バット星人


+ 担当声優
阪脩
『帰ってきたウルトラマン』
東国原英夫
『サーガ』
柴田秀勝
『ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』
浅沼晋太郎
『ウルトラゼロファイト』バット星人グラシエの声
三元雅芸
ウルトラマンタイガ』バット星人小森セイジの声

『帰ってきたウルトラマン』最終話「ウルトラ5つの誓い」に登場した宇宙人。
別名「触角宇宙人」。身長2.3m、体重80kg(巨大化時は身長43m、体重2万8千トン)。
名前の通りコウモリのような皮膜と長い牙を有している。
上の画像の通り昭和と平成で見た目が全然違うが、
レッドマンを含めた全作品で、必ず怪獣を使役して登場するという共通点があったりする。

地球のみならずウルトラの国をも侵略しようと目論んだ悪質な宇宙人。
保有するバット星人連合艦隊をM78星雲ウルトラの国へ侵攻させると同時に、
地球のウルトラマンジャックを襲撃するという「ウルトラ抹殺計画」を実行した。

+ 『帰ってきたウルトラマン』劇中での活躍
ウルトラマンジャック=郷秀樹の近親者である次郎少年、ルミ子を人質に取って彼を誘き出し、
かつて初代ウルトラマンを殺害したゼットンの二代目を出現させて郷を動揺させた。
更にMAT基地の原子炉を破壊して基地機能を完全に麻痺させ、
MATの活躍で人質が奪還されると、自らも巨大化してゼットンと共にジャックを攻撃した。

しかし、バット星人自身の戦闘能力は大した事はなく、光線などの武器も有していなかったため、
ジャックを背後から羽交い絞めにしたり、不意打ちで脚を攻撃するなど姑息な戦法に終始した挙句、
最後はウルトラクロスを胸に突き刺されて絶命。直後にゼットンも倒されてしまった。
+ 一方でウルトラの国への侵攻はどうなったかというと
劇中では語られていないが、連合艦隊の方もウルトラの国の反撃を受けて大敗を喫した模様。
『帰マン』以降の続編で光の国が無事に存在するのだからこの侵略が成功したはずが無いのだが、
後年、『ウルトラマンメビウス』のイラストノベル『ザ・ウルトラマンメビウス』で、案の定負けていた事が明記された。

またこれも後年の追加設定だが、そもそもこの侵攻の発端は、バット星人側が光の国の保有する「命を固形化する技術」の開示を要求し、
光の国側がそれを拒否した事であるとされている。
バット星人達が本気でこの技術を求めていたのか、あるいは開戦の口実作りに吹っ掛けた無理難題に過ぎなかったのかは定かではないが、
どちらにせよ光の国側が侵略性の種族にこれを明かす選択肢は無かっただろう。
そして平和をもたらすはずだった技術が戦争を引き起こし、あまつさえ無関係の星までもを巻き込んでしまった事実は、
結果として幾人もの心に陰を落とし更なる騒乱の遠因となっていくのだが、これはまだ先の話。

一応、『帰ってきたウルトラマン』のラスボス的な存在ではあるのだが、
戦闘能力が低いうえにデザイン的にも評価は高くなく、ラスボスに相応しい存在とは言い難かった。
後述するがMUGENのキャラもこっちではない。

肝心の引き連れたゼットンも設定上の強さはともかく、実際の映像上では様々な点で初代とは比べ物にならない劣化版だったため、
どうにも弱い印象しか残せていない。
後日談を描いたイラストノベル『ザ・ウルトラマンメビウス』では
「バット星人はゼットンの養殖にかけては宇宙一」という設定が登場し、
養殖ゼットンを率いて再びウルトラの国へ侵攻したが、やはり敗北した事が描かれた。

その後、映画『ウルトラマンサーガ』にて40年ぶりに映像作品に登場。
先代とは異なる印象の機械的でスタイリッシュなデザインになった事と、
元タレント・元宮崎県知事の東国原英夫が声優を演じた事で話題になった。
バット星人の地位をどげんかせんといかん!

+ 『ウルトラマンサーガ』劇中での活躍
一族の中でもエリートにあたる個体であり、ハイパーゼットンと融合して「全宇宙に死を齎す神」となる事を望んでいる。
その目的のために様々なマルチバースを移動し、スフィアなど餌として利用出来る怪獣を収拾していた。
更にウルトラマンが存在しない次元の地球「フューチャーアース」を完全に制圧、
殆どの地球人類をハイパーゼットンに吸収させ、残された僅かな女子供の恐怖心をも餌として利用していた。

次元を超えて救援に現れた三大ウルトラマンの攻撃でハイパーゼットン・ギガントが撃破されると、
自らも円盤ごとハイパーゼットンと融合、完全体のハイパーゼットン・イマーゴとなり、三大ウルトラマンを一蹴する。
人類とウルトラマンたちの諦めない心によって合体戦士ウルトラマンサーガが誕生するが、
ハイパーゼットンとサーガの戦闘能力は互角であり、両者一歩も譲らない戦いを展開する。

しかし、自らが「つまらない生き物」と見下していた人間たちのトラップに足元を掬われた事で均衡が崩れ、
猛攻を受けて大気圏外まで吹き飛ばされてしまう。反撃として放った巨大暗黒火球も全く通用せず、
サーガが放った最強技「サーガマキシマム」がハイパーゼットンの頭部を貫通、
体内にいたバット星人もサーガの拳に殴り潰されて即死した。

『サーガ』の前日談である『ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』にも登場しており、
声優は変更されているが、設定上は同族の別人として扱われている。
ウルトラマンゼロと戦っていた天然モノのゼットンを回収し(このゼットンがハイパーゼットンに改造される)、
「アンチウルトラフィールド」と呼ばれる空間を展開してゼロの力を奪ったうえ、
かつてウルトラマンタロウゾフィーの命を奪った怪獣兵器バードンを差し向けた。
最終的にゾフィーの助けでバードンは撃破されたもののバット星人は逃亡しており、その後の消息は不明。

同じく『サーガ』前日譚の『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』では回想シーンでのみ登場。
ビートスターの故郷を滅ぼした事が判明する。

『ウルトラゼロファイト』では「バット星人グラシエ」が登場。
『サーガ』版の同族でデザインもほぼ同じだが、今までの個体とは異なり剣を武器としている事が特徴。
怪獣墓場を訪れたウルトラマンゼロに、墓場から復活させた怪獣軍団「地獄の四獣士」を差し向け、
更に撃破された怪獣たちの怨念を吸収して自らの能力を強化、ゼロに一騎打ちを挑んだ。
偶発的に蘇生させてしまったピグモンを利用し、自らを倒せばピグモンも死ぬ事を楯にゼロを脅迫するが、
ピグモンの言葉を受けて再起したゼロの猛攻を受け、ウルトラハリケーンとガルネイトバスターを食らって爆死した。
因みに劇中では分かりづらいが、公式サイトによるとゼロファイト第一部の怪獣は全てグラシエの呪いで蘇ったものである。
機械的な見かけとは裏腹に劇中では呪術のようなものを駆使しており、この辺りも他のバット星人には見られない特徴であった。

『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では『サーガ』の個体がレイバトスにより蘇生される。
この時のレイバトスを連れてきたタルタロスの時空移動がコスモスジャスティスに察知され、彼らが追跡を行うきっかけとなる。
蘇生後は別プランとして考えていた「宇宙恐魔人ゼット」を産み出す。
ちなみに戦ったメンバーの1人であるダイナは『大いなる陰謀』には登場していない。
ゼロとコスモスがダイナの現況を語らなかったり『運命の衝突』のPVでも戦っている相手がタイガなあたりまた石になってないだろうなダイナよ


MUGENにおけるバット星人

とらふぐ氏による手描きドットのバット星人(平成版)が存在。
現在はカーベィ氏のサイトで代理公開されている。
MUGEN1.0推奨だがWinMUGENでも動くようだ。

剣を武器としている点などバット星人グラシエをモチーフにしていると思われるが、
『サーガ』版や『ハイパーバトル』版を基にした技も搭載されている。
飛び道具は持たないもののジャンプの飛距離、スピードが優れているため機動力は高く、
3ゲージ技の「アンチウルトラフィールド」によって能力を強化するなど多彩な能力を持っている。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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出演ストーリー

ネクサスまてぃっく(EX8話に登場)
なこるる茶屋(14話に登場。ただし当時はMUGENキャラのバット星人が存在せず、モララーを代役に使用)


最終更新:2023年02月22日 23:32