蘇我屠自古


「やってやんよ!」

東方Projectの登場人物。初出は『東方神霊廟』5面の中ボス。
「雷を起こす程度の能力」を持つ亡霊で、豊聡耳神子に物部布都と共に生前から仕える従者。
被った烏帽子やスカートにはお札が貼られている。
同種族の西行寺幽々子と異なり、脚は二股に別れた幽霊風のソレ
二つ名は「神の末裔の亡霊」。登場する5面道中のBGMは「夢殿大祀廟」。

+詳細な原作設定
時は千数百年程前、物部氏と蘇我氏の仏教を巡る宗教戦争の際、彼女は物部布都とは敵同士だった。
結果的に蘇我氏に軍配が上がったが、この戦争で裏から糸を引いていたのが布都である。
布都が神子の「表向きは仏教を広め、我らは隠れて道教を崇拝して尸解仙として復活しよう」という提案に乗り、
また屠自古も布都の「共に神子の参謀として復活しよう」という呼びかけにより陰から協力するようになった。

彼女達が尸解仙になる際に取った方法は、「肉体を完全に捨てて、何かの物体に魂を宿らせる。
然るべき時が来たらその物体が自分の姿となり、代わりに屍は物体へと変化する」というもの。
ところが屠自古が使ったを布都が焼かれていない壺とすり替えてしまったため、
壺は魂が宿るとあっさり崩れ落ち、屠自古だけは肉体を持たぬ亡霊となってしまった。

布都がこのような行動に出たのは一族を滅ぼされた怨みからだろうと推測される。
屠自古は復活した直後に布都に騙されたと気が付いたが、別に霊体である事に不自由を感じていない。
むしろ肉体を持たない事が快適らしく、亡霊である事を享受している。
霊体のまま布都の良いように扱われてつつも、今では布都と持ちつ持たれつの悪くない間柄だそうな。

性格はガラが悪く、情に脆い。
冒頭の台詞はそんな彼女の性格を端的に表している。
怒りっぽく、怒ると文字通り雷が落ちる。
「雷を起こす程度の能力」は怨霊にありがちな能力だが、ゴロゴロと小さな音を鳴らすに留まらずに
実際に落雷を起こせる彼女はそこそこ格の高い怨霊である。
幸い彼女の怨みはほぼ消えて、ただの雷が落とせる怨霊へと変化しつつある。
あれ?でも「危険度:極高」って記載されて(ry

各作品での扱いは名無しの中ボス以上、名有りのボス未満といった微妙な立ち位置
スペルカードや『求聞口授』の解説記事が用意されているが、台詞は神子のスペルカード「豪族乱舞」の際の4つだけ。
『東方心綺楼』でも神霊廟ステージの背景キャラとしての出演に留まっており、EDにも登場しない。

元ネタは蘇我馬子の娘で聖徳太子の妃「刀自古郎女(とじこのいらつめ)」。
神子も屠自古も少女という疑問に対しては原作者曰く、「名前が似ているだけで別の人」だとか。

※以上、『東方神霊廟』及び『東方求聞口授』より引用・参考


+二次創作での扱い
神子や布都と一緒の、いわゆる豪族組としての出番が主。
カップリングは熟年夫婦の「みことじ」や壺が腐れ縁の「ふとじこ」が主流なのだが、
問題児だらけの豪族組の数少ない良心兼苦労人保護者ポジションで定着しており、ツッコミに忙しい。
元ネタ同様太子の妻として命蓮寺の住職の下へ浮気に走る夫をシバいたり、「またですか?」
その命蓮寺に放火しに行く布都やトラブルメーカーな邪仙の行動に頭を悩ませたり。「やってらんねぇよ!」
ああ、話の〆に雷が落ちる。

身体のどこまでが霊体なのかは各人によって異なる。異形キャラにはよくあることだが、真相は服の中。
服の配色と合わせて大根足……というよりセクシーな脚線美が描かれる事が多い。
また、一人だけ脚が霊体な事へのコンプレックスを持っている事も。
後は同族仲間の村紗水蜜とヤンキー同士意気投合したり、永江衣玖とダブルフィーバーしたり。

古来から現在に残る妖怪の伝承やおとぎ話を題材にした他のキャラと違って日本史が題材なため、
崇仏論争から丁未の乱(ていびのらん)、厩戸皇子の死に至るまでを題材にした、
蘇我馬子や物部守屋と共に屠自古らを登場させた歴史物の二次創作も定番。
そもそも神子自体が聖徳太子虚構説をモチーフにしたキャラではあるのだが。
さらに辿ると父親のモデルが藤原不比等(=蘇我氏と対立した中臣氏の子孫)と言われている人とか。



MUGENにおける蘇我屠自古

  • へちょ氏制作 手書きドット
多数の東方キャラを手掛けた氏により2016年5月に公開された、手書きの緋想天仕様。
攻撃手段は落雷や火炎弾、雷の矢や。あと、千鳥雷属性の左
オリジナルの気質は雷雨……ではなく怪雨(ファフロツキーズ)。霊力の自動回復停止を代償に体力が回復するようになる。
全体的に霊力の消費が激しく、攻め手の持久力に関しては少々難がある。

氏のキャラに恒例だがデフォルトAIは改変元の流用で、実質未搭載。
ホルン氏によるAIパッチが公開されている。AIレベル、反応レベル、ガードレベル、ガーキャン無敵付与スイッチが設定可能。
エトワール氏によるカラーパレット追加パッチも公開されており、
適用すると主に「神霊廟」初出のキャラをモチーフとしたカラーが5つ追加される。
同作者の屠自古ABKには、このパッチがデフォルトで搭載されている。
紹介動画

  • エトワール氏制作 屠自古ABK
へちょ氏の屠自古の改変キャラ。
同作者のマミゾウと同様、『アカツキ電光戦記』のシステムを取り入れている。
技も『戦国BASARA』の武田信玄をモチーフとしたものに一新されているが、
これは軍艦鳥氏による幻想入り動画「東方三英雄」における絡みが元ネタ。
先述のカラーパレットに1つだけ無関係な信玄風の橙色のカラーが含まれているのもこのため。

「風林火山モード」という特殊なモードが存在する。
特定の行動を数回取ると「風」「林」「火」「山」のアイコンのうち対応したものが点灯、
全て点灯した状態で挑発すると発動、発動中は必殺技が強化される。
「風」は前ダッシュ、J2Z、「速きこと風の如く」発動時に、
「林」は攻勢防御(成立時)、「静かなること林の如く」」発動時に、
「火」は相対攻撃、背面攻撃(共にメッセージ表示時)、「侵略すること火の如く」」発動時に、
「山」はガード(1Hit毎)、「動かざること山の如く」」発動時に点灯する。

AIは未搭載。

  • moiky氏制作 豪族台車
氏によって描かれた絵を使用したのりもの勢。
豊聡耳神子の項目を参照。


ホームステージ「夢殿大祀廟」は本人のMUGEN入りどころか東方心綺楼で物部布都のステージとして再登場する以前から存在する。
回転する八角塔のためにスプライトの容量がやや重いが、その分他のステージに無い重量感がある。


出場大会

出演ストーリー




添付ファイル