フィアー・メイス・ローゼンクランツ

名前 フィアー・メイス・ローゼンクランツ(Fear・Mace・Rosenkranz)
年齢 24歳(混血の影響で肉体の成長が遅い)
性別
身長 154.8cm
体重 42kg
3サイズ 79/55/78
誕生日 6月29日
血液型 X(どんな血液も自身の血に変えてしまう特異体質)
種族 人間と吸血鬼のハーフ
職業 ヴァンパイアハンター(シスターを兼任)
武装 対吸血鬼用十字架型炸薬機構式パイルバンカー改(右腕用)
対吸血鬼用十字架型炸薬機構式パイルバンカーⅡ(左腕用)
ロザリオステーク(右太腿に携行)
ハンドステーク×3(左太腿に携行)
銀装飾のコンバットブーツ
シルヴァシミター
イライラすると首を傾ける、嘘をつく時に瞬きをする
特技 パワーで解決すること、暗闇でも視力が落ちない
苦手 射撃、隠密行動、長期戦
好きな食べ物 ラーメン
苦手な食べ物 熱々のもの(猫舌だが嫌いではない)、血液(これは嫌い)
戦闘スタイル カウンター主体の近接格闘


「私は吸血鬼ではないが、恐らく人間でもない。お前の好きな方を選べ」

G3-Xデュークで知られるMiyaji(みやじ)氏により手描きで製作されたオリジナルキャラクター。
同氏が製作中のビジュアルノベルゲーム『Bloody†eden』にも登場している。
2017年11月にα版が公開され、2018年5月19日の更新でβ版となり、2019年8月20日には遂に正式版(Ver_1.0)がリリースされた。
これで当初から予定していた殆どの技やシステムの搭載が完了したとの事。
MUGENのオリジナルキャラクターには同じ名前のスライムがいるが、綴りが違うのでフォルダの上書きの心配はない。
修道服と白いケープに身を包み、両手に構えたどことなくガンダムに似てらっしゃる…白い盾で吸血鬼を狩る女性。
CVはフロン氏が担当。設定通りにクールな演技が特徴。


キャラ設定

人間と吸血鬼のハーフである職業ヴァンパイアハンター。
母親は長大な尻尾を持つ吸血鬼、テラー・ローゼンクランツ。
能力的には吸血鬼の特徴は薄く、身体能力と回復力以外は人間寄り。
ただし、遺伝により現時点(24歳)から数年後には、彼女にも母譲りの尻尾が生えて来るという。
前髪で隠したオッドアイがコンプレックスで、気が昂ると共に紅く光る。
その出自故に差別されて来た過去を持ち、人間と吸血鬼の双方を嫌っている。
主武装の巨大な十字架にはパイルバンカーを始めとする対吸血鬼用のギミックが内蔵されている。
性格は冷静沈着に見えて感情的。
シスターなのは外面と肩書だけで、信仰心は無く聖書の一節も唱えられない。
また、同じヴァンパイアハンターのベルナデッタからは慕われているが、時々誤射されるのもあってか本人は迷惑がっている様子。
+ シスターベル

ベルナデッタ・ミセリコルデ(Bernadette・Misericorde)


穏やかな性格と人柄で多くの人々に慕われているシスター。21歳。
だが、正体はフィアーと同じくシスター兼ヴァンパイアハンター。
過去に吸血鬼に襲われた事で吸血鬼化が進行しており、元凶の吸血鬼を滅ぼして人間に戻る事を目的に戦っている。
普段は血清と精神安定剤などの投与で進行を抑制しているが、右目が真紅に染まるなど既に身体への影響が出てしまっている。
そのため、普段はカラーコンタクトでごまかしている模様。
五感も鋭敏になっており、戦闘時はそれを活かした狙撃や、携帯しているサブマシンガンを駆使して戦う。
フィアーをサポートする事もあるが、彼女が単独戦闘を好む事から鬱陶しがられている様だ。
……フィアーが接近戦主体なためにうっかり誤射してしまう事があるのも原因かも知れないが。

余談だがミラ・ミシアーノの作者ゴーシュ氏による漫画では、フィアーの息子を狙ってシメられるショタコンとして登場している。

更なる詳細は同封のテキストを参照の事。


性能・解説

「高い攻撃力と突進力に当身を併せ持つ近距離パワータイプ」の説明通り、
ジャストディフェンスブロッキング、当身、アーマー、ガードポイント、フォルトレスディフェンスといった迎撃手段が充実している。
コマンド投げ中段による崩しも得意でコンボ火力もあり、相手に縮こまる事を許さない。
様々な行動に裏の択が用意されており、特に4種類の派生技を持つダッシュ自体が大きなプレッシャーに成り得る。
超必殺技が豊富でスーパーキャンセルの存在や自己強化技「激情態」による爆発力も十分。
ただしLIFEの最大値が800と低い上に自傷ダメージがある動作があり、また硬直が大きい技が多い。
更には「スタミナ不足で長期戦は苦手」という設定を反映し、最終ラウンドにはゲージが空になってしまうという欠点も抱えている。
敵に迂闊な攻めを許さず、フィアー側も選択肢が多い分だけ適切な行動選択が求められる、そんなキャラである。

特筆すべきは設定、システム、演出を相互に生かした調整だろう。
チェーンコンボや連打コンボ、先行入力が十分に敷居を下げている。
豊富かつ用途がはっきりした技も、最初は好みに合わせて選択する事で自分に合った立ち回りを立てやすい。
連打コンボを目押しするとダメージにボーナスが入る仕様等、想定された伸びしろも豊富。*1
演出面では各種動作での移動速度、SE、画面揺れが合わさった重量感に強い拘りが感じられる。
画面揺れも所謂凶悪キャラよりも軽度で、かつ全体動作が長い技が多いため、さほど気にならない。
また、上述のスタミナ不足や待機した際の自動回復に、超必でのロザリオステークの使用、自己強化時中の目の色の変更*2など、設定を反映した要素が多い。
更新により、同僚のベルナデッタによるアシストや、尻尾の「フィアーテイルブレード」による攻撃*3も追加された。
前者は誤射が怖いが相手のコンボをカットする喰らい抜けに近い運用が可能で、後者は凄まじいリーチでフィアーの弱点を補ってくれる。
+ 見よこのリーチ!

これらの追加技や対吸血鬼で攻撃力が微増するアビリティは、コンフィグでOFFに出来る丁寧な配慮がなされている。
他、製作者が製作者だけに回し蹴り台詞でのライダーネタや鉄華団の白い悪魔な技や台詞もちらほら。
ゲージ技使用時のカットインも豊富に用意されており、幾つかの技ではフィアーさんの美しいおみ足も拝める。
更に、Ver_0.94β版(2018年6月17日更新)からは11Pの白タイツと連動してカットインのタイツも変化するという、
miyaji氏のキャラ愛とタイツへの並々ならぬこだわりが伝わって来る出来映えである。いいぞもっとやれ
そして、正式版となるVer_1.0では一撃必殺技の「FEAR」が追加された。
使用するには非常に厳しい条件を満たす必要があるが、その鬼気迫るカットインと非常にカッコいい演出は一見の価値有り。
アビリティ「ヴァンパイアハンター」が発動すると…(9:20~)

なお、Jaki氏が製作したリム・シルベリアはフィアーと同じ教会の支援班に所属しているという設定であり、世界観を共有している。
それを反映して、彼女とタッグを組んだ場合はスタミナ切れの際に1ゲージ分回復して貰える。ありがとう支援班。

+ 立ち回り解説
  • 接近手段
まず接近して殴るタイプなので、相手に近付く事から始まる。
基本的な接近手段は「バンカーナックル」。この突進技はほとんど端から端まで届き、
さらに持続をガードさせると大幅な有利を取る事が出来るので、強力な固めへ移行出来る。
もちろんダッシュで近付いて崩すのもいいが、多用すると体力の消費が無視出来ないレベルになる。
また、バンカーナックルを除くほとんどの技はガードされた後の状況も悪いため、相手にバンカーが対応されるようになってから使う事を勧める。
相手の飛び道具に困ったら飛び道具無敵付きのダッシュY、またはアーマー付きの突進技「バンカータックル」がオススメ。

また、フィアーの大きな弱点として、空中での性能が低い事が挙げられる。
移行フレームが長い上にジャンプ高度が低く、ジャンプ攻撃からコンボへ繋ぎづらい上にガードされると不利になる場合すらあるため、
意識分散や撹乱以外で使用する事は少ない。
また、対空面にも難があり、高高度まで攻撃判定のある「サマーソルトムーンサルトシスターキック」は判定が弱く潰される事が多い。
対空には先置きの5B、もしくは対空当身「クロスアッパー」を使う事になるが、いずれも確実な対空手段とはならない
(テイルブレードを解禁しているなら話は別だが)。

以上の事から、自分から飛ばず相手にも飛ばさせない立ち回りが重要。攻める気持ちを強く持って常に自分のペースに持ち込もう。

  • 接近後
X連やY連コンボで固める事が基本。
XXXYYBのどのタイミングでも中段やガードポイント付きガー不、裏周り、当身でキャンセルでき、
さらにディレイをかけて暴れ潰しも出来るため、強気な読み合いを続けられる。上手く攻撃が引っかけられた時の火力も非常に高い。
ただし、下段がやや薄い事、そして攻めを凌がれると一気に状況が悪くなってしまう事が弱点。
この弱点をカバーするために、「アナライズキャンセル」(通称「アナキャン」)が重要となってくる。
要はゲージを消費して硬直を無くすロマンキャンセルであり、なんとか攻めを凌いだ相手に再度圧を与えられる。
特定の技の特定のタイミングなら、ヒット・ガードを問わずキャンセル出来る「フォースアナライズキャンセル」(以下FAC)も搭載されている。

オススメの用途は、
  • 「チェーンコンボ→(6X中段→)地上当身→様子見されたので後隙をFACして1F発生のコマ投げ or 投げ or チェーンコンボ」
  • 「ガードポイント付きガー不パイルバンカー→と見せかけてFACして投げ」
ただし、高い火力で一気に試合を決めたいキャラなので、隙消しや固め継続にゲージを使いすぎるわけにもいかない。
かといって温存したまま最終ラウンドでゲージ0になるのはもったいない。
フィアーを使う上でゲージ運用は非常に重要となる。

  • 激情態について
2ゲージ以上ゲージを持っている状態で1ゲージ消費して激情態へ変化出来る。。
激情態中はさらに体力消費が激しくなり、通常ガードが出来なくなるなど大きなデメリットを持つ代わりに必殺技の性能が強化され、
凄まじい火力を叩き出す事が可能となる。
この状態ではゲージが徐々に減り、0になると解除されてしばらく疲労した状態になる
デメリットの大きさから使い所は選ぶ必要があるが、まずはアナキャン代わりに固めからキャンセルしてトドメに使用するのがオススメ。

この状態でのバンカーナックルは多段技となり、密着ガードされても+3の破格の性能なので、相手にガードか無敵技の読み合いを強いる事が出来る。
さらに激情態中はガークラ能力も大きく上昇しているため、上手くやれば相手のガードを無理やりこじ開け、体力を一瞬で消し飛ばす事も可能。
一発逆転可能なロマン技にして、フィアーの切り札である。

デフォルトで11段階にレベル設定可能なAIが搭載されている。
性能を反映した果敢な攻めによる息もつかせぬ試合展開が持ち味。
特に真正面からの殴り合いには滅法強く、半端な攻めはアーマーやガードポイント、当て身で情け容赦なく叩き潰される。
距離を取ってもアーマー付きの「バンカータックル」で突撃して来るため全く油断ならず、迂闊に飛び道具を撃とうものならそのまま撥ねられてしまう。
反面、体力の低さとスタミナの無さが足を引っ張り、一度守勢に回るとそのまま押し切られてしまう事もしばしば。
Ver_0.95β版(2018年8月7日更新)からはシスターベルによるアシストや、尻尾を使った超遠距離攻撃も可能となった。
解禁すると通常カラーでもかなりの強さになるため、ご利用は計画的に。

+ 大会ネタバレ注意
強中位以下1R先取トナメにて大会初出場。
予選第13ブロックを全勝し、その後進出したAトーナメントでも順調に勝ち進んでその強さを見せるも、
決勝で見当かなみに敗れ、惜しくも大会初出場初優勝とはならなかった。
ポテンシャルは高いだけに、今後の大会での活躍を期待したい。

カサイ氏によって専用ステージ「聖堂教会」が公開されている。
アーケードモードなどにぜひ。
また、芭菜子=アマソネの作者oga氏によってVRChat用のアバターも公開されている。
紹介動画
紛れ込んだ異世界での一幕
新たなシスター現る
シッポがともだち
VRアバター紹介動画
正式版紹介&今までのおさらい
プレイヤー操作で12Pと対決(11:32~)



「これは私たち、ハンターの仕事だ。中途半端に関わるな」

出場大会

+ 一覧
更新停止中

出演ストーリー

プレイヤー操作

IKEMENによる対人戦


*1
この仕様には元ネタがあり、ウメハラ氏がスト5のバランス調整について語った以下の部分がそれである。
ここ以外の内容も格闘ゲームを作る側の人間は目を通しておいて損はない。

格闘ゲームも、今みたいに連打で繋がっていいと思う。
ビタになった時のご褒美とか、ビタの時にダメージが何%アップとか、あまり上げすぎると技術介入度が高すぎちゃうけど。
ビタビタビタとなったら、連打してる人よりも威力が少し高いとか。
成功は繋がる、失敗は繋がらないという落差が激しすぎるから、技術がない人達は気持ちよくなくなっちゃう。
技術がない人達でも、ボタンを押せばきちんと画面に反映されるという気持ちよさを残しつつ、上手い人達は全部ビタで押したからダメージが15アップとか、実際それがちゃんと画面に出ると良い。キャラクターが白く光るとか。
素人が見ていても「やべーよ今のコンボ全部白だったよ」とか、そういう評価が欲しい。
気持ちよさを残しつつ上手くいったんだという評価。

(「Daigo the BeasTV」2017年1月7日の配信内容より抜粋)

*2
MUGENの変身キャラは投げ技等でステートを奪われた際に元の姿になってしまうという課題があるが、
フィアーの目の色の変更は}喰らい状態では目を瞑る等して開いた目が見えないように統一}する事で実現している。

*3
ただし、上述の通りMUGENでのフィアーは24歳なので、設定上まだ尻尾は生えていない。
miyaji氏曰く「細かいことは気にしない!!」との事。所謂強化スイッチ的な位置付けなのだろう。


最終更新:2023年12月26日 23:12