タンタンメン


「私はカラスミ軍団四獣士、狂喜の荒鷲タンタンメンと申します」

概要

コロコロコミックにて連載されていた樫本学ヴ氏の漫画『コロッケ!』の登場人物
(登場キャラや技名、果てはタイトルまでほとんどの元ネタが料理名から来ている。
 知らない人には料理漫画と間違われやすいが、バリバリの能力系バトルマンガなので誤解なきよう)。
第2部「王様だ~れだ大会編」から登場するカラスミ軍団の幹部。
CVは『NARUTO』の日向ネジや3D格ゲー『超鋼戦紀キカイオー』の轟ジュンペイなどを演じた 遠近孝一
(ゲーム版『2』のみ 河野智之 氏)。

+ カラスミとは
主人公、コロッケの父親バーグを殺害したアンチョビの兄。タンタンメンと同じく王様だ~れだ大会で登場した、同章のボス役。
実は第一部のバンカーサバイバル編でもひっそりとカラスミのことが暗示されていた。
一度負けた部下には容赦をしない冷酷な性格であり
弟であるアンチョビも例外では無いが、家族や部下に対する思いやりは存在している。
幼少時は朗らかで優しい性格の少年だったが、圧倒的な力を持つバンカーに敗北したトラウマから現在の性格に変わってしまい、
「この世は力が全て、力無き者は死あるのみだ」という考えを持つに至った。
グランシェフ王国の侵略をした当初は黒いマントに身を包み、姿が分からなかったが、
コロッケの究極奥義ウードンが彼に当たり、マントが焼け落ちて素顔が露になった。
ただし、ウードンはこの時は力を制御出来ずに暴発していたため、観客にも当たっていた。
自身の体を固体や液体などに自由に変化させる「究極武装(アルティメットアームズ)」という能力を持つ。
液体に変化して相手の攻撃をかわすダイヤモンドに変化して相手を傷付けるなど使い方は様々。
得意技は液状化して体を伸ばしたのち、自身をダイヤモンドに変化し回転しながら相手めがけて突撃する「隕石(メテオ)インパクト」。
ただし変化しすぎると金属にヒビが入る、形状を保てなくなるなどデメリットも存在する。
この他にも相手の頭を掴んでエネルギー波を流し込んで大ダメージを与える技を持ち、2戦目で敗北したピロシキに制裁を与える際に使用した。
夢は絶対的な力を手に入れること。B型。

赤色の目及び逆立った髪と中国風の衣装が特徴。
丁寧な口調とは裏腹に短気でプライドが高く、相手を見下した態度を取り、興奮するとすぐに地の荒々しい口調が出る。
戦災孤児である自分達を救ってくれたカラスミに絶対の忠誠を誓っており、
彼が死んだ(と思われた)際にはモッツァレラと共に涙を見せ、生き返らせるために自分達の禁貨を差し出している。
電気が流れる爪が武器で得意技はそれを生かして高速で動き回る「スタンガンクロー」。
バンクは鷲型で、夢はカラスミのように超強くなること。O型。

カラスミの部下である四獣士の内、タンタンメン、ピロシキ、モッツァレラの三人は、
幼少期に天涯孤独の身であった所をカラスミに救われた身であり、三人ともカラスミに対し心からの忠誠を誓っている
(というか四獣士と言えば基本的にこの三人で活動しており、実質「三獣士」である。フォンドヴォ―に負けて追い出されたフカヒレは泣いていい)。
四獣士はそれぞれ「喜怒哀楽」の一字の入った熟語と風貌の似た動物の名が入った異名を冠している。
なお、アニメ版では何故か(「狂」の字が悪かったのか)タンタンメンのみ「恐怖の荒鷲」と一人だけ変更されていた。
途中で加入したフォンドヴォー以外のメンバーのバンク(貯金箱)は異名と同じ動物の形(フォンドヴォーのバンクは身の丈程もある棺の形をしている)。

登場してすぐはコロッケ、リゾット、ウスター、プリンプリン、T-ボーンの五名に持ち前のスピードで何かしらちょっかいをかけていた。
コロッケは髪を切られ、リゾットは傷を付けられ、T-ボーンは足場にされ、ウスターはなけなしの金貨を奪われ、プリンプリンはズボンの紐を切られるなど、
主人公達をまとめて翻弄する強者の雰囲気を見せ付けていた。
その後も王様だ~れだ大会予選のロッククライミングでは頂上を目指して登るコロッケ達に対し、
既に予選をクリアしていたタンタンメンは足場を切り崩して巨大な岩を落とすなど強キャラの雰囲気を醸し出し続けていたのだが、
いざ、王様だ~れだ大会本戦が始まると、
  • カラスミの命令によって序盤はボコボコにやられて観客を盛り上げるように言われたが、
    T-ボーンの武器である骨のヌンチャクがうっかり股間に当たって悶絶。
  • 本気を出したタンタンメンに追い詰められたT-ボーンが満月を見て犬化。
    10倍強くなると知らなかったタンタンメンは武器である爪を破壊される(以降のストーリーでも爪はヒビが入ったまま)。
  • 終いには流れ星を見て巨大なになったT-ボーンに爪を破壊されたことを忘れて攻撃するもその時点では手応えは無く、
    反撃に出ると思われただけで実際はよろけていたT-ボーンに「うわあぁぁぁぁ!!」と悲鳴を上げる。

…序盤の強キャラ臭はどこへ。
一応弱化していた象のT-ボーン(犬のときとは逆に象は大幅に弱体化してしまう)だからこそ勝てたとはいえ、
その後のピロシキに対して「俺の取った1勝を無駄にするなよ」と言ってモッツァレラに笑われる描写がある。
しかし、前記したように彼の取った1勝は無駄になり、ピロシキはカラスミの制裁を受けた

+ これだけならまだいい…
アニメではこの後、カラスミ戦中にフォンドヴォーがリゾットの親である国王と王妃を救い出そうとしていたがここでタンタンメンが登場。
フォンドヴォーがハンバーグーを出そうとフェイントにのり、シャドウブレイク(相手の影を縫い付けて行動を封じる技)で手も足も出ない状態になる。
そこからハンバーグーを決められあっけなくやられてしまう。同じ四獣士なのに一撃も決められずに負けるのは二度目だったり
問題はここからで、次にタンタンメンが現れるシーンは何故か機械に乗っての登場
カラスミは王子との決着をつけてから行くため置いて行っているが去ろうとした瞬間機械が壊れてそのまま墜落するという、
見事なギャグキャラと化した。嗚呼、初めて現れた時の強キャラ感は何処に……。
そんな彼の華々しい活躍まとめ

一方、原作版での王様だ~れだ大会終了後のストーリー「裏バンカ―サバイバル編」でも、
参加者がピザの斜塔で一堂に会した後に現れた主催者の遠隔カメラ相手に襲い掛かったが、
直後に制裁を喰らって消滅した後、斜塔の壁の一部となってしまった。要するに噛ませ犬である。
その後は裏バンカ―サバイバルの決着が着き、ピザの斜塔が倒れたことで他の脱落者達と共に復活したのが最後の出番だった。


MUGENにおけるタンタンメン

olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)による『コロッケ!2』の原作再現キャラが存在する。
技は元のゲームが小学生向けだったため少ない。
具体的には、
  • A: ジャンプ(↑でも可)
  • B: 攻撃
  • B(二回目): 攻撃2
  • B(三回目): 攻撃3
  • X: ガード
  • Y: テンション技(吹っ飛ばし攻撃、ゲージ1000消費)
  • →Y or ←Y: スタンガンクロー(ゲージ2000消費)
  • ↓Y: グレイヴダンス(体力半分以下で発動可能、ゲージ6000消費)
(以上、Readmeより引用)

本当にこれだけ。必殺技は全く無く、通常攻撃とゲージ技でのみ構成されている。
さらに言うとゲージ技が無ければ通常攻撃、ダッシュ攻撃、空中攻撃弱、空中攻撃強の4択しか無いので、
攻撃手段がかなり乏しかったりする。

…こう聞くと性能が低そうに思えるが、ダッシュ攻撃は飛距離が長い優秀な突進技で、
空中攻撃強はなんと1Fで攻撃判定が出る上、着地するまで攻撃判定が付いているという、
普通のキャラならゲージ技並みの性能があったりもする(ただし通常攻撃なのでダメージもそれなり)。
タンタンメンの得意技である「スタンガンクロー」は出始めに盛大に隙を晒すが、
攻撃中は喰らい判定が無い。上手く使えば強力な技である。
また、「バンカーランク」というものがあり、それを設定することにより攻撃力を上げることが出来る。
ゲジマユスイッチも搭載されている他、12Pでは「グレイブダンス」の体力制限が無くなるため、最大設定で狂下位クラスの実力はある模様。
外部AIはカオス同盟氏によるものが存在し、想定ランクは並~狂下位とのこと。

出場大会



最終更新:2020年12月07日 23:19
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