キュアムーンライト


「すべての心が満ちるまで……私は戦い続ける!」


プリキュアシリーズ7作目『ハートキャッチプリキュア』の登場人物。
担当声優は久川綾氏。プリキュアシリーズの源流ともいえる『美少女戦士セーラームーン』でセーラーマーキュリーを演じたことで有名。
放映当時、歴代プリキュアで唯一のセーラー戦士キャスト*1であり、名前が「ムーンライト」なこともあって一部で話題となった。

『ハートキャッチプリキュア』作中追加戦士その2で、影の主人公というべき存在。史上初の女子高校生プリキュアである。*2
今作は歴代プリキュアの中でも子供っぽい絵柄の主人公達なので、実年齢差以上に大人びた容姿の彼女がかなりお姉さんっぽく見える。
なのに中学生の後輩らと変わらない絶壁ぶりがネタにされる。

本名は月影ゆり(つきかげ-)。明堂学園高等部2年生。
空の上にある人々の心の源「こころの大樹」を守るため、伝説の戦士プリキュアとなった少女。
全世界砂漠化を目論む砂漠の使徒と数年にわたって激闘を繰り広げるも、厳密な時期は不明だが高校1年三学期頃、
強化アイテム「ハートキャッチミラージュ」*3を授かるための試練を受けるべく本拠地プリキュアパレスに向かうも、
ダークプリキュア*4の待ちぶせに遭遇、「こころの大樹」の前での戦闘を余儀なくされてしまう。
さらに砂漠の使徒の首領・サバーク博士の奇襲を受け、相棒の妖精「コロン」(声:石田彰)が身を挺してムーンライトを守った結果、直撃を受けたコロンは戦死。
ムーンライトも遂にダークプリキュアの前に屈し、プリキュアの種が割れ変身能力を失ってしまう。 (割れたプリキュアの種の一片はダークプリキュアが持ち去っている)
そして彼女の敗北は、「こころの大樹」に咲いていた「こころの花」の枯死という最悪の結果を招いてしまう……。

幸い「こころの大樹」によって選ばれた新たなる戦士キュアブロッサムらによって「こころの大樹」は復活したものの、
心の傷や、彼女に敗北をもたらした「一人で戦う」という意志への自己嫌悪もあり、後輩を見守りつつも戦いを拒みつづけていた。
しかしブロッサムたちがこれまで集めてきたこころの種によって、こころの大樹に守られていたコロンの霊魂がゆりの前に出現。
再びプリキュアとして立つことを望んだゆりの意志に応え、こころの大樹とこころの種の力でプリキュアの種が修復され、戦線に復帰する。
この経緯からメンバーで唯一ココロパフュームが使えず、変身時はココロポットで代用している(プリキュアの種は変身のつど修復)。

描写された限り唯一単独で数年間を戦い抜くという ひとりでプリキュア 激闘をくぐり抜けてきており、
歴代プリキュアの中でもひときわ背負った設定が過酷なため一人だけ放送時間が違うだの
「キュアテッカマン」だの「キュアキャシャーン」だのと視聴者から呼ばれた他、
版権キャラ以外では(復帰後は解消されたものの)「キュア辛気臭い」「辛気臭いさん」などとネタにされていた。

+というよりネタにしないと重すぎた
  • 13歳で父親が失踪してしまい、母親と二人暮らしをしながら帰りを待ち続ける。
  • 14歳で伝説の戦士に選ばれ、自分と同じ思いを他人にさせたくないと孤独な戦いを決意。
    • 敵と戦うため全国大会レベルまで打ち込んでいた陸上部を退部。空手の猛特訓を重ねる。
  • しかし予想より早く敵が襲来してしまい、不完全な状態で変身、戦いへと身を投じる事に。
    • 初戦の相手は怪人にされた母親。幸い無事に救出することができたが
  • 三年間の死闘を戦い抜くも、強化形態習得直前に本拠地を敵ボスとライバルによって奇襲され、敗北。
  • 変身アイテムを破壊され、自分を庇って被弾した相棒は赤黒く焼け焦げて消滅。このトラウマから変身不能に陥る。
    • この敗北シーンが第一話のアバンタイトル。彼女の敗北から物語が始まる。
  • トラウマから後輩の支援も拒否せざるを得ない状態ながら、厳しく接しつつも彼女たちを叱咤し、見守り続ける。
  • ちなみに復活したのは全49話中33話から34話である。以後15話、さらに過酷な戦いが続く。
  • だが敵ボスはラスボスに洗脳された自分の父親、ライバルは自分のクローン=妹であることが発覚。とうとう心が折れる。
  • 仲間の支えもあって再起しライバルを撃破、彼女は最後に「姉さん」と呼びかけて消滅する。
  • ほぼ同時に父の洗脳解除に成功するも、直後ラスボスによって殺害されてしまう。
  • しかしラスボスは負の感情によって強化されるため、仲間の叱咤を受け、憎しみではなく「愛」によって決戦へ挑む。
  • なおラスボスを倒しても父親、相棒及び妹は復活せず。父親を待ち続け、常に三人分の料理を作る母の元へと帰っていく。
    • ラスボスがもたらした「地球全土の砂漠化」などの被害が倒された事で無くなっている中で一人だけこの仕打ち。


信じられるか……? これプリキュアなんだぜ……?
コロンの戦死シーンなどはその描写なども相まって現在でも「プリキュアシリーズのトラウマシーン」として大友ファンの間でも語り草となっている。
一応、本編は明るめな作風であるため(それ故に一人纏っている雰囲気が違うため「辛気臭い」など言われてしまったのだが)、
スリーサイズを言い当てられて動揺する、来海ももか(キュアマリンこと来海えりかの姉)との友情等の普通の女の子らしい一面も見られた。

全ての戦いが終わった一年後には、亡き父親の母校である京都の大学に合格、父と同じ植物学者を志す進路を歩んでいる。

ブロッサムたちの参戦まで一人で戦ってきただけあって、作中での他のプリキュアよりもかなり強い。
っていうか、生身でプリキュアと並走したり敵の雑魚戦闘員「スナッキー」を蹴散らせるレベル。
復活後の初戦闘では後輩三人がかりで追い返すのがやっとのダークプリキュアにタイマンで辛勝し、直後に
後輩三人が苦戦していた強化敵幹部三人を三人まとめて一人でフルボッコと凄いパワー(サブタイトルで言われた)を見せ付けた。


実際プリキュア最強議論における課題で「キュアムーンライトを倒せるか」というものがあるぐらいにヤバイ強さのプリキュアである。
特にスピードがずば抜けており、通常移動が瞬間移動に見えるほど。
オールスターズ等歴代プリキュアが集まるシーンでも、彼女の強キャラオーラは高い。スポーツも勉強もなんでもござれ。

必殺技はフラワータクトから放つ「シルバーフォルテウェイブ」。名前こそブロッサムやマリンのそれと同じだが、攻撃力ははるかに上回る。映画ボスでさえも1回命中させられただけで致命傷を負うほど。
また、もう一つの必殺技である体当たり技「フローラルパワー・フォルティシモ」は、ムーンライトの他にはサンシャインしか使用できない。
(マリンとブロッサムは協力技としてのみ可能)

容赦がない3名。


普段は無表情でそっけない態度だが、小さな子供に対しては穏やかな笑顔を見せ、優しく接する。
そのため小学生プリキュアのキュアミューズ(調辺アコ)とはまるで母子姉妹のように仲がいいという意外な関係になっている。
後継者の一人が何を思ったか 「ピカピカピカリンじゃんけんぽん」 などと言い出したことでキレるイラストも量産されたが、

彼女がシングルマザーのお母さんを支えて頑張ってる良い子だということが明かされると一転して和解イラストが描かれるなど、
プリキュアとしてのガチっぷりと心優しい女の子という二面性は視聴者もしっかり認識している模様。
ちなみにその後継者の担当声優が、奇しくも彼女の担当声優が演じたセーラー戦士を新アニメ版で演じることになった。

2015年発売の『小説 ハートキャッチプリキュア!』では実質的な主役を務めており、
アニメで描かれなかった彼女の半生にスポットを当てている(先述の過酷な経緯のうち本編前についてはほぼ小説初出)。
劇場版『オールスタープリキュアDX3』では妖精たちとの再会を描いたEDで、喜ぶ皆をただ一人満ち足りた表情で見守っている。

ちなみに余談だが、準レギュラーキャラであった明堂院さつき(キュアサンシャイン・いつきの)が彼女に顔が似ていたことや、
いつきが「キュア サンシャイン(日光) 」になったことで、ムーンライト(月光)の正体が不明時代、
「さつきは匿われたムーンライトが男装した姿では?」という説がファンに噂されていたが、両者は 他人の空似 だった。


(以上、ピクシブ百科事典から転載・一部記述変更)


MUGENにおけるキュアムーンライト

当初はキュアブロッサムストライカーとしてのみの参戦だったが、
hatya氏製作のアニメキャプ切り抜きキャラが、同氏のonedryveで公開された。

簡易的なAIが入っており、瞬間移動や、判定が強い通常技を使ってスピードで戦う。
ゲージ技としてシルバーフォルテウェイブ(全画面攻撃)があり、ゲージが少しずつ自動回復したりもし、
性能はかなり高め。デフォルトで凶上位ぐらいはありそう。
永久ターゲットや抜けなどを使う、本気スイッチというものがあったが、更新で削除された。


出場大会

  • 「[大会] [キュアムーンライト]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
本作の放映後、原作漫画準拠のリメイク版アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』が公開され、セーラームーンを除くキャストは一新された。
これにより、今度はプリキュアキャストがセーラー戦士を演じるという、ムーンライトとは逆の展開となった。
『Crystal』開始時点でのプリキュア経験者はセーラーマーキュリーの金元寿子氏(キュアピース)、セーラージュピターの小清水亜美氏(キュアメロディ)、セーラーちびムーンの福圓美里氏(キュアハッピー)、セーラープルートの前田愛氏(キュアアクア)の4人。
このうちマーキュリーは新旧双方のキャストがプリキュア経験者という、唯一の事例となっている。

余談だが、新旧双方のセーラームーン役である三石琴乃氏は、『ハートキャッチプリキュア!』の翌年の作品『スイートプリキュア♪』では妖精のハミィ役としてレギュラー出演している。

*2
前述の通り作中の時系列上では中2の時にプリキュアになっているので、年長者でプリキュアに成ったというより活動期間が長いというのが正しい。
(高校生プリキュアというインパクトは、後に登場した「お婆ちゃんプリキュア」という絶大なインパクトによってある程度埋もれている)
もちろんただ先代ヒロインという立場だけではなく、彼女が再起し、最終決戦へと挑めるまでに成長したのは仲間たちとの出会いがあればこそ。
特に最終決戦におけるブロッサムからの叱咤激励からの奮起、そして万感の思いを込めた勝利は、彼女一人では成せなかった事だろう。
一人ではなく、ふたりで、みんなで立ち向かうからこそのプリキュアなのだ。

*3
『ハートキャッチプリキュア!』の世界観においては、歴代のプリキュアはプリキュアパレスにて2つの試練を受ける。
第一の試練はハートキャッチミラージュを授かるためのもので、当代のプリキュアは先代のプリキュアと対戦しなければならない。
先代に勝って認められることで当代はハートキャッチミラージュを得る。
ハートキャッチミラージュは砂漠の使徒との戦いが終わった後、プリキュアパレスに返還されている。
第二の試練はスーパーシルエットへの変身能力を授かるためのもの。
ここでプリキュア達は自身の心のマイナス面が実体化した分身(公式名称「ミラージュプリキュア」)と戦う。
だが、自身の負を否定するのではなく、それを受け入れることがこの試練の真意である。
プリキュアパレスの庭園やホール内に据えられている過去のプリキュアたちの石像は、この第二の試練を越えた証。
第一話以前からすでに準備ができていた上、挫折と復活を乗り越えたムーンライトは難なくこの試練を突破したが、
「過去の自分を否定すること=自分を変えること」と思い込んでいたブロッサムは、一人苦戦することになってしまう。

*4
サバーク博士が創り上げたホムンクルス。
サバーク博士の正体はこころの大樹の研究者であったゆりの父であり、ある意味ムーンライトのクローン、あるいはゆりの妹とも言える。
ムーンライトが『テッカマンブレード』と絡めてネタにされる一因はこの辺の設定だろう。
CVが高山みなみ氏であるため、一部には「キュアバーロー」と言われたとか言われてないとか。
ダークと言っても博士の命令に従っているだけで邪悪と言うわけではなく、雑兵のスナッキーにも気遣いを見せる様子からゆりと同様の優しさを持つことが伺える。