T-ボーン


「誰が犬っぺか!?」

コロコロコミックにて連載されていた樫本学ヴ氏の漫画『コロッケ!』の登場人物
(登場キャラや技名、果てはタイトルまでほとんどの元ネタが料理名から来ている。
 知らない人には料理漫画と間違われやすいが、バリバリの能力系バトルマンガなので誤解なきよう)。
同じ一ツ橋グループの競合他社の漫画の方のキャラではないのであしからず。
他にも『ポップンミュージック』とか『THEビッグオー』とか、なぜかこのネーミングは被りやすいようだが

ウェルウェル=ダンダン村という田舎の村の出身で一人称「オラ」、語尾に「~だっぺ」と付く田舎っぺなバンカー。
CVは『ロックマンエグゼ』シリーズのエレキマンや『テイルズ オブ ジ アビス』でルークを演じた 鈴木千尋 氏。

骨ヌンチャクという武器を扱う男で天然ボケな性格。
年齢はリゾットとフォンドヴォーの間くらいの青年。髪と目の色は赤。
骨形の飾りがついたニット帽、黄色のTシャツ、緑色のオーバーオール、手袋とショートブーツを着用。
バンカーマークはニット帽の額部分と両手袋の甲の計3ヶ所。

元々は女の子の予定だったのだが、イラストを担当に見せた所男と勘違いされ、更に作者がそのまま男として通したため男になった
そのため、初期は女の子っぽい→ゴツくて男らしい→中肉中背の青年とデザインがコロコロ変わっている。
連載がコロコロだけにデザインもコロコロ変わる
その後は連載が進むにつれ童顔になっている。

性格は天然且つマイペースなアホの子
バンカーサバイバルに参加していたものの、禁貨が何であるかは知らず「キラキラして綺麗だから」集めていた。なので特に願い事も無い。
しかしバンク(貯金箱)はしっかり持っていて骨付き肉の形をしている。
番外編では、危篤状態に陥った祖母の「金色に輝く丸いものが見たい」という願いを叶えるため、
該当するものを探していた所にコロッケの父親であるバーグと出会い、禁貨の存在を知ったことが明かされている。
禁貨を奪おうとするT-ボーンだったが、伝説のバンカーであるバーグに勝てるはずもなく、諦めかけた所で満月を見て犬化(詳細は後述)。
見事にバーグから禁貨を奪うことに成功した。

気が付くと大体寝ており、バンカーサバイバル編では試合前に爆睡していた他、
最終決戦でコロッケ逹が死闘を繰り広げているにも拘わらずやっぱり爆睡していた。
アニメオリジナルエピソードでも、鼻ちょうちんを出して寝ながら石板にされていた。
旅をしている最中でも基本的に寝ているらしく、一向に起きる気配の無い彼を運ぶのは大体背丈が同じ位のウスターの役割である。
ビシソワーズ一家と戦闘する際もウスターと同じペアになり、寝ている状態のまま抱えられてストロガノフから逃げ回る羽目に。

事あるごとに「○○(ex.穴堀、虫取)が村で一番得意だった」と豪語するが、真偽は定かではない。
とはいえ、砂のステージでタンタンメン相手に健闘したり、ヘラクレスオオカブトを捕まえてきたりとあながち嘘では無いと思われる。
アニメオリジナルエピソードでは「勉強は村一番のビリ」と豪語し、
「1+1=11」「(オタマジャクシが成長したら)でっかいオタマジャクシ」「アルファベットって何だっぺ?」
といったアホっぷりで周囲を呆れさせた。アルファベットはお前の名前に入ってるだろ。

戦闘スタイルは武器は骨の形をしたヌンチャク(骨ヌンチャク)を使った格闘戦。
ヌンチャクで殴りかかる「カルシウムクラッシュ」や、ヌンチャクで風を起こす「カルシウムハリケーン」などの技を持つ。
しかし、いかんせん本人がアホなためヌンチャクを振り回してる途中でどこかに飛ばすことも。
バンカーサバイバル編では抜けたヌンチャクがプリンプリンの顔面にクリティカルヒットしたこともあった。

トレーディングカードゲームでは帽子に付いた骨が巨大化する「カルシウムアタック」というオリジナル技があったが、
なにぶんレアカード(40パック入り一箱の中に一枚しか入ってない)で雑誌に載った際にも説明文が読み取れなかったために未だに詳細不明。
それ以外にも、ゲーム中でオリジナルの技をいくつか披露している。

そしてT-ボーンと言えばやはり変身だろう。
戦闘では人間時よりむしろこちらで戦うことの方が多い、そして大体強い。
これらは変身した本人はその時のことを全く覚えていない。が、アホなので何の疑問も抱いてない様子。
また変身はT-ボーンだけの特殊能力という訳ではなくT-ボーンの家族、そしてウェルウェル=ダンダン村の全員が持っている能力であり
コロッケがウードンの修行をしていた時は彼らが修行相手になっていた。
形態は色々あるが、共通点は空に浮かぶ何かを見ると変身することと、弱そうな見た目の奴ほど強く、その逆もまた然りということである。

+
満月を見ると変身する。
能力は人間時の十倍になり大変強く、そして滅茶苦茶かわいい
面影は帽子(骨があった場所からは耳が出ている)と靴位。
ウェルウェル=ダンダン村の住民は満月を見ただけで動物になるので血筋なのだろう。
強さもさることながら可愛さこそが最大の武器であり、
初めて作中に登場したバンカ―サバイバル編ではあまりの可愛さに油断したウスターに一発お見舞いして勝利し、
裏バンカ―サバイバル編でも悲しそうな瞳で見つめることで、戦意を喪失したアンチョビをも殴り飛ばした。
先述通りこの状態でバーグから禁貨を奪ったが、10倍の強さになるだけで伝説のバンカーから禁貨を奪えるのだから幼少期から強かったと言える。
ちなみにお手をするかエネルギー切れで元に戻る。

その可愛さからアニメでは一度「ピンクちゃん」と名前を付けられた上、
ピンクのフリフリの服を着せられ コノワタに飼われていた。
ちなみに人間に戻る時はきちんと服を着ているため、ピンクちゃんから戻った時には女装が拝めた。
といっても、いつもの服の上から被っているだけだが。

ゲームでも当然ながら必殺技扱いとなっており、大体ゲージ技の中でも消費が多い上位のゲージ技になっている。
満月だろうが真っ昼間だろうが犬になるのはゲームの都合故致し方なし
原作でも裏バンカ―サバイバル編で満月を模した風船を夜空に上げたら住民全員が動物になるという事態になり、コロッケの修行に利用された。
ちなみに、作者曰くモデルは自分の娘らしい。

+
流れ星を見ると変身する。
物凄く大きいのでいかにも強そうに見えるが、実は人間時の十倍弱くなる
そのため、一発殴った程度でも倒れてしまう。
タンタンメン戦で一度だけ披露。これのおかげでリゾットチームが敗退した。
何もせずとも流れ星のように早く変身が解ける。
ゲームにおいても『4』では相手のテンションゲージを下げる動作(挑発に近い)に採用されている。

+ 謎の生き物
ビシソワーズ兄弟編においてストロガノフとの戦闘中、マッシュ星を見て変身した。
「キュピー!」と鳴くなど最早地球上の生物なのかすら疑わしいが、頭の骨の部分に本人の面影が残っている。
戦闘をせずに花を愛でていたが、ストロガノフに花を踏まれたことで怒って口から光線を出し、一瞬で消し去った。

+ リス
アニメ版でのみ登場。日食を見ることで変身する。
犬を上回る強さを持つ。やっぱり死ぬほど愛くるしい
同時期別の曜日に放送されていたハム太郎にも余裕で勝てるレベルの可愛さ。
日食が終わると共に変身が解ける。
何気に唯一日中に変身する可能性のある姿。

戦闘力自体は高い方ではあるが、よくよく確認すると勝率はあまり芳しくなく、
下手をすると同作で弱キャラのはずのプリンプリンよりも勝率が低い。
どっちかというと本来弱キャラのプリンプリンの勝率が高いだけだが。

余談だが、コロコロで定期的に開催された公式人気投票では2位→3位→4位と綺麗に順位が落っこちていった。
切ない…(リゾットやバーグの出番が増えてきた後なので仕方無いとも言えるのだが)。


MUGENにおけるT-ボーン

olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)による『コロッケ!3』の原作再現キャラが存在する。
こちらもは元のゲームが小学生向けだったため技が少ない。

  • A:ジャンプ(↑でも可)
  • B:攻撃
  • B(二回目):攻撃2
  • B(三回目):攻撃3
X:ガード
  • Y:カウンタークラッシュ(当身技、ゲージ200消費)
  • ↓Y:カルシウムクラッシュ(ゲージ200消費)
  • →Y or ←Y:犬変身(ゲージ1000消費)
(以上、Readmeより引用)

一見ゲージ消費率が良さそうに思えるが、最大ゲージ数が1なので、そこまで燃費が良いというわけではない。
ちなみに『コロッケ!』シリーズの唯一の当身持ち。

「犬変身」は1回攻撃したらT-ボーンの状態に戻るが判定が強い上、
単純に高火力で時間制限があるので、普通のゲージ技より使い勝手は良い。
「カルシウムクラッシュ」は発生時の隙が大きくコンボに組み込むことは難しいが、起き攻めなどに使用可能。
この他に「バンカーランク」というものがあり、それを設定することにより攻撃力を上げることが出来る。
ゲジマユスイッチも搭載されている他、12Pでは「グレイブダンス」の体力制限が無くなるため、最大設定で狂下位クラスの実力はある模様。
外部AIはカオス同盟氏によるものが存在し、想定ランクは並~狂下位とのこと。

出場大会

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最終更新:2023年05月05日 19:52