ジャアクフロスト

「おまえらまとめて地獄行き!
 オイラと、ごーとぅへるぅうぅ!!」

アトラスのRPG『女神転生』シリーズに登場する悪魔。初登場作品は『真・女神転生III-NOCTURNE』。
ジャックフロストの上位種であり、カラーリングや装飾が邪悪な印象に変化している。
後発の作品においては「じゃあくフロスト」と表記される場合もある。
実は『III』で初登場してからしばらくの間、3Dモデルがほぼジャックフロストの使い回しだったのは内緒だ!

『III』では、最初の街であるシブヤで修行の資金稼ぎのためジャンクショップを営んでいたジャックフロストの「ヒーホー君」が、鍛錬の果てに辿り着いた姿。
同じくフロストの上位種にして魔王の「キングフロスト」に憧れており、彼のような「恐ろしくも愛らしいワル」を目指している。
鍛練の賜物か、はたまたマガタマ「サタン」を取り込んだ影響か、優に人修羅の数倍はある漆黒の巨体へと変貌。種族も「妖精」から「夜魔」に変化した。
中盤のあるタイミングからカブキチョウ捕囚所に陣取り、そこで帝王を名乗っている。
帝王を名乗るだけあってその実力は半端ではなく、異常に高い物理耐性と、衝撃・電撃・万能属性以外がほぼ通用しないという優秀な防御相性を誇る。
特筆すべきはフロストの弱点である火炎属性を完全克服している点で、あろうことか火炎相性が「反射」になっている。
所詮フロストの亜種と舐めてかかり、炎で攻めると逆にこんがり焼かれるという事態に、多くのプレイヤーが度肝を抜かれた。
解説文にも「魔王のごとき力」「凶悪に成長した姿」「鍛錬を怠らなかった」と、他のフロスト亜種とは一味違うことが記されている。
敗北すると「……オイラはデッド?」と言い遺して消滅してしまうが、『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』及び、
真・女神転生 III-NOCTURNE マニアクス クロニクル・エディション』で追加されたイベントにて復活(どうやって復活したかは「ヒミツ」とのこと)。
自分を倒した人修羅に付いて行けば「サイキョーサイコーの悪魔」になれると考え、仲魔へ勝手に加わってくれる。
通常のジャックフロストと同程度のサイズに縮んでしまったものの、優秀な防御相性自体は健在。
懸念材料は魔力・神経・精神属性への耐性くらいだが、成長すればそれらも克服されるため、弱点の無い非常に頼れる仲魔として活躍してくれるだろう。

以降のシリーズでもたびたび登場するが、いずれも火炎は通用しない。
『女神異聞録デビルサバイバー』においては、小牧翠に敗北したフロストが彼女から「愛があれば強くなれる」と教えられた結果、
人間から悪魔を護る愛の戦士として成長した姿として登場する。
選択肢次第では「仲間」に加入する。そう、悪魔として使役する「仲魔」ではなく、人間と同じ枠での仲間になるのである。
デフォルトで火炎無効を持つが、逆に衝撃に弱いという、他のメンバーにはない防御相性を持つ。
衝撃を埋めれば2つの属性を無効化できる優秀さを持つが、とあるルートでは最終決戦時に悪魔全てが送還されるため、
最終決戦直前に主人公達との別れを惜しみながら魔界へと還ることになる。


MUGENにおけるジャアクフロスト

人修羅の製作者である÷ゆうき÷氏により2018年6月に公開された。
性能面はポチョムキンを意識したもので、概ね鈍重でテクニカルな大型のパワーキャラ。
加えてジャンプ中に上入力で飛行出来るため、空中での機動力は悪くない。
5ボタン制の余ったボタンで必殺技の簡易入力にも対応している親切設計。

7P以上で仲魔時を意識した小さめのサイズに。ただし変わるのは見た目だけで判定は据え置き。
5Pと11Pは微強化、6Pと12Pは投げ以外を全反射するメタルヒーホーに。
デフォルトAIは搭載されていないが、ホルン氏による外部AIが2018年8月の公開された。
遠距離では「マハブフダイン」で転ばせて「メギド」で追撃、中距離では豪快に殴り掛かり、
近距離ではコマンド投げの「アギダイン」や飛行を交えたボディプレス、と距離を選ばない立ち回りを見せる。

Borewood氏製作のステージ背景にも登場。
こちらはアクションゲーム『真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE』のドットを使用している。

出場大会



最終更新:2022年07月19日 00:26