リンネ






「良いだろう。

 それも我らが“夜刀”の理。

 屍の山河、超えて進もう」

  • 身長:141cm
  • 体重:34kg
  • 3サイズ:69/50/72
  • 誕生日:3月18日
  • 血液型:AB
  • アビリティ:疾駆のEXS「スピードスター」
  • 武器:無銘/名無(むめい/ななし)

本編のヒロインとなる年齢不詳の少女。
虚無に襲われ死にかけていた学生を偶然助けだす。
虚無に喰われた人間は偽誕者(インヴァース)となる。
彼女の助けた学生、ハイドもまた偽誕者として覚醒しつつあった。
目覚めた学生の能力を知り、リンネは彼に協力を求める。
「お前のその能力で私を殺してくれ── 」と。
そんな2人の前に、『忘却の螺旋(アムネジア)』を名乗る女──『眩き闇(パラドクス)』が現れる。
「次の虚ろの夜の『深淵』で待つわ。決着を付けましょう『夜刀の姫君』──」。
(UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st] 公式ウェブサイトより)


フランスパンによる2D対戦型格闘ゲーム、『UNDER NIGHT IN-BIRTH』(アンダーナイトインヴァース)に登場するキャラ。
CVは 佐倉綾音 女史。
同名のオリジナルキャラクターはこちら

本作のストーリーの核心に迫る存在であり、メインヒロイン的な立場。
偶然虚無から助けたハイドに偽誕者として特殊な能力が目覚めつつあるのに気付き、ハイドの家に居候して訓練を施していた。
クゥと呼ばれる謎の生命体(ゲーム上で彼女の周りを飛んでいる小型のドラゴンのような生物)と厳つい見た目の老人・ワレンシュタインと行動を共にしている。

一見小学生と間違えそうな見た目をしているが、とある事情(後述)により精神年齢はかなり上。
つまりこの人達の同類である。???「私はまだ若いんだからっ!!」
…まぁハイドに少年扱いされてキレたり、ミカと身長の事で大人気ない言い争いをしたりと、見た目相応な部分も結構あったりするのは内緒。
クロニクルモードに至っては、アムネジアの宴に潜入するも豪華な料理に釣られてしまい、あっさりヒルダに捕まるというアホの子っぷりを見せ付けている。

+ 出自や正体についてのネタバレ
能力者集団「夜刀」の元トップ・クオンの妹。
ワレンシュタインは兄の盟友兼協力者という関係で、彼からは「小娘」呼ばわりされ、保護者と娘のような間柄になっている。
また、セトとは夜刀時代からの知己。
リンネが現在の姿に転生する前、セトの幼少期に一度出会っている。
この出会いはセトに「暗殺者」としての生き方を決定付け、夜刀の姫を呪縛から解放する武具「免罪武器」を追い求めさせる切っ掛けとなっている。
なおストーリーでは再会を果たすが布団で簀巻きにされた挙句放置プレイを喰らった。

夜刀とは300年ほど前に存在した、能力者の住まう村を守る自警団のような組織の名である。
能力が不要な争いを招く事を疎んだ村人達は、やがて能力を捨てて野に下る事を決定し、必然として夜刀もその役目を終え解散した。
今はその末裔が細々と暮らしているだけである。

しかし、能力の廃棄方法とは「誰かに能力を残らず押し付けて封印し、その後殺害する」という方法だった。
その封印先を務めたのがクオンとリンネなのだが、残念ながらその身に宿した能力が強力過ぎ、簡単には殺害できないようになっている。
彼らを殺害するには『免罪武具』と、それを十全に扱える繰り手が必要であり、免罪武具は所有していたがそれを満足に扱える者が現れなかったのだ。
そのため、彼らはいつか自分達を殺害できるだけの能力者が現れるまで、久遠に生き続けるか輪廻を繰り返す事を宿命づけられている。

なお、リンネに施された封印の術は「輪廻の封術」であり、彼女はその通りに輪廻転生を繰り返している。
しかしその転生方法は改めて生まれ変わる、という生易しいものではなく、
見知らぬ少女に取り憑き取り憑かれた少女がリンネとしての記憶を『思い出す』」という形である
(300歳以上になるはずのリンネの精神が妙に幼いのはそのせい)。
その上、背負った能力の影響で少女の体は20歳前後で使い物にならなくなり、
その度に夜刀の末裔が所有する免罪武具で殺害される事を試みているが、失敗してまた転生…という事を繰り返している。
彼女はこの、宿った先の少女の人生を使い潰すに等しい忌まわしき転生のメカニズムを「呪い」と呼び、いつの日か輪廻から解き放たれる事を望んでいる。

現在は「断裂の免罪符(インスレーター)」を手にしたハイドと巡り合った事で、その生涯を終えられる事に希望を見出している。セトの立場が無さ過ぎる
とはいってもハイド自身はまだ未熟なので、泊まり込みながら修行を行っている。

クオンは何らかの目的があって封印の割符を狙っており、本編のアムネジアの勢力拡張も裏で糸を引いてる事が示唆されているなど、
もし続編が出るとすれば重要な役割を担っていくのは間違いないようだ。

複雑な事情を抱えるものの、本人の能力自体はそれほど強力なものではなく、変則的な二刀流と機動力、そして「年季」を最大の武器としている。
そうはいってもその年季自体もワレンシュタインには劣るし、体を取っ替え引っ替えする関係上転生の度に鍛え直す事が必要とあって頻繁に特訓されているが。
武器は二つ所持していて、
長く先端が尖ってない方が昔自分で鍛え、銘を振ってない「無銘」、
連続攻撃の際に使う方がその辺で購入したバタフライナイフ「名無」となっている。

良くも悪くも地味な落ち着いた見た目のせいか、他の女性キャラに注目を奪われる事が多かったが、
『Exe:Late[st]』以降は名実共にメインヒロインとして売り出される事が多くなった。
『BLAZBLUE』とのクロスオーバー作品である『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』では初期参戦キャラの一人として選ばれるだけでなく、
各作品の主人公とその相方が描かれるパッケージにもハイドと並んでしっかり登場。
『UNI』における「主人公の相方」としての立ち位置は依然揺らいでいない。


原作中の性能

無印版から使用可能なキャラクターの一人。
小柄な見た目に反して長柄の武器を使うため、長いリーチを持ち、地上での移動が歩き・ダッシュ共に早く設定されている。
また、画面端までは届かないものの飛び道具である「空牙」、無敵時間のある昇竜技「月輪」を持ち、
通常技も比較的素直なものが多いため初心者にも扱いやすい。

キャラクターごとに与えられている特色として、リンネだけが二段ジャンプが可能というものがあり、
空中通常技を二回ジャンプキャンセルできるため立ち回りコンボの幅が広くなっている。
また、空牙をキャンセルしダッシュしたり前転する事も出来、ユンの雷撃蹴のような急降下技も持っているため、
強引に相手に近づくのが得意。

唯一、崩しに問題があるが、画面端であればF式中段などの見切りにくい崩しもあるため、
上級者が使えば万能なキャラとなる。

ちなみに、無印『UNI』稼動3日目でリンネに永久が発見されたため、ゲーセンが核の炎で包まれてしまった事がある
(その他のキャラにも続々と永久が見つかってしまったが)。
現在のバージョンでは永久などは削除されている。


MUGENにおけるリンネ

現状3体存在する。いずれもアレンジ仕様であり、完全な原作再現ではない。

+ websta氏製作
  • websta氏製作
海外の製作者によるもの。MUGEN1.1専用。
国内ではあまり馴染みがないが、実は製作されたのは結構前。
超必の演出などから無印版を参考にしている事が窺える。
ただし補正により原作のように10割コンボは出来ない。
オリジナル要素としてパワーゲージがあり、ここを消費する事で超必・インフィニットワークを使用する事が出来る。
インフィニットワークスイグジスト(究極奥義)はゲージ100%+ライフ35%以下で使用可能。

その他はおおむね原作を意識した作りになっており、
アサルト(相手の目の前に小ジャンプしながら素早く前進)、シールド(青白い光を放ちつつ強力なガードを行う)、
フォースファンクション(キャラクターそれぞれがもつ特殊な必殺技)などの特殊な動作も搭載済み。
元のゲームの仕様上、ほとんどの技が空中ガード不可なので対空性能は非常に高い。

デフォルトでそこそこ動くAIが搭載されている他、shao氏によるAIパッチが作られている。

+ kira氏製作
  • kira氏製作
七夜アーチャーの改変キャラで知られる作者によって作られたリンネ。
数少ない国内製のUNIキャラ。

ボタンは弱・中・強+ゲージ溜めの4ボタン式。
性能は大幅な改変が為されており、原作とは操作感が全く異なる。全体的にややアッパー気味の調整。
特にコンボ関連は繋ぎ易く、必殺超必の一部になって簡略化されており、
コンボゲーが苦手な人間にも扱いやすくなっているのが特徴。
画面内の特殊ゲージを溜める事で様々な特殊行動が使用可能になる。
+ 一覧
  • 急降下 コマンド22
    • コンボ時300以上で使用可
    • 非コンボ時400以上で使用可


  • サキスパ コマンドX
    • 喰らい時800以上で使用可

  • 突撃 コマンドZ
いずれもコンボに必須の動きであり、このキャラを使いこなす上で非常に重要。
ゲージ溜めで溜める事が可能なので積極的に活用していきたい。
また、ハイドアイコン点灯時にストライカーとして主人公・城戸ハイドを呼び寄せる事が出来る。
空中使用可・通常攻撃キャンセル可能と積極的にコンボに組み込めるようになっている。
飛び道具のナイフ投げは発生が早い代わりに使用ごとにナイフを拾わなければならない(0.5ゲージ消費)。
デフォルトでは原作で不可能だった空中ガードも使用できる。

その他主な特徴としてカウンター(成功させると最低保証が0.1→0.2、InBirthが通常技からキャンセル可能に)、
ジャンプキャンセル(1コンボ3回まで)、防御補正ライフ減少ごとに増加、最大50%)がある。
12Pまでカラー分けがされており、6Pは攻撃時中無敵、7Pは攻撃時大無敵、8P以降は攻撃中無敵になる。
Linne_SS.cnsファイルのstatedef -2以下の記述をいじる事で設定の変更が可能。

AIも搭載されている。ランクは未調整だと強、全開設定で狂下位前後。
なお、キャラの改変・転載は禁止なので注意。
ただしAIパッチの作成は自由との事。

+ olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 輪廻
  • olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 輪廻
2018年8月22日公開。WinMUGEN、MUGEN1.0以降の両方で使用可能。
原作の技は一通り搭載済み。
特殊動作としてバーストやジャストガードが搭載されているが、システムは上記の2体に比べると比較的シンプル。
全体的に技の発動が速く、コンボ性能が高いなど性能は強化されている。
AIは10段階調整可能なものが搭載されている。
その他コンフィグをいじる事で、ゲジマユ、ゲジマシや勝利演出、一撃必殺時のBGMを変更できる。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2022年12月26日 02:44