クチート


     
 高さ:0.6m
 重さ:11.5kg
 分類:あざむきポケモン
 タイプ:はがね・フェアリー(第6世代から追加)
 特性:かいりきバサミ(相手に攻撃を下げられない)
    いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
 隠れ特性:ちからずく(技の追加効果がなくなる代わりに威力が1.3倍になる)

ひじょうに こうげきてきな せいしつ。
2つの アゴで えものを はさむと ちからまかせにひきちぎる。

+ 担当声優
西村ちなみ
『アドバンスジェネレーション』
寺崎裕香
『XY』(ムサシの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモン。
初出は第3世代『ルビー・サファイア』。
頭頂部からはツノが変化した大きな牙の生えたアゴが生えているのが特徴であり、
かわいらしい顔と愛嬌ある仕草で相手を油断させ、突然振り向いて背面のアゴで噛み付いてくる習性を持つ。
この上のアゴからも食物の摂取は可能だが、味覚が無いため苦手な物を食べる際にのみ使用されるらしく、
ポケパルレなどの基本的な食物の摂取は顔部分の口で行っている。
モチーフとなったのは、おそらく妖怪二口女
そのためか足まわりの形状が袴風になっている。

外見からはタイプが想像しにくいが、アゴ部分が鋼製であるため鋼タイプである。
戦闘時には最大の武器であるこのアゴ部分を敵に向けるため、敵側のときには後ろを向き、
手持ち側のときにはプレイヤー側を向いているという珍しい戦闘グラフィックになっている。
本来油断させるためとはいえ、愛らしい顔をずっと向けていてくれるのは中々の癒やしである。


原作中の性能

HP:50
攻撃:85
防御:85
特攻:55
特防:55
素早さ:50
合計:380

初登場の第3世代では序盤ポケとして登場しており、種族値は控えめ
第5世代以前は数少ない鋼の単タイプであったが、第6世代以降は鋼・フェアリーの複合タイプに変更されている。
この複合タイプはそれぞれが苦手とする毒・格闘を打ち消し合う優良なものであり、耐性に優れている。

メインウェポンはタイプ一致の「アイアンヘッド」、「ラスターカノン」、「じゃれつく」。
また、低い素早さを補う先制技「ふいうち」は必須と言ってよい。このため、物理型寄りが基本になる。
それ以外にも、「れいとうパンチ」、「かみなりパンチ」、「ストーンエッジ」、「かみくだく」といった物理技、
「かえんほうしゃ」、「シャドーボール」、「くさむすび」、「ヘドロばくだん」等などの特殊技、
「グロウパンチ」、「チャージビーム」、「つるぎのまい」などの積み技、
「ステルスロック」、「ちょうはつ」、「いたみわけ」などの変化技を持ち、多彩な戦闘スタイルを実現できる。
また、カウンター技の「メタルバースト」、割合攻撃の「いかりのまえば」、相手の火力に威力が左右される「イカサマ」は物理型・特殊型問わず役に立ち、
種族値の低さを、技・特性・持ち物・耐性を総動員して補いながら戦うポケモンとなっている。

メガクチート


HP:50
攻撃:105(特性込みで実質195~260
防御:125
特攻:55
特防:95
素早さ:50
合計:480

第6世代で追加されたメガシンカ態。
種族値が大幅に上昇するが、それでも元々が低めなのでそれ自体は突出しているわけではない。
特筆すべきは特性が物理火力を一切のリスクなしで2倍にする「ちからもち」に変化することであり、
これにより物理限定で爆発的な攻撃力を発揮できる。また、使い捨て特性「いかく」もメガシンカと相性が良い。
持ち物がメガストーンで固定され、おまけにせっかく多彩な選択肢のある技をほぼ物理関連で選択しなければいけないなど
使い方が限定されるリスクはあるが、それを差し引いてもなお強力である。
おかげで不遇扱いされたメガシンカポケモンが出たが

愛らしい真正面の外見とおどろおどろしい後姿のギャップ、
低い種族値とは裏腹に高い戦略性からコアな人気を持つ。
第6世代後は、安定性の高いメガクチートによる物理型に戦略が固まっているが、
プレイヤーの腕次第ではメガシンカせずとも十分立ち回れるポテンシャルを持っている。
……が、第8世代ではメガシンカが廃止されたことに加え「いかく」に耐性を持つ特性が増えてしまい、
さらに「ドレインキッス」などの技は増えた一方で「はたきおとす」「メタルバースト」等の有用な技が没収され、
アタッカーとしての使い勝手は大幅に低下している。

+ 外部出演
アニメでは『アドバンスジェネレーション』105話で登場。

『ポケモン超不思議のダンジョン』ではポケモン調査団のナンバー2として登場。
男のような口調だが性別はメス。頼りになる先輩ポジションで、
エンテイ達3犬と共に、自分達が虚無の世界に取り残されるのを承知で主人公達を元の世界に送り出すシーンは、作中屈指の名場面として名高い。

『Pokemon GO』では第三世代の第一弾で追加された
第6世代から追加されるはずのフェアリータイプがあるため、「じゃれつく」を覚えられる。
弱点はほのおじめんタイプ。どくとドラゴンの技は無効化ではなく、
「効果はいまひとつのようだ」に設定されているのでダメージを与えることは可能。
野生では出現せず、卵から孵化かジムで不定期に発生するレイドバトルで入手するしかない。
色違いも実装されており、黒い部分が少し赤くなっている。


MUGENにおけるクチート

+ SpaceMouse氏製作
  • SpaceMouse氏製作
海外製作者によるクチート。
コンボ性能は高くない代わりに、「かみくだく」などの拘束技が強力なキャラとなっている。
ストライカーとしてザングースを呼び出すことが出来る。
AIは未搭載。

+ 特異点氏製作
  • 特異点氏製作
ぼのぼのなどを手掛けている氏によるもの。
ドットは手描きであり、喰らい判定がやや小さめ。
ゲージの代わりに、ゲームを再現して技ごとにPPが設定されており、
使用する度に数値が減っていき、0になると使用できなくなる(時間経過で回復)。
原作を再現したユニークな技が多く搭載されており、「たくわえる」で貯蔵値を溜めて、
「はきだす」で飛び道具として放ったり、「のみこむ」で回復したりできる他、
「でんじふゆう」により空中を歩くこともできる。
また、相手の動きを鈍くする「あまいかおり」や、攻撃した相手から道具を落とし、
それを拾った敵を強制ジャンプさせる疑似設置技「はたきおとす」などによる、攪乱も得意。
このほか、飛び道具の「ストーンエッジ」やホーミング技の「くさむすび」があり、
原作同様、多彩な技で戦うキャラとなっている。

その後の更新で仕様が更に原作ゲームに近づき、レベル・種族値・個体値・努力値等の能力値、
性格や特性やタイプ相性、ゲーム通りのダメージ計算式まで再現するようになった。
加えて未搭載だった技の搭載により遠近バランス良く戦えるようにもなった。
なお、上記の能力により能力の変動が激しい為、それらを省いたシンプルモードが有り、
ちびキャラで判定が小さいことに考慮した縮尺変更にも対応し、扱いやすくなっている。
AIも搭載されている。

出場大会



最終更新:2022年05月30日 19:20