ミロのヴィーナス


1820年にオスマン帝国のミロス島で発見された像。現在はルーブル美術館に収蔵されている。
高さは203cm。材質は大理石でできている。
両腕が存在せず様々な学者や彫刻家が復元を試みたが元の形が不明なことから完全再現は不可能。
これに関して様々な憶測が飛び交い、イスラム教徒かキリスト教徒が悪魔像として破壊した説、
(尤もこの説なら腕より首の破壊を優先するだろうが)
逆にそれらから守るために泣く泣く腕を破壊して「女神像ではない」と言い張ってやり過ごした説、
作者が「美しすぎて完全再現は不可能(所謂、絵にも描けない美しさ)」的な意味を込めて態と作らなかった(最初からなかった)説、
更には「そもそもヴィーナス像ではない」説まである。

しかし、林檎を手にしているという話が俗説として広く伝わっており、復元された腕の多くが左手に林檎を持っている。
なぜ林檎かと言うと、ローマ神話においてヴィーナスが「美の女神」の称号を得る理由となったものだから。
実は、とある結婚式に呼ばれなかった争いの女神ディスコルディアが
腹いせに式をぶち壊しにしようとして「最も美しき女神へ」と叫びながら投げ込んだ黄金の林檎であり、
それをヴィーナス、ユーノー、ミネルヴァが「それなら自分への贈り物だ」として争った末にヴィーナスが勝ち取ったもの。
その巻き添えで人間界ではトロイア戦争が起きたりもしたのだが。
+ローマ神話におけるトロイア戦争
神では三女神とのしがらみがあって公正な審判は不可能として、
神王ジュピターにより審判として選ばれたトロイア王子に対する 賄賂合戦 で、
「世界一美しい妻を与える」と約束したヴィーナスが「最も美しい女神」に選ばれた。
が、勝手に世界一美しい妻に選ばれたうえで誘拐されたスパルタ王妃を取り返す為に、スパルタ王はトロイアに宣戦布告。
当然トロイアの味方となったヴィーナスに対し、ユーノーとミネルヴァはスパルタに肩入れ、神の代理戦争の様を呈した。
そして最終的には有名な「トロイの木馬」作戦によりトロイアが滅亡することとなる。
女神のプライド争いが人間界にはとんだとばっちりである。誰を選んでも他の女神が敵に回るだろうし。

尤も、この戦争の本当の目的は人類が増えすぎて大地母神テルースに大きな負担がかかるようになり、
それを憂いたジュピターと秩序の女神ユースティティアが仕掛けた、人類に対する口減らしである。
即ち、どの女神が選ばれようとも、滅んだのがトロイアだろうがスパルタだろうが全く別の国だろうが、
多くの人間が死ぬ大戦争を起こすこと自体がジュピターの計画だったのである。

…実はローマ神話はギリシャ神話のコピぺであり、
「ヴィーナス=アフロディーテ」「ユーノー=ヘラ」「ミネルヴァ=アテナ」「ディスコルディア=エリス」
「ジュピター=ゼウス」「テルース=ガイア」「ユースティティア=テミス」の事である。

シュリーマン云々(史実ではどうだったか)な話はここでは無視する。

本来は台座も存在したようだが美術館に持ち込まれた際に紛失している。

なお、ロダンの「考える人」、ミケランジェロの「ダビデ像」とともに、彼女もfigmaにおいてまさかの可動フィギュア化をしている。
通常の両腕のない姿に加え、両腕と林檎を追加した状態も用意されており、思い思いのポーズを取らせることが出来る。


MUGENにおけるミロのヴィーナス

suteneko氏による手書きのキャラが存在する。氏曰く美少女キャラを作りたかったとのこと。
戦闘開始時は足元に腕が落ちており、xコマンドで腕分離・合体が可能。腕は一度分離すると対戦相手の周りを浮遊する。
合体時はパンチなどの肉弾戦、分離時は周囲に浮かぶ腕からレーザーを放ち攻撃する。どう見てもガ○ダムのファ○ネル
他にも飛び道具がロケットパンチだったり、目からビームを出したりともうやりたい放題である。
飛び道具の打点が高めのため相手によっては当たらないので注意。
デフォルトAIが搭載されている。ガン攻め気味のAIである。


出場大会





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