アルバート・ウェスカー



"This world will soon be mine."

(新世界の礎となれ。)


        年齢:38歳→48歳(『5』)
        血液型:O型
        身長:183cm→190cm(『5』)
        体重:84.5kg→90kg(『5』)
        趣味:フットボール、戦史研究
        CV:D. C. Douglas(英語)

+ 日本語吹替声優(Wikipediaより引用)
中田譲治
『バイオハザード0』HDリマスター版
『バイオハザード』HDリマスター版
『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』
『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』
立木文彦
『バイオハザードIII』劇場公開・ソフト版
『バイオハザードIV アフターライフ』劇場公開・ソフト版
『バイオハザードV リトリビューション』劇場公開・ソフト版
『バイオハザード: ザ・ファイナル』劇場公開・ソフト版
中博史
『バイオハザードIII』テレビ朝日版
大塚明夫
『バイオハザードIV アフターライフ』テレビ朝日版
『バイオハザードV リトリビューション』テレビ朝日版
日野聡
『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
江川央生
『バイオハザード(2022年ドラマ版)』

CAPCOMのゾンビゲーム『バイオハザード』シリーズに登場するキャラクター。
シリーズの黒幕的存在であり、時には主人公を務める事もある。
元ラクーンシティ警察署特殊部門S.T.A.R.S.(スターズ)総隊長。
民間企業の要職を歴任していた所を、陸軍に生物工学の知識を買われて技術将校→S.T.A.R.S.の隊長になったという異色の経歴を持つ。
だが、実際は製薬会社アンブレラの科学者で社の注文に従いS.T.A.R.S.を操っており、
洋館事件(『1』)の際に隊員達をB.O.W.などと戦わせて実戦データの採取とB.O.W.の胚サンプル回収、洋館を爆破して証拠隠滅を企むも、
最後に自分が起動したタイラントに刺され(ジル編ではこの後「最後の力を振り絞って自爆装置を作動させ」)死亡…
…と思われたが『CV』で顔見せし、実は生きていて上記の最後はアンブレラから姿を眩ますための芝居で、
さらにあの時特殊ウィルスで自分を強化改造していたと判明する
(初代の時点で「タイラントが主人公の方に行くが、手前でピタッと止まってウェスカーを見る」という変な挙動の後襲われているので、
 芝居と言われても違和感は無いが)。
その後『5』で黒幕として再登場し、さらに強靭になっているものの、ウィルスの不安定化で薬物投与をしないと肉体が維持出来なくなる問題が起きており、
ここでクリス達に薬物を本来の使用量以上に打ちこまれて弱体化してしまい、逆転のため別種の「ウロボロス・ウィルス」を無理やり投与。
見た目こそ異形化したものの制御下に置く事に成功し、ラスボスとして立ちはだかる事になる。
最終的には戦いの末に敗北し、溶岩流に落とされてしまうがそれでも生存し、ヘリコプターで脱出しようとするクリス達を道連れにしようとするも、
ロケットランチャーによる反撃で完全に倒され死亡した
(シリーズプロデューサーの川田将央氏もウェスカーが死亡した事を公言しており、今後外伝以外の公式作品での登場は絶望的と思われる)。

銃器の造詣も深く、3はベースのサムライエッジを自分に合わせてカスタマイズしてもらっているのに対し、
ウェスカーだけは設計図を自身で制作し、組み立ててもらっている。
銃自体の完成度もあってS.T.A.R.S.を裏切った後も愛用し続けており、
ウェスカー死亡後での時間軸でも、ウェスカーモデルのサムライエッジの改良版が要所で登場している。

なお当初は続編の構想もなかったためか『1』の時点で死亡扱いだったらしく、SS版のオマケモードではゾンビ化して登場している。
その上ドリームキャスト版『CODE:Veronica』ではアレクシアのかませになってるし

容姿は長身オールバックの髪型をした金髪の白人男性であり、サングラスと黒服を好んで着用している。
冷静沈着であり、感情より論理的な思考を優先する。自分の目的のためなら手段を選ばない非情さを持つ。

その正体は、巨大企業アンブレラの創設者の一人、オズウェル・E・スペンサーによる「ウェスカー計画」の被験者。
ウェスカーの姓は計画の主任研究者のものを譲り受けたものであり、上述の経歴も(スターズの隊長以後は本当だが)アンブレラが用意した偽りのものである。
ウイルスを利用した人類の強制進化のために集められた才能ある両親の子供であり、数少ない成功例の一つ。
実験の副作用として超人的な身体能力を手に入れており、素手で人体を貫き、発射された弾丸を視認後に回避したり、テレポートと見紛う程の「迅速移動」で敵を圧倒する。

シリーズ恒例のミニゲーム『ザ・マーセナリーズ』ではプレイアブルキャラクターとして使用可能。
作品によって性能は異なるが、マグナム等の高威力武器や迅速移動による機動力が強みになる事が多い。
体術は何故か掌打、貫手などといった中国拳法めいたものをベースとしており、こちらも威力・範囲共に優れている。
『RE4』では全キャラ唯一ナイフを持たないが、パリィがカウンターになるという個性になっており、
その結果通常時の動きは超人らしくスタイリッシュなのに、敵に捕まれた際にナイフ刺しでの振りほどきができず、
超人化した肉体のパワーはどこへやら、一人だけかなりもたもたしながら振りほどくシュールな絵面となっている。

ちなみに、同じカプコンのアクションゲーム『ロックマン』シリーズに登場するDr.ワイリーは、
本名が「アルバート・W・ワイリー」であるため、アルバート・ウェスカーの名前の元ネタという説がある。


『MVC3』での性能


"Now you know...I am a god, over man and beast."

(さあ選択しろ、服従かさもなくば…。)

カプコンによるマーベルとのクロスオーバー格ゲー『MARVEL VS. CAPCOM 3(MVC3)』にてカプコン側のプレイアブルキャラクターとして参戦している。
超人的な身体能力を生かした体術を駆使して戦うキャラであり、速度の速い高速ダッシュや移動技「高速翻身」、
特殊技「サムライエッジ」による牽制を活かし、相手の飛び道具を無視して一気に詰め寄る事が出来る。
リーチ・判定の強い通常技や豊富な崩し技を持ち、総じて近接戦の性能は非常に高い。
またサムライエッジの性能が出が早い・弾速早い(画面端まで一瞬)・高速翻身でキャンセル可・削り有りと、
下手な飛び道具必殺技より遥かに高いので中~遠距離戦も可能。
というかキャラによってはサムライエッジ連射だけで何も出来なくなる事も。弱点は一部を除きしゃがまれると当たらない点。あとちびキャラ
ダウン拾い可能な下段版サムライエッジ(アシストでも使う)や、ループコンボ可能でハイジャンプからの空対地も出来る空中版サムライエッジもあり、
一部では「サムライエッジおじさん」なる呼び名も。
他にもハイパーコンボ「鎖巡型」が画面中を飛び回りながら連続突進という動きから「マキシマムウェスカー」と呼ばれる事がある。

続編の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3(UMVC3)』では、サングラスの有無性能が微妙に変わるキャラクターになっている。
また、前作で暴れすぎたためか、サムライエッジは受け身不能時間低下や浮きが低くなるなど全体的に弱体化した(それでも強いが)。


MUGENにおけるアルバート・ウェスカー

いずれも海外の製作者によるものが4体ほど確認されている。

+ Harlem Hero氏 & The Pizzaman氏製作
  • Harlem Hero氏 & The Pizzaman氏製作
MUGENにおける最古のウェスカー。ドットは恐らくジミーの改変。
S.T.A.R.S.時代の制服を着用している。
動きはどことなくカクカクしており、機動力は全体的に低いなど微妙な部分が目立つが、格ゲーキャラとして最低限の動きは揃っている。
デフォルトAIは搭載されていない。かつてはニコニコ動画の大会で自作AIの使用により、そこそこ見かけられた。
参考動画

+ Flavio Camarao氏製作
  • Flavio Camarao氏製作
MUGEN1.0以降専用。ドットはクリザリッドを始め複数のキャラが素体になっている。
氏のサイト及び海外サイト「The Mugen Multiverse」にて公開中。
同氏改変のクリス・レッドフィールドジル・バレンタインとの間に特殊イントロがある。
動きは改変元の影響を色濃く受けているが、瞬間移動などの技を駆使した高速戦闘が可能。
リーチに優れた足技や切り返し手段としてのタックルなど原作と同じく近接戦の性能は高い。
またゲージを消費して数種類のゾンビストライカーとして呼び出せる。性能はバラエティに富んでおり、設置技として中々嫌らしい効果を持つ。
3ゲージ超必ではウロボロス・ウェスカーに変身して攻撃する。全範囲攻撃でヒットした場合の火力は高い。
AIはデフォルトで搭載されている。ランクは並~強。
紹介動画(DLリンク有り)

+ Blade氏製作
  • Blade氏製作
2017年12月に公開。DOS、Win、新MUGENで使用可能。海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
動きは『MVC3』準拠になっており、原作で見せた技の数々が上手く2Dで再現されており、クオリティは非常に高い。
…が、移動起き上がりが機能していなかったり、高速翻身が無音だったりと、バグ・未完成と思われる部分がちらほら見受けられるのはご愛嬌。
判定に優れた近接技とサムライエッジなどの特殊技、高速移動は健在であり、使いこなせば本家MVCキャラに劣らぬ高い機動力で相手を翻弄する事が可能。
中でも迅速移動は1Fから攻撃が発生し、非キャンセル版はいつでも他の技にキャンセル出来るという優れもの。
また、地上・空中で発動可能な高速翻身(ワープ技)は無敵かつキャンセルで連続して使えるため、
強力な弾幕を持つキャラの多いMUGENにおいては、相手に近付く上で重要な役割を担う事になると思われる。
デフォルトAIは搭載されていない。

2019年1月24日にはホルン氏によるAIパッチが公開された。
cmdファイルを弄る事でコンボや立ち回りなどのレベル調整の他、迅速移動を用いた立ち回りの頻度を変更出来る。
想定ランクは氏によれば強~凶上位との事。

+ Infinite氏製作
  • Infinite氏製作
Blade氏製ウェスカーの改変。MUGEN1.0以上専用。
システム面は氏恒例のPotS&Infiniteスタイル。
技演出がより原作に近くなった他、音声も改善されている。
また高速翻身しながらサムライエッジを撃つ「Phantom Samurai」などの新技が搭載されている。
改変元に比べ機動力が上がっているが、動きが直線的で読まれやすいのが欠点。
AIはデフォルトで搭載されている。ランクは並。
ダウンロードはこちらから


これらの他に、Rel氏による『UMVC3』版のウェスカー…を再現したブン屋が存在し、現在はムゲぎこ氏によって代理公開されている。


"Your feeble attempts only delay the inevitable,
 A new Genesis is at hand and I will be a creator."

(新たな時代の幕開けだ、俺はその創造主なのだ!)

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2024年01月03日 20:39