
一応はもっともらしい理屈を付けて何とか説明しようとはしているのだが、学生ですら一発で間違いと分かる大雑把なものであり、
ツッコミを入れられる一幕もあった。
彼と交戦した魔術サイドのキャラによると、「説明できない力」を無自覚に振るっているとの事で、
超能力というより人間より高位の存在が使う魔術に近いモノであるらしい。

他のレベル5の面々に比べると本編に登場する事は少なく、スピンオフで主に活躍している。
主人公の上条当麻とは『超電磁砲』で出会う。
とある事件により暴走した美琴を止めようとする当麻の前に突然登場、そのまま成り行きで共闘する。
学園都市のイレギュラー同士の出会いであったが、当事者達にとってもそれは同じであったようで、双方の能力を目にして「なんだコイツ?」と驚き合っていた。

学園都市の能力者中でトップランカー7人であるレベル5の第7位という、凄いんだけどなんとなく頑張れば勝てそうな肩書をしているが、
彼が末席に甘んじているのは能力の詳細が謎で研究による応用価値がほとんどないからであり、戦闘能力はむしろかなり高い
(レベル5の序列は「単純な戦闘能力」以外にも「研究による応用価値」等も含まれている為。
 同じく威力だけで言えば第3位の美琴より高いと言われているが、「威力が高過ぎて自滅する」などの理由で美琴より下位の第4位に甘んじている人物もいる)。

必殺技は「念動砲弾(アタッククラッシュ)」(掛け声は「すごいパーンチ」)。
また、通常の「すごいパーンチ」より遥かに強力な「ハイパーエキセントリックウルトラグレートギガエクストリームもっかいハイパーすごいパーンチ」や、
衝撃を遠方へ飛ばす「超っすごいパァァンチ」がある。ネーミングセンスについては何も言うまい。
その他にも銃撃程度では傷一つ負わず「根性入れりゃ血は止まるし骨だってくっつく」と豪語する驚異的なタフさを見せ、
音速の2倍で動き、異世界の力を強引に抑え込むなど、多彩な技や機能を持つ。

(以上、wikipedia、ニコニコ大百科 より転載、一部改変)

ファンの間からは彼の政治、宗教的にアブない旭日旗模様のシャツがアニメ版『禁書』三期が来ない原因などと冗談交じりに囁かれており、
その『禁書』三期では尺の都合で駆け足の展開が続いた都合もあって出番が丸々カットされる憂き目に遭うなどなかなか不遇な扱いが続いていた。
その後は翌年の『超電磁砲』三期でなんとか登場。ファンから問題視されていたシャツは赤い無地に変更されているが、
これは政治や宗教的問題以外にも作画を簡略化するための都合もあると思われる。


MUGENにおける削板軍覇

ふがく氏製作の物が公開中。
自作の3Dモデルを使用しており、基本的な動きはシェン・ウーを参考にしている。
アニメ版登場以前に作られたため声は河西氏の物ではなく山口勝平氏のボイスが使用されている(犬夜叉や乱馬の声の流用)。
改変元と同じく徒手空拳で戦うが、見た目に反して必殺技のリーチが長く、画面端からでも届く他、移動技としても有効なものが多い。
また、基本的には攻撃を当てた時小技→大技にキャンセルが可能。これにより、遠近両方に強く、どこからでもコンボに繋げる強力な性能になっている。
特殊技・「すごいガード」で相手の飛び道具をはじく事もできる。
ただし行動制限ゲージとして「根性ゲージ」があり、切れると三種の当身技以外の技の使用やガードができなくなる。
また通常動作はやや鈍い。従って必殺技をうまく使いこなせるかどうかがすべてのキャラであると言える。
ゲージは自然回復の他挑発する事で溜まる「根性カウント」(ライフゲージ下にある根の文字)で早く回復させる事ができる。
根性カウントが一以上ある場合、とどめを刺されるのと同時にコマンド入力をする事で「根性リザレクション」が発動する。
デフォルトでAIが搭載済み。

また、0x7fffffff 氏によるAIも公開されている。
動画を見れば分かるが頻繁に更新されているため、大会で使用するときは定期的にチェックしておいた方がいいかもしれない。
五段階にAIレベルの調整が可能。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2022年12月30日 15:27