Sans

"it's ALWAYS funny."(おやくそくの ギャグだよ)

Toby Fox氏を中心とするチームが制作したWindows/Mac用RPG『Undertale』の登場キャラクター。
名前の由来はフォントの一種である「Comic Sans」からで、ゲーム中でもこのフォントで喋る。
たまにシリアスな台詞の時は瞳(に相当する部分)が消えて通常の字体になったりする。
日本語表記は「サンズ」が主流。公式日本語版でもサンズ表記。
+『Undertale』について

In this RPG, you don't have to kill anyone.(誰も死ぬ必要のないRPG)」という触れ込みの通り、
プレイヤーの選択次第で全ての敵を殺さずにクリアする事が可能なRPG。
選択次第」というのがミソであり、普通のRPGのように相手を攻撃し殺害する事も可能で、
プレイヤーがどういう行動をするかによって様々な変化が起こるのが特徴。
あと、色々な場面でが出てくる。時としてモンスターとして戦闘したり、「何故そこにいる」と言う場面で乱入してきたり。

また、戦闘が弾幕シューティングやアクションのような形式になっており、ハート型の自機を操作して敵の攻撃を避けるというものになっている。
作者により『MOTHER』シリーズや『東方Project』の影響を受けている事が語られている。
バッドエンドやゲーム以外のメディアを除けば、ラスボス相手だろうと殺生をする事はなく、主人公と和解したり一方的に懐かれる辺りは東方を、
名もないモブでさえ強烈な印象を与える個性的な登場人物や、独特の世界観は『MOTHER』を彷彿とさせる。

ゲームそのものはPCゲーム配信サイト「Steam」で販売されている。
現在は英語版のみだが、有志による非公式の日本語化パッチが存在する他、PLAYISMの協力による公式日本語版も発売されている。

+ルート分岐について
本ゲームには以下の三つのルート(エンディング)がある。
  • 一周目必ず迎えるルートであり、二周目以降は出てくるモンスターを一匹でも殺すと分岐する「Neutralルート(中立ルート)」(通称「Nルート」)
  • 出てくるモンスターを一匹も殺さない事で迎える「True Pacifistルート(真の平和主義者ルート)」(通称「Pルート」)
  • 出てくるモンスターを全てかつランダムエンカウントモンスターを規定数殺害する事で突入する「Genocideルート(殺戮ルート)」(通称「Gルート」)
なお、PおよびGルートの条件を少しでも外すとNルートになり、
Nルートに入った時の状態(つまりどのボスモンスターを殺したか・殺していないか)によってエンディングが変化する。

雪国Snowdinで暮らすスケルトン。背が低くいつもニヤけた表情をしているのが特徴。
なおこの世界のスケルトンは人間の白骨死体ではなく、元々こういう外見の種族なので、瞼を開閉出来たり体液があったりする。
マイペースでお気楽、そして怠け者な性格。
普段は見張り番の仕事をしているがあまり熱心ではなく、勝手に持ち場を離れたり居眠りをしたりしている。
怠け者な事について、弟のPapyrusからよく怒られるが、得意の話術でのらりくらりと交わしている。
また、ジョーク(ダジャレ)とイタズラが大好きで、作中でもよくそういった面が見られる。
Snowdinのバーや、Hotlandのショーなど、コメディアンとしての一面も持っている。
容器から直に飲むほどの筋金入りのケチャップ好き。
公式日本語版では、一人称は「オイラ」となっており、Papyrusからは「兄ちゃん」と呼ばれている。
台詞のフォントも、日本語版Comic sansとも言うべきタイプラボのハッピールイカで表記されている。要するにダサい

作中では、Snowdin Forestにて主人公にイタズラを仕掛ける形で初登場する。
彼は本来は主人公を捕まえる立場なのだが、上記のように仕事熱心ではないためその場は事なきを得る。
その後、弟のPapyrusのパズルに付き合い彼と友人になる事で、Sansも主人公に対して友人として接するようになる。
以降は行く先々で登場しては、主人公にちょっかいを出していく。

+ネタバレ
初登場時からラストまで、行く先々で先回りして主人公にジョークを投げかけてくる。
その際「明らかに逆方向に歩いていったのに先に目的地に辿り着く」
「Snowdinに構えていたはずの小屋ごと別エリアに移動。しかも屋根に雪が積もったまま」という不可解な現象を伴っている。
これはSansが空間移動の特殊能力を保有しているから。本人曰く“ショートカット(近道)”。
この能力を使って先回りし、一部の道具などを置いてくれているようだ。

MTT ResortにてSansとディナーをする事で、彼が主人公に味方するのはある人物と約束したからである事が判明する。
そしてその約束がなければ「主人公はSnowdinで死んでいただろう」と凄んでくる(直後に冗談だと訂正するが)。
また終盤に登場した際にはこのゲームのシステムにおける重大な事実を説明する。

+別ルートのネタバレ
"it's a beautiful day outside."(きょうは ステキな日だ)
"birds are singing,flowers are blooming..."(はなが さいてる ことりたちも さえずってる)
"on days like these, kids like you..."(こんな日には オマエみたいな ヤツは…)
"Should be burning in hell."(じごくで もえて しまえば いい)
通常のルートにおいてSansと戦闘する場面は無いが、Gルートのみ主人公を止めるべく立ちはだかる。
全てのステータスが1という最弱の能力を持ちながら、その実ゲーム中最高クラスの難易度を誇る強敵であり、このルートにおける実質的なラスボス
「戦闘力たったの1かゴミめ!」と舐めてかかって痛い目を見たプレイヤーも多いのではないだろうか。
+具体的に言うと
これまでの戦闘とはまた毛色の違う緊迫感のある攻撃を仕掛けてくる。
  • 戦闘開始前に不意打ちで猛攻撃してくる、初見ではまずここで死ぬor瀕死となる
  • コレまで戦闘中は被弾すると無敵時間が存在したのだが、それが消失する
  • 全ての攻撃にスリップダメージが付与される(一応スリップダメージ自体で死ぬ事はない)
  • 重力を変化させてカーソルを振り回す等、回避困難な攻撃をしてくる
  • 戦闘中に和解を求めてくるが、「MERCY」で応えると即死攻撃、GAMEOVER時のメッセージとBGMが専用のものになる
    "geeettttttts dunked on!!!"(してやったりだぜ!!!)
  • 和解を拒否すると、メニューを選択するカーソルにも攻撃を仕掛けてくる
  • HP1だからと攻撃を当てようにも、特定のタイミングになるまでヒョイヒョイと避け続ける

…と言った具合。
GルートではSansとの決戦の前に圧倒的な性能を誇る武器と防具を手に入れる事ができるのだが、上記の仕様により全く意味を成さない。
彼との戦いは正に「bad time(最悪な一時)」と言えよう。
初見はこうなる ノーダメクリア

こうも熾烈で回避が非常に困難な攻撃を仕掛けてくるのは、
ひとえに「プレイヤーの決意を折って、モンスター達が虐殺されたこの世界の世界線をリセットしてもらうため」。
彼は独自の研究を重ね「SAVE」の本質をある程度掴んでおり、プレイヤーのセーブやロード・リセットにも気づく事が出来る様になっている。
そのため、何度も何度もエンディングに至るまで挑戦してくるプレイヤーの決意をガッツリ断ちに来ている。
リトライした時の戦闘前の台詞は11回まで変化し、それまでの回数をちゃんと数えている。ここで上げている台詞は最初の戦闘でないと全文が読めない
(大体途中から攻撃してきたり言わなかったり)。
そして、一度でも彼を倒してからロードした場合も専用のセリフに変化する。
コメによる翻訳
彼がいつも気だるげなのは、この感知のおかげで何をしても結局リセットされると言う事を知っているためである。

…なお、公式日本語版ではある特定の場面でサンズの一人称が「オレ」になる時がある
一人称に様々な言い回しがある日本語ならではの特権とも言える。
ちなみにチートに関しても感知しており、通常では本来ありえないエンディングになった際にはチートについて言及される。

余談だが、戦闘BGMの『MEGALOVANIA』は作中曲の中でも屈指の人気曲である。

この曲は元々は『MOTHER2』の改造ハックロム『The Halloween Hack』のラスボス戦が初出で、
本作以前にもウェブコミック『Homestuck』などで何度かアレンジされた別バージョンが存在している。
楽曲そのものは『LIVE A LIVE』のボス曲「MEGALOMANIA」の影響を受けており、
それにハロウィンのイメージがある地名「Transylvania(トランシルヴァニア)」を組み合わせた曲名であるとの事。
なお、「悪魔城ドラキュラ」の海外版タイトル「Castlevania(キャッスルヴァニア)」とも似ているが、
同じ地名が由来(あちらはCastle+Transylvania)である事以外は特に関係ない模様。
原典のアンドーナツ博士
ステマニ収録、丸暗記前提の譜面

なお、「先制攻撃」「攻撃回避」「MERCY(見逃す)状態から即死攻撃」等は、通常は全てプレイヤー側が行える行動のため、
「MEGALOVANIA」はSans戦の曲というより「Sansが主人公としてボスキャラであるプレイヤーに立ち向かう」曲ではないか、という説もある。
その根拠として、「MEGALOVANIA」にはSansのテーマ曲「sans.」のフレーズが一切使用されていない上に、
未使用曲に「Song That Might Play When You Fight Sans(直訳:Sans戦で流れたかもしれない曲)」という、
Sansのテーマが組み込まれた楽曲が存在している事が挙げられる。


MUGENにおけるSans

ここに挙げていないものも含め複数確認されているが、
原作のイメージからか、性能が高めだったり特殊な仕様になっているものが多い。

+Lebert130氏製作
  • Lebert130氏製作
原作のドットを元に製作したもの。
原作の回避性能を再現するためか、一部モーションに喰らい判定が存在しない。
攻撃は骨を生やす、ブラスター、重力操作と原作で使用したものは一通り揃っている。
また、試合開始時にBGMを鳴らすという特徴がある。
AIは搭載されていない模様。

+MUGEN Parade Gram Parson氏製作
  • MUGEN Parade Gram Parson氏製作
オリジナルのスプライトを使用して製作されたもの。
HPが1しかないが、あらゆる攻撃を回避してしまうので攻撃は効かない。
ただし、体力ゲージとは別のゲージがあり、攻撃を回避する度にこのゲージが減っていき、
これが無くなった状態だと攻撃を喰らってしまうという、原作を再現したシステムになっている。
攻撃も原作っぽいものが揃っており、完成度は結構高い。
なお、製作者が韓国の方だからか時々ハングル文字の字幕が付く。
AIもデフォルトで搭載されている。

+FourthRhyme氏製作
  • FourthRhyme氏製作
Sansの皮を被った何か。
事あるごとに顔を飛ばしたり上半身と下半身が分離したりと、
原作の要素をかなぐり捨てた所謂カオスキャラの部類となっている。
AIは未搭載。

+STG氏製作 SANESSS
  • STG氏製作 SANESSS
ファンの製作した非公式アニメ『Underpants』を元に作成したもの。
性能としては骨を飛ばして攻撃を行い、一定回数攻撃すれば倒せるという原作っぽい仕様となっている。
…尤も、キャラ自体が色んな意味で原型を留めてないのだが。そもそも名前からして違うし。
カラーで耐久が変わる模様。
動画&DL場所 元ネタ

注意点として、原作(?)再現でLIFEが1のため、WinMUGENではタッグやチームで使うと強制終了してしまう。
それらで使う場合はLifeを2以上にするか、タッグ限定だがCharaRegisterや十徳ナイフなど、クイックVSが可能なMUGENツールで使う事。

+STG氏製作 Sans ver.s
  • STG氏製作 Sans ver.s
「さすがにいつまでもパンツの方のSansを見るのもアレなので」として公開された普通のSans。
原作ドットが使用されており、スリップダメージや青・橙の骨攻撃などがちゃんと再現されている。
設定で12Pの回避回数を自由に変更できる。
更新の度に原作再現度が向上しており、イントロ、先制攻撃、疲弊後の技などが実装されている。これらも設定でON・OFF可能。
なおSanes同様Lifeは1であり、かつSanesと違いpower(ゲージ最大値)も1(通常1000で1ゲージ分)に設定されているので、
上記の手段でタッグに出す場合、Sansが先頭だと相方が悲惨な事になる。



出場大会




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