ウルトラマンゼロ


「ゼロ…ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!!」

2009年に初登場し、以降のウルトラシリーズで活躍しているウルトラ戦士。
ウルトラセブンの息子にしてウルトラマンレオの弟子である。
様々な作品で客演や主役としての活躍を繰り広げており、
面識のあるウルトラ戦士や仲間の数も多い等交友関係がとても広く、人気も高い。

+ プロフィール
身長:ミクロ~49m
体重:3万5000t(テクターギア・ゼロ装着時は4万5000t)
年齢:5900歳(地球人に換算すると高校1年生)
飛行速度:マッハ7
走行速度:マッハ2.7
水中速度:マッハ2
潜地速度:マッハ2
ジャンプ力:880m
握力:70000t
変身アイテム:ウルトラゼロアイ、ウルトラゼロアイNEO
人間態:モロボシ・シン(ライト)…演・宮野真守
    ラン…演・小柳友
    タイガ・ノゾム…演・DAIGO
    伊賀栗レイト…演・小澤雄太
    モロボシ・シン(ジョージ)…演・渡辺大輔
    モロボシ・シン(役名不明)…演・川野直輝

他のウルトラ戦士に比べると人間の若者のような若さを感じさせる性格なのが特徴。
堅苦しい真面目さを好まず自由な性格で、熱血漢で怒りの感情をはっきり出すことが多い。
荒っぽい言動や直情的な面も見られるが、弱いものを守る優しさもしっかり持ち合わせている。
ただし登場作品ごとに性格の意外な一面が判明し精神的に未熟な所が成長していったため、
時期や作品によって印象の変わるウルトラ戦士になっている。
声は声優の 宮野真守 氏が担当しており、融合した人間に変身を拒否されて狼狽える等、氏のアドリブも相まってギャグも得意。
また2011年に行われた舞台『ウルトラマンプレミア2011』ではゼロに変身する主人公、モロボシ・シン(ライト)を演じた。

口調は少々荒っぽく、先輩や師匠らに対しても呼び捨てでタメ口をきくが
最近は尊称を付ける、ウルトラの母には敬語を使う等、それなりに礼儀も身に付けてきてはいる。
年齢故かテンションが上がると微妙に厨二病っぽいというか勢い任せな言い回しが出ることがあり、
「二万年早いぜ!」「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」など、決まってるんだか滑ってるんだか分からない語録が結構ある。

戦闘能力や戦闘以外の能力も描写、設定ともに非常に強力で、かなりの万能戦士。
一通り揃った光線技、ウルトラマンレオから教わった宇宙拳法による格闘戦、
戦いの中で手に入れた多彩な武器による攻撃、タイプチェンジなど隙が無い。
しかし初登場作品以外は苦戦や敗北も多い。
そこから心の強さや仲間達の助けで必ず逆転するからこそ、ゼロは強いというイメージが根付いているのである。
後述する戦いの中で手に入れた「ウルティメイトイージス」というアイテムを使えば、
並行宇宙の移動や別の宇宙での活動時間無制限の活動も可能であり、世界観が繋がっていない多くの宇宙を渡り歩いている。
この能力と設定もあって、昭和ウルトラと同じ宇宙の出身でありながら、別の並行宇宙に存在するウルトラ戦士達とも共演している。

+ 本編での活躍(2012年まで)
当時、新作TVシリーズを作る体力がない中、映画やOV作品、
番組のナビゲーター、その中での短編ドラマなどで長期に渡って断続的に登場し、そのキャラクターを印象付けていった。

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年)

本作で初登場したゼロは、若く将来有望なウルトラ戦士だったが、
力を求めるあまり、ウルトラの星のエネルギー源であるプラズマスパークコアの力を得ようとして、
ウルトラセブンに取り押さえられ、彼から「お前にはウルトラ戦士になる資格はない」と一喝されてしまう。
星の掟を破った罰としてゼロはウルトラの星から追放、辺境の惑星K76に幽閉され、
ウルトラマンレオの下で精神と体を鍛えるための修行を行うことになった。
なお、この時点ではゼロは自身の出生を明かされておらず、セブンが実の父だとは知らなかった。

こうしてレオの元で反抗しながら修行を積んでいたゼロだったが、
ある日、戦いの余波で崩れた岩に潰されそうになったピグモンを必死に救出した。
この姿を見たレオは、ゼロがウルトラ戦士にとって一番大切なものである「優しさ」を得たことを確信する。
しかし、それと時を同じくして危機に陥ったセブンからのアイスラッガーが飛んで来る。

この時、セブン達は悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」の襲撃を受けており、
ベリアルの攻撃でウルトラ戦士の大半が敗北し、プラズマスパークコアを奪われてウルトラの星が凍り付くという、
絶体絶命の状況に追い込まれていた。
セブンが実の親だと明かされたゼロは決戦の地である怪獣墓場へと急行。
力尽きたセブンを看取ると、ウルトラマン達を追い詰めていたベリアルに戦いを挑んだ。

ゼロは圧倒的な強さでベリアル配下の怪獣軍団を薙ぎ倒し、ベリアルに勝利したが、
ベリアルは怪獣達の魂と融合して巨大な怪獣ベリュドラに変身、ゼロを苦戦させる。
しかしレイの機転と、ベリアルが奪っていたプラズマスパークコアがゼロを認めて新たな力を与えたことで形勢逆転、
ゼロとウルトラマン達の合体攻撃によりベリュドラは粉砕され、ウルトラの星は無事復興した。
死んだかに思われたセブンも復活を果たし、彼から「さすが俺の息子だ」と称えられたゼロは父親と熱い抱擁を交わした。

しかし、ベリアルはゼロに強い怨みを抱きつつ生き延びており、ここから二人の長きに渡る因縁と戦いが始まるのであった。

OV作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』(2010年)

本作のゼロは宇宙を滅ぼしかねないサロメ星人の計画を阻止するために戦う。
詳しいストーリーはニセウルトラセブンのページを参照。
本作の敵のダークロプスゼロはベリアルがゼロ自身の姿を模して造らせたロボットである。
また、本作のゼロは師匠レオとのタッグ戦を見せており、レオとの合体技レオゼロダブルフラッシャーも披露した。

映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010年)

並行宇宙で大帝国を築いて悪行の限りを尽くし、全宇宙征服を企むベリアルを倒すために、
本作のゼロは並行宇宙へと移動しベリアル銀河帝国と戦う。
また、弟を庇って重傷を負った惑星アヌーの青年ラン(演:小柳友)に憑依し、初の人間体を披露した。

打倒ベリアルのために並行宇宙の伝説の装備『バラージの盾』を探すゼロは、
その過程でベリアルに反抗していた正義の戦士達、ジャンボット(ジャンバード)、グレンファイヤー、ミラーナイトと出会い、
互いに力を認め合う仲間になる。

その後ベリアルに囚われてしまうゼロだが、仲間達に助けられ脱出、ベリアルとの直接対決に挑む。
しかし巨大怪獣アークベリアルと化したベリアルにゼロは大ピンチに追い込まれる。
その時、探し出したバラージの盾に並行宇宙の人々の光が結集し、
ウルトラマンノアの力を宿した伝説の鎧「ウルティメイトイージス」が誕生する。
ゼロはミラーナイトら仲間達の的確な援護とウルティメイトイージスの力でアークベリアルを粉砕、
ベリアルの肉体を完全に消滅させて並行宇宙に平和を取り戻した。

その後並行宇宙から飛び去ろうとするゼロだったが、
ジャンボット、グレンファイヤー、ミラーナイトが平和を守る仲間としてついて来た。
ゼロは仲間達と新たな宇宙警備隊「ウルティメイトフォースゼロ」(以下UFZ)を結成、
ウルトラの星に戻らずに別の宇宙の平和のために戦うことを決めた。
(ウルティメイトフォースゼロの仲間達についてはグレンファイヤーの項目参照)

本作はベリアルとの決着がひとまず付く以外にも、後のゼロの活躍に繋がる要素が多数出てきた作品である。
共に戦う仲間とUFZの結成、エネルギー切れを気にせずに戦える上、並行宇宙を自由に渡り歩くことを可能にするウルティメイトイージスの入手等は、
後のゼロの活躍を語る上でかかせない要素になった。

TV作品『ウルトラマン列伝』(2011~2013年)

2000年代後半は毎週放送されるウルトラシリーズの番組があまり無い時期だったが、
過去のウルトラシリーズの映像の再編集を中心とした番組として2011年に『ウルトラマン列伝』がスタートする。
本作では過去作の一部話数を抜粋して放送する上、子供が詳しく知らない過去作品のウルトラマンも登場するために、
こういった内容を子供にも分かりやすく解説する解説パートが存在していた。
この解説パートのナビゲーターを務めたのが、当時の最新ウルトラ戦士であるウルトラマンゼロだった。

あくまで解説としての登場だったが、これまで通りの砕けた言葉遣いや荒っぽい強気さもある中で、
親しみやすい語り口や時折とぼけた面も見せるなど、これまでとは違った一面も見せており、
彼のキャラクターの幅の広がりにおいて重要な意味を持っていた。
それまでのゼロは戦闘能力は強いものの少し我が強く自分を押し通す所があり、
荒っぽい口調なこともあって親しみにくい印象を感じる人もいたため、本作で見られた一面はより一層人気を広げた。
また、過去のウルトラマンの活躍を盛り上げる解説が多かったため、
これまではあまり見られなかった先輩ウルトラ戦士への敬意も感じられるようになった。
また、番組内で後述の帯番組『ウルトラゼロファイト』を行うようにもなる。
続く『新ウルトラマン列伝』でもメインMCを務める回があり、約6年にかけてこれらの番組で活躍した。
海外向けに総集編を除くゼロの主演回を集めTVシリーズとしたものが製作されており、日本でも放送された。

また、新規撮影部分では他のウルトラ戦士と特訓する場面や、
UFZのメンバー達と愉快な掛け合いを行ったりと映像ソフト化されないのが惜しい程の魅力的な活躍が描かれた。
特にウルトラマン列伝最終回では、ゼロファイト第2部のその後が描かれ、
ゼロがより精神的に成長する非常に重要な回であった。

OV作品『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』(2011年)

本作のゼロはUFZと共に、有機生命体を滅ぼそうとするロボット軍団の主ビートスターと戦う。
本作ではビートスターがジャンボットを捕えて分析して製作したロボット「ジャンキラー」が登場。
当初はゼロ達と敵対するが、彼らの説得で正義の心に目覚め、「ジャンナイン」を名乗りUFZの一員となった。

映画『ウルトラマンサーガ』(2012年)

本作のゼロはハイパーゼットンを操るバット星人と戦う。
敵の企みやストーリーについてはバット星人ウルトラマンダイナのページを参照。
本作の舞台はウルトラマンが存在しない次元の地球「フューチャーアース」であり、
ここに他の宇宙から訪れたウルトラ戦士達がバット星人と戦う。
本作のゼロは、子供を守るために重傷を負った青年タイガ(演:DAIGO)の命を救うべく彼に憑依するが、
タイガは何故かウルトラマンへの変身を拒んだため、全力を発揮できず10m程の小さな姿で戦う場面も見られた。

タイガは、ウルトラマンダイナことアスカ・シンが活躍した宇宙「ネオフロンティアスペース」出身で、
バット星人の円盤と遭遇し、ワープに巻き込まれて「フューチャーアース」にやって来たのだ。
そしてタイガがウルトラマンの力を拒む理由は、かつて両親が怪獣災害に遭った際にダイナの助けが間に合わなかったため。
ダイナに恨みはないが、ウルトラマンの力にも頼りたくないという葛藤を抱えていたためだった。

しかし、ある出来事を機にトラウマを振り切ったタイガはゼロへと変身、ダイナ、コスモスと共にハイパーゼットンに挑み、
この3人が合体した「ウルトラマンサーガ」に変身して敵を撃破した。
ちなみに、ラスト付近ではゼロがDAIGO氏に因んだ仕草を披露する。

ウルトラゼロファイト1部、2部(2012年)

前述の戦いでダイナ、コスモスと合体したため、
分離後のゼロは彼らの力を受け継いだ新たな姿『ストロングコロナゼロ』、『ルナミラクルゼロ』への変身能力を獲得。
第1部はこの2つの姿を巡る物語となった。
本作のゼロはバット星人グラシエと対決。ストーリーの詳細はバット星人のページを参照。
本作で出会ったピグモンはゼロにとって守るべきものとして重要な意味を持つことになる。

ウルトラゼロファイト2部では謎の敵集団ダークネスファイブと対決。
UFZと共に戦いに挑んだゼロだったが、敵のボスの正体は何と…
+ あのお方
ゼロに敗れ、肉体が消滅したベリアルだった。
怪獣墓場に送られた魂が、暗黒の鎧アーマードダークネスに憑依し復活に成功したのだ。
肉体を失ったベリアルは新たな体としてゼロの体を狙っており、一瞬の隙を突いてゼロに憑依、
ゼロの意識を抑え込んでベリアルの魂が支配する黒い体の「ゼロダークネス」に変えてしまう。
ゼロダークネスはゼロの仲間であるUFZを攻撃、説得しようとする仲間達の言葉も届かず、彼らを全滅させる。

仲間に続いてゼロを必死に止めようとする怪獣墓場のピグモンまで殺そうとするゼロダークネスだったが、
死んだ仲間達の激励の言葉を受けたゼロの意識の必死の抵抗がゼロダークネスの動きを止める。
そしてついにゼロの意識は究極最終形態シャイニングウルトラマンゼロとして復活、
ベリアルの魂を体から追い出し、時間をも巻き戻して死んだ仲間達を復活させた。
しかし、ハッピーエンドの裏でベリアルまでも肉体を取り戻し復活、新たな戦いを予感させるラストで物語は終わった。

+ 客演作品におけるゼロの活躍(2013年以降)

映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(2015年)

平成ウルトラ戦士達を封印してきた超時空魔神エタルガーを追って、ヒカル(ギンガ)とショウ(ビクトリー)のいる地球へやってきた。
エタルガーに敗れた2人が究極の力を得られるよう、特訓を付けてやるのだが、その内容はと言えば、
「手錠で繋がれた状態で崖を登らせ、さらに大岩を降らせる」という親父がかつてレオにしたのを彷彿とさせるスパルタ方式であった。
そこは師匠をリスペクトしろよ
その後はエタルダミーのベリアルと対決。形態変化しつつ必殺技ラッシュという、オーバーキルもいいとこなやり方でこれを倒した。

TV作品『ウルトラマンX』(2015年)及び派生作品

第5話「イージス光る時」に登場。短編を除くとこれがゼロのTV作品への初登場である。
ナックル星人バンデロを追っており、彼がブラックキングと二体がかりでエックスを圧倒していた所へ乱入。
ブラックキングと拮抗した勝負を繰り広げている内に星人に逃げられ、これを追って惑星ギレルモへと向かった。
やがてウルティメイトイージスを模した「ウルトラマンゼロアーマー」を装着したエックスも駆け付け、
(この時、アーマーを目にしたゼロは「それオレの…」と呆気に取られている)
ゼロはブラックキングをエックスに任せてバンデロと対決し、勝利する。
この回で事件に巻き込まれたXioラボチームの高田ルイ(ルイルイ)から惚れられ、「ゼロ様」呼ばわりされることに。因みにエックスは袖にされた

劇場版では、敵怪獣ザイゴーグが生み出したツルギデマーガが世界各地に現れた時
かつてエックスと共闘したウルトラ戦士達と共に駆け付けた。去り際にはルイルイと再会を果たし、爽やかな仕草で応えた。

TV作品『ウルトラマンオーブ』(2016年)及び派生作品

TV本編では本人は登場しないが、彼の力が火ノ魔王獣マガパンドンを封印していた。
ウルトラマンジャックとゼロの力を借り変身したオーブのフュージョンアップ形態・ハリケーンスラッシュが登場する。
両者共ブレスレット使いで、ウルトラハリケーンを使っている等の共通項があり、
『新ウルトラマン列伝』終盤ではジャックとの武器を使った特訓を行った。
劇場版と『ウルトラファイトオーブ』では本人も登場。
後者ではセブンと共にオーブを10年間鍛え続けるというかつてないスパルタっぷりを発揮した。

TV作品『ウルトラマンジード』(2017年)

サブトラマンポジションとしてレギュラー出演。
復活したベリアルが起こしたクライシス・インパクト事変において、以前より遙かに強大な戦闘力を得たベリアルに敗北
この戦いで主力武器であるウルティメイトイージスを破損し、更にゼロ自身も重傷を負い地球上の活動時間も2分になるなど、
奇しくも『レオ』時の父と同様に著しく行動に制約を受けている。

そんな体調にも拘らずベリアルの痕跡を追ってサイドスペースの地球に降り立つが、
同時に、ベリアルの面影を持つウルトラマンジードを発見して動揺する。
ついでに、彼が光の国から盗まれた「ウルトラカプセル」を所持していたことで益々混乱することになる。
暫くジードを静観していたが、彼の行動に敵ではないという確信を得たため自ら接触。
自分の不調もあり、ひとまずジードをサポートする方針を取っている。
本作では、子供を助けようとして瀕死の重傷を負った地球人・伊賀栗レイトを助けるため彼と一体化。
人格は一応レイトとゼロ両者共残っているが、ゼロの人格が表に出た際は演技が変化し、声も宮野氏のものになるというイマジン的な演出が取られている。
気弱なレイトと、威勢のいいゼロでは性格が正反対ではあるのもの、意外に馬が合っており、終始良好な関係を築いていた。
レイト役の小澤雄太氏がアクションを売りにする劇団EXILE所属なだけあり、
ゼロが表に出た状態での格闘シーンはキレッキレの見応え抜群なアクションを演じており、
同時期に放送していた『仮面ライダーエグゼイド』でも格好いい廻し蹴りを披露した九条貴利矢(仮面ライダーレーザー)役の小野塚勇人氏と共に、
特撮ファンに劇団EXILEのアクションを強く印象付けている。
最終回で分離するが、劇場版ではシャイニングゼロの力を使って消耗したため再び一時的に一体化している。その後、また分離した。

TV作品『ウルトラマンタイガ』(2019年)

ベリアル因子の回収処分の任務に就いており、
その過程でウルトラマントレギアとニセウルトラマンベリアルに苦戦するウルトラマンタイガのもとに駆け付けて共闘し、
タイガにプラズマゼロレットを授けた。

TV作品『ウルトラマンZ』(2020年)

本作主役のゼットから師と仰がれているウルトラマンとして登場。
ただしゼロは「自分はまだ誰かの師になれるほどでは無い」と弟子入りを認めておらず、
実際にはゼットが勝手に弟子を名乗っているだけである(地球人における学校の先輩後輩関係に近い)。

配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020~21年)

Chapter1では語り部として登場。今作の騒動の始まりとなる事件について紹介する。
続くChapter2では疲弊したゾフィー~タロウのウルトラ六兄弟を襲撃したアーリーベリアル・トレギアに対して攻撃を仕掛けつつ登場。
彼らがアブソリュートタルタロスと撤退した後、脅威を察知した光の国でウルトラの父から精鋭部隊の結成任務を受けることになる。
Chapter3序盤では精鋭部隊「ウルトラリーグ」結成のために東奔西走しているシーンが描かれる。
その後、ゼットン軍団のウルトラマン80とユリアン襲撃の際に光の国から駆け付けたメビウス・タイガ・ゼットから少し遅れるタイミングにて、
「ウルトラリーグ」のメンバーと共に救援に駆け付ける。
ユリアンを誘拐しようとするタルタロスに対して新形態「ウルティメイトシャイニングゼロ」で交戦するも、
エネルギー消耗の激しさを突かれた結果、ユリアンを連れ去られてしまい結果的に敗北することに。
更に間の悪いことにゲネガーグが光の国を襲撃するという報が入り、グリージョにエネルギーを回復してもらった後、
独断で追跡しに行ったゼットを追いかけることに。

配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』(2022年)

プロローグでは『Z』第7話の後に光の国に戻ってきた場面が描かれる。
光の国では「ウルトラリーグ」に招聘したウルトラマンジョーニアスがタルタロスと対等に渡り合えたことから、
彼に高出力のエネルギーを維持しつつ長時間戦えるような指導を依頼。
そういや親父は過労死寸前まで行って師匠は地球での活動可能時間がとりわけ短かった
特訓の末に、相変わらず負担は大きいもののウルティメイトシャイニングゼロの長時間維持が可能になった他、
偶発的に新形態「ワイルドバースト」を覚醒させた。

この他、アニメ『うーさーのその日暮らし』において所謂中の人ネタ(主役のうーさーの声が宮野氏)で登場。
UFZの面々共々アニメ調で描かれている。

また、ゲーム『巨影都市』にもウルトラシリーズ枠で登場。
ベリアルに苦戦するウルトラマンウルトラマンタロウの元へ駆け付けて共闘。光線一斉発射を決めた。

『コンパチヒーローシリーズ』のRPG『ロストヒーローズ』シリーズでは全作でプレイアブル化。
中の人繋がりでダブルオークアンタとの合体技も用意されている。

+ ウルトラマンゼロの技について
基本となる技はセブンと似た技が多く、彼の血筋だとよく分かる。
他にもレオから教わった宇宙拳法や技もあり、特に構えにはレオの影響が強い。
更に出演する度に新技や新装備を獲得していったため、技の種類は豊富。
そのため出演作品の一部でしか活用されなかった技、特定作品でのみ印象に残る技等もあるため、
視聴経験によって技の印象が全く違うことも多いだろう。
そんなゼロの技のうち、MUGENキャラに搭載されている技をここでは説明する。

  • ゼロスラッガー
親であるセブンの武器アイスラッガーとよく似た使い方の武器であり、ゼロの代表的な技の一つ。
頭に2つ装着された刃を念動力で操ってブーメランのように飛ばし敵を切り裂く。
もちろん、手に持ってナイフのように敵を切り裂く使い方もできる。
これを用いて、親父がガッツ星人に放ったウルトラノック戦法に似た「ウルトラキック戦法」を使ったことも。
また、プラズマスパークの力を受けた際には2つのスラッガーが合わさり三日月状の刃・ゼロツインソードに変化した。
その後は自由にゼロツインソードに変化可能になり、ゾフィーとの合体技なども披露している。

  • ウルトラゼロキック
足を燃え上がらせながら飛び蹴りを放つ技。
レオキックとよく似た体勢でのキックで、師匠のレオから教わった技だと思われる。
初登場以降の殆どの登場時に使用されたゼロを代表する技である。
出現と同時に敵にこの技でダメージを与えるという使用法が多く、敵へのトドメをさす技ではないものの印象に残りやすい。
『X』客演時にはブラックキングの角を折るという活躍を見せた。

  • ビッグバンゼロ
炎を纏った手刀で攻撃する技。
ダークロプスゼロ戦で使用した際には相手が防御に使った武器を破壊した上でダメージを与えており、
そのまま相手との決着に繋がる流れを作った技としてとても印象的。
使用直前の「オレのビッグバンは…もう止められないぜ!!」という発言が技名の由来らしく、
『VSダークロプスゼロ』視聴者なら台詞も相まって記憶に残りやすいだろう。

  • ゼロドライバー
相手を掴んだまま空中に飛び上がり、相手を頭から地面に叩き付けるパイルドライバーのような技。
グレンファイヤーと戦った際に彼から受けた技「グレンドライバー」を元に編み出した技であり、『ベリアル銀河帝国』で2回使用した。
他作品での活用例はあまりないが、習得過程がはっきりしており印象的で、
劇中での2回の使用がどれも戦闘の決め手として決まっていたため、この映画の視聴者の記憶には残りやすい技である。

  • ビームゼロスパイク
ニセウルトラセブン(SR)に対して使用した技。
さり気ない感じで1回しか使用していないので、知らない人も多いだろう。

  • エメリウムスラッシュ
セブンのエメリウム光線のように額のビームランプから放つ光線技。牽制や雑魚敵の一掃によく使われる。
セブンとは違い、師匠のレオのように片腕を水平に広げる構えを取る。

  • ワイドゼロショット
セブンのワイドショットのように腕をL字に組んで放つ光線技。
エメリウムスラッシュよりエネルギー消費が多い分高威力な技である。
敵のボスクラスへの使用は少ないが、決め技として多用しており、撃破した敵も多い。

  • ゼロツインシュート
ゼロスラッガーをカラータイマーの両サイドに装着し、胸部から放つ範囲の広い必殺光線。
見た目は一言で言えばブレストファイヤー
強いて言えば従来のウルトラ戦士の使う「カラータイマーからエネルギーを放つ技」が近いか。
かつてはゼロ単体の技で最強技の扱いだったが、後に光線の撃ち合いで敗れた他
新たな形態や装備を獲得していったため使用機会が減ったが、『X』客演時は久々にトドメ技として使われた。

  • プラズマスパークスラッシュ
ゼロスラッガー2つを合体させたゼロツインソードを構えて突進し、すれ違い様に敵を切り裂く。
ベリュドラやダークロプスゼロ、ビートスターといった大ボスに止めを刺した初期の最強技。

  • ガルネイトバスター
  • ミラクルゼロスラッガー
ダイナとコスモスの力を受け継いだ姿であるストロングコロナゼロ及びルナミラクルゼロでの必殺技。
ガルネイトバスターは腕から高熱のエネルギー弾を発射するストロングコロナゼロの、
ミラクルゼロスラッガーは無数に分裂する光のゼロスラッガーを発射するルナミラクルゼロの技である。
上記2形態は他にも様々な技を持つが、後述するMUGENキャラに搭載されているのはこの2つで、『X』客演時にもこの2つを使用している。

  • ファイナルウルティメイトゼロ
『ベリアル銀河帝国』で初使用されたゼロの最強技。
本作で入手した伝説の鎧、ウルティメイトイージスを弓型に変形させ、相手目がけて撃ち出す技である。
凄まじい威力を誇る反面、エネルギーのチャージに時間がかかるのが欠点。
初使用時ではグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボット達の的確な援護によって長時間のチャージに成功しており、
大ボスのアークベリアルごと敵の巨大宇宙要塞、周囲の敵宇宙艦隊を纏めて消し飛ばす威力を発揮した。
ただし以降の作品ではここまでの威力を発揮できず、トドメにもならなかったため、初使用時の印象が強い。
以降の作品ではチャージ時間が短いことから、チャージしたエネルギー量によって威力が変化するという考察もあるが、
特にそうした設定が公式で語られたことはない。

なお、「弓を発射する」という技の形式はウルトラマンネクサスの必殺技「アローレイ・シュトローム」に酷似しているが、
イージスを授けたウルトラマンノアとネクサスは同一の存在であるため、両者の関連性を示す意図的な演出と考える人もいる。

+ 変身アイテム、名称、その他設定や余談など
あまり人間と融合しないため使用は稀だが、融合時の変身アイテムは、眼鏡型の「ウルトラゼロアイ」。
セブンの「ウルトラアイ」に似た形状・用法だが、ブレスレットに収納可能で光線銃に変形可能と、使い勝手がよくなっている。
『ジード』ではベリアルとの戦いで負った傷の影響なのか光線銃への変形機能を喪失、
ブレスレットも破損しているため、普段はレイトのスーツの裏ポケットにしまわれている。

セブンの息子なのに名前が「ウルトラゼロ」ではない理由については、セブン以降のウルトラ戦士の命名に従ったためだと思われる。
因みに初期案では全身が赤く、名前も「ウルトラセブン21ウルトラセブンアックス」だった。
なお、『ウルトラ銀河伝説』を含む『大怪獣バトルシリーズ』自体がM78星雲シリーズの数千年単位の未来の出来事のため、
現在5900歳のゼロが『セブン』当時に産まれているかどうかは確定していない。

そして、ある意味一番彼の存在において投げかけられている疑問であろう「母親は誰?」についてだが、
公式には未だ不明。少なくともセブンのモロボシ・ダンとしての想い人であったアンヌ隊員ではないらしい。
まあ原作は涙の別れのはずだったし、時系列上の矛盾も生じる恐れがあるため、現状そこらへんはぼかしておく方針のようだ。

一部では、かつてレオと交戦した超能力星人・ウリンガはゼロのかつての姿ではないか?という説も囁かれている。
ただし公式で触れられたことはなく、あくまで「そういう解釈も出来なくはない」といった感じなので話半分に受け取っておくべきだろう。

また、公式ツイッターにおいて魔法少女への勧誘に注意するよう警告したことも。


「オレのビッグバンは…もう止められないぜ!!」


MUGENにおけるウルトラマンゼロ

レイア・ビゼットブラックキングの作者であるbakisimu氏により、手描きで製作されたゼロが2016年10月21日に氏のOneDriveで公開された。
muu氏のウルトラ戦士をベースにしており、スピリッツや回り込みなどのシステムが搭載されている。
2017年1月18日にかけての更新で通常投げ、「ウルトラゼロキック」、援護攻撃、「ゼロドライバー」、
「プラズマスパークスラッシュ」、「ファイナルウルティメイトゼロ」などの新技とイントロや勝利演出などが追加されていった。
2017年1月21日の更新で各種修正と共に12Pカラーの性能が完全に差別化された。
さらに2017年5月7日の更新で「ガルネイトバスター」、「ミラクルゼロスラッガー」が追加され、作者としては搭載予定の技が揃ったとのこと。
他のウルトラ戦士と比べると癖のある高性能キャラをコンセプトに製作したとのことだが、
実際は癖もそこまでは無く性能が高めのキャラとしてまとまった性能になったとのことである。
性能の傾向としては通常技のリーチが長く高威力な代わりに、発生が遅めで有利Fが短い傾向になっている。
下記の動画で公開中。

他にはbakisimu氏版の外部AI兼改変パッチが亜-人氏によって公開されている。
こちらは単体キャラとしても動作し、性能の傾向がほとんど別物というレベルで大きく変更されている。
各通常技のリーチの長さはそのままに、発生や全体の動作が速めに、使用後の隙が短くなっており、
相手にガードされても不利にならない技が多い。
AI戦での大きな違いとして、3つの通常技を特定の順番で繰り返すネビュラコンボをAIが多用することが挙げられる。
bakisimu氏製作版では相手がダウンしていた技がダウンしなくなったためコンボがループするようになり、
相手のAIがガードを解かないためガードした相手に3つの通常技をしばらく同じ順番で繰り返し続けるという光景にAI戦ではなりやすい。
かといって無敵や当身、発生の速い技で攻撃中の相手に差し込んで来るような相手に噛み合うようなAI戦での強さもないため、
watchモードだと一般的な格闘ゲーム的な強さの相手にあまり見せ場が無いまま勝つが、
凶キャラには太刀打ちできないという強さであり、AI戦で噛み合っていい勝負が見せられるようなキャラが少ない。

動画に使用する場合は、一般キャラや格闘ゲーム的な性能、有利フレームの調整に力の入ったキャラと戦わせたい時、
そういった性能のキャラが多く出場する大会なのであれば、そういった大会では本体性能が重視されやすく、
相手にも見せ場と勝ち目があってお互いにバランスのいい攻防が好まれるので、
bakisimu氏製作版を使用した方が相手キャラのファンに理不尽に思われにくく適切だろう。
ウォッチモードでの審査では、亜-人氏改変版でも審査に通るケースは多いかもしれないが、
3つの技の繰り返すだけのコンボで相手に見せ場を与えないような戦いは、動画視聴者の受けが悪いため動画使用前にはよく考えた方がよい。
モーションをじっくり楽しみたい場合も、bakisimu氏製作版の方がモーションがしっかり見えるのでお薦め。
また、公開当初の亜-人氏改変版ならば、プレイヤー操作で非常に強力な強さを発揮できたのだが、
更新後では3つの技を繰り返すコンボにコンボの繋げ方が絞られてしまったため、
自由なコンボで動画の見栄えを追及というのが難しく、人操作であっても動画には適さないと思われる。
亜-人氏改変版を使う場合は、動画視聴者の受けや対戦相手キャラのファンの心情を考えなくてよい個人使用で活用するのが有効だろう。

このようにキャラによって特徴と有効な使い方に大きな違いがあるので、上手に使い分けよう。
どちらもファイル名は同じで外見やsffには違いが無いため、動画で見分けにくいのが難点だったが、
更新によって亜-人氏改変版はディスプレイネームが「ultraman_zero_A」になったので、
ディスプレイネームとゲージ技の威力で区別しよう。
片方のバージョンを見て、もう一つのバージョンもAIが違う程度だと混同して考えないように十分に注意したい。

この他、2023年にはYN氏によるゼロも公開された。こちらもbakisimu氏のものの改変である。

+ bakisimu氏製作
  • bakisimu氏製作
パンチ、キックは弱強の2ボタン式。現在は通常投げも搭載されている。
通常技はリーチが長めで当てやすく、威力も高い代わりに発生フレームが遅めで有利フレームも短い技が多い。
発生が速い技でも6Fと少し遅めで、キックなどはリーチが長く高威力な分当てても微不利など、
小回りが効きにくくパワーキャラ寄りの印象にまとまっている。
飛び道具としては「ビームゼロスパイク」、「エメリウムスラッシュ」を搭載。
ビームゼロスパイクは近くの相手に当てても有利フレームが無く不利なので遠距離での牽制に使おう。
エメリウムスラッシュは更新で上下撃ち分けが可能になっており、
打点はかなり高いがある程度はカバー可能、ただし当てても少し不利なのでダメージを期待して使おう。
相手を切り付ける「ゼロスラッガーアタック」はリーチが短いものの、相手にガードされても少し有利が取れる。
他には通常投げに比べて高威力な分、外した時の隙が大きい投げ技「ゼロドライバー」が搭載されている。
炎に包まれたチョップを放つ「ビックバンゼロ」は、
原作でダークロプスゼロが防御に使用したダークロプスゼロスラッガーを破壊したシーンをイメージしており、
ヒット後数秒間は与ダメージが増加する。

+ 超必殺技
ゲージ技としては1ゲージ消費の技が「ワイドゼロショット」、「ゼロスラッガー」、「ウルトラゼロキック」と複数搭載。
削りダメージが小さく相手にガードされると不利な技が多いため、使い所の見極めが大事になる。
以下威力はLIFE1000、DEF100の一般的な相手に当てた時の威力を示す。

ワイドゼロショットは他のウルトラ戦士の必殺光線のように高威力の光線を放つ技で2.6割近い威力がある。
ゼロスラッガーは頭部の刃を飛ばす技で直撃すれば威力は2.8割近い。
中距離まで飛んでからブーメランのように戻るため、遠すぎる相手には当たらない点には注意しよう。

ウルトラゼロキックは空中でのみ使える技で、斜め下方向に飛び蹴りを放つ。
移動する技なので遠くの相手に当てることも可能で威力は2.5割程度である。
発生からしばらく無敵があるので飛び道具を突破したり相手の技を潰す使い方もできるが、
ガード時の不利フレームが大きいため、使い所には注意が必要である。

1.5ゲージ技としては投げ飛ばした相手に光線を放つ「ガルネイトバスター」、多数のゼロスラッガーで敵を切り裂く「ミラクルゼロスラッガー」が、
2ゲージ技としては胸から光線を放つ「ゼロツインシュート」、すれ違い様に敵を切り裂く「プラズマスパークスラッシュ」が搭載。

ゼロツインシュートは威力は3.2割近くと一見ワイドゼロショットとあまり変わらないが、
ワイドゼロショットよりもコンボ補正が弱いため、
コンボでの締めとして使うならこちらの方が有効だろう。

プラズマスパークスラッシュは3.5割近い威力を誇る突進技だが、ぶっぱするにはリスクが大きい。
コンボ補正は大きいがダウンした相手にも当たるため、敵へのトドメとして使うといいだろう。

そして3ゲージ技としては「ファイナルウルティメイトゼロ」が搭載。
自分の体力15%以下かつ相手の体力75%以下の場合のみ使用可能な当て身技である。
紫のバリアが出る使用中に投げ以外の攻撃を受けると発動する大ダメージの一撃技だが、
使用中に相手の攻撃を受けなかった場合は自分の体力が1になるなどリスクも大きい。
厳しい発動条件も相まって使いこなすのは難しい技かもしれないが、
『ベリアル銀河帝国』での使用時の流れをイメージしたという気合の入った演出は必見である。
使用可能時にはライフバーの下にバラージの盾の欠片のアイコンが表示される。

勝利演出では2ラウンド先取した際にグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットのUFZの仲間達が駆け付けてくれる。
また、低確率だがジャンナイン(と黄色いあいつ)も駆け付けるバージョンが拝めることも。
援護攻撃ではジャンボットの変形したジャンバードが援護してくれる。

+ 12Pカラーのゼロダークネスについて
12Pカラーはゼロダークネス仕様になっている。
ファイナルウルティメイトゼロは使用不能な代わりに攻撃力などが上昇し強化されている。
ボイスもゼロダークネスのものに変更される。

AIはデフォルトで搭載済み。
性能は少し高めとのことだが、実際の強さとしては一般的な格闘ゲームキャラに近い強さに収まっており、
他のbakisimu氏製作のウルトラ戦士よりも極端に強めというわけでもないため、今後の活躍に期待したい。

+ 亜-人氏製作
  • 亜-人氏製作
bakisimu氏製作版の性能、AIの立ち回りなどを改変したキャラ。
ファイル名および一見した見た目と技構成がbakisimu氏製作版と同じなため見た目で区別がしにくいが、
各技の性能の傾向や方向性と全体のバランスが全くの別物になっており、
向いている使い方なども全く違うため、別のアレンジキャラとしてしっかり区別して運用したい。
更新によってディスプレイネームは「ultraman_zero_A」に変更されたのでそこで判別は可能。
とはいえファイル名は同じままなので、うっかりオリジナル版に上書きしないように注意したい。

説明書の改変・更新点には、bakisimu氏製作版からの変更点と最初の亜-人氏改変版からの更新内容が混ざっており、
bakisimu氏製作版との違いの把握が難しいかもしれない。以下はbakisimu氏製作版との違いを説明する。

説明書では「全体的に技の性能を弱体化、機動力上昇」となっており、
確かにbakisimu氏製作版に比べて通常技の威力は少し低くなっている。
しかし通常技はリーチが長いままに、発生が速くなり攻撃後の隙も短縮され、
有利フレームも数F長いと火力以外は確実にbakisimu氏製作版よりも強化されている。
技使用中の食らい判定がドット絵通りになったことで食らい判定が縮小しているのもポイントで、
技の判定が強くなったため、打ち合いで相手の技を潰しやすいのも強化点だろう。
また通常技には相手にガードにされても不利フレームが0の技が多く、
通常技のパンチではガードされても1F有利など、相手にガードされても主導権を渡さずに戦える。

通常技を特定の順番で繰り返すとキャンセルが可能になるネビュラコンボも拡張され
これが通常技の有利フレーム向上と発生短縮にばっちり噛み合ったのも最大の特徴。
「ゼロスラッガーアタック」で相手がダウンしなくなったため、ネビュラコンボが途切れなくなり、
ネビュラコンボをガードしてしまった相手に長時間の連続攻撃ができるようになった。
連続攻撃中に相手のAIは滅多にガードを解かないため、
AI戦ではガードした相手に3つ通常技を特定の順番で延々と繰り返す光景になりやすい。
当て身や、攻撃中の相手にも発生の速い技や無敵技を差し込むタイプのAIやキャラなら対抗は可能だが、
こうした方法で対抗して来る相手にいい勝負ができるほどAI戦での強さが丁度いいわけでもないので、
ウォッチモードでは相手と噛み合う戦いになりにくい。
ジャストディフェンス追加とAIが回り込み使用率を上げたのもその傾向に拍車をかけており、
AI戦では相手の見せ場である技を防いで一方的にネビュラコンボする傾向が強い。

飛び道具ヒット時の有利フレームはbakisimu氏製作版より少し長い程度だが、
bakisimu氏製作版よりも発生が速まっており、こちらも威力以外は強化されている。
とはいえ「ビームゼロスパイク」や、「エメリウムスラッシュ」を当てても不利という欠点は残っているので、
遠距離戦は接近戦に比べれば弱め。

ゲージ技は威力がbakisimu氏製作版と同じ~増加と純粋に強化されている。
LIFE1000・DEF100の一般的な相手に当てた時の威力で見ると、
「ワイドゼロショット」が3.5割、「ゼロツインシュート」が4.8割、「プラズマスパークスラッシュ」が5.3割とかなり強化されている。
bakisimu氏製作版に比べると削りダメージが大幅に増加しているのも特徴で、
ゼロツインシュート、プラズマスパークスラッシュはガードされても2割以上の削りダメージがある。

+ 公開当初の性能
この時はまだディスプレイネームがbakisimu氏製作版と同じで区別が難しかった。
この版では有利フレームが大幅に増加しており、
通常のパンチでは直撃時の有利フレームが8F、相手にガードされても7Fの有利フレームが取れると隙の無い性能に仕上がっている。
bakisimu氏製作版に比べて若干威力こそ下がってはいるが、
他の通常技も軒並み隙短縮、有利フレーム増加、ガードされても有利な性能に仕上がって大幅に強化されている。
技使用中の食らい判定がドット絵通りになったことで食らい判定が縮小しているのもポイントで、
技の判定が強くなったため打ち合いで相手の技を潰しやすいのも強化点だろう。

特に飛び道具のビームゼロスパイクは近くの相手に当てても十分有利が取れるほどに隙が短くなっており、
遠距離戦で連発すると非常に強力。AIはあまり使わないが、人操作ならばこの技を活用して強敵の動きを封じたい。
エメリウムスラッシュは発生こそ速まったが、珍しく当てても不利な技なので相手する場合にはここが隙になる。

ゲージ技はゼロスラッガー以外は威力がかなり増加している。
LIFE1000・DEF100の一般的な相手に当てた時の威力で見ると、
ウルトラゼロキックが3割、ワイドゼロショットが4.4割、ゼロツインシュートが5.6割、プラズマスパークスラッシュがなんと8割と、
1.5倍以上の威力になっている技も存在する。
通常技性能の大幅向上もあってゲージ技に繋げて大ダメージも狙いやすくなったのでガンガン狙っていくとよいだろう。

AIの立ち回りはビームゼロスパイクよりもエメリウムスラッシュを多用することなどもあって
凶キャラに歯が立たない強さであるが、その性能は通常の格闘ゲームキャラとはかなり傾向が違うことは常に意識しておきたい。
技の発生が速く有利フレームが長いため技も繋げやすいので、人操作でかっこいいコンボの追及や長いコンボを狙ってみるのも面白いだろう。
ストーリー動画やプレイヤー操作での凶キャラとの対戦等にお薦め。

+ YN氏製作
  • YN氏製作
MUGEN1.0以降専用
こちらもbakisimu氏のゼロを改変したもので、ニュートラルが変更されている他、カラーリングも暗くなっているのが特徴。
演出面も強化されており、光線技が美麗。
AIは良く動くものがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンク有り)


「お前は持っているのか?守るべきものを…
 なぜ奪うだけで、守るものを持たないんだ…
 ……お前だって…ウルトラマンだろうがッ!!」

出場大会

更新停止中

出演ストーリー

Lost in peace
ネクサスまてぃっく(2017年エイプリルフール回の『バラゴンまてぃっく』に登場)

その他



最終更新:2024年01月15日 00:22