ミドラー









「ムキャッ!ナハハハハ
 ナハハハハハハ!ナハハハハハハハハ!!
 頭のトロイ奴らよの―――ッ」
ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場する、DIO配下のスタンド使いの一人。
鉱物に化ける事ができるスタンド「ハイプリエステス」を持つ。
原作では上記画像のスタンド像のみが登場し、本体は登場していない(後述)。
名前の由来はアメリカの女優・ポップス・シンガー「ベット・ミドラー」。
名前が似ているが、同じジャンプ作品のどこかの死神とは無関係だし、バットマンヴィランでもない。
担当声優はAC版がマライヤデス13も担当し、『カプエス2』のキャミィマキ役も演じた 長沢美樹 女史。
TVアニメ版では1部ゲーでエリナばあちゃんを演じたノア夫人 久川綾 女史が担当している。

原作では潜水艦に乗ってエジプトに入国しようとするジョースター一行を艦内で襲撃。
潜水艦の計器や脱出用のアクアラングに化けての不意打ちで一行を苦しめた。
またスタンド像が本体に近づくとパワーが増し、鼻の穴が海底洞窟に見えるほどの巨大な顔に変化する事もできた。
一行を一呑みにし、ダイヤモンド並の硬度を持つ歯で噛み千切ろうとしたが、承太郎オラオララッシュで歯を全部折られて敗北。

自分の容姿に自信があるような発言をしていた他、非常におだてに弱いらしく、承太郎による
「一度あんたの素顔を見てみたいもんだな 俺の好みのタイプかもしれねーしよ恋におちる か も」(なおスペースは原作通りである)
という発言に一瞬隙を見せる事もあった。
前述のスタンド越しの自分の容姿に自信があるような発言から、一行(と男性読者)は興味津々だったのだが、
スタンド像の歯を全て砕かれたミドラーの容貌は、ポルナレフをして「歯が全部折れてるから見れたもんじゃあねぇーっ ヒィーッ」と言わしめた。
そのため、本体のミドラーはブッ倒れてピクピクしているたった1コマしか描写されなかった(顔は映っていない)。
ちなみに承太郎が好みのタイプらしい。
SFCのRPG『ジョジョの奇妙な冒険』で初めて本体の姿が登場したものの、何故か飛行機内スチュワーデスとして登場していた。
承太郎の「話す」コマンドの内容がおだて文句になっている上にMP減少量も大きい(0にすると戦意を喪失させて勝利)という謎の原作再現要素がある。

+ スタンド「女教皇(ハイプリエステス)」
人間の顔面から直接二本の腕が生えたような外見を持つスタンド。
上述の通り、鉱物と鉱物から構成されているあらゆるものに変身可能。その変身は完璧で、外見や触った程度では見破る事はできない。
また、「鉱物」の定義も非常に広く金属以外にもプラスチック、ビニール、セラミックなどに擬態可能。
仕組みが複雑で無い機械に変身する事もできる
(ただし、機械などに変身した場合はその機能は再現できない…はずなのだが、水中銃に変身して銛を撃つ事は可能だった)。
変身したままでの移動も可能。

変身から不意打ちで鋭い爪を浴びせるのが主な攻撃手段。
爪による攻撃はジョセフ・ジョースターの鋼鉄製の義手を切断するほどの威力を持つ。
また、歯はダイヤモンド並みの硬度を持つという。

射程距離はエジプト海岸から紅海を進む潜水艦の内部へ攻撃できるほど長いが、
遠距離で使用する際にはパワーが落ちる(ただし、パワーは落ちても前述のような威力を持つ)。
海岸に接近した際には、海底の岩場に取り付き巨大な顔に変形させるといった芸当も可能なほどスタンドパワーは大きい。

SPWによるスタンド評価では
破壊力 スピード 持続力 精密動作性 成長性
B(近距離A) B A B D
となっており、特に破壊力と持続力に優れたスタンドである事が窺える。
(JOJO A-GO!GOに掲載された能力表では、後にさらに破壊力の高いスタンドが登場した影響から破壊力はCと改められている)。


ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』でのミドラー


「踊らない?」

そんなミドラーだが、アーケード版『ジョジョの奇妙な冒険』にまさかの参戦。
原作者の荒木飛呂彦氏の描き下ろしによって、めでたく本体の姿が設定された。
見ての通り踊り子なだけあってスタイルが良く、非常にエロい。顔も十二分に美人レベルである。

また、アーケード版稼動当時は原作者は5『黄金の風』の執筆中で第3部の頃とは絵柄がかなり変わっていたため、
超必殺技やKO時の顔グラフィックは、絵柄の比較的近い4山岸由花子を改変したものが使われている。

勝利メッセージの「アナタなかなか素敵だったわよ」は彼女の台詞ではなく、原作ではマライヤの台詞である。

通常技必殺技の射程が長く、中距離戦が得意なキャラ。
原作では大体チャカアレッシー、ジョセフ、邪悪の化身ディオ!!などと共に中堅辺りといわれている。

必殺技に、水中銃に変身したスタンドを発射する飛び道具「ハープーンショット」。
車に変身したスタンドが、地面から突き上げて攻撃する「モーターヘッド」。
『未来への遺産』で追加された、分銅に変身したスタンドで中段攻撃を行う「アイアンワイルド」を持つ。

ハープーンショットは弾速は早いが発生が遅いので牽制以外にはあまり使えない。
モーターヘッドも発生が遅いが空中ガー不なのでかなり優秀。
ただしスタンドモード時だと硬直が恐ろしく長くなるので注意が必要。ちなみに打撃判定なので「覚える」事ができる。

スーパーコンボは、スタンドが変身した水中銃を発射、ヒットすると画面端に張り付け多数の水中銃のモリでさらに攻撃する「メガハープーンストライク」。
スタンドが変身した車を連続で5台発生させる「モーターショー」。
敵の足元に出現したスタンドが地上に居た相手を飲み込み、口内で噛み付いて攻撃する「ディナータイム」を持つ。
ただし「ディナータイム」は「暗転見てからジャンプで回避余裕でした」な発動の遅さなので、主にスタンドクラッシュに合わせて使用する。

技連携による崩しが強力でペースを握りやすく、自分のペースでじっくり相手と戦い続ける事ができる。
反面切り返しが弱く、接近戦に持ち込まれると中々抜け出せず、そのまま封殺される事も。
また、火力に乏しく大ダメージを与える事が難しいため、上位キャラ相手だと火力負けしてしまう。
これらの事から中堅所に落ち着いている。

ストーリーのエンディングではDIOに血を吸われて吸血鬼になっている。
参考動画

なお、TVアニメ版は原作漫画に準じた姿であり、
原作以降ゲーム版等の逆輸入とはいかず残念ながら顔は映らなかったが、浅黒い肌の色と中々の巨乳となっている。
またTVアニメ版では前半2クール(=タロットカード編)・後半2クール(=エジプト編)と区分けされ、
ミドラーはその前半タロットカード編での事実上ラスボスを務めた事になる。
その後のゲームでもTVアニメ版準拠のため、『スターダストシューターズ』ではスタンドしか描かれておらず、『ダイヤモンドレコーズ』にも登場しなかった。


MUGENにおけるミドラー

モンタナ氏が製作したものが存在。
現在は保管ロダ「MUGEN補完用アーカイブ」にて代理公開されている。
AIもデフォルトで搭載されている他、ニコ動で別にAIが公開・配布されており、中々強い。

なお、海外産も2体ほど存在するがどちらも未完成状態のままである。

出場大会

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出演ストーリー

プレイヤー操作



最終更新:2023年06月02日 21:28