サンダーメガゾード


日本の『スーパー戦隊シリーズ』のリメイク作品であるアメリカの特撮番組『パワーレンジャー』シリーズの第1弾である、
『Mighty Morphin Power Rangers』に登場する巨大合体ロボット。主に第2シーズン(第61~112話)で活躍する。
『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した大連王を原典とする。

ロード・ゼッドの出現に伴い、レンジャー達がダイノゾード(ジュウレンジャーの守護獣に相当する存在)を、
サンダーパワーでパワーアップさせて姿を変えたゾード「サンダーゾード(気殿獣)」の5体が合体した姿である。
レッドレンジャーが操る「レッドドラゴンゾード(龍星王)」をコアパーツとして、
が合体して完成する。
メガタイガーゾードとは、コアパーツ以外は同じゾードで構成されている。
サンダーサーベルにサンダーパワーを込めて斬りかかる必殺技を持つ。

『忍風戦隊ハリケンジャー』を原作として2003年に放送された「ニンジャストーム」でもサンダーメガゾードが登場しているが、全くの別物である。
こちらは轟雷神を原典としており、操縦者はサンダーレンジャー(ゴウライジャー)。
ウィンドレンジャー(ハリケンジャー)の操縦するストームメガゾード(旋風神)との合体でサンダーストームメガゾード(轟雷旋風神)になる。

+ ※ショッキング注意
第2シーズンで多くの敵を倒したサンダーメガゾードであったが、
第3シーズンにおいて魔女リタ・レパルサ(バンドーラ)の弟であるリト・レボルト(ガシャドクロ)の手によって完膚なきまで破壊されてしまった。
それも光線を受けまくって頭と両腕が吹き飛び体から火花を散らしながら最後に胴体部分が崩れ落ちるという、
正義のロボットにあるまじき悲惨な最期であり、日米多くの視聴者に衝撃を与えると同時に、
特撮屈指のみんなのトラウマとして記憶に刻まれることになった。*1
なお、この場面は現地での完全新規撮影である。

余談だが、後年放送された『ライトスピード・レスキュー』(救急戦隊ゴーゴーファイブ)終盤においても、
現地新規撮影でオメガメガゾード(ビクトリーマーズ)がほぼ同じシチュエーションで最期を迎えている。
こちらは敵の作戦で強奪された巨大ロボをやむなく戦隊側が自ら特攻・爆破する展開となっているのだが、
「それなりの防御力を有する後継機が生身の戦隊の一撃で爆散する」というどう見ても有り得ないオチであり、
猛攻を受けた末に崩壊したサンダーメガゾードよりも扱いが雑である。

ちなみに米国で第3シーズン放送中に刊行されたコミック版では、リタ一味によって修復されたサンダーゾードが、
地球の脱獄囚を操縦者にしてパワーレンジャーと激突する、という展開も描かれていたらしい。

2016年版のコミックでもそのオマージュなのか、破壊された部分をサイクロプスサス(ドーラタロス)とタイガーゾードのパーツで補った、
オリジナルの敵兵器・『タイフォニス』が登場している。


MUGENにおけるサンダーメガゾード

2体が確認されている。

+ Pyrovivi氏製作 格ゲー風
  • Pyrovivi氏製作 格ゲー風
ドットは『パワーレンジャー・ファイティング・エディション』のものが使用されているが、
システムは一般的な格ゲーの基本に沿って作られている。
サンダーサーベルを使用したリーチの長い攻撃を活かした接近戦が特に得意。また、2段ジャンプも可能で機動力は高め。
爆炎を起こして前方を十字の炎で切り裂く、KOFっぽい超必殺技を持つ。
AIは未搭載。

+ Redline氏製作 原作風
  • Redline氏製作 原作風
2016年3月に公開されたキャラ。
こちらは、『パワーレンジャー・ファイティング・エディション』のシステムを可能な限り再現している。
必殺技も、前面に雷撃を放つ必殺技に加えて、原作の「大王剣・疾風怒濤」にあたる斬撃がある。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会



*1
原典の大連王は「1号ロボ」としては歴代最強ともいえる戦績を誇っており、テレビシリーズにおいてはほぼ無敗
最大のピンチであっても片膝をついただけという、レオパルドンもかくやの無敵の存在だった。
それがパワーレンジャーでは完全敗北を喫したのだからその衝撃は推して知るべし。


最終更新:2024年01月23日 14:52