キュアブラック


「光の使者、キュアブラック!」

ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュアMaxHeart』で美墨なぎさが変身するプリキュア。
CVは 本名陽子 女史。
本名女史は『仮面ライダーBLACK』や『RX』にチョイ役子役で出演した(役はそれぞれ別)ことがあったため、
一部ファンからは「キュアBLACK」とも呼ばれている。

選ばれし勇者であるメップルの力によって変身する史上一人目にして唯一の「黒」のプリキュア*1
お腹を露出したコスチュームを着た所謂「初代へそキュア」でもあるが、『MaxHeart』では服装が変更されてへそ出しではなくなった
(同じくへそキュアだったキュアドリームも2年目ではへそ出しを辞めている。他はそもそも1年で終了している)。
相方は「白」のプリキュアであるキュアホワイト*2

+ 美墨なぎさプロフィール
10月10日生まれ、天秤座のO型。私立ベローネ学院女子中等部2年生(※無印開始時。『MaxHeart』では3年生)。
2年生の時点でもラクロス部のエースを務めており、3年生ではキャプテンとして活躍している。背番号7。
家族構成は研究職の父・岳と主婦の母・理恵、弟の亮太の4人匹暮らしで、家は「TOEI ANIME MANSION」。
食欲旺盛で、好物はチョコレートとタコ焼き。

なお、「靴下がちょっと臭い」という公式設定があり、敵幹部がほのかそっくりに化けてきた際、
「この情報を知っているのは本物のほのかだけだ」と正体判別に使用したことがある(無印第20話)。

前述の通り以後の「桃キュア」の原型となったキャラクターで、運動は得意だが勉強は苦手という部分が大体共通している
(ただし、なぎさは水泳とウィンタースポーツは苦手)。
まぁ逆だったり勉強も運動も苦手なキャラが多かったり、完璧超人が居たり、どちらも努力で克服したりと、実際は桃キュアにも色々居るのだが。

生意気な弟に対してよくコブラツイストを決めたり、しかし戦闘ではあまり使用しない
同性からラブレターをもらうなどボーイッシュに描かれており(ただし本人には憧れの先輩(男性)が居る)、
その分、心根は素直で自分の感情や思いがはっきりと表情に出る。
ただ、ネガティブな気持ちを引きずってしまい落ち込んでしまうこともしばしば。
口癖は「ありえなーい!」。
OPの歌詞では「ぶっちゃけありえない」とあるが、実は作中では「ぶっちゃけ」は数えるほどしか使っておらず、繋げて言ったことはない
(後年、オールスターズの関連コンテンツでは「ぶっちゃけありえない」と言ったことはある)。
また、諺や慣用句を言い間違えることがよくあり、それをほのかが即座に訂正するのがお約束。

栄えある初代主人公ということで歴代プリキュアをまとめる立場のはずだが、
チーム競技であるラクロス部のキャプテンのはずなのに指揮能力が皆無で雑な指示を出してピンクチームを困惑させたこともある。
そのためホワイトと二人で遊撃に回った方が実力を発揮できるようだ。
…まぁプリキュアがあまりにも増えすぎて映画『プリキュアオールスターズ』で一言も喋らない「居るだけ参戦」が増えすぎた結果、
2017年以降は『プリキュアスターズ』に変更され、出演は「最新3チームのみ」となったため、なぎさ達も参戦しなくなったが…。
とは言ったが、2019年の『HUGっとプリキュア』(TV版)にはHUGっと側によるしょーもない理由により登場している

+ 余談(別の作品)
本作の数か月後に稼働開始したコナミのアーケードゲーム『クイズマジックアカデミーII』の新キャラ、
ユリの服装(マジックアカデミー格闘学科の制服)がキュアブラックに似ていた事がプレイヤーの間で話題になった。
ただしユリ自身は青髪ポニーテールにサテライトキャノン型のリボンと差別化されている。あと、おっぱいも大きい
さらに余談だが、ゲームショーでコナミが複数人用意したユリのコスプレイヤーは全員白いシャツでヘソを隠していた。
多分ゲームショーではヘソ出しNGだったのだろう。


MUGENにおけるキュアブラック

以前よりMUGENでは、ドロウィン氏の手描きによるキャラや、
ザケンナーと同じく『ふたりはプリキュアMaxHeart DANZEN!DSでプリキュア 力を合わせて大バトル!!』のドットを使用したゆ~とはる氏のものが存在していた。
ただし、前者は既に入手不可、後者は未だWIPの体験版キャラである。
ここでは改変ゴーヤーンキュアブルームキュアイーグレットを手掛けた柳川秀氏によるものを紹介する。

『Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル』のドットを使用している。
また、プリキュアのコスチュームは左右非対称のデザインなのだが、自分の向きに応じて異なるパレットを適用しているため、
立ち位置が入れ替わっても左右反転で表示されないようになっている。
ただし、ステートを奪われている状態(投げられ中)では右向き時のアニメになる。
現在は改変ゴーヤーンらと共に氏のOneDriveにて公開中。

改変ゴーヤーン同様のチェーンコンボシステムが搭載されており、
通常は攻撃が当たった際のヒットポーズ解除後からチェーンコンボ入力できるが、
このキャラはヒット/ガードに関わらず当たった瞬間から先行入力可能。
また、某ゲームのようにダウン値的なチェーン制限値システムがある。
通常技とコマンド技は制限値が30以上、超必殺技は40以上で当たらなくなるが、ターゲットがいなくなることでリセットされる。
必殺技の一つでは昇龍拳を体得しており、本家同様に623Pの昇龍コマンドで、発生直後に短時間の無敵が存在する。
さらには超必殺技として「偽・昇竜拳」が所持している(動作や演出は真・昇龍拳の再現)。
説明書によると、とあるストリートファイター直伝とかなんとか。

この他に、キュアブルームやキュアイーグレットには無かったシステムとして「極限状態」があり、
ライフ低下により根性値のように攻撃力・防御力が格段に上昇する他、極短い無敵時間が付加され自動でパワーゲージが回復する。
極限状態は2段階あり、2段階目では1コンボで900近くダメージを与えられるため形勢逆転を狙える。

AIはデフォルトで搭載済み。
5段階のレベル変更の他、攻撃力・防御力・初期のゲージ量を設定できる。


これ以外にもhatya氏による「キュアブラックEX」が存在していたが、現在は氏の引退により公開終了。
デフォルトで狂中位ランク近い強さの高性能で、超強化スイッチをONにすると圧倒的火力で狂上位で戦うことができる。
下の動画の希望絶望大会では、絶望側で登場し活躍していた。
参考動画




出場大会



*1
以後、黒キュアはキュアセバスチャン(爺)や、敵が作った偽物(コピー)、と言った紛い物しか存在しない
(所謂「黒ミューズ」は黄キュアの変装であり、ある意味紛い物である)。
そのため『オールスター』作品に出る際は「桃キュア」「ピンクチーム」扱いをされている。
例外的に『ハピネスチャージプリキュア!』では全プリキュアが共通の黒いジャケットを着ているが
(一部の海外プリキュア(ハピネスチャージ世界では世界中にプリキュアが存在する)は改造ジャケットだが、色が黒いのは同じ)、
キュアブラックとは違いジャケット以外はパーソナルカラーである。

なおコスチューム的には『MAX Heart』から登場したシャイニールミナスの方が桃キュアにふさわしいのだが、
「桃キュアはメイン主人公」と言う決まりにより、ルミナスは(髪色から)黄キュア扱いをされている
(黄色髪でもキュアハートやキュアフローラは桃キュア扱いである。変身前は桃髪と茶髪だけど(ルミナスは変身前から黄髪))。
まぁ当時の設定ではルミナスはプリキュアではなかったわけだが(『さんにんはプリキュアMH』ではないので)。

そして「プリキュア20周年作品」である『ひろがるスカイ!』にて、遂に青キュアにしてメイン主人公のキュアスカイが登場した
一応スカイも差し色としてピンクが使われているが、同作の桃キュアは4人目のキュアバタフライである(青白黄桃の順)
まぁ流石に青空をイメージして青くないわけにはいかなかったのだろう。
スーパー戦隊ではバルイーグルに始まり赤が空属性を担当する事は少なくないけど(全員空属性なジェットマンは流石に仕方が無いが)
余談だが、この作品の黄キュアもレギュラー初の男性キュア(ただし妖精が人間に化けたもの)である
(レギュラーでなければ『HUGっと』のキュアアンフィニ(白キュア)と「みんながプリキュア」が存在した。
 ネタキャラで良ければ前述のセバスチャンの方が更に古いが。ゴリラとファイヤーは想像上の存在なのでノーカン)。

*2
なお「白キュア」も数えるほどしかいないため「青キュア」「ブルーチーム」扱いをされている。
と言うのも強化形態「スーパープリキュア」は女神や天使を意識した白い衣装に変化する事が多いため、
パーソナルカラーとして使いづらくなってしまったから。

厳密にはキュアイーグレットは「白銀」であり、キュアエコーは番外であるため
白キュアはホワイトとキュアリズムしか居ない。
更にはリズムも「キュアメロディと2人ピンク」(メロディが「桃地に白」、リズムが「白地に桃」)扱いで本当は桃キュアなんだとか。
キュアサマーは「白地に虹色」だが、メイン主人公なので桃キュア扱いされている。


最終更新:2023年05月01日 01:15
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