かっこいいポーズ


「光魔法発動!かっこいいポーズ!!」

とま氏製作の七夜志貴で7P~12Pを選択した、通称「弾幕七夜」がスペルカードを使用した際のポーズの通称。
このポーズが『魔法陣グルグル』の主人公ニケが習得した光魔法の一つ、
「かっこいいポーズ」に似ていることからそう呼ばれるようになった。

原作での効果は「決めポーズで空中に静止し、光を放つ」というもの。
あまりにポピュラーでかっこいいため、漫画の表紙にもよく使われるほど。
というか、漫画の表紙などでよくある、よく見ると空中に浮いてたり不自然だったりする決めポーズのパロディ技。

カッコいい決めポーズから放たれる光は見る者を惹きつけ動きを止めることが可能で、
熟練者になると魔物を光の中に消し去ったり、異形に変えられた人間を元に戻したり出来る
(『ドラクエ3』で初登場した呪文「ニフラム」に近い)。
光魔法の中では結構基本的なもので、光魔法を修める者ならば大抵は使えるようである。
また、これを複数人数で行うことで注目度と効果を数倍に高める派生系の光魔法「カッコいいやつら」も存在する。
こちらはアニメのオープニングでよくあるアレである。

ちなみに女性版の「かわいいポーズ」も存在するが、闇属性であるヒロイン・ククリが習得できたかは不明。


MUGENにおけるかっこいいポーズ

空中で静止し、弾幕をばら撒くこの状態は通常性能のキャラにとっては恐るべき状態なのだが、
ニコニコMUGENでは「的モード」と呼ばれることが多く、死亡フラグ扱いされている。

理由としては、その効果故に通常大会ではお目にかかれないため
(一応、設定によっては通常大会でも問題ないレベルに出来ないことも無い)。
そして、目立ちやすい凶~狂レベルの大会動画では「弾幕?何それw」的なキャラが多いため、
空中で静止しているこの状態は格好の餌食となってしまうのである。その時の顔が少し誇らしげなのが、よりいっそう哀れさと笑いを誘う。
この凶悪キャラレベルの大会での印象から、常にこのポーズを取っている葬志貴というキャラも制作された。
もっとも、こいつの強さは弾幕七夜をぶっちぎっているが。

また、ミズチ神オロチの「半跏思惟(「はんかしい」或いは「はんかしゆい」と読む)」もそう呼ばれることがある。
その由縁は、彼らがやる分には何の不都合など見受けられないがそのポーズが異常に神々しい事から、
他の神を名乗るキャラ達が無理矢理このポーズを取らされている事が多いため。
そのなんとも情けない姿に、「かっこいいポーズ」の名を得ることになってしまったのである。


ちなみに「半跏思惟」とは仏像彫刻における御仏の姿勢の一種で、主に日本では弥勒菩薩像に良く見られる。
弥勒菩薩は、仏教の開祖である釈迦ことゴーダマ・シッダールタの入滅(人の肉体としての死亡)から数えて、
56億7千万年後の未来に現れ、すっかり荒れ果てたこの世の生きとし生けるもの全てを救済する存在とされている。
かの最高位の仏陀である「大日如来」を補佐する八尊のうちの一尊でもある。

その片手は天を指差し、もう片手は地を指差している。釈迦が世に始めて生れ落ちた際に喋った言葉、
天上天下唯我独尊(我は世界のうちで最もすぐれた者である)」を意味していると思われる
(この意味は日本に伝わった際に曲解されたという説もあり、
 原典では「全世界でそれぞれの存在は一つだけであり、全てが尊い」という意味では?とも解釈されている)。
この台詞はミズチの勝利時や紗夢一撃必殺で聞いたことがある人も居るだろう。
前者は天上天下までしか言わないが…。

…どちらかと言うと日本神道よりが元ネタのオロチやミズチが、仏教由来のポーズをしているのはおかs(サア、無ニ還ロウ

ついでに、こんな大会も開かれている。どこかで見た面子だと言ってはいけない。


関連項目



最終更新:2023年04月29日 23:40