ハイパーストーム・H


「オレ様にまーっかせなさーい!」

カプコン発売のメガドライブ専用ソフト『ロックマンメガワールド』に登場するキャラクター。
中国の兵法書から影響を受けたDr.ワイリーが作り上げた、
「バスターロッド・G(孫悟空)」「メガウォーター・S(沙悟浄)」と並ぶ「西遊記ロボット」の1体である。
中国兵法と西遊記を組み合わせたまったく新しいロボット!
モチーフは猪八戒だが、実際にはではなく猪であり、本人も豚呼ばわりされる事を嫌っている。
後の作品に登場するフロストマンと並ぶ巨体を誇り、
他のワイリーナンバーズにも使用されている動力炉が体内に2基分組み込まれているため、体格に見合った強大なパワーを発揮できる。
しかし、先行して作ったバスターロッド・Gとメガウォーター・Sの仲があまりにも悪すぎた事に頭を痛めたワイリーが、
ハイパーストーム・Hの性格を呑気者にして3体の関係のバランスを取ろうとしたのだが、
それ故に強大なパワーを持ちながら攻撃が詰めの甘いものとなってしまったとの事。兵法はどうした。


原作中の性能

「動力炉2基分」という設定から、歴代ボスの中でも珍しくエネルギーゲージが2つ存在している
(後に『11』で登場したブロックマンが本体と追加装備でゲージが2本分あるので唯一ではなくなった)。
動きは非常に緩慢だが、すごい吸引力でロックマンを自分の方に引き寄せてくる他、吸い込んだ息を吐き出す事で、逆に壁際へ吹き飛ばそうとしてくる。
加えて、吹き飛ばしの最中にショットで攻撃して来るのでかなり避け辛い。
さらに厄介な事に、こいつのステージは両方のが即死トゲになっているため、考え無しに逃げ回るのは非常に危険。
また、ジャンプするごとにメットールを2体降らせてくる。
…とまぁ、呑気な性格の割に嫌らしい攻撃を仕掛けて来る相手だが、
行動パターン自体は「吸引→吹き飛ばし&ショット→ジャンプしつつ壁際へ移動→吸引…」と完全に決まっているため、
冷静に対処すればそこまで怖い相手ではない。

漫画『ロックマンメガミックス』には、単行本描き下ろしの「メガ・ガンダーラ」で登場(現在は短編集の『マニアックス』に収録)。
打倒ロックマンの命令を受け、バスターロッド、メガウォーターと共に出撃する。「ケンカは良くない」が口癖。
原作通りの吞気な性格だが、ワイリーにロックマンの居場所を聞いてくるように提案したり、
本来の目的をおぼろげながら覚えていたりと、3体の中では一番のしっかり者。
ちなみに彼だけセリフが吹き出しではなく手書き文字で表示される。


MUGENにおけるハイパーストーム・H

Ramzaneko氏とO Ilusionista氏の製作した新MUGEN専用キャラが存在。
海外サイト「Brazil Mugen Team」にて、専用ステージと共に代理公開されている。
メインの手描きスプライトをRamzaneko氏が、プログラミングをO Ilusionista氏が手掛けている。
かなりの巨体とそれに見合ったLIFE2000というタフさを誇り、常時ハイパーアーマー状態で攻撃を受けても怯まない。
吸引&吹き飛ばしも健在で、壁のトゲで即死、などという事は流石に無いが、相手との距離をコントロールしやすい。
他にもメットールを複数呼び出す技にまんまガンマツナミな地面をめくり飛ばす遠距離攻撃、
そして相手の頭上から降って来て押し潰す技を所持しており、トリッキーな戦い方が可能。
その反面、原作同様に機動力が低く、移動手段がジャンプのみしかなかったりするが、上記の仕様上あまり問題にならない。
また、巨体故かジャンプの着地時には攻撃判定が発生する。

AIはデフォルトで搭載済み。
AI操作時は専用の技として、1ラウンド敗北後以降に小さい竜巻を飛ばす攻撃が追加される。
吸引&吹き飛ばしのおかげで、飛び道具を持たない近距離戦主体のキャラで勝つ事は難しい。
どちらかと言えばアクションゲームのボスキャラ的な性能なので、プレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。
原作通りにロックマンで挑んでみるのも一興かもしれない。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2021年08月23日 22:40