豊聡耳神子


「十の欲を理解すれば 人間の全てが判るというもの
 それこそ過去も今も そして未来も……」


『東方Project』の登場キャラクター。読みは「とよさとみみのみこ」。初出は『東方神霊廟』6面ボスとしての登場。
「十人の話を同時に聞くことが出来る程度の能力」を持つ。テーマ曲は『聖徳伝説 ~ True Administrator』。
何を隠そう聖徳太子その人。*1
ミミズクのような髪型が特徴。両側に「和」と書かれた耳当てを付け、杓や剣を得物としている。
生前からの従者として物部布都蘇我屠自古を従えている。

+詳細な原作設定
馬小屋で生まれ、幼い頃から才覚を認められた天才。
様々な訴えを聞いては全てを理解し、すぐに的確な指示を出すことが出来た。
その噂が世間に広まり、聖人として絶大な人気を得たようである。
しかし次第に彼女は「何故、人間は死を受け入れなければならないのか」と天才ならではの葛藤に悩むことになる。

神子の評判を聞きつけた青娥は、道教を勧めにやってくる。
道教は自然崇拝であり、自然と一体になることで 不老不死を実現することが出来るという。
神子は心躍らされたが、この宗教ではいつまで経っても国が平定しない。
青娥は国の政治などどうでも良いと思っていたが、神子はそうは考えなかった。
そこで青娥は、表向きは殺生を禁じ規律の厳しい宗教である仏教を信仰する話を持ち掛けた。
神子もこれに納得し、仏教を広める裏で道教の研究を進めた。
その結果、超人的な能力を発揮して様々な伝説を残したのは皆が知る事である。

最終目的である不老不死の研究も怠らなかった。
丹砂など様々な稀少な鉱物を使う事もあった。それが彼女の体を蝕んだ。
本来不良長寿をもたらす筈の道術で体を壊してしまったのである。
神子は一度死んで(もしくは死んだように見せかけて)再び復活する秘術により尸解仙になることを決意した。
神子を信じて先に実験台となった布都が死後に腐りもせずに眠り続けたの確認すると、自らも眠りについた。

神子の計画では、国が仏教に限界を感じ聖人を求めた時に復活する予定であった。
しかしその思惑ははずれ、仏教は千年以上もこの国を支配する。
仏教の力ある僧侶達は神子の霊廟を封じ続けた為、復活することが出来なかったのである。
神子の企みは筒抜けであったのだ。

焦ることはない、いつ復活しても良いと眠り続けた神子であった。
そして今現在では超人的な能力を持つ人間が居なくなったために彼女の偉業は全て虚構だとされた。
彼女は霊廟ごと幻想郷に移動し、いつでも復活出来る準備が整った。
そして聖白蓮が「封印するつもり」で霊廟の真上に命蓮寺を建てたことで逆に刺激され、復活。
(命蓮寺の件も元を辿ればでもあり、宗教家達がライバルを増やしてしまったと言えなくもない)
復活の直後に神霊を調査していた自機達と戦うことになる(『神霊廟』)。
戦った理由は「相手と競い合い、道(タオ)を学び合う」ためであるらしい。

(以上、原作おまけテキストを引用・改変)

復活後は異空間に新たな道場を創り、信者を集める。
『求聞口授』では聖白蓮神奈子と幻想郷の未来について話し合い、フランクな為政者の顔を見せている。
心綺楼』や『深秘録』では白蓮と張り合いながらも異変解決のために協力したりと良いライバル関係を築いている。
また、秦こころの制作者であり、親とも言えるべき存在。
エンディングでは彼女が異変の元凶となってしまった経緯を聞き、希望の面を与えたのだが…。詳しくは彼女の項目にて。
『深秘録』のラストスペルで両手をかざす正面向きの立ち絵はまんま姫アルクのアレ。

ちなみに初登場時は上記の立ち絵のようにマントを羽織っていなかったのだが、心綺楼や深秘録で羽織り始めた。
『心綺楼』は人気取りと推察できるのだが、『深秘録』でも気に入ったのかそのまま羽織り続け、あげく使用オカルトが「赤マント・青マント」である。
口調も初登場時の敬語混じりの女性口調から中性的、あるいは男性的な話し方に変化している。

なんというか、性格は基本的に真面目で責任感の強い人のはずなのだが、
妙に行動がおかしくライバルであるはずの白蓮に比べると「いい人」として扱われることは少ない。
初登場時からして能力に目覚めたばかりなのか相手の話を聞かずに勝手に話を進めていってしまったり ラストスペルがヌルかったり
『心綺楼』で なんかキラキラ光りはじめたり 勝利ポーズが悪役の三段笑いだったりと変な部分に事欠かないお方。
…一応いい人なんですよ?


+二次創作での扱いなど
カップリング含め、良く絡むキャラクターは神霊廟および命蓮寺の面々に集中している。
元ネタが夫婦な屠自古(「みことじ」)、忠誠を誓っている布都、師である青娥とその部下の芳香、
時にライバル・時に恋人な白蓮、作り手として見守る対象であるこころ(白蓮とあわせて「ひじみこころ」)など。
範囲だけ見れば少ないが、どれも密接な関係があることやキャラクターの濃さゆえ不自由はしない。
の親権をめぐってと争ったり、せっかく作った希望の面が酷い扱いを受けたりは日常茶飯事。
コメディキャラの道を歩みつつも事件に真摯に立ち向かう為政者気質も持ち合わせる万能なお方。

欲を読まずとも予想できる通り、聖徳太子繋がりで飛鳥文化アタックを仕掛けるネタが登場時によく見られた。



原作における性能

レーザーやビームなど射撃に特化した性能。
水平方向への攻撃は強いがそれ以外は少し苦手。
上下の相手に対応しづらく、y軸の移動が重要となる。

心綺楼』での特技「天職の為政者」は、固有のゲージ(通称外人ゲージ〉の色によって強化されたり弱体化したりするというもの。
上から弱体→通常→強化となっている。外人のテンションを上げる方法は人気度と同様。
またこのゲージの色によって神子のマントの色も変化する(順に青→紫→赤)。
性能の変化は大きく、紫状態でそれなり、赤状態だと無双、青状態だと悲惨。
とにかく各ラウンドのファーストアタックが勝敗を左右する繊細なキャラクターである。


MUGENにおける豊聡耳神子

  • moiky氏製作 豪族台車
手書きによるのりもの勢。
台車に神子と屠自古が乗っており、布都はストライカーとして登場する。
初公開は2013年3月3日。当初、台車は神社を模した素朴な見た目で、
技は火炎放射・船に乗った布都の突撃・三連突進(1ゲージ消費)の3種類のみだったが、
同年6月23日の更新で色々とパワーアップした。
まず、台車の見た目が聖帝の台車そっくりになり、神子自身の服装も心綺楼のものになった。
追加された技も『ギャグマンガ日和』の太子による「飛鳥文化アタック」、聖徳太子像によるビッグボディ、全画面攻撃「希望の面」など
カオスかつ凶悪化。火炎放射も「汚物は消毒だーヒャッハー!」な感じの布都によるストライカー攻撃に差し替えられている。
さらに、こころちゃんバイトとして跳ね飛ばすイントロも追加された。

紹介動画

  • バルバトス氏製作 アレンジ
心綺楼ドット。出処は不明だがボイスが付いているのも特徴。
デフォルトAIは搭載されていないが、hatya氏によるAIが公開されている。


かつてMUGENでは橋姫が参戦の遅さをネタにされていたが、彼女を含む豪族組はそれの比ではない経歴を辿った。
命蓮寺勢の手描きキャラを大会やストーリーで見る機会があったのとは対照的である。
そもそも『神霊廟』以前の手書き含む参戦率が異常だったので、元の鞘に収まったと言えばそれまでだが。
原作よりも復活が遅れた豪族組のこれからの輝きに期待したい。


出場大会

豊聡耳神子
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豪族台車
  • 「[大会] [豪族台車]」をタグに含むページは1つもありません。

出演ストーリー


*1
メタ的な観点では神主ことZUN氏曰く「最近急に架空の人物にされかかっているので幻想郷に引越ししてもらった」そうであり、
「聖徳太子非実在説」がモチーフのキャラクターという言い方もできそうである。
ただし、聖徳太子非実在説は元々が根拠に薄く、エピソードの誇張はあれど存在していたのは現在ではほぼ確実視されている。


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