イヴ(BLACK CAT)


「私、まだ実力でトレインに勝ってないから」

『週刊少年ジャンプ』に連載していた矢吹健太郎作のアクション漫画『BLACK CAT』に登場するヒロイン。リンスレットは?
血液型はAB型。身長144cm。体重36kg。年齢は推定11歳らしい。
アニメでの声優は 福圓美里 女史。

闇の武器商人、トルネオ=ルドマンの元にいた研究者チームによって生み出されたナノマシン生体兵器
初登場時は、トルネオの元で感情なく人を殺す殺人兵器として扱われていたが、
主人公トレイン=ハートネットの相棒スヴェン=ボルフィードに出会い、彼との接触で自我が芽生え、
彼が示す自由を欲し、以後トレインとスヴェンと共に行動し掃除屋としての道を歩む事になる。

体の中から無尽蔵にナノマシンを生成することができ、それらは血液中を通って体の中を駆け巡っている。
また自ら望む性質のナノマシンを生み出し操作することも可能で、体を変身(トランス)させることで様々な形態で戦う事が出来る。
それらはイヴの知識や人格が成長していくにつれ、変身の速さや精密さが向上するため、本人の成長と共に戦闘力も上がる。
序盤は自分の腕を刃に変えていただけだったが、背中から羽根を生やして空を飛んだり、
髪の毛を変化させ拳を作り攻撃したり、その変身能力は作中でも多数。
着ている服もナノマシンで分解・再構築出来るようで、作中でも人魚(マーメイド)に変身する際服装を鱗等に変えていた。

心の成長と共に体も成長していくようで、トルネオの元にいた時は年齢が11で止まっていたが、スヴェン達と共に行動していき、
その短い間に急激に体も成長していた。
物語終盤で過去の自分と一緒に並ぶ場面があり、その絵を見てもその差が見られる。
実は、トルネオの元にいた研究者のリーダー、ティアーユ博士の遺伝子を基に作られたクローンであり、
外見の特徴は非常に酷似している。

性格は基本的にクールだが優しい一面がよく見られる。たまに子供っぽい所も。
自分を救ってくれたスヴェンには心の底から感謝しており、とても慕っている。その関係は親子に近い。
いつかスヴェンのパートナーになるため、現パートナーのトレインをライバル視しており、何かと突っかかる子供っぽい所も見せるが、
イヴが窮地に立たされるとトレインが助けてくれる場面が多く、実際は物凄く信頼している。

物語の最後では、一人前の掃除屋になるためトレイン達と仕事をしているが、どうやら身長が足らなくてライセンスがとれない様子だった。
しかし、後に描かれた読み切り版で遂にライセンスを取得。身長の問題はクリアできる程に身体が成長した模様。

その設定や戦い方、キャラクターの性格から察するに、元ネタはスクウェアのゲーム『ゼノギアス』に登場する少女「エメラダ」だと思われる。

+ 同作者の次作では…
矢吹氏の次回作『To LOVEる -とらぶる-』において、イヴと非常に似通った登場人物「金色の闇」(通称「ヤミ」)が登場する。
彼女はイヴの性格面を変えたパラレルキャラとの事であくまで別人であり、所謂スターシステムの一種。アニメ版の声優も同じ。
性格がイヴとは若干違い、基本的にクールキャラで丁寧口調。
外見の違いとしては作者がTwitterで曰く「イヴはヤミより細身」とのこと。
ただし生体兵器設定やナノマシンによる変身能力などは本家同様であり、相変わらず高い戦闘力を発揮する。

登場当初は依頼を受けて主人公・結城リトを殺しにやって来た殺し屋だったが、なんだかんだでリトを標的にしたまま地球に滞在する事に。
メインヒロインのララ・サタリン・デビルークやリトの妹・美柑とふれあう事で段々当初の棘々しさは無くなっていき、すっかりマスコットキャラとなる。
黒猫ではパンツ一枚見せずクールな戦いを見せた彼女もToLoveるからは逃れられず、脱がされもみくちゃされのオンパレード。ヒャッホウ。
暇さえあれば本を読んでたりえっちいのが嫌いだったり、タイヤキが大好物だったり、どこかで見たことあるあざとさ全開である意味本家より大人気である。

『ジャンプS.Q』連載の続編『ToLoveるダークネス』ではララの妹・モモと共にダブルメインヒロインに昇格。
えっちいのばかりでなく、彼女の生い立ちや内面にも迫る内容となっている。えっちいのにも極限まで迫っているけどな!
こちらでもティアーユ博士によって生み出されるも、幼少時に引き離され兵器として教育されるという本家同様の経緯があり、
組織壊滅後も戦う以外の生き方がわからず、殺し屋をせざるを得なかったようである。
組織を壊滅させたのは本家のトレインに当たる殺し屋・クロであり、
無印初期の彼女は本家でのスヴェンに出会うことができなかったイヴであると言える。

また「金色の闇」は通り名であり、実は本名はこちらでもやはり「イヴ」であることが判明している。


『ジャンプスーパースターズ』でのイヴ

ニンテンドーDSのゲーム『ジャンプスーパースターズ』では、
まさかの主人公であるトレインをサポートキャラに押し出し、『BLACK CAT』から唯一のバトルキャラとして参戦した。
性能はスピードタイプで扱いやすい技が多いが、その分体力の基本値が最低クラス。ナノマシンの効果で微量回復はするがあまり発揮する場面はない。
リーチが長い技と、敵を吹っ飛ばしやすい技が揃っており、タイマンならかなりの強さを発揮するが、乱戦には溜めが大きい必殺技が仇となり不向き。
三段ジャンプで乱戦からの脱出も容易だが、空中技の性能はそれほど高くないため油断は禁物。
ヘルプで空中ダッシュを付け、敵の様子を窺いながら牽制し、隙あらば吹っ飛びが強いランス等を使っていくのがベスト。
壁際ではゴールドラッシュが強く、敵をそのまま外に押し出しすことが出来る。戻ってきたら羽根を当ててそのままリングアウトも可能。


MUGENにおけるイヴ

Z.A.I.氏による『ジャンプアルティメットスターズ』(JUS)のドットを用いたものが存在。
ドットは『JUS』だが性能はオリジナルであり、リーチの長い「髪の毛パンチ」から始まり、投げ技や無敵付き昇竜である「フェザーアッパー」、
溜めは長いがガー不でダウン追い打ちも出来る「ハンマー」等、技は使えるものが揃っている。
ゲージ技は判定が強い「ゴールドラッシュ」、飛び道具技である「フェザーブレット」、速い突進系技「ランス」等。
同氏作のトレインと比べ機動力が低い代わりにジャンプが三回出来るのが特徴。
更新により、PS2のゲーム『機械仕掛けの天使』のボイスも搭載された。

AIは未搭載だが、kuron氏による5段階にレベル調整可能な外部AIが存在し、現在はムゲぎこ氏によって代理公開されている。
かつては蓬莱氏のAIも存在していたが、現在は公開されておらず入手不可。

出場大会

更新停止中
凍結


最終更新:2021年10月31日 09:05
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