妖怪腐れ外道


流派 : 食欲
武器銘 : 剥き出しの骨
出身地 : 不明
生年月日 : 不明(気が付いた時には妖怪だった)
身長 : 十五尺(454.5cm)
体重 : 七十一貫(266.25kg)
血ノ型 : 不明
好きなもの : んまんま
嫌いなもの : えぅあ〜……
特技 : いだだぎまぁず
コンプレックス : んん〜?
尊敬する人 : ぐっぢゃえ
剣の道について : ぐへへへへへ……
平和を感じるとき : ごぢぞうざまでぢだぁ
好みのタイプ : ごども、ぐいでぇ

「ばぁ~ いぎだままぐっでやる」

+ 担当声優
四宮豪
『零』『零SP』
増岡太郎
『剣サム』

四宮氏は後の『KOF XIV』にて誇り高きヤングタイガー役に起用される等、
二枚目キャラを演じることも少なくなく、外道役だったことを知って驚く人もままいる。

サムライスピリッツ』シリーズのキャラクター。『サムライスピリッツ零』より登場する。
ひたすらに食べることしか考えていない人食いの妖怪であり、目にしたものは手当たり次第に食い尽くす。特に子供が大好物
身長:十五尺(454.5cm)、体重:七十一貫(266.25kg)という恐るべき巨体の持ち主である。
元々飢餓で苦しんでいた人間だったからか、BMIは12.889とかなり低め。

キャラクターデザインは『トライガン』、『ガングレイヴ』等でお馴染みの内藤泰弘氏。
内藤氏は過去にサムスピのコミカライズを手掛けており、慶寅雲飛我旺をデザインした和月伸宏氏と同じく、サムスピとは縁のあるお方である。
腹の突き出た体形に案外ひょろっとした手足、浮き出た(と言うか露出した)肋骨、前述の設定も併せて、
所謂『餓鬼』がモチーフになっていることは想像に難くない。
ちなみに1Pカラーが赤いため、同じく和風で赤い巨躯の怪物ウォーザード金剛と似ていると言われることがある。
フランシスコ・デ・ゴヤの絵画『我が子を食らうサトゥルヌス』にも似ている…?

ロケテの際、「妖怪腐れ外道と言うキャラがいる」と言うロケテ組の報告に「そんな名前良いのか」と一瞬騒がれたが、
外見が広まってすぐ沈静化したという逸話がある。

元々は人間であったのだが、大飢饉の際、あまりの空腹のために子供を食べてしまい、
それ以降も人間を食べ続けたため身も心も畜生と化し、妖怪へと変化してしまった。
知能は高いか低いか不明だが、上の通り本能が完璧に勝っているので機能はしていないだろう。

人間であった頃には、「儚(はかな)」という娘がいた。
『零』のOP、EDに少しだけ出演する。

+ 『零』のED。無論原作ネタバレ含む
人喰いという本能のまま目に付く敵を喰らい、やがて我旺すら喰らっても満たされぬ食欲。
腐れ外道は以前から目を付けていたリムルルをようやく見つけ、早速取って食おうとする。

その時、腐れ外道を父と呼ぶ、1人の女性が外道の前に姿を現す。
女性は無益な殺生はやめて欲しいと願い、リムルルを逃がす。
一方の腐れ外道は何か心当たりがあるのか、女性を見たまま動けない。

女性は、自分は腐れ外道がまだ人間であった頃の娘、儚であると告げる。
娘の自分を覚えているかという問いに応じるように、腐れ外道も娘の名前をたどたどしくも呼び始める。

儚は言う。
たとえ今妖怪と呼ばれていようとも、自分にとってはずっと昔から優しい父親だったと。
既に誰もいない村に戻って、父親が好きだった米を作り、
頑張れば自分のお腹にいる赤ちゃんも含めて、3人で一緒に暮らしていける。
だから、人食いなんてことはやめて欲しい。

娘の名前を呼び続ける腐れ外道。
呼び続ける内、だんだん名前も明瞭なものとなっていく。

昔のように優しい父親と一緒に暮らしたい。
父親に寄り添う儚。

腐れ外道も儚を抱きとめる。

空模様は悪かった。

+ そして…
「 い だ だ ぎ ま ぁ ず 」


+ 『天下一剣客伝』のED
「ぐへへへへへへ… もうじゃまものはいねぇだぁ。」

     「やだやだぁ! たすけてよぉ! ねえさまぁ!」

「もうにがざねえだぁああぁ!!!」

食欲の赴くままに優勝した腐れ外道。際には御前にいた者全てを食べ尽くし、
意中の相手標的であったリムルルを食すことに成功した(もちろん直截的なシーンは描かれていない)。
以後は、世界中に徘徊し目に付く者を片っ端から喰う毎日を送った。
っていうか、覇王丸とか他のキャラが逃げ回るだけってどういうことだ。
世界各地に伝わる人食いの妖怪は腐れ外道が原型となっているという。
みんなも悪いことばかりすると腐れ外道に食べられちゃうので気をつけよう!!

勝利時に「空腹に耐えかねてか、自分の腕の肉を噛み千切り咀嚼する」というかなりのキワモノ的な演出があるが、
血飛沫すらカットされてしまったほど残虐描写お断りの『天下一剣客伝(剣サム)』では、当然この演出は見られない。

上記のように、数々の難があるキャラクターであり、(主に生理的に)人を選ぶキャラクターと言える。
全くの余談ではあるが、通常攻撃や投げ失敗モーションなどの中には妙にコミカルなモーションもあり、
この辺りに可【萌え】を見出すつわもの達には「外道たん」として親しまれている。
何故か、某アーケードゲーム専門誌のキャラクター人気投票で第3位の実績もあったりもする。どういうことなの……。


原作での性能

腕から突き出た鋭い骨を武器として戦う他、胃液を吐く、首を飛ばす、地面から悪霊を呼んで相手の動きを封じるといった戦い方をする。
移動速度が完全に死んでいるが、攻撃の間合いは非常に広い。しかし、攻撃速度はかなり遅い。
真鏡名ミナのような、遠距離専門のキャラが相手だと完全に詰む…


…と、この動画が撮影された稼働初期は思われていたが、研究が進むにつれそうでもなくなったのである。
前転・「肉持ち上げ」という自分の腹の肉(無敵)を持ち上げつつ前進する技で接近し、発生が早い立ちCや投げ等でミナを封じ込めるようにすれば、
近付かれた場合弓が打てず、更には装甲であるミナと五角以上に戦えるようになっていったのである。
しかし、稼働当時に選ばれたパンフレット等でも「ミナ有利」と書かれたほどに、キャラ対策しなかった場合の相性差が酷く、
上記動画が有名なこともあってか、当時のサムライ勢以外にはあまり知られていない。
詳しく知りたい方は「真鏡名ミナ vs 腐れ外道 は外道有利」で検索するといいだろう。

更に『零SP』で、前転の無敵時間が終了した1フレーム後に、1フレーム投げ技「外道の烙印押し」でキャンセルが可能になったことで、
相当距離を取らないと前転→烙印押しの一発が決まるため、天草右京あたりは逆に詰まされることに
(特に右京の場合、ツバメ返しが決まっても烙印押しを喰らってしまう)。
これらもあって『零SP』では右京と2強になるほどの強キャラになった…のだが、これでも苦しい相手がいた。
そう、タムタムである。ぶっちゃけ前転烙印以外でほぼ反撃不能。なんという諦念…。

なお、時が進んで『剣サム』では正にイメージ通りにミナに詰むようになってしまった。
しかし、この時代のミナと言えば『零』の頃の微妙さが嘘のような強キャラであり、逆に外道の弱体化が進行。
ぶっちゃけこの2人の相性は判定どうこうというよりも、該当作品でのキャラパワーそのものの方がウェイトが大きい。

投げ技の「外道の烙印押し」、「外道の獲物狩り」は腐れ外道の技の中では発生が早く、
威力も高いのだが、コマンドが642N8+強斬り(Nはニュートラルの意味)、6987412N8+弱+中斬りと、
「レバーを上に入れて1Fでジャンプ及び着地からの目ジャンプ」というサムスピ伝統の仕様もあって非常に厳しいものとなっている。
が、入力受付時間自体は長く、更に上記のように『零SP』では前転→烙印押しが見てから対処出来なくなり、恐怖の連携と化した。
腐れ外道の武器飛ばし技には上記の「外道の獲物狩り」の他に、もう一つ「飛び頭突き」という技もある。
他キャラ同様、波動コマンドで出せるが硬直が長く乱用には適さない。それぞれに利点があるので、両方出せるように修行しておくのが望ましい。
ちなみに「外道の烙印押し」の元ネタは、「仔牛の焼き印押し」の異名を持つプロレス技「カーフブランディング」だと思われる。
やはり投げキャラとしては、プロレス技は必須なのだろうか……。というより、
実在の人物よりテリーマンのフィニッシュホールドとしての知名度の方が高いと思われる。てめぇらの血は肉色だぁー!

あと投げキャラには珍しく「泥投げ」なる飛び道具が使用可能。
丸めた泥を相手に投げ付ける技なのだが、おもむろにケツをまさぐる動作、投げた後の台詞が「きもぢいいなぁ~」。
もはや突っ込むまでもないだろう。どう見てもウ○コです、本当にありがとうございました。
性能の方も硬直が長過ぎて当てても反確、火力も無い上コマンドが天覇封神斬なので普通は挑発にしか使わない。
当然というか『剣サム』では削除され、『零』ベース性能のEX外道にも実装されなかった。

腐れ外道の絶命奥義「外道の晩餐」は、全キャラ中でも酷い部類に入ると言われている。
これは文字通り相手を美味しく頂いてしまう(食事的な意味で)技で、画面外から不気味な音が響くその技は、正に「外道」の名に相応しい。
しかしこっちは『剣サム』にも秘奥義としてあっさりと続投。流石に相手は五体無事のまま帰ってくるようになったが。
ちなみに同率クラスで酷いのが破沙羅水邪可愛いキャラが食らうと精神的にかなりくる。
気になる人は「絶命奥義」のページや下記の動画にて、自分の目で確かめて欲しい。
体から骨を丸ごと抜かれたり、硫酸の池に突き落とされる等よりはなんぼかましだと思うが…。

※グロ注意


MUGENにおける妖怪腐れ外道

2体の外道が確認されている。
有名なのはH"氏のものだが、残念ながら現在は入手出来ない。

+ H"氏製作 零仕様
  • H"氏製作 零仕様
最も有名な外道であり、動画で見られるものはほぼこちら。
現在は代理公開先のOneDriveアカウントが凍結されたため入手不可。
『零』仕様なので絶命奥義は無い。

J・J氏、tokume氏作の外部AIも存在している(ただしtokume氏のAIは改修のため公開停止中)。
どちらのAIも投げを有効に使ってくるため、対AI戦だと恐ろしく強い(AIはコマミスをしない上、投げ自体AI殺し的側面があるため)。
タイマンだと起き攻めしようと不用意に近付いたキャラを烙印押しで掴み、強烈な一撃を叩き込むというある意味ハメに近い勝ちパターンを持っており、
飛び道具主体かよっぽどぶっとんだキャラでもない限り安定して勝つのは難しい。

このような妖怪路線まっしぐらの一方で、とある大会にて一部の、
特定の傾向のある必殺技を受けてしまったことで別の意味で腐ってしまったなどと言われることも。

+ mm氏製作 アレンジ仕様
  • mm氏製作 アレンジ仕様
2019年2月に公開された外道。
同氏のジャガーノートと同じく、LIFE1200という巨体に見合ったタフさを誇る。
『零SP』をベースに原作の動作が一通り搭載され、勝利デモ絶命奥義もしっかりと再現。
だが「一閃」はあれど「無の境地」が無く、怒り状態では斬撃に「頑強」というアーマーが付与されたり、
挑発(居眠り)にゲージ溜め効果がある、自決が原作よりもグロいといったアレンジが施されている。
デフォルトのアレンジモードとは別に、一部性能を原作寄りに近付けるモードもあるので好きな方を選ぶと良いだろう。
「怒り爆発」は原作とは異なり「怒り状態時のみ発動可能で、15秒間持続&攻撃力50%アップ」という仕様。
原作同様喰らい抜けに使える他、後述の絶命奥義の使用条件の一つとなっている。
コマンドも一部変更され、「外道の烙印押し」や「外道の獲物狩り」が非常に出し易くなった。
何故か「飛び頭突き」と「泥投げ」が同じコマンド(64236)になってるけど
原作でこれらの技が出せなかったという貴方も安心。前転からガンガン烙印押しを決めてやろう。
ちなみに烙印押しで地面に擦り付ける時に血飛沫が上がるため、視覚的にも凄く痛そうである(頑強共々設定でON・OFFが可能)。
なお、武器飛ばし必殺技は超必殺技扱いとなっており、ゲージが溜まっていれば使用可能なのだが、
怒り状態で使用した場合は怒りが冷めてしまう。当然怒り爆発中も同様なので、使い所はよく考えること。
また、対空手段がサマソっぽい対空技(原作の→+蹴り)と発生が遅めのしゃがみ強斬り程度しかなく、いずれの技も隙が甚大なのが難点か。

そして、この外道の特徴は何と言っても絶命奥義「外道の晩餐」と一閃。
外道の晩餐は原作とは異なり、
「1勝する」「怒り爆発中である」「3ゲージ溜まっている」
の3つの条件を満たしている時に発動可能で、相手の残り体力に関係無く使える。
決まれば一撃必殺となり、原作同様のお食事シーンが展開される。いだだぎまぁず。
……当然ながら人を選ぶ演出なので、苦手な人は要注意。
一閃は発動すると無の境地のようにスローモーションになった後、相手をすれ違いざまに斬り捨てるという演出で、
モーションは外道の獲物狩りをベースにしたオリジナルのもの。外道の癖に中々カッコいい。
加えて、残り体力に応じて威力がアップする仕様となっており、最大で約7割消し飛ぶ超火力を叩き出せる。
使用条件が「怒り状態では無い(怒り爆発終了後も可)」「一度も使用していない」なので、外道の晩餐と両立可能なのも強み。
なお、この2つは特殊やられにも対応しており、外道の晩餐はアニメ番号37568~37569、一閃はアニメ番号37564~37567を使用している。
腕に覚えのある方は挑戦してみてはいかがだろうか。ちなみに外道含むmm氏のキャラは全員対応済みである。

AIはデフォルトで搭載されている。
アーマーと持ち前のタフさに物を言わせて強引に攻め込み、隙あらば烙印押しで大ダメージを狙う。
また、起き攻めに「悪霊呼び」を仕掛けて来ることが多く、
AI相手なら「悪霊呼び→遠立ち強斬り→悪霊呼び…」で一方的にハメ殺してしまうことも。
接近戦ではかなりの強さを見せてくれるAIである。
その反面、烙印押しを決めた後に突然居眠りをしたり、悪霊呼びで相手の動きを止めたと思ったら強斬りを豪快に空振りしたり、
いきなり自決してみたりと立ち回りは割とフリーダム。
加えてガードもやや甘いため、遠距離メインのキャラ相手には苦戦を強いられがち。
なお、条件を満たしていると積極的に絶命奥義を狙って来るため、動画に出す場合は注意されたし。

2020年4月24日にはホルン氏による外部AIも公開された。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、烙印押しの頻度と絶命奥義を使用するか否かを設定可能。
デフォAIと比べて防御崩しと弾きの使用頻度が高く、特に後者は立ち回り設定を2以上にすると精度が格段に上がるため、
迂闊に攻撃を仕掛けると手痛いカウンターをお見舞いされてしまう。
想定ランクは強~凶下位との事。
プレイヤー操作






 「だまんねぇ……ぐひゃひゃひゃっ!

  だーまーんーねぇーだぁああ!」

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実況付きP操作 Tarie配信(230キャラ目操作キャラ、mm氏製)


最終更新:2023年07月28日 15:27