仮面ライダー2号


「変身!」

仮面ライダー・一文字隼人は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
  • オリジナル
佐々木剛
『仮面ライダー』、『V3対デストロン怪人』、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
『仮面ライダーメモリアル』
『正義の系譜』
小野寺丈
『まんがビデオ 仮面ライダー』
山崎たくみ
PS『仮面ライダーV3』
藤本たかひろ
『オールライダー対大ショッカー』『恐怖の地球温暖化計画』
『MOVIE大戦MEGA MAX』『スーパーヒーロー大戦』、『ウィザード in Magic Land』(ネットムービーのみ)
『烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル』
『ガンバライド』『ガンバライジング』
『ライダージェネレーション』シリーズ
『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』シリーズ
『仮面ライダー バトライド・ウォー』シリーズ
『仮面ライダー ストームヒーローズ』
『仮面ライダー シティウォーズ』
小山剛志
『MASKED RIDER LIVE&SHOW ~十年祭~』
大川透
『ネット版 レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ!君だけのライダー48〜』
穴井勇輝
『スーパーヒーロー大戦Z』
神谷浩史
『仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
河本邦弘
『仮面ライダー3号』

藤本氏は『北斗無双』のハート様などを演じている。

  • 『THE FIRST』版
高野八誠
『THE FIRST』『THE NEXT』
『ライダージェネレーション』シリーズ

高野氏は『仮面ライダー龍騎』で手塚海之/仮面ライダーライアと『ウルトラマンガイア』の藤宮博也/ウルトラマンアグルを演じており、
別の仮面ライダーに変身した事があると同時に、ウルトラマンにも変身した事がある数少ない俳優の一人である。

  • 『シン・仮面ライダー』版
柄本佑
『シン・仮面ライダー』、『クレヨンしんちゃん』(『しん・仮面ライダーだゾ』)、『SD シン・仮面ライダー乱舞』

1971年に放送された特撮作品『仮面ライダー』に登場するヒーローの一人。
仮面ライダー1号は当該リンクを参照。

海外のショッカーと戦うために旅立った1号に代わり日本の平和を守る事になった新たな仮面ライダー
(メタ的には1号役の藤岡弘氏が大怪我をしたため。詳しくは1号の頁を参照)。
技の1号に対して力の2号と呼ばれる。
誤解が無いように一応付け加えると、結構2号ライダーも新技を自分で開発しており、
決して脳筋でも技の引き出しが極端に少ないわけでもない。
というか、IQ600の本郷と比べる方がおかしい
旧カラーでは白いラインが体に入ってる方が2号。新カラーではグローブとブーツが赤い方が2号。

なお、仮面ライダーの変身ポーズの元祖は2号である。
と言うのも、本来はバイクに乗ってベルトの風車に風を浴びせる事で変身する設定だったのに対し、
佐々木氏はバイクに乗れなかった事から用意された誤魔化し苦肉の策だからである。

その正体はフリーのカメラマン一文字隼人。柔道6段・空手5段という格闘技の腕前をショッカーに見込まれ、拉致される。
「仮面ライダーを抹殺するために同型の改造人間を戦わせる」という作戦に投入されるはずだったが、
ショッカーの企みを察知した本郷によって脳改造の寸前で救出される
(普通一番重要な「洗脳」という改造段階を最後に回したための失態、しかも1号ライダーの時と同じミス……。
 とはいえ後述の小説版や原作では本郷によって洗脳を解かれたり、失敗作として廃棄されたのが生き延びていたり、
 そもそも脳改造をすると性能が下がるためになるべく避けるなどの設定があるため、
 一概にショッカーや死神博士がアレというわけではないが……)。
それ以降はヨーロッパでのショッカーの活動を阻止すべく日本を離れた本郷に代わって、第二の仮面ライダーとしてショッカー日本支部と戦う。
おやっさんや滝とはメキシコから日本支部指揮官としてやってきた怪人と戦っていた時に顔を合わせる。

その後もショッカー大幹部の一人ゾル大佐を倒したり、たまに日本に戻ってくる1号とともに強豪怪人を撃破したり、
縦横無尽の活躍を見せるが、新1号になった本郷が日本に帰ってきてからは今度は自分が海外で戦うようになる。
それ以降の登場は新2号としての登場なのだが、新2号として戦ったのは第2の組織ゲルショッカーが登場した後も含めてたったの5回である
(この回数は2号が主役を張っていたときの1号の登場回数と全く同じだったりする)。
これは一文字役の佐々木剛が友人である藤岡弘、(本郷役)の役を取りたくないと、当初は『仮面ライダー』に出演する事を固辞し、
スタッフの「彼が帰ってくるまで」という言葉から出演を引き受けたためである。
後に藤岡が正式に復帰する事になった際、スタッフに「これからもレギュラー出演してくれないか」と依頼されたらしいが、
佐々木は当初の約束を守って降板した。逆に客演の依頼が来た時は断った事は無いのだとか。

ちなみに、新2号は旧2号に対してパンチ・キックの破壊力が3倍、一飛び15mだったジャンプ力が25~35mに向上しているが、
「特訓によるパワーアップ」という説が有力ではあるものの、1号と同様に劇中で明確な説明はされていない。

あと劇中に語られてはいないが、出身地はロンドン。
亡き父親が外交官で転勤を繰り返す生活だったために結果として6ヵ国語を話せるようになったという設定がある。

なお2号は初回のみ変身ポーズが異なり、まず左の画像のように腕を横に伸ばして構え、
ジャケットのファスナーを下ろしてベルトを露出させた後、右の画像のような構えを取り「変身!」といってジャンプする。
これは役者の佐々木氏が酔っていた(スタッフと打ち解けるべく酒を持って行き前日かなり遅くまで飲んでいたらしい)ために、
ベルトを出すのを忘れていたのがそのままOKとなったためらしく、
この時の滝とおやっさんの表情は「何やってんだこいつ」と言わんばかりである。
新ライダー初登場の場面であり、設定上彼らは変身ポーズという概念を知らなかったためにこの二人の視点からは、
「付いてきたカメラマンが突如見た事もない動きを始めた」と見えるであろう事を思えば、
自然にそんな表情を撮影出来たのはある意味怪我の功名……である、多分。
ちなみにこのファスナーを下ろす部分にもしっかりSEが付いている。
言葉では分かりにくいが、この時の一文字は変身ポーズを途中で中断してファスナーを下ろしている
よくポーズを取り直さず変身出来たものである。
しかし後年、この場面のオマージュが展開されてたりする(後述)。
お見せしよう、仮面ライダー!

+ 映画『THE FIRST』『THE NEXT』の2号

「知らなかったぜ。俺ってマジでいい奴だったんだな」

1号の項目にもある通り、リメイク版の劇場作品『仮面ライダー THE FIRST』では力の1号・技の2号に逆転している。
また、かなりキザで軽薄な性格となっており、度々強引な所も見せたり、劣勢になるや本郷を置いて逃げ出す所も見せるが、
胸に秘めた思いは熱く、物静かな本郷に対して自らの意志をはっきり示す男である。
まあよくある井上敏樹キャラの定番が一人ですな

『THE FIRST』では当初、「洗脳が解けて離反した本郷に対する刺客」という石ノ森氏の漫画版の設定を踏襲した形で登場。
偶然バーで合った本郷の研究を取材している記者・緑川あすかに恋心を抱き、彼女の婚約者(ショッカーによって殺害)に似た容姿と、
彼女を助けたバッタ男(本郷)と同様のマスクであすかに接近、さらにショッカーに本郷を倒す報酬としてあすかを要求した。
しかし、度重なる失敗でショッカーに切り捨てられ、処刑されそうになった所を本郷に救われる。
さらに次の改造人間候補として拉致されたあすかを救うため、遂に離反を決意。本郷と共にショッカーの基地へと乗り込んで戦った。
基地壊滅後は本郷に対して負けを認め、あすかを託して一人去っていった。

続編の『仮面ライダー THE NEXT』では本郷と離れた所でショッカーと戦い続けており、
ショッカーライダーに襲われた本郷の救出に颯爽と駆け付けた。
しかしショッカー離脱後、定期メンテナンス無しでもさしたる拒絶反応の出なかった特異体質の1号とは違い、
長期の無調整が響いて度々吐血するようになっており、クラッシャー(仮面の顎部分)には吐いた血がこびり付き、
それを隠すため普段からマフラーとグローブを身に着け、ホステスクラブで豪遊するなどかなり悲壮な立ち位置となっている。
しかも劇場でカットされたシーン(DVD版に収録)では、死ぬ死ぬ詐欺どころかガチで死亡したと匂わせるシーンまで……。
続編やる気ないって意思表示ですかこんちくしょう


「いい人生だったぜ…… 全く」

+ 令和リメイク映画『シン・仮面ライダー』の2号

「では、お見せしよう──」

「変身」

2023年に庵野秀明氏監督で公開された映画『シン・仮面ライダー』にも登場。
本作でも石ノ森氏の漫画版と同じくショッカー(本作では「SHOCKER」名義)と戦う本郷猛を抹殺するための刺客としての役割を与えられている。
SHOCKER側からの正式名称は「第2バッタオーグ」。
1号と同等の能力を持つ改造人間だった原典とは異なり、本郷を改造した緑川博士の息子である緑川イチローによって更なるカスタムを加えた強化タイプ。
そのため基本スペックは第1バッタオーグである1号を上回り、
さらに本郷と違って「変身」の掛け声と共にその場で能動的な変身が可能。「風も受けずに!?」
デザインは旧作と同じく黒系のマスクに深紅の目と銀色のクラッシャーが特徴。強化服の側面に走る白い一本ラインも健在。
深緑色だった手袋とブーツはほぼ真っ黒になっているなど、よりダークな印象を与えるものに。
また、本郷と同じく強化服の上から黒のロングコートを身に纏う。
さらにベルトのタイフーンには安全装置として1号には無かったシャッターが装備されており、変身の際はここが展開して風車が回転する。
この時、シャッターが開くタイミングが左右で微妙にズレているが、これも旧作の忠実な再現となっている。
どんだけ細かいんだ庵野

これで心スッキリだ!

本作の一文字はジャーナリストであった事がわずかに語られるのみで、その過去については不明。
イチロー説得のためSHOCKER拠点に現れた本郷およびルリ子の前に、第二バッタオーグとして立ちはだかる。
しかし本郷との対決においては彼が風を受けないと全力を発揮できない事から、緑川ルリ子を連れての拠点脱出を許容。
本郷がサイクロンの走行で十分にプラーナを貯蓄した頃合いを見計らって「そろそろ良いか?」と声をかけてから戦闘を挑んだ。
加えて本郷が此方を気遣って全力を出さない事などについては鋭く指摘し、周辺被害を出さない空中戦や彼の戦闘力を「いいね!」と評価するなど、
SHOCKERによる改造を受けてなお、自らの心の在り方を貫こうとする強い意志力をルリ子に認められた事で、
彼女によって「仮面ライダー第二号として一緒に戦って欲しい」と洗脳解除を施される。
直後、裏切り者抹殺のために新たなる刺客カマキリ・カメレオンオーグの襲撃を受け、さらに本郷は左脚部損傷により行動不能。*1
この危機に際して、一文字は────……。

「俺は今からSHOCKERの敵、人類の味方。一文字隼人」

「……そして、仮面ライダー!」

その後、ルリ子お嬢さんの頼みだからとSHOCKERとの対決は引き受けたものの、「つるむのは嫌だ」と本郷との同行は拒絶。
しかし本郷がたった一人でSHOCKER拠点に乗り込み、大量発生型相変異バッタオーグ軍団を前に窮地に陥ったのを見かね、救援に駆け付けた。
かくしてダブルライダー対ショッカーライダーの激闘が幕を開ける。*2

「すまない、一文字くん……」

「謝罪じゃない! そこは感謝だ!」

「ありがとう、一文字くん」

「くんじゃない! ここは呼び捨てだ!」

「わかった、一文字」

「やるぞ本郷!」「ああ、やろう一文字!」

さらにイチローとの最終決戦では本郷の頼みを受け、イチローのヘルメットを解除すべく奮闘。
自身のヘルメットと引き換えにイチローのヘルメットを破壊する事で本郷に後を託し、本郷とイチローの対決を見届けた。
奇しくもその光景は、本郷の父が重傷を負いながら這いずるようにして、必死に通り魔を説得しようとする姿にも似ていて……。

その後は、本郷と共に仮面ライダー第2+1号としてSHOCKERと戦い続ける道を選んだ。

「俺達はもう独りじゃない、いつも二人だ。
 ──二人で『SHOCKER』と戦おう!!」


『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
といった映画作品においても歴代ライダーの一人として登場しており、
『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX』でも栄光の7人ライダーとして出演を果たした。

なお、新1号との視覚的な区別をより付けるためか、後年の客演作品では「黒系のマスクに赤のグローブとブーツ」と、
旧2号・新2号の両方が混ざったような見た目のスーツで出演する機会が多い
(映像作品だと『ストロンガー』『10号誕生』『MOVIE大戦MEGAMAX』などで採用)。
漫画『SPIRITS』でも、上の画像の新旧2号と下の画像の『SPIRITS』版の新2号を比べれば分かる通り、
新旧混ざった見た目を採用しており、漫画のため顔のアップだと1号と声で識別出来ない事からの配慮と思われる
(一応『SPIRITS』のモデルは『10号誕生』であるため、その作品での新2号に合わせた可能性もある)。

+ 映像作品以外のお話
+ 原作者・石ノ森章太郎による漫画版
石ノ森章太郎氏の漫画版では『13人の仮面ライダー』というエピソードにおいて、
本郷猛抹殺のために用意された12人のショッカーライダーの一人として初登場。
素手の本郷1人に対し、刃物や銃で武装した同スペックの改造人間12人がかりという、
卑怯者呼ばわりを免れない戦法で戦いを挑んだ。
しかし本郷の策略で味方の銃弾を頭部に受け、それによって洗脳が解ける。
変身して他のショッカーライダー達を倒したものの、既に本郷は脳以外死亡した状態であり、
その後は本郷と意識を共有し、本郷に代わって新しい仮面ライダーとしてショッカーと戦う事になった。

本郷と同様、感情が昂ると顔に傷が浮かび(傷の模様は本郷と異なる)、手にも傷跡が浮かぶ。
常に改造された事への苦悩が描かれ、事件の対応などについてもシリアスだった本郷とは対照的に、
隼人は割とフランクで軽い口調でしゃべっており、戦法も無鉄砲で本郷の忠告を聞かず突っ走ったために痛い目を見たり、
分解し落ちてきた生物爆弾の残骸で頭を打ち付けたりと、戦闘中のギャグ描写も多くなっている。
しかし本郷と同様の改造された事への苦悩を語る事は変わらず、本筋はやはりシリアス。

彼が主役になった最初の話は里帰りをする話なのだが、その故郷はショッカーの実験場になっており、
ショッカーに操られていた父親を誤って死なせてしまった。
最終シリーズでは原爆の残した被害について取材している内に知り合った女性・順子と半ば恋仲になり、
ショッカーが日本国民の全てを洗脳しようとする計画を阻止するため戦う傍らで、
白血病に苦しむ彼女の弟・浩二を救おうと奔走する(ショッカーの改造技術の応用で血液を入れ替えようとする)のだが、
ショッカーの洗脳計画は元々政府が国民の管理のために考案していたものを転用したという事を知らされる。
FBIの滝二郎(TV版の滝和也に相当)や機械の体に脳を移した本郷の協力もあって計画は阻止出来たが、
基地は自爆しショッカーの医療班は連れ出せなかった。
結局浩二を救えず、隼人と順子は「科学」という武器を持ちながら正しく戦う相手を見据えていない人類の姿を悲しむのであった……。

石ノ森氏の漫画版はここで終了しており、ショッカーとの決着については描かれていないが、
漫画版から地続きの未来を描いた小説『仮面ライダーEVE』では、TV版との差異はあれど決着自体は付いたらしく、
ショッカーの残した遺産とも言える存在「ガイボーグ」である主人公・純に関わっていく事となる。

+ 村枝賢一の『仮面ライダーSPIRITS』
この作品では石ノ森氏の漫画で見られた「感情が昂ると顔に改造手術の際の傷跡が浮かび上がる」という設定が採用されている。
また漫画媒体なので特撮では無理だった表現も多く、2号も「戦車を持ち上げて投げる」
「ライダー卍キックで怪人ごと巨石を砕く」など「力の2号」の異名を遺憾なく発揮している。
また、ページ下の画像の引用元である「たった一人の戦場」というエピソードや第3部の近畿編などでは、
滝が独白とはいえ一文字(や他の仮面ライダー達)の想いを語るシーンが存在している。
また、下にある「正義」「仮面ライダー2号」の台詞も本作のもの。

なお、掲載紙移動により『新仮面ライダーSPIRITS』として同作は連載再開したのだが、
第1話は彼がショッカーに改造される前の前日談となっており、上記の「正義」「仮面ライダー2号」に対応していると思われる台詞として、
「人間」「一文字隼人」とショッカー怪人に対して名乗りを上げている。
また、『新仮面ライダーSPIRITS』では旧2号と同型のショッカーライダーが登場するのだが、このショッカーライダー、
変身する時に「お見せしよう」と言って全員ライダースーツのファスナーを下ろしてベルトを出している。
言うまでもなく、TV版本編の一文字初変身のオマージュである。
時系列的にはその前だから、本編の一文字はこれを気にいって自分でもやってみたのだろうか?
上記の通りファスナーを下ろすタイミングを間違えてると言わざるを得ないが。
なお、この際に「脳改造されていないのに一文字が戦闘出来ている」事を驚かれる描写があるので、
脳改造を後回しにしているのは肉体改造後に肉体のデータを脳に仕込むためと思われる。
それでも身体を自由に動かす事もままならない様子であり、逆に『仮面ライダー』第1話において、
脳改造されていないのに特に一文字のような不安定な様子もなく、普通に戦えていた本郷の異常性が際立っている気がしないでもない。
また、2号のタイフーン(変身ベルト)には立花レーシングクラブのマークが描かれたシャッターが存在するのだが、
このショッカーライダーやこの時点の一文字のタイフーンにはシャッターが存在しない。
その理由として、2号とショッカーライダーの戦闘で2号がタイフーンを損傷したため、本郷が修復時に後付けで付け加えた事が判明している。
ついでに立花レーシングクラブのマークまで入ったのは本郷の遊び心だろうか?
(たまに勘違いしている人もいるが、ライダーのマークでもなければ、ショッカーのマークでもない
……まぁ、描写見る限り本郷にそんな精神的な余裕があったとは思えないのだが。

+ 『HERO SAGA』シリーズをはじめとする小説作品
『新仮面ライダーSPIRITS』同様に本郷と一文字の出会いを描いた小説『HERO SAGA -Misshing Link-』では、
本郷にとって仲間達と作った立花レーシングクラブのマークは「仲間を、人類を裏切っていない証」であり、
一文字には「仲間の証」として贈ったと説明されている。

和智正喜の小説作品『仮面ライダー 1971-1973』には登場していないが
(作品のコンセプトが「藤岡氏が負傷しなかったら」というものだから仕方ないが)、
その代わりに打倒ショッカーを目標とする組織・アンチショッカー同盟のメンバーである日系ペルー人「ハヤト」が登場している。
彼自身も仮面ライダーとして改造された一人であるが、本郷猛と違い失敗作であり、その命は長くなかった。
今際の際には暴走して自身の強化スーツを引き裂いてしまった本郷に自分用の強化スーツを託し、息を引き取った。

+ 『仮面ライダー 正義の系譜』
PS2の『正義の系譜』ではゲストライダーとして登場しているが、
他のゲストライダー(ライダーマン、シャドームーン、仮面ライダーギルス)と違い、
主役ライダー同様オリジナルキャストでしかも操作可能というかなりの高待遇を得ている。
しかも1号と同時変身シーンや「ライダーダブルキック」などファン感涙の演出もあったりする。
因みにライダーダブルキックは1号と2号で足の高さが異なっているが、それもしっかり再現されている。
なおこのゲームで2号の最後の操作シーンで敵怪人に「サイクロンアタック(バイクでの突撃)」を決める時、
何故か「サイクロ~ン、アタァ~ック」といった語尾に「♪」が付きそうな妙な発音で放っているが、元の特撮でも似たような発音である。

+ ガンバライドにおける2号
ガンバライドには「仮面ライダー新2号」として参戦している。
1号らと共に第1弾から参戦。高レア枠の都合で高レアになれなかったが、第7弾でやっとスーパーレアに昇格した。
必殺技はライダー烈風パンチ、ライダー岩砕キック、2号ライダーキック。
002弾でバイクカードの1枚として新サイクロン号に乗ったバージョンが登場。必殺技はサイクロンチャージとサイクロンチャージ&キック。
01で2号版「ダブルライダー車輪&キック」が追加。技の演出自体は1号のものとほとんど同じ。元々二人で放つ技だしね。
06でライダーアビリティ「タイフーン」が追加。効果はコウゲキの上昇。
シャバドゥビ弾でライダーアビリティは削除された。2号版「ライダーキック・フルパワー」の追加マダー
力の2号だからなのか06以前のカードはほとんどが力属性だった。
シャバドゥビ以降のライダータイプは(カゼ)

他にも変わった所では、『ちびまる子ちゃん』の主人公さくらももこは一文字隼人のファンである事が明かされている。


MUGEMにおける仮面ライダー2号

SFC版のドットを使用したものと、それを改変した『THE FIRST』版の2体が存在する。

+ 輝船氏製作 SFCドット
  • 輝船氏製作 SFCドット
1号と同じく輝船氏製作のSFC版のもの。
技数は1号に比べると少なく、デフォルトの攻撃力でも劣っている(1号はATK100、2号は90)。
その代わり一部の技にスーパーアーマーがついており、1号よりパワフルに立ち回る事が出来る。流石力の2号。

1号と同樣、ボタンで新2号カラーと旧2号カラーが選択でき、それぞれ使用出来る必殺技など性能が異なる。
なお2号はデフォルトでLIFEが1260、DEFが105と固めに設定されており、控えめな通常技&高火力のゲージ技と相まって、
自然と劣勢からの大逆転を起こしやすくなっている。多少理不尽に見えてもヒーローだからしょうがない

+ 大会ネタバレ
「だがまずは少女からだ」

         Oノ
         ノ\_・'ヽO.
          └  _ノ ヽ
              〉

ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】』において、
一回戦でアミティ、二回戦で月宮あゆ、三回戦で白レン、五回戦で綱手をそれぞれ爆殺しており、
少女キラーに目覚めてしまったようだ。特に二回戦は4試合目にもつれ込むカオス試合になったので一見の価値はある。

上記の台詞は、最初の攻撃でロックしたのはアミティの相方なのに、肝心のキックは不意打ちでアミティに決まった際に、
コメントで書かれたもの。
なおアミティとは以前に『続・狂-1 グランプリ』の二回戦でも対戦しているが、やはりライダーキックで爆殺している。
更に言えば白レンなんかは1号とのコンビにて後述のアステカ杯に加え、門番として登場した『主人公連合vsボス連合ランセレ勝ち抜き戦』でも爆殺され、
現時点では計3度もされるという憂き目に遭っており、もはや格好の獲物になっている感じである。一体彼女が何をした。

ピンチになるまで中々本気を出してくれないため、相方のが不憫で仕方が無い。
不憫と言えば1号もそうで、2号が強烈なインパクトを残したがために1号まで少女キラーと呼ばれる事がある。

仮面の可能性タッグトーナメント【アステカ杯】』では仮面ライダー1号と仮面ライダーチームを組み参戦。
彼らの戦うDブロックの対戦相手は幼女ばかりだったので、またライダーが幼女爆殺するのではと視聴者をハラハラさせた。
実際永江衣玖などの女の子を爆殺し活躍したが、何故か幼女以外の相手には苦戦。
最終的に決勝には上がれなかったが、最終試合では大道寺きらを爆殺し、最後の最後まで幼女爆殺は忘れなかった
ライダーの意地

こうして幼女爆殺を繰り返している内に、いつしか誰が相手であろうと、
「ライダーに爆殺される=幼女」という方程式が視聴者の間で出来上がってしまったのであった。

+ way-oh氏製作 『THE FIRST』版
  • way-oh氏製作 『THE FIRST』版
同氏製作のFIRST版1号を元に手描きで製作されたもの。
1号と比べると技数を多く、三角飛び等動きをテクニカルにし、単発の威力はその分下げている。
これは1号の項目で述べられているとおり『THE FIRST』では「力の1号、技の2号」であるのを再現しているため。

この他、BlackCat氏製作のキャラも1号と共に公開されている。
DLは下記の動画から

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー




「ほほぉ…いい性能だな」
「キサマの作戦目的とIDは!?」

 「正義」

          「仮面ライダー2号」


*1
言うまでもなく、本郷猛を演じていた藤岡弘、氏が撮影中のバイク事故で左脚を大怪我して番組を一時降板し、
その結果2号ライダーが誕生したという逸話がモチーフ。

*2
この時の戦闘シーンは原作漫画版の1号ライダーvsショッカーライダー戦がモチーフになっている。
本郷は直線で加速できず大気吸引が満足にできない状況でショッカーライダー軍団との戦闘を余儀なくされ、
ショッカーライダーから周囲を旋回しながらのマシンガン集中砲火を浴び、原作ではこの時点で死亡してしまう。
原作では一文字は間に合わなかったが、本作では一文字が駆け付ける事に成功したというIfのような状況になっている。


最終更新:2023年09月07日 01:48