ソロ


「目標、ストライダー飛竜を発見」

+ 担当声優
池田秀一
PCエンジン『ストライダー飛竜』
渡辺英雄
NAMCOXCAPCOM
帆世雄一
『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』

カプコンの名作アクションゲーム『ストライダー飛竜』シリーズの登場人物。
ドラクエ4の勇者では無い。濁点を付けると怪傑海賊狩りになるので注意。

フリーの殺し屋であり、賞金稼ぎ冥王グランドマスターに雇われ、主人公の飛竜を抹殺すべく現れる。
外見は全身を覆う装甲服に身を包んだ人物であり、声からして男性と思われるが素顔は不明。
背中のジェットパックで空を自在に飛び回り、様々な銃火器で武装している。
機械的で感情の起伏の乏しい喋り方をするためロボットじみているが、どうやら感情を制御されたサイボーグらしい。
設定、見た目など、映画『スター・ウォーズ』シリーズのボバ・フェットを意識しているのは間違い無いだろう
(名前は同シリーズでルークと行動を共にする賞金稼ぎの方だが)。
2014年の『ストライダー飛竜』ではデザインが一新され、天使のような背中の装飾が印象深い宗教的な外観になっている。

一作目『ストライダー飛竜』では2面で中ボス的なポジションで登場。レーザーミサイル火炎放射などで攻撃してくる。
地上で近距離攻撃しかできない飛竜に対して空中からの銃撃といかにも圧倒的有利そうなのだが、
いかんせん光剣サイファーの攻撃力が高すぎてあっという間に斬り殺されるか、
オプションA(格ゲーではハイパーコンボ「ウロボロス」で活躍するキノコ型オプション)に迎撃され、
画面に映った時には既に死体だったという事まであり、
ステージ間のストーリーデモにも出てくるかっこいい敵なのだが、いつ殺したのか印象に無い」
という中々悲惨な人物であった。完全にスルーされるストロバヤよりはマシだが
最終ステージでボスラッシュの一人として再登場するが、ここでもやっぱり秒殺。

この「ボスが派手に登場したと思ったらあっという間に死んでた」
「サイファー振りながら歩いてたらなんかボスが死んでた。というかボスだと気付かなかった」
というのは初代『飛竜』に共通する事で、つまりは飛竜が強すぎるのだ。ソロが弱いわけでは無い。きっと。

むしろストーリーデモで一枚絵をもらって強調され、
「冥王グランドマスターが台詞を完全に言い終える前に返事する」
という場面の方が印象深いかも知れない。

「ストライダーか。生きてユーラシア大陸を出してはならん」


表示される字幕は日本語だが、ボイスは英語で「アイガッチュ」と言ってくれる。
上述の通りグランドマスターの台詞が終わるより前に。

+ PCエンジン版ソロ

「待っていたぞストライダー、
 お前のサイファーと俺のサラマンダーのどちらが勝つか試そうじゃないか!」

前述の通りPCエンジン版でのボイスは池田秀一氏が担当…しているのだが、
上記のセリフを含めてボイスエフェクトのせいで非常に聞き取りづらくなっている。

二作目『ストライダー飛竜2』では3WAYに発射するインパクトカノンと両肩から発生している光輪翼が攻撃手段。
光輪翼のホーミング性能が中々高く、ミッション1の中ボスとしてはかなり厄介。
東風、ソロ、ウロボロス(必殺技ではなくステージボス。名称も見た目も中華版となっているが)と懐かしい面々が多く登場するステージの中でも、
最も手強い敵として飛竜の前に立ちはだかる。
ソロの新装備の性能もさる事ながら、なにより硬い
流石に「ボスが画面に出た時には死んでた」はまずかったという事なのか、
かつてはあらゆる敵を確認する間も無く切り裂いてきた光剣サイファーの威力が激減しており、
前作では考えられないような長期戦を強いられる
(つまり、普通のアクションゲームの普通のボス戦ぐらいの耐久性になった)。
最終ミッションでも再登場し、ステージ開始直後に現れる。
ここでは縦に非常に長い空間での戦闘になり、軽い重力でとんでもないジャンプが可能、さらに一定位置を越えると重力が反転するというギミックで、
慣れると「飛行するソロvs反重力空間を跳び回る飛竜」という面白い戦いを演出できる。そして相変わらずホーミング弾がきつい。

2014年版でも多彩な攻撃方法は相変わらずで、前二作品の「前半に登場、最終面で再登場」の伝統を踏まえて、
一度飛竜に敗れた後に損傷した姿(ソロZN-2)でリベンジを図ってくる。
この作品では『飛竜2』などで飛竜のライバルだったストライダー飛燕が敵方に回っていないため、
実質的に飛竜のライバルキャラクターとして扱いが優遇されている。
即死技なども持っており、かなりの強敵。ただし技の際の高笑いが若干小物臭さを漂わせる。

ちなみに、「ソロ」という通り名は「一匹狼」を意味するという設定であり、誰とも組まず馴れ合いを嫌う本人の性格を表わしているとされる。
しかし二作目および外部出演の『ナムカプ』や『PXZ2』においては、自身の量産型である「ドール」を多数従えている。
本人の意思で自分を複製したというよりは、本人の優秀さを評価した冥王グランドマスターが戦力の増強目的で量産したと考える方が自然か。

『ナムカプ』では他のボス級の敵と比較して防御系のスキルを持っていないためある程度は戦いやすい部類。
第1作の一枚絵を再現した、ここでしか使われないド迫力のビジュアルで初登場、量産型と共にガッチャマンよろしく降下してくる様は必見。
また戦闘ではミサイルをドカドカ撃ちまくってきたりするため、スペック以外でプレイヤーの印象に残る敵である。

彼の名である「ソロ」が『ロックマンX』シリーズおよび『ロックマンゼロ』シリーズに登場するレプリロイド「ゼロ」の名前のモデルになったのは割と有名。


MUGENにおけるソロ

BOH氏によるものが公開中。
手描きドットで製作されており、原作の質感たっぷりの見事な出来映え。しっかり原作ボイスも搭載している。
攻撃は弱中強の三段階で、投げは前後の二種類。
専用のブーストゲージを消費して空中ダッシュやホバリングが可能であり、空中での機動力が非常に高い。
必殺技はほとんどが飛び道具であり、強弱で性能や種類が変わる。EX版も所持。
原作のように空を飛び回りながら銃をぶっ放す戦い方が本領。エリアルも可能であり、コンボ性能は高い。
なお、改変やAI製作はご自由にとの事。

AIは搭載されていないが、2016年10月21日よりホルン氏によるAIパッチが公開されている。
コンボムービーで紹介されていた連続技を巧みに使いこなし、空中や地上から飛び道具をガンガン撃ってくるためかなり強い。
画面端での強力なループコンボも持っているため、総合火力はかなりのもの。
風見氏AIの飛竜とも(ウロボロスの性能を自重させれば)かなりいい勝負ができる。
この他に、Apophys氏によるバットマンのヴィラン「ファイヤーフライ」風カラーパレットが某所で公開されている。
製作動画
コンボムービー動画


「敵は撃破した。任務を続行する」

出場大会



最終更新:2024年04月16日 22:02