イエローレンジャー



"Saber-toothed tiger!"

(セイバートゥースタイガー!)

+ 日本語吹替声優
  • トリニー・クワン
まるたまり
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(48話まで)
三浦智子
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(49話以降)
水樹奈々
2017年映画版

  • アイーシャ・キャンベル
杉原美和(現・小日向みわ)
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』
伊藤美紀
『パワーレンジャー・映画版』

日本の『スーパー戦隊シリーズ』のリメイク作品であるアメリカの特撮番組『パワーレンジャー』シリーズの1作目、
Mighty Morphin Power Rangers』に登場するヒーロー。
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のタイガーレンジャーを原典としている。
サーベルタイガーは哺乳類じゃないのかだって?
まぁマンモスは当然としてプテラノドン恐竜じゃないので、「恐竜戦隊」を名乗っているのに恐竜じゃない方が多数派だったりするけど

初代変身者は東洋人のトリニー・クワン(演:Thuy Trang、リブート版はBecky G)。
後にレンジャーを引退した後は、アイーシャ・キャンベル(演:Karan Ashley)が後任を務めた。

固有武器は2本の短剣「パワーダガー(サーベルダガー)」。
専用ゾードは「セイバートゥースタイガーダイノゾード(守護獣サーベルタイガー)」。
(日本では一般的に「サーベルタイガー」と呼ばれるが、英語では「セイバートゥースタイガー」が正しい
 そもそも「サーベル」はオランダ語である。なおトゥースは「歯」であり、サーベルタイガーは日本語でも「剣歯虎」と書く)。

余談になるが、原作におけるタイガーレンジャーの変身者「ボーイ」は安直な名前の通り男性にも拘らず、本作では女性である。
それに限らず、初期のパワーレンジャー作品では、米国では人権問題に敏感なためか、男女比3:2に揃えようとする傾向があり、
男性比が多い戦隊では原作で男性が変身する戦士をパワレンでは女性の変身者として設定するケースがいくつかある。
そして、その度に決まって性別が変えられるのは「黄色の戦士」であった*1
まあ日本でも女性率の高い色だが、女性メンバーの玩具は小さいお友達にウケずあまり売れないのはあちらも同じである。
それと、原典のボーイを知っていると体型に対する違和感が凄まじい。胸がしっかり造形されたフィギュアやコミックなんかだと特に

+ 『Once&Always』ネタバレ
30周年記念番組『Once&Always』では、再びパワーがトリニーの手に渡っていたことが明かされているが、
ロボリタとの戦いでビリー/ブルーレンジャーを庇って攻撃の直撃を受け、物語冒頭でトリニーが死亡する展開から始まる。
これは、演者のThuy Trang氏が既に他界しているための措置であるが、同時に『Once&Always』ではトリニーの娘のミンが主要人物として扱われ、
物語の中核を担う存在として作劇的に大きな役割を果たしている。

+ コミック版
  • ドラゴンアーマー・イエローレンジャー
ブーム!スタジオのコミックに登場したオリジナルの強化形態。
ロード・ドラッコンの兵器であるゾード「ブラックドラゴン」は、単独でレンジャーとも戦える自立稼働能力を持つだけでなく、
パワードスーツのように他者に装着する機能があり、ブラックドラゴンを倒したレンジャーに改造され、トリニーが装備することになった。

初出はコミックだが、スマホ用ゲーム『レガシーウォーズ』や格闘ゲーム『Battle for the Grid』でも、この姿で参戦した。


MUGENにおけるイエローレンジャー

Duck@ss(現・Synck)氏の製作したMUGEN1.0以降専用キャラが存在。
ジェットマン』と違ってクソゲーと名高いファミリーコンピュータ作品『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドットが使用されている。
攻撃技は、銃から放つ光線の飛び道具と、ダガーで切りつける近距離攻撃の2種類のみ。必殺技は未搭載。
格ゲーキャラとしては技の少ない部類に入るが、原作がそんなもんだからしょうがない。
というか、元ゲーでは武器の切り替えが不可能なので、これでもまだマシになった方であり、
原作再現を突き詰めたことで逆にネタ色の濃いキャラになっている。


"Desperate times call for desperate measures!"

(非常時に取る手段はこれしかないわ!)

"Taking care of business!"

(女の子の必殺技よ!)

出場大会

  • 「[大会] [イエローレンジャー]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
『忍者戦隊カクレンジャー』のパワレン版(ただし単独の番組があるわけではなく助っ人キャラ)であるエイリアンレンジャーには、
原典と同様にイエローもいるのだが、原典と同様に男性である。
また『魔法戦隊マジレンジャー』のパワレン版『パワーレンジャー・ミスティックフォース』では、
ピンク以外にブルーの女性メンバーがいるので性別の改変が不要と判断されてか、原典同様イエローが男性になっている。
一方、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のパワレン版である『パワーレンジャー・ダイノチャージ』及び、
『パワーレンジャー・ダイノスーパーチャージ』では原典同様イエローが不在のため、男女比4:1のままである。

なお、人種的な問題に配慮してか歴代パワーレンジャーは非地球人設定のエイリアンレンジャーなどを除き、メンバーに様々な人種を入れている
(このため『救急戦隊ゴーゴーファイブ』や『魔法戦隊マジレンジャー』みたいな家族戦隊は、
 家族なのは一部だけだったり、家族設定自体が無かったりする。
 そもそもパワレン版555(こっちでもこっちでもないよ)である『ライトスピード・レスキュー』は公的機関だし)。
また、初代で「黒人系のザックがブラックレンジャー」、「東洋系のトリニーがイエローレンジャー」としたのがまずかったのか
以後は必ず「ブラックは非黒人系」、「イエローは非モンゴロイド系」、「ホワイトは非白人系」が変身する事になっている
(例として初代ホワイトはアメリカ先住民(=モンゴロイド)系設定)。


最終更新:2023年11月11日 17:01