見当かなみ


「喋っても、動いても、刀を引くわ」

アリスソフト発売のアダルトゲーム『ランス』シリーズに登場するキャラクター。
短編作である『4.1』『4.2』『5D』には出演していないが、長編作品では『ランス1』から皆勤賞で登場している最古参の一人。
リメイク作の『01(アニメ版)』や『03』で付いたCVは真中海女史。
同じくアリスソフトの『大悪司』にスターシステムで出演した事もある。
同社製ソシャゲ『超昂大戦 エスカレーションヒロインズ』にもランスコラボイベント第一弾で参戦している。
強すぎず弱すぎず位の立ち位置なのが使いやすいのだろうか?

元々はリーザス女王リア・パラパラ・リーザス直属の女忍者で、紆余曲折の末現在はランス直属の忍者。
赤い忍者装束と紫色の髪が特徴。
元々はJAPANのごく普通の家の出身だったが幼少期に遭難した所を忍者に助けられてそのまま里で修行を受け、
更に研修中に道に迷ってリアに保護されてたらいつの間にか抜け忍扱いになっており、故郷に帰れなくなってしまった。
実は「見当」は名字ではなく、鈴女や犬飼と同様に「忍者としての名前」である。
しかし「見当」の名を与えられた後も「かなみ」と呼ばれ続け、いつの間にか名字のようになってしまった。
「火丼の術」はオリジナルの術だが「火遁の術」を間違えて覚えてしまったもの。
カエルがプリントされたパンツをよく履いている。かわいい。

キャラとしては毎回苦労人のポジションで、特に不幸さには年々磨きがかかっていっている。
初対面からして(エロい意味で)酷い目に遭わされたのでランスの事をかなり嫌っていたが
(と言っても第一作のリアとかなみは美少女失踪事件の犯人だったので、ランス側に大義名分があったりする)、
逆にリアの方はランスのハイパー兵器(ただし一作目当時にこの呼び名は無かった)によるおしおき(意味深)を受けた事で、
ランスにベタ惚れとなってしまったため、リアの命令で仕方なくランスの冒険に度々付き合わされる事に。
その中でランスが運命の人というお告げ(かなみ側はランスのみだが、ランスには計20人いるらしい)を受けたり、
最近はランスもベッドでは優しくしてくれるようになり、本人も満更でもなくなってきているのはやはりエロゲヒロインの宿命であろう。
紹介動画
01登場シーン

力は弱いが回避力や素早さは高い。忍者らしく諜報から暗殺、盗みまで(リアの命令で)何でもこなす。
なお忍者、とは言っても下忍止まりだったため実力はあまり大した事はない。
忍者という職業柄身に着けている技能を様々な用途に応用できるので仲間達の役に立たないという事は無いのだが、
ある作品ではランス一行の野営地の警備を任されており相当な数の侵入者を排除する一方、
彼女を圧倒できる刺客も日常的に多数潜入しており、その全てを仲間達が自力で排除している、なんて場面が描かれた事も。
公式によると忍者の強さは以下の通り。
鈴女>犬飼>>服部半蔵>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>かなみ
…天才くのいちである鈴女や、伊賀忍頭領の犬飼に敵わないのは仕方ないにしても、
暗殺スキルさえ持っていない妖怪狸(本シリーズの服部半蔵…に限らず徳川関係者は全員妖怪狸である)にすら負けるとは屈辱だぞかなみちゃん…。

才能限界*1はLV40。10万人に1人の逸材だが本編が本編だけにパッとしない。

(以上、ニコニコ大百科より一部抜粋)

上記のようにスターシステムで『大悪司』にも出演。
こちらでは全キャラ中最高の回避力で、最強キャラ候補になっている。
難点はルート限定なことか(登場するのは難易度が高いルートなので一種の救済キャラなのかもしれない)。

アリスソフトのクロスオーバーゲーム『ままにょにょ』『わいどにょ』にも出演しているが、性能はイマイチ。
移動力や回避は高いが、素質(1レベル上げるのに必要な経験値)の割に能力が低い。

+ 外部出演
『FLOWER KNIGHT GIRL』とランスのコラボイベントにおいて、限定ガチャのキャラとして参戦。所属は和装・忍者キャラが多いベルガモットバレー。
★5(上から2番目のレアリティ)ランクだが、レアリティ昇華によって性能が大幅に上昇する。以下は昇華後の性能。

  • 火丼の術 敵全体に2.8倍のダメージを与える 発動率:27%(Lv1)→37%(Lv5)
  • 戦闘中、パーティメンバーのスキルダメージが20%上昇し、さらに自身のスキルダメージが50%上昇
  • 戦闘中、パーティメンバーのクリティカル攻撃発生率が5%上昇し、クリティカルダメージが50%上昇
    (※他アビリティとの組み合わせで発生率は最大80%まで上昇)
  • 戦闘中、パーティメンバーの弱点属性の敵に対するダメージが20%上昇し、さらに自身の弱点属性の敵に対するダメージが40%上昇
  • 戦闘中、自身のクリティカルダメージが150%上昇

…と、バフの数値は非常に高く、一見すごく強そうに見えるが、
  • 全体攻撃スキルは敵が2体以下だと他のスキルにダメージ倍率で劣り、ボスにも大したダメージを与えられないのでアタッカーとしてはハズレ扱い
  • 攻撃力を上昇させるアビリティがない。攻撃力乗算バフアビリティを持つメンバーが必要
  • スキルが発動しなければ意味がない。スキル発動率を上昇させるアビリティを持つメンバーが必要
  • クリティカルが発生しなければ意味がない。かなみ自身が上昇させる発生率はたったの5。
    クリティカル発生率を上昇させるアビリティを持つメンバーが必要。
  • 敵の弱点属性と一致しなければ意味が無い。斬属性弱点の相手を選ぶか、別の属性を付与するアビリティを持つメンバーかFM(アイテム)が必要
  • クリティカルが(ry
かなみのアビリティを最大限に生かそうとするなら、仲間で足りない部分を補う構成となり、条件を満たせるメンバーもある程度限られてしまう。
パーティーにかなみを組み込むというより、かなみに合わせてパーティーを編成する、所謂介護が必要なのが難点。
自分自身の性能を活かせないポンコツぶりがかなみちゃんらしいと評されている。

…と、ネタ性能かのように書いたが、バフの数値は実際破格であるため、編成次第ではパーティー全体にかなりの火力を引き出せる。
実装当時よりキャラが増えて既存キャラのアビリティの見直し調整もされインフレが進んできた事で、
コラボキャラは調整対象に入っていないながらも未だ見劣りしないかなみを介護ではなくバッファーとした編成がしやすくなり、再評価されてきている。
ランスコラボ第二弾により復刻。第一弾のキャラもわずかながら調整を受け、クリティカル発生率は10に上がった。

実質スーパーアリス大戦『超昂大戦エスカレーションヒロインズ』にも、ランスコラボ第一弾「Rance -を求めて-」で登場。
声は『ランス03』で演じた真中海女史。劇中のセリフから、どうやら『ランス4』直後くらいの時系列から参戦している模様。
閃忍所属ではない事もあって、ダイビートの超昂戦士達と同じADDDを使用する事で「ビートアンスキルド・カナミ」に変身した。
能力的には命中・回避が高く手数も多いので、範囲攻撃必殺技「火丼の術」の回転率が高いのが売り。
ただ、能力を全体としてみるとSSR最低クラスであり、攻撃力・魔法力に関してはSRどころかR程度しかない。
……未熟者(アンスキルド)の名は伊達では無かった。
しかし彼女にしては珍しく幸運にも、原作時系列でLP2年からやって来たのに何故かLP4年(『ランス6』)に取得する首切り刀を所持、
その固有効果で低確率ながら攻撃に即死効果が乗っており、これが彼女の手数の多さとそこそこのシナジーを発揮する。
この件に関しては純粋に制作側の設定ミスであったようで、後に本件について謝罪文が公開されたものの、ナーフはされなかった。やったぜ。
担当ライターといたしましては、変身時、超昂パワーにより別時空から首切り刀が出現しており、
超昂パワーにて力ずくで使いこなし、当のかなみちゃんは(なんだかこの刀すごく強いわ、不思議...)
と首をかしげているということで解決を図りたく存じます。
との事。うっかり強くし過ぎてかなみファンに怒られないか制作側が心配するとか、まったくひでえ構図である
総じて、ザコ散らしには大変有用だがボスクラスの敵相手には通じづらいという、これまたなんとも彼女らしい性能に収まっている。

実を言うと、システムが特殊な対レイドボス戦では、上手く即死効果が発動すれば気絶値をゴリゴリ貯めて足止めと削りに貢献できるという、
一転して格上キラーになれるポテンシャルを秘めていたりもする。……頼みの即死が低確率なので運ゲーなのは変わらないけれども。


MUGENにおける見当かなみ

椿氏による手描きのものが存在する。
短剣による攻撃のリーチは短いが機動力に優れる、忍者らしい接近戦向けスピードキャラ。
突進斬りや飛び込み斬り、空蝉の術に手裏剣投げを駆使して戦う。
要所に強化が加わる特殊カラーも選択可能。

デフォルトAIは未搭載。
Air氏およびkoyu@TWINT氏による外部AIが存在するが、前者は現在入手不可。


「そっちは本体よ!」

出場大会




*1
ランス世界における各生物に生まれつき決まっているレベル上限。
元の種族自体が変わって魂が変質した等のごく稀にいる例外を除き、普通はそこで成長が止まり上限が変動する事も無い。
主人公のランスはその例外の一人であり、世界でわずか数人だけの才能限界の存在しない存在。
その数名も元から限界が無い魔王などで、公式曰く「世界のバグ」である。なおランスの子供もこのバグを引き継ぐらしい。
(ただし人間であれば寿命は当然存在し、必要経験値の増大や老年による能力低下も考慮すると「チート」とはならない。
理論上レベル上限が一万超『ウィザードリィ』で、クリア適正レベルを超え三桁レベル以上育てる病的なやり込み派は希少なのと同じ理屈である。
そもそも前回の稼ぎを食い潰しての自堕落生活やら、神の怒りやらでどれだけ前作でレベル上げていてもしょっちゅうレベル低下させてるしな!)。

また、その皇帝液(意味深)は極稀に抱いた相手の才能限界を伸ばす事があり、ランスの正妻奴隷であるため、
シリーズ中誰よりも多くランスに凌辱された結果、LV30であった才能限界が80まで伸びているシィル・プラインを筆頭に、
何人かの女性が才能限界を変動させているのだが、同じくらい被害に遭っている筈のかなみについては肉体的な相性が悪いため
公式設定上では1レベルも変動していない(ゲームによっては変動するものもあるが)。
…こんな所でも不幸なのね、かなみちゃん。
なお、才能限界自体はその個体の能力値の伸び代を段階的に表すものであり、単純に上限値が高ければ他の生物より強い・優秀とは限らない
(例として、才能限界が非常に高い一方で1レベル毎の能力上昇が極めて少ない者もいれば、
 レベル1の段階で凄まじい能力を持つが才能限界は一桁を超えない者もいる、など)。
これに加えて特定の技能に関する生来のセンスを示す技能LVという概念も存在し、作中ではこれによって様々な個性を登場人物に持たせている。
ちなみにかなみは「忍者LV1」の技能レベルを持っているが、これは一般的な意味でのプロ・一人前に相当する。
主人公であるランスの「バイク運転」等のように、世界観上で全く無意味な技能を持っている者も珍しくない


最終更新:2023年06月26日 14:41
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