Fate/Grand Order主人公






「記録には残らなくても、意味は残るよ」


年齢:不詳(未成年)
塩基配列:ヒトゲノム
霊器属性:善性・中立
所属:人理継続保証機関 フィニス・カルデア
備考:最新にして最後のマスター

スマホ用ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』における主人公であり、
ユーザーの分身とも言えるプレイヤーキャラクター。性別はユーザーの好みで選択可能であり、変更も可能。
名前もプレイヤーごとに設定可能だが、メディアミックス作品では男女共通で「藤丸 立香(ふじまる りつか)」という名前が用いられている。
アニメ版での男主人公の設定では身長は172cm、体重は59kg。
グッズの キャリーバッグの商品紹介ページ でも男主人公は172cmとされているので、恐らく172cmが公式設定と思われる。
女主人公はキャリーバッグの商品紹介ページでは158cmとされている。
また、コハエースでお馴染み経験値氏による公式のサポート漫画では「ぐだ男(ぐだ夫)」「ぐだ子」と呼ばれ、プレイヤー間での通称として定着している。
男女まとめて「ぐだーず」とも。
アニメ版及びドラマCDでは基本的に男性版主人公が登場する事が多く、
同作でアーチャーのアルジュナやアヴェンジャーの巌窟王エドモン・ダンテスを演じる 島﨑信長 氏が声を当てている*1

主人公のビジュアルイメージは「女は衛宮士郎、男は遠坂凛の性別を反転させたもの」。
ただし士郎や凛はあくまでもモチーフであり、両者と設定上の繋がりは無い。

男主人公の一人称は「俺」「オレ」
(後記する『マンガで分かる!Fate/Grand Order』では「僕」、『ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order』以降は「俺」)。
女主人公の一人称は「私」「わたし」(一時期は「ぼく」だった事もあったが、現在はシナリオの修正を受けてなかった事にされてしまった)。
また、両者共に「自分」という一人称も割とよく使われる。

略歴

型月史上初となる隠された出自秘められた異能常人離れした精神性も持たない、純然たる一般人の主人公
…という触れ込みだったけど2部後半以降のメインシナリオでそれも怪しくなりつつある。特に精神性。
もう「一般人」じゃ普通耐えられない追い込まれ過ぎな状況なのもあるんだろうが
経歴は劇中では不透明に描写されているが、日本で生活していた事と、魔術とは一切関わりの無い生活をしていたのは確定している。
ただ、たまたま「レイシフト適性」と呼ばれる時間移動の適性と、サーヴァントと契約を結べる「マスター適性」を持っていたため、
「人理継続保障機関カルデア」からレイシフト可能数の数合わせのための「一般公募枠」としてスカウトされる。

そもそもカルデアがどんな施設かも認識しないまま連れてこられた事や、訓練も積んでいない素人で「補欠の補欠」のような立場である事、
諸事情で説明会で居眠りしてしまったため、所長のオルガマリーから大目玉を喰らい、最初のレイシフト実験チームからは外されていたのだが、
それが幸いし、ある工作員がマスター候補を皆殺しにするために仕組んだ爆発からただ1人逃れる
(工作員は「主人公は素人だし周囲に怪しまれてまで殺す価値もないだろう」と考えて、無理に引き止めなかった)。
この際、生存者を探しに来た所で、事象記録電脳魔ラプラスの誤作動により、
虫の息だったマシュ・キリエライトと共に2004年の冬木(『Fate/stay night』の舞台となった土地)に跳んでしまう。
だが、消滅寸前だったあるサーヴァントが、自らの危険を顧みずに重傷を負ったマシュを救おうとする主人公にの行動に感銘を受け、
「この勇敢な若者を死なせてはならない」と自分の力をマシュに譲渡する事で彼女がデミサーヴァントと化し、辛くも窮地を逃れる。
しかし、そこで主人公は『黒幕』が起こした人理焼却により歴史が歪み、カルデアの外の全人類史が消滅した事を知る。
他のマスター候補は爆発により意識不明の重体で治療するすべも無く、時間改変のために外の世界は滅亡して救援の望みは無い。
全てが絶望的な状況の中、主人公はカルデアでただ1人のレイシフト適性を持つマスターとして、
マシュをはじめとした生存したカルデアの職員達、
そしてカルデアのシステムにより召喚された人類史滅亡という未曽有の危機に立ちあがったサーヴァント達と共に、
永きに渡る人類史を遡り、「未来を取り戻す戦い」に身を投じる事になる。

人物像

前述した通り一般人であるため、原則としてサーヴァントと渡り合うような戦闘力は備えていない。
戦闘ではマシュ及び、カルデアと契約したサーヴァント、レイシフト先で協力関係になったサーヴァントを指揮して戦うという設定となっている。
魔術の才能も凡人レベルと作中で公言されている。劇中でサーヴァントから魔術を学ぶ場面や実戦で使用する場面があるが、
作中で礼装の補助があって初めて使用できるという独白が確認できる。
また、ゲームシステム上、戦闘では一度に6騎のサーヴァントを使役できるが、これはカルデアの電力で魔力を補っているからであり、
シリーズの過去作品のようなマスターとサーヴァントとしての正規契約を結んでいるのはマシュ一人。
それでも幕間ではバーサーカーがペース配分無視で戦って魔力切れを起こす場面があるなど、キャパシティは無尽蔵ではないようだ。
(通常の聖杯戦争でその数のサーヴァントを操れるのは吸血鬼のマスターぐらいであるが)
一方で、第3章で並み居るサーヴァントの中でもチート格と名高い英雄ヘラクレスと対峙した際に、真っ先に倒すための作戦を思い付くなど、頭の回転は速い。
また、この際数名の仲間(いずれも飛び道具の扱いに長けた逸話を持つ英霊達)の援護もあったとはいえ
女性1人をお姫様だっこしながらヘラクレス相手に森の中を逃げつつ誘導するという、本当に一般人かと疑いたくなる身体能力を見せている
(礼装の補助があったのではないか? という考察もあるが、だとしても十分驚異的)。
カルデアのシステムではサーヴァントとの魔力効率は距離に比例するという事もあるが、
激戦状況でも戦場から離れる事は無く、肝の据わった人物像が見られる。
また、どういう訳か毒の類が殆ど通用せず、肉体そのものが猛毒である「静謐のハサン」に触れても何ともないほどの強力な耐性を持つ。
当初は毒だけかと思われたが、コミック版でランサーのメドゥーサのブレイカーゴルゴーンを無力化しており、
石化にも極めて高い耐性を有している事が判明した。
呪術には働くものではないらしく、劇中で意識だけ別空間に飛ばされた事がある。
二部3章で「呪いの側面も持つ特殊な毒」を受けた際は、諸事情で目安の半分の量しか受けてなかった事を加味しても、
当人に精神的・肉体的な自覚症状こそ無かったが、ゲームシステムに一部支障が出るなど効力を受けていた。
この耐性スキルに関しては、契約したマシュの影響ではないかと目されているものの、現在でも詳細が判っていない。
それでもストーリー前半では戦いの主要な部分はサーヴァント頼りな部分が多かったのだが、4章5章の間にあったイベント『監獄塔に復讐鬼は哭く』において、
敵の計略によりサーヴァントの協力が得られない中、単騎で7体ものサーヴァントを倒したある上級サーヴァントを、
先の7戦を分析して動きを読み、誰の力も借りずに倒すという事をしでかし、結果見違えたと言われるほどの成長を遂げる。
その後の第5章以降では、多くのサーヴァントを指揮した者として采配を振る、サーヴァントすら臆する神霊に啖呵を切るなど、
率先して周りを引っ張り、かつ困難を切り抜ける中心となっている。

しかし、最大の特徴はたとえ挫けても前に進む事を止めない直向さ、恐怖を抱いても歩み続ける強い意志、
そして他者に迷い無く手を差し伸べる善性である。
プロローグで、自分の身も意に介さず彼女を助けようとした事をはじめとして、
人類史修復の中で、直接の人類史には無関係な人々も迷い無くこれを救済し、
恐怖や困難を言い訳にせずに未来を取り戻そうと抗い続けるその姿勢は、味方はもちろん一部の敵からも高く評価されている。
それ故に新宿のアーチャーからも、人間なら少なからず持っているはずの悪性が微塵もない事に驚かれている。
ファンの間ではリヨぐだ子がその悪性なのではないかと言われているが

こうした姿勢から、「人類史を取り戻す」という共通の目的を持っている事もあり、劇中に登場するほぼすべてのサーヴァントとの関係は良好。
凡庸な才能部分はサーヴァントからほとんど問題視されておらず、一部のサーヴァントはむしろ積極的に肉体面・魔術面において色々と指南してくれている。
その過程で変わり身の術など変な技術も身に付けているが。
また、どういうわけか、サーヴァントから生前に親しかった存在に重ねられて見られる事が多々ある
清姫にとっての愛しい僧侶安珍や、ファントム・オブ・ジ・オペラにとっての歌姫クリスティーヌ・ダーエ等)。
それが高じて、主人公にマスターへの忠誠以上の感情を見せるサーヴァントが多く存在する。
一応他作品の主要人物である、元祖セイバーことアルトリア玉藻の前、他作品からのゲスト出演である両儀式などは初出の作品の記憶を持っているため、
「(元作品の)意中の相手の次くらいには好ましい」というスタンスである
(他にこのような事情ではなく「(単純に)配偶者も召喚されており、一緒に働いているからそっち優先」としてこういうスタンスを取っている者もいるが)。
ただし、代わりにアルトリア・オルタ、水着玉藻、別人格の両儀式のように、
別側面な設定のサーヴァントは割と積極的で「2番手」扱いはされないようにしており、
その他の、別作品でサブキャラクターだったサーヴァントは、他作品の記憶を持っていないor別の世界の自分として知識だけ持っているという設定が多く、
メディアは葛木宗一郎を主人公に重ねず弟を主人公に重ねてる好意的、
静謐のハサン、メルトリリスも他作品の記憶は持っておらず、所謂「同じ人格を持つ別人」扱い、
外見は遠坂凛であるイシュタルやエレシュキガルは「疑似サーヴァントで人格は神様の方がメイン」などの理由付けで、
他作品のカップリングが好きなファンも不快にならないよう配慮されている。
中には『FGO』で『Fateシリーズ』を知り、出展元を見て後記のリヨぐだ男みたいに疑似的な寝取られに目覚めるファンも居るが…。
一応そうした疑似サーヴァントも含めて原典で配偶者の存在が語られている英霊もいるにはいるのだが、
生前の配偶者に操を立てている英霊だけでなく、現世の新しい恋愛ごとに積極的な連中がいるのは、
それらの英霊が「配偶者の事は忘れていないけどサーヴァントである自分は分身みたいなものだから別腹」と考えているため、と理由付けされている。
一方、極めて例外ではあるが巌窟王エドモン・ダンテスや宮本武蔵などの一部の英霊は、
人類史の救済という共通の大義や自分の親しい人間の面影云々すら度外視した上で、
主人公という「個人」を「自分にとって唯一の存在」と見なし、ただ「主人公への助力」だけを目的としてカルデアに肩入れしている。
また、虞美人やスカサハ=スカディ等、第二部に登場するサーヴァントは異聞帯で主人公と敵対した時の記憶を保持しているため、
絆(所謂「好感度」)が低い頃は汎人類史を守る価値があるのか疑問視したり主人公を憎んでいる様な態度だが、
最終的には折れて事の行く末を見届ける方針をとる。
これは殺生院キアラ、キャスター・リンボ、オベロンといったプレイアブルキャラとして実装された本編中の大ボスも同様である。
まぁソーシャルゲームという媒体上、どんなサーヴァントでもある程度絆を築けないと都合が悪いというのもある

+ と、シリアスな面について解説してきたが
とはいえそこはシリアスとギャグの落差に定評のある型月作品の主人公なだけあって、はっちゃける時ははっちゃける。
基本的に破天荒なサーヴァント達に対するツッコミ役でもあるが、相棒のマシュが冷静なツッコミ役としての一面が強いため、
選択肢でボケる事もしばしばだったり。
  • イベントで開口一番「そんなコトより眼鏡似合っているね、マシュ。」
  • Dr.ロマン(主人公の上司でカルデアの臨時指揮官)と一緒に、ノリノリでブーディカに「くっ、殺せ!」の小芝居をさせる
    (ブーディカ女王は史実で娘共々リアルに「くっ、殺せ!」な目にあった英霊である)
  • バレンタインでチョコをくれたサーヴァントを肩車してカルデアを一周する
  • 逃亡しようとする黒幕を相打ち覚悟で追おうとした両儀式を静止する際、「ハウス、式ちゃん!」
  • アルトリア・オルタが犬コロでも食べられそうなものを持ってないかと聞かれた際、「チョコ!」「タマネギ!」
    (この時主人公はレイシフトにより新宿にいたので現地調達した事になるが、何を以って入手したのか不明。
        なお、チョコレートや玉ネギ等のネギ科の野菜にはイヌ科の動物にとって致死性の高い毒が含まれるので食べさせてはいけない。
        これは猫科ネズミ科の動物も同様)
  • 玄奘三蔵と初対面時に「オッス、オラ(主人公名)」と別の悟空みたいな挨拶。
などなど、枚挙に暇がない。

また、とある殺人的音痴を誇る(少々語弊のある表現だが)サーヴァントの歌はトラウマレベルで苦手になっているようで、
イベントにおいて彼女からライブの招待状が届いた時には「よし、マシュ!今日は解散だ!」と速攻で逃げようとし、
無理やり送り込まれた際には「来ちゃったかー……」と早々に挫けかけ、
そのサーヴァントがダンボールに入ってうずくまっているのを見ないふりをしようとした
(主人公は例え人理修復と関係がない事件だろうと、自分から行動して解決してきたし、
 人並みの恐怖心を持ちながらどんな強敵にも今まで挫けずに戦ってきた。それがこれである)。
さらに2017年のハロウィンでは風魔小太郎に教わったのか、これだけのために変わり身の術を身に付けた。

また、主人公に強い愛情を示すあまり(例によって性別お構いなし)行動が過激なサーヴァント達には若干引き気味の様子でもあり、
上記のイベントでメンタルが弱体化している状態で彼女ら(通称「マイルームの寝床に勝手に入り込んでくる」トリオ)が出現した際には、
キャラ崩壊気味に「おうちかえる!!!」と悲鳴を上げたりも。
まあこのトリオ、内2人(清姫と源頼光)はバーサーカーで狂化スキルの影響で精神が破綻しており
(この2人の名誉のために?書き添えておくと一応「まだ普通に会話しても意思疎通ができる部類のバーサーカークラス」ではあるが)、
残る一人(静謐のハサン)もアサシンで毒殺の専門家(全身が猛毒)という恐ろしく物騒な組み合わせなので無理もない。
この3人、ギャグ補正だからとはいえ上記イベントにおいて逃走するための主人公一行らの罠にはまり溶岩に飛び込んだ際、
そのまま溶岩の海を泳ぎ続けるというカタログスペック的には絶対不可能であろう事をやってのけ、
以後この3人の組み合わせは「溶岩水泳部」と呼ばれ親しまれている。
後に新録された清姫のセリフでは「あんな物はぬるま湯同然」と発言しており、溶岩水泳部の呼称も公式化した。


MUGENにおけるFate/Grand Order主人公

+ 三台目氏製作 カード勢キャラ
スプライトは『FGO』とコラボしているカードゲーム『Lycee~リセ』のカードが使用されており、
女主人公(のカード)がサーヴァント(のカード)を使役して戦うカード勢のキャラとなっている。
なお、製作者曰く「真面目に作りましたがまともではありません」との事。

強~狂下位ランクを想定して製作しているとの事で、
攻撃を受けるとカウンター技を繰り出す「英霊召喚スパルタクス」や
3枚の壁を壊さない限りダメージを受けなくなる「英霊召喚マリー」など、トリッキーな性能を持つ。
さらにガチャを再現した強技「ランダム召喚」でランダムにサーヴァントを呼び出して攻撃する技もある。
「カリバーン・ストレートフラッシュ」はゲージを全て使う投げ技だが、円卓騎士のカードを並べて突進するというどこかで見た演出となっている。
全体的にコンボは繋がりにくい代わりに、個々の技が強力かつ個性的なキャラとなっている。

koyu@TWINT氏のAI+微改変パッチが公開されている。

+ シイタケ氏製作 リヨぐだ子
  • シイタケ氏製作 リヨぐだ子
2018年のエイプリルフールに公開されたキャラ。
rakurai氏の黒河雲母をベースに製作されており、AIもデフォルトで搭載されている。
やはりサーヴァントを呼びながら戦うキャラとなっているが、
マシュを盾にしたり彼女の盾を傘のように投げたり
マンガで分かるバーサーカーが巨大パンチしたり、分身(分裂?)して聖晶石の弾幕を飛ばすなどパロディネタが豊富。
カラーパレットはないが、混乱防止のために足元に番号が表示される。

出場大会

【リヨぐだ子】


*1
一方の女主人公・ぐだ子はというと、外部出演ではアニメにおいてモブの中に同じ顔のキャラクターが登場した程度だった(CVなし)。
ストーリーの性質上主人公は1人でなければならない事や、ヒロインのマシュが女性であるために、
型月的にはともかくアニメ的・コンプラ的に女同士だと色々と危ないという大人の事情もあるとはいえ、
一度も外部出演がないのはあんまりだという批判もあった。
そんな事情もあってか、2019年より開始された第1.5部の同時コミカライズでは、
「英霊剣豪七番勝負」「異端なるセイレム」で公式媒体では初めてぐだ子が主人公として描かれる事となった。

長らくぐだ子が公式から冷遇されていた原因としてユーザーから挙げられる考察としては、
上記の事情に加えて『FGO』以前に放送していた型月作品のアニメ『プリズマ☆イリヤ』の作中において、
「女の子は女の子同士で恋愛するべきだと思うの」というセリフがあったり、
そもそも原作の時点で女の子同士で糸を引くほど濃厚なディープキス(魔力の供給)などをやらかしていた事から、
『FGO』では生々しい描写が皆無とはいえ、それらの二の舞扱いになる事を避けたかったのではないかというものがある。
ちなみに、上記の『異端なるセイレム』には下着姿でマシュと添い寝しているシーンが描かれている。

また、第二部の敵勢力が第一部で爆殺されたはずの魔術師達だった事から、
第二部がアニメ化したらオリジナル展開でぐだ子がラスボスになると冗談混じりにささやかれている。後記するリヨぐだ子なら有り得そうだが

そもそもソシャゲ的には(男性プレイヤーの多さから)ぐだ男よりぐだ子の方が圧倒的に多いのだが。
『マンガで分かる!Fate/Grand Order』の主人公はぐだ子だって? あれはリヨぐだ子なので……。
+ リヨぐだ子

「ガチャァアア!! 10連ガチャア!!
 いっぱいっぱい回すのぉぉ!!
 溶けるぅう!! 溶けちゃうう!!」

一応、リヨ氏が連載する公式サポート漫画ではぐだ子が主役を務めている……のだが、
  • 1ページのギャグ漫画というスタンスを取った結果「マンガで分かる」というタイトルなのに解説をほぼ放棄
    (そのせいで 島﨑信長氏による解説動画 が開始されるほど)
  • 作中で幾度となく運営に喧嘩を売るが、本質的に最後の一線で運営に逆らえない卑屈なペット
  • 後輩(メインヒロイン)や上司(両方女性)へのセクハラ三昧(というかラブホテルに連れ込んでいる)
  • サーヴァントをとっかえひっかえしては最終的にクシャポイする
    性的にムラムラするかゲーム性能が良いかしか見ないでどんな経歴の英霊かもまったく知ろうとしない。
    (今やシリーズ未プレイの人でも知ってる人が多い彼女の正体も知らないし興味なし)
    時には気に入らない発言(リヨぐだ子の思想に同調する発言をしたサーヴァント「太鼓持ちはいらない」と拳一つで沈める
  • うどん生地を触媒に聖杯の泥を混ぜ込んだサーヴァント「 マンガで分かるバーサーカー 」を作り出す(後にゲーム本編にて実装された)
  • エイプリルフールに突如第一部ラスボスを「てごわかった…」と涼しい顔で締め上げる
  • 挙げ句の果てに手足が伸びたり増えたり、簀巻きにされて「1万2千年前に飛ばされる」というえげつない行為を、
    「1万2千年生き続ける」という時間を消し飛ばしたようにしか見えない力技で突破する
  • 第二部では生首の状態で半年も水瓶に沈めてもなお生存し、更には断面から新たな部位が再生しつつある。
  • 『Fate』シリーズのソーシャルゲームということもあって本作はシナリオがウリみたいな所があるのだが、
    「知るか」と言わんばかりに長い話は全スキップ。
    おかげで自分がどう勝利したか覚えてないし黒幕やその目的、ストーリーの中で何が起こったかもほとんど知らない
  • 宝具(所謂超必殺技)の演出シーンは本作はスキップ出来ないのだが、
    「周回効率の為スキップできるようにしろ」と再三に渡って訴え反抗し続けている。
    正直いくら好きなサーヴァントの宝具でも百回見りゃ飽きるし期間限定イベントだと周回報酬が早い者勝ちとかザラだからユーザー達もこれは同意見
など、最早人間人間を辞めているとしか思えないほどの狂気に満ち溢れた作中描写から、界隈ではもっぱら「リヨぐだ子」と呼ばれ、
本来の女主人公とは別キャラとして扱われている。というか、人類悪扱いを受けている。
自分だけがアニメに出ない事に愚痴をこぼしたりもした。
ちなみにこの漫画には男主人公も登場するが、とある男の娘キャラのサーヴァントひたすら溺愛するヤバい人物で、
(元男の)ダヴィンチちゃんや第二部で登場した新所長にも好意を寄せるなど、ストライクゾーンが広い。
こちらも藤丸とは似ても似つかない変態ぶりから「リヨぐだ男」と呼ばれ、リヨぐだ子同様別キャラ扱いが定番である。
流石にリヨぐだ子程の人間離れや狂気性は無いが、同性愛者だったり寝取られに目覚めるなど性癖趣味は共通している。
第二部ではケモホモとヤオイにも手を出すが、前者は敵対勢力のキャスターの怒りを買ってしまい、後者は新所長にドン引きされるなど受けが悪かった。

また、本編(ゲーム)での『マンガで分かる!Fate/Grand Order』とのコラボイベントには黒幕としてリヨぐだ子らしき人物が登場、
ゲスト出演した際も原作以上の悪性と顔芸を披露しているが、作中の台詞やマンガとの差異などから「リヨぐだ子っぽい別人」になっている。
漫画ではバスタオル一枚やパンイチもやらかしていたが、さすがにトップレスはCERO的にまずかったらしく、服の残骸で胸を隠している。
更には局部の描写こそされていないが、『ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order』及びアニメ版では全裸を披露した。

そして2018年には大晦日恒例の短編アニメ枠でまさかのアニメ化を果たした。

声は、2018年のFGOフェスにおいてリヨぐだ子を演じた 金田朋子 女史の声が当てられた。

余談だが、CVが金田女史で確定する以前から候補が多数挙げられており、
2017年のハロウィンイベントで主人公を女にしていた場合、酒呑童子の物真似をして驚かせるシーンにおいて、
「異常なほど似てました」(男主人公だと「似てないのに妙な迫力がある」になる)と称された事から、酒呑童子を演じている悠木碧女史
『マンガで分かる!Fate/Grand Order』で主人公に変装しているオルガマリーが周囲に気付かれなかった実例から豊口めぐみ女史
(え、米澤円女史じゃないのかって?アニメ登場の時に産休に入られたのでキャスト交代したんだよ)、
ニコ生で悪ノリして演じた島﨑信長氏等がファンの間で候補に挙がっていた。

……一応言っておくと、あくまでリヨぐだ子として演じており、普通のぐだ子の声も同じ金田女史になるかは長らく不明だった。
アンソロジー版の八頭身ぐだ子は悪性の薄いきれいなリヨぐだ子となっており、金田女史もカオス要素が皆無の正統派の女の子をいくつか演じているので、
ソッチ方面の演技なら有り得なくもないが。
……尤も上記のアニメ版ではぐだ男の方も島崎氏ではなく金田女史だったわけだが。

そんな中でコメディOVAシリーズ『Fate/Grand Carnival』では、初めて本編に準じた設定の女主人公の方がメインキャラとして登場し、
『魔法少女特殊戦あすか』のマジカルスパンキング夢源くるみなどで知られる 関根明良 女史がCVを担当することになった。
… もっとも、こちらもこちらで割と平然とゲスい面を見せたりしているが。


最終更新:2023年08月24日 14:24