司波達也


「学校では評価されない項目ですからね」

電撃文庫のライトノベル『魔法科高校の劣等生』の主人公。
CVは 中村悠一 氏。
メインヒロインである司波深雪の実の兄。国立魔法大学付属第一高所属。
魔法実技はあまり得意ではなく、「雑草(ウィード)」と揶揄される「劣等生」。

...と言う設定になっているが、実は「使用可能な魔法が特異過ぎて採点出来る教師が居ない」と言うだけで、
物質を元素やイオンへと分解する「雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)」、
魔法を直接分解・無効化する「術式解散(グラム・ディスパージョン)」を操り、
死亡してさえいなければ24時間以内の負傷を完全治療し、拳銃型CAD(魔法使いの杖)トライデントで精密射撃まで行える天才。

そのため国防陸軍の実験特殊部隊「戦略級魔法師・大黒竜也特尉」としての顔を持ち、
沖縄に侵攻してきた敵軍を一人で殲滅した事から「摩醯首羅(まけいしゅら/マヘーシュヴァラ)」の異名で知られ、
万物を「分解」する悪魔の右手、万物を「再成」する神の左手の持ち主として恐れられている。

さらには魔法関係に関する多数の特許を所持する「天才技術者・トーラス・シルバー」との別名も持ち、
さらさらに師匠であるリアルニンジャ九重八雲の下で忍術の修行も行ったため、体術も最強クラス…………
他にも色々積み重ねて、ラノベ業界でもぶっちぎりの最強主人公と言われている。あとシスコン。

学生生活においても「一般的な魔法」が不得意なだけで、魔法関連の特許を多数所持するだけあって筆記はほぼ満点。
生徒会入りして以降は良き理解者たる友人たちに恵まれ、学生としてもトップクラスの生活状況であり、
「お前のような劣等生がいるか!」な活躍と圧倒的チートっぷりを目の当たりにした読者、アニメ視聴者からは、
深雪がお兄様をたたえたセリフ「さすがはお兄様です」を略した「さすおに」という愛称で呼ばれ、ネタキャラ扱い親しまれている。


上記画像はアニメ公式サイトにおいての公式twitterアカウントのフォロワー40,800(しば)人突破記念と称して配布されているメッセージ付き画像の一つである。
さすがはアニメ公式様です。(普通は)中々できないよ!
「さすおに」以外にも煽り性能が高いインパクトの強いメッセージ付き画像が 配布されている

なお、早見沙織氏と中村悠一氏の二人が共演した後のアニメ作品『六畳間の侵略者』では、
視聴者から「さすおにコンビ」と呼ばれ、「流石は○○」などの台詞や兄貴キャラが褒め称えられた際は、
即座に「さす○○」と略されたり「さすおに」とコメントされるなど、視聴者にもたらした影響もそれなりにある。

+ さすがはお兄様です。ネタバレ防止機能は完全に作動しています
司波達也生来の魔法は「分解」と「再成」で、これらの高度な魔法が待機しているためその他の魔法は一切使えなかった。
魔法関係の豊富な知識と技術、忍術や体術は、彼自身が欠損を補うため、ひたすら努力して身に付けてきた結果である。

魔法とは物事を変化させるものであり、分解と再成しかできない達也は魔法師として認められなかった。
魔法の名門「四葉家」の一員であった達也は、六歳の時に「人造魔法師実験」の人体実験被験者にされ、
事実上の脳改造を受けた結果、一般より劣るものの「魔法」を使用できるようになるが、
その代償として、人間的な強い感情のほとんどを喪失してしまう。
達也に残されたものは、「妹への愛情」だけだった。
しかし妹である深雪は四葉家の次期当主候補として選ばれ、権力争いに巻き込まれる運命にあった。
達也は深雪を守るため、自分の持てる全てを費やして彼女のガーディアンとなり、命を賭ける事を決意する……。

ネットでは、所謂中二病的な設定箇条書きマジックによって批判のネタにされる事もあるが、
お兄さまはただ一つ残された「妹への愛」を頼りに戦い続ける悲劇の改造人間なのである。
やたらお兄さまage描写が多いのと「どう見てもチートの塊です。本当にありがとうございました」ってあたりは否定できないけどな!

ちなみにこういった経緯でお兄さまの方はシスコンではあっても、あくまで「兄妹愛」の方から出ておらず、
妹に良い相手が出来て結婚するような事があったら、山奥か孤島にすっこんで妹の幸せを見守るつもりらしい。
……それはそれでどうなんだという気がしなくもないし、一歩間違えたら大変な事になりそうな気もする
ネット小説時代に感想で「血の繋がった夫婦」と書き込まれるような兄妹だから仕方ないね。

うどん科高校の劣等生?何の事かな?


MUGENにおける司波達也

海外製作者のBrynhildr_ (ブリュンヒルデ)氏によるものが公開中。MUGEN1.1専用。
ドットは『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』のものを使用。
原作で見せた技は一通り搭載されている。
ただしkohaku氏のオリジナルシステムを流用しており、SP、APゲージがあるが、アシストゲージは存在しない。
従って深雪による援護は無い。
機動力が高く、発生に優れる5a、5bなどの通常技やキャンセル可能な空中での特殊技、追撃が出来る投げ技を駆使して立ち回る。
飛び道具の「シルバーホーン」は弾数制限がある(ゲージを消費してリロード可能)。

AIもデフォルト搭載されており、想定ランクは凶~狂下位。
AIレベル2以降はゲージが溜まりやすくなり、自己修復術式によるHP回復量が増えるなどの変化がある。

出場大会



最終更新:2021年06月16日 19:42