陰獣キムコウ

コナミのアクションシューティングゲーム『魂斗羅』に登場するボスキャラクター。
第2作『スーパー魂斗羅』のファミコン版で最終ボスを務め、以降のシリーズにも中ボスとして登場している。

天王創魔心ゴメラモスキングや天王鬼ギャバと並ぶエイリアンの象徴的な存在であり、
鋭い牙を生やした怪物の口から、端正な顔立ちの人面が吐き出されているかのようなグロテスクな顔が特徴。
ただし、作品によっては人間型の頭部を持つ節足動物のような姿で現れる事もある。

デザインの大本は『エイリアン』第一作目の冒頭に登場した謎の死体「スペースジョッキー」と思われる。
名前の由来は恐らく『DQ2』で「もょもと」を作ることができる「ゆうていみやおうきむこう……」の呪文でもお馴染み、
ファミコン神拳ライターの「キム公きむ皇」こと木村初氏。

『スーパー魂斗羅』ではファミコン版で追加された最終ステージのボスとして登場。
復活した謎の軍隊「レッド・ファルコン軍」を率いる黒幕的な存在と思われる。
ステージの半分ほどを覆うほどの巨体を誇り、部屋中にばら撒かれる拡散弾や目から連射される光弾で攻撃を仕掛けてくる。

しかし、ラスボスの割にとても弱い
キムコウ本体は動かない上、拡散弾は撃ち落とせるので自機狙いの光弾に気を付ければ負ける要素は無いし、
スプレッドガンを保持して来た場合、出現と同時に身体の上に飛び乗って連射すれば一瞬で撃破できてしまう

+ TAS動画では
上の説明通り一瞬にしてやられる……どころか、バグで最終面が崩壊し、出現前に全ステージクリアのファンファーレが鳴り、
その後にこれから出現しようかというキムコウ戦BGMのイントロが流れ出したかと思ったらエンディングに突入する。
あたかも「魂斗羅は生還しなかったがとりあえず勝ったことにしてしまおう」「キムコウはステージが崩壊して地の底に埋まったのでOK」
と隠蔽工作でも行われたかのような終わり方になってしまう。さらにスタッフロールまでバグったままという無茶苦茶な事になっている。
もはや悪魔城の変態どもと変わらぬ世界崩壊である……。

『魂斗羅スピリッツ』では最終ステージボスラッシュの三番手として登場。
サイズは小型化したものの、足で素早く走り回ったり地底に潜るなどの不気味な動きでプレイヤーを翻弄する。
また、人面をシャッターで隠して防御するようになったほか、拡散弾が破壊不可能になり、
身体に乗られるとジャンプして魂斗羅を押し潰そうとしてくるなど、全体的に厄介なボスに生まれ変わっている。

『魂斗羅ザ・ハードコア』や『真魂斗羅』では何故か二体に増殖。
上下からコンビネーション攻撃を仕掛けてくるようになった。
ちなみに、前者に登場する個体にはキムコウの特徴である人面が存在しない(動きはまさしくキムコウそのものだが)。

『ネオコントラ』ではまるで王蟲のように襲ってくる巨大な個体が現れた他、
今までの個体が幼体だったことが発覚。成体へと変態し、空を飛びながら襲い掛かってくる

『魂斗羅ReBirth』ではなんと雑魚キャラに降格した。
しかし、とてつもない数の大軍を為して突撃してくる様は印象深い。

ちなみに、同じくコナミの『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』には、
デザインや攻撃手段がキムコウと似通っている「アースロヴェルタ」というボスキャラが登場する。


MUGENにおける陰獣キムコウ

Ironcommando氏が『スーパー魂斗羅』のスプライトを使用して製作したものが存在していた。
現在は氏のサイトの移転に伴い公開停止。
名義は「Final Boss of Super C(Rfalcon2)」となっている。
原作通り、脚からの拡散弾や目からの光弾で攻撃してくるキャラクター。
移動は出来ず、位置は常に画面端に固定されている。
何らかの方法で無理やり背後に回った場合、その瞬間に反対側の画面端にくっつく。

ラウンド開始直前に頭上に向けて拡散弾を撃ってくるが、落ちてくるのに若干の間があるので背が高いキャラでなければ回避が間に合う。
最大の特徴は3ゲージが溜まると発動する超必殺技。発動すると画面にレッドファルコン軍の紋章が浮かび上がり、
何故かくぐもったファルコン・パンチ!」の掛け声と共に全画面判定即死攻撃(ガード可能)を発動する。
確かにレッド・ファルコン軍を率いる大ボスではあるのだが……。
プレイヤー操作(2:23~)

出場大会

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プレイヤー操作



最終更新:2022年04月25日 16:42