アルシーヴ





「・・・自ら何も為し得ないものが、未来を語るなど、笑わせる。」



『まんがタイムきらら』のキャラを使ったスマートフォン専用RPG『きららファンタジア』の登場キャラ。
キャラクターデザインは「GA芸術科アートデザインクラス」「棺担ぎのクロ。」で知られるきゆづきさとこ氏。
無口で冷静な神官で、女神ソラの下で仕えていた神官。また女神候補生の教官でもあり、部下に七賢者がいる。
ところがある日、女神ソラを封印。自分たちが住むエトワリアに影響を与えるオーダーという呪文を使い始める。

+ オーダーとは
 一言でいうならば召喚魔法。ただ、この魔法の上位互換として主人公きららのコールの下位互換である。
ただ、強制力があるため、コールは合意の上で力を使わせてもらうのと比べるといつでも使用可能の呪文でもある。
しかし、この呪文の代償として、呼んだキャラに応じて世界に異変をもたらす効果もある。(自分の部下も当然被害を受ける。)

+ 具体例
  • 世界が白黒に染まる(『ひだまりスケッチ』)
  • 近辺の大人が怠惰になる。(『NEWGAME!』)
  • ゾンビが現れる。(『がっこうぐらし!』)
  • 登場人物の性格に合わせて臆病になったり、子供になったり、出不精になったりする。(『Aチャンネル』)
  • 金髪好きになる。(『きんいろモザイク』)

主に性格に関する異変をもたらすが、上記の通り部下達も影響を受けるため、一歩間違えば自身の首を絞める事も。
現に、怠惰になる影響を受けた七賢者の1人にして秘書のセサミは中盤から仕事をしなくなり、土壇場になってようやく働き出す有様であった。

そのような呪文を使ってまで召喚する理由は前提としてコールが習得をすることが不可能に近い伝説の呪文であること、
また、その呪文の補助であるパス(絆を感じる能力)ですら伝説の呪文のため、現実的に考えればオーダーしか選択肢がない。


オーダーできららのキャラ達を呼び寄せ、力を吸い取ろうと企む。
なお、呼び寄せたキャラをクリエゲージなる空間に収容していたのだが、これが住むだけなら物凄く好条件な環境だったりする。
「眠気・空腹を感じない」、「生理欲求も起きない」という、正に仕事をするにはうってつけと言える環境である。
が、一番喜びそうな『NEWGAME!』の連中はだらけていた

吸い取った力の使い道、オーダーを使う代償の意味、女神ソラを封印した理由は第8章。
そのため、実はラスボスは別にいる説や、別の脅威に対抗する術を研究するために女神ソラが邪魔だった説などがある。

本人はあまり本編に出ていないため、報告シーンがほとんどであるが、4章にして偶然近くできららと出会う。
そこでコールを「こんなものか」といい、ランプを連れ戻そうとする。その後、悪役であるはずが逆に叱責。
要約すると「実力を伴わない正義なんて意味があるものか」と言い、特に追撃も何もすることなく、近くの部下のところに迎えに行った。
特に今まで何をするでもなくきららに頼りきりだったランプに対して叱責していたようだが、これは教師と生徒という関係だったからだろう。

+ 真の目的 ネタバレ注意
メインストーリーの第8章「導かれし未来」で彼女の真意が明らかとなる。

本編開始前、女神ソラは何者かによって呪いをかけられており、
その呪いを解くためには大量のクリエ(エトワリアの住民たちの生命の源)が必要でなった。
しかし、肝心のクリエを生み出しているのは他ならぬソラが書く聖典であったため、ソラの呪いを解くのは困難だった。
ソラを封印したのは、ソラ自らの意思によるものであり、呪いによってソラが死んでしまわないようにするための延命措置であった。
しかし、そのことを知らないランプは封印する所を目撃し「アルシーヴが裏切った」と勘違いをしてしまった。

アルシーヴはその場に居合わせていた七賢者のハッカ以外にはソラのことを秘密にし、ソラへの接触はハッカを通すように通達を出した。
クリエを多量に含む魔石を探しに行くなど、考えうるあらゆる手段を尽くしたものの、
それでもソラの解呪には足りず、八方塞がりになったアルシーヴは最後の手段として禁忌であるオーダーに手を出した。
オーダーはその反動として術者のクリエを大幅に消費するため、アルシーヴ自身もどんどん衰弱しており、
最終決戦の時には、幾度にもわたるオーダーによる反動でクリエを使い果たし、もう立っているのもやっとな満身創痍の状態で、ソラとともに命を落とす寸前であった。
だが、ランプがこれまでの旅を記した日記を新たな聖典とすることで、ソラの呪いは解け、アルシーヴも一命をとりとめる。

要するに、彼女は元よりエトワリアに害をなす存在ではなく
むしろ仕える女神ソラの窮状を救うためにあの手この手を尽くし、
エトワリアの崩壊に直結する女神ソラの死を回避しようとしていた忠臣であった、という事が分かる。
ランプらと敵対することになったのも、そもそもランプの勘違いが発端である。
結果的にはそのランプの行動によって、女神ソラも自身も救われることになった。

その後は、きららやランプ達と和解している。

ただ、ここまでの物語はあくまで「第1部」であり、
女神ソラに呪いをかけ、彼女を貶めたのが何者であるかは今日でも明らかになっていない。
それは、後のストーリーで明らかになるであろう。



きららファンタジアにおけるアルシーヴ

一言でいうなら負けイベント故に無茶苦茶な強さである。
ライフが778276あり、攻撃させると全体攻撃で9999ダメージ、防御力は4桁どころか3桁後半いかない硬さ
到底かなうはずもなく、おまけに相手の魔法攻撃力を上げる「マジックアップ」、相手の攻撃力を上げる「レインフォース」を使って
舐めプレイをするのも絶望を誘ってくる。

+ …のだが
 実はどのボスも状態異常は普通に効くという仕様のため、アルシーヴを何もさせないで勝つことも(運次第では)可能。
むしろ、最初の2回の行動が舐めプでかつAI行動を巻き戻すキャラも存在するため、何回も相手に補助をかける姿を見ることが出来る。
それでも少しでも手順を間違えると全滅待ったなしではあるが、眠らされ、空腹でダメージを受ける姿にときめいた人がいるとかいないとか。
ツイッターにてアルシーヴ討伐選手権としてアルシーヴを倒す報告がよく見られる。

  • アルシーヴを討伐するのにお勧めなキャラ
☆3アルケミストゆの
 とっておき(本作の必殺技にあたる)で素早さを下げる効能があるほか、空腹を与えることが出来る。
 特にねむり、または金縛りなど行動不能の状態異常を回すのに素早さを下げることは
 重要な役回りであるため、常に前線にいることが強いられる。

☆4冠
 とっておきでチャージ減少、通常スキルで眠りを使うことが出来る。
 妨害でなんとでもなる器用なキャラで眠りに失敗してもチャージ減少で2段階で妨害できる

☆5正月勇
 限定キャラではあるが通常スキルでチャージを二つ減少させることが出来る貴重なキャラ。
 このスキルのキャラは☆5正月勇しかいないため、外せないキャラとなる。
 また、とっておきも空腹を付与出来るため、ダメージソースに困らない。

その他にも状態異常系統を持っているキャラ、チャージ減少を持っているキャラが選ばれるが
今まで不遇だったアルケミストがアルシーヴを撃破したため、その評価が見直された。
特に☆3は最低ランクが故に舐めプ、縛りプレイなどでしか使われなかったが、☆3しかない素早さ低下、足りないねむりや空腹要因として駆り出され、衝撃を与えた。

ダークマターを使わせると次のこちらのターンが来るまでに連続攻撃をしてくることが多く、素早さの高いキャラでないと行動することが出来ない。
また、一応はダークマターでも手加減している様で、ダークマターを3回耐えると必殺技として「イビルストーム」という技を使う。
見た目が派手になっているだけで威力自体は変わらないが、そもそも耐え切れずに戦闘不能になるのでカンストしているだけだと思われる。
ただし、この二つの技を防ぐ手段も存在し、ナイトのとあるキャラのとっておきが「ダメージを無効化するバリアを貼る」というものであるため、
1度だけは0ダメージで耐えることが出来る。ただし、それ以降に耐えるのは至難の業である。

また、最近の研究でイビルストームを使用した後の行動でダークマターを躊躇せず撃ってくることも判明。
チャージ減少すれば何度でも見れる逆補助呪文は、ダークマターを撃つまでしか使って来ないことが判明した。




MUGENにおけるアルシーヴ

カオス同盟氏が制作したアルシーヴが存在する。


原作を意識したAIも搭載されており、1Pは原作仕様である。……流石に無敵は再現されていないが。
カラー性能は以下の通りであるが、どのカラーも狂上位とのこと。

1P アーマー無し+原作順序の技+無敵小
2P アーマー+原作順序の技+無敵小
3P ハイパーアーマー+原作順序の技+無敵小
4P アーマー無し+本気+無敵小
5P アーマー+本気+無敵小
6P ハイパーアーマー+本気+無敵小
7P アーマー無し+原作順序の技+無敵大
8P アーマー+原作順序の技+無敵大
9P ハイパーアーマー+原作順序の技+無敵大
10P アーマー無し+本気+無敵大
11P アーマー+本気+無敵大
12P ハイパーアーマー+本気+無敵大

なお、原作通りにlifeが 778276 という驚異の数値であるが、通常の1000に抑えるパッチも同梱されているので御安心を。



「英雄気取りか・・・愚かな。」

出場大会




最終更新:2019年05月04日 18:35
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