破鳥匠




「この戦い、僕が制圧する、であります!」

  初出作品:豪血寺一族 先祖供養
  出身地:日本
  身長:110cm
  血液型:28kg
  年齢:8歳
  攻撃特性:トラップと忍術を生かした戦い。

豪血寺一族 先祖供養』に登場するキャラクター。「はっとり たくみ」と読む。
苗字から関係者と分かる通り、あの破鳥才蔵の甥である。
ガスマスク姿ではあるが、目がイッちゃってる元軍人の関係者ではない。
才蔵と同じく対人恐怖症を患っているため、顔をガスマスクで隠している……と思いきや、
当人はガスマスクがお気に入りのようで、キース・ウェインとの戦闘前会話でガスマスクを付けている理由について、
聞かれたら「かっこいいから」と答えた。
また、花小路クララとの戦闘前会話にて母親に頼んで通販で買ってもらったそうだ。
その際にガスマスクにハートの落書きをする旨の発言をしており、
それが影響してか、匠の敗北時の落書きはキラキラした目とガスマスクのオデコ部分にハートが書かれている。

匠もあの才蔵の甥だけあって対人恐怖症のはずなのだが、『闘婚』時代以降の才蔵のようにそこまで重症ではない。
才蔵にも修行でしごかれているだけあってある程度話せるのだろうか?
逆に数年前から修行していたのであれば、初代時代の才蔵の対人恐怖症で匠を指導していた事になる。どうやって技を教えていたのだろうか?
苦手というか恐怖しているものに母親と才蔵の修行がある所を見ると、結構スパルタな指導を受けていた模様。

ちなみに大会参戦の理由は「母親に対人恐怖症の心配をされていたから大会をエントリーされた」だが、本人はトラップを試せると張り切っていた。
お前、絶対対人恐怖症じゃねーだろ。
そして前々から参加していた選手からは「あの人見知り忍者の甥か!?」「なんでガスマスクをつけているんだ?」などと言われている。
そしてただ一人だけ「才蔵の隠し子か!?」と言われた。
才蔵の年齢から逆算して14歳で父親になる事になるのでまず違うだろう。
新規組からしても見た目で驚かれる事は無く、むしろ豪血寺一族ではないプリンスが見た目をぼろくそに言われる始末であった。
匠も普通の格ゲーからして見れば色物キャラだが、如何せんそういうキャラの集まりの『豪血寺一族』では普通だから……


原作中の性能

『豪血寺一族先祖供養』では子供であるが故にリーチが短いキャラだと思われがちだが、
実はある必殺技のおかげでリーチ自体は最も広いキャラである。

+ 必殺技の紹介
  • ワイヤートラップ
地面に張ったワイヤを引っ張り相手をすくい上げる、匠の主力技。
弱は発生が速い上、範囲が広い。また、強だとなんと画面端まで届く。
おまけに(当たり前だが)ワイヤー自身に喰らい判定が無いため、自分のリーチで攻めやすい。弱は牽制にも使える。

  • ワイヤーフルターン
所謂昇竜技。コマンドが623BorDのため使いにくいが技自体は使いやすい部類。
無敵が無いのでコンボ前提になるが、強やダッシュ版では追撃ができる。

  • バンブートラップ
弱で自分の足元から竹のトラップを直接出す事ができ、強は自分の足元に設置する。
この設置技が強力で、自分がダメージを負わない限り(ガードしてもこの設置は消えない)このトラップ付近にいれば勝手に発動してくれる。
そのため相手に立ち回りの制限をかける事ができる。

  • FЯLIF-BOMB
爆弾を詰めたリュックを放物線上に投げる。
…が、弱は自分の1キャラ分くらいに投げるので相手のコンボ防止になるが、強だと画面端に届くくらいに投げるため、使い道が限られる。
ぶっちゃけ、下記の「FЯLIF-ATTACK」とのフェイントで使う以外に使い道が無い。

  • FЯLIF-ATTACK
上記の「FЯLIF-BOMB」と同一のモーションで、いつの間にか投げたリュックの中で匠に入れ替わる技。
しかも投げられたリュックの中から出たと思ったら「ワイヤーフルターン」を行うため、奇襲に最適。
どちらかと言うと主に逃げに使う技ではあるが、FЯLIF-BOMBとモーションが同じため、わからん殺しにも使える。

  • ロッグスィング!
死に技使うな!
丸太を振り子のごとくぶつける。とにかく隙がでかい・発生遅い・範囲狭めとデメリットが大きい。対人戦では使わない方がいいだろう。
……とぼろくそに言ったが、逆に出さえすれば、飛び道具を消せる・2ヒット・持続長い・ダメージが大きめに加え、
最大級のAI殺しのため、実はラスボス豪血寺新十郎までこれ一本で行ける。
初心者は22BorDを押せば取り敢えずラスボスを拝む事ができる。……拝んだ所で十中八九負けるのだが。
+ というのも……
新十郎はサイズが大きいため、とにかく攻撃範囲がでかい。その上飛び道具が追尾してくるためまともに攻撃をさせてくれず、
とにかく発生の遅い「ロッグスィング!」では丸太が出るまで耐えられる事は少ない。
おまけに攻撃時の範囲がこちらが狭い上、火力でも負けているのでとにかくごり押しが効かなくなる。
今まで「サイズがでかいと不利」と言われた格ゲーにおいて、「サイズがでかい故に強い」というのが新十郎のため、
コンボで大ダメージを叩き出すか浮かせるかしないと辛い相手となる。
そのため、ダウンしても追撃しに行けないロッグスィング!ではどの視点で見ても相性が悪く、結果使わない方がいいという事になる。

ちなみに、『先祖供養』のCPUは波動タイプのような単調な動きの飛び道具に対し、前転で潜り込んでコンボを狙ってくる傾向にあるのだが、
ロッグスィング!のような複雑な動きをする飛び道具は技の終わりがけに突っ込んでくる。
そのため、ロッグスィング!を見て丸太が来る頃にダッシュし始めるので、よほどの事がない限り当たってくれるのである。
MUGENでいうとProjectileによる飛び道具とヘルパー式の飛び道具によって処理が違うようなものだろう。

得意な間合いは中距離~遠距離。では近距離が苦手かと言われるとそうでもなく、
上述のワイヤートラップ(弱)である程度戦える上にターゲットコンボが優秀で、
ワイヤー吹き飛ばしと同様のシステムがある遠C→C、浮かせる遠D→Dと、とにかく自分の得意な距離に持っていく事も得意。
その上、近距離にほとんどのゲージ技があり、ダメージ源だけで見れば(リーチこそ短いが)近距離の方が高めである。

だが、どの距離でも戦える代償として全体的に決め技が無く、どれも決定打に欠けるという器用貧乏なキャラである。
それでも対応力があるため中堅以上の実力はある。まぁ、一応8歳児だからトラップを使っているとはいえ火力が低いのは仕方ない。


MUGENにおける破鳥匠

Werewood氏(現・Borewood氏)により、なんと根性キャプチャーによって製作されたものが存在。
『先祖供養』の技をある程度搭載しているのだが、ロッグスィング!が往復しなかったり、ごっつい攻撃の威力がやや高めになっている。

AIがデフォルトで搭載されている他、2021年4月24日にはホルン氏による外部AIが公開された。
ホルン氏のAIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルが設定可能で、
設置技を巧みに使いこなしてこちらの動きを制限し、接近戦に持ち込んで手痛いコンボを見舞ってくる。想定ランクは強~凶下位との事。
なお、コンボレベルを最大にすると容赦無く永久を叩き込んでくるので注意。

単体キャラ以外では、叔父である才蔵の改変キャラ「才蔵おじさん」のストライカーとしても参戦している。


「完全制圧しました!であります!」

出場大会

非表示

出演ストーリー

MUGEN STORIES INFINITY(外伝の「MSI:B」に登場)


最終更新:2023年09月16日 10:27