シュンエイ



「さぁて…

 イメージ通りに動けよ、俺……!」


 格闘スタイル:八極幻影拳
 出身地:中国
 誕生日:10月10日
 身長:181cm
 体重:72kg
 血液型:O型
 趣味:音楽鑑賞
 大切なもの:親の形見
 好きな食べ物:甘い物
 嫌いなもの:苦い物
 得意スポーツ:球技全般

THE KING OF FIGHTERS XIV』に登場するキャラクター。漢字表記は「瞬影」。
担当声優は『イナズマイレブンGO』の剣城京介や『ゼルダの伝説スカイウォードソード』のリンク等で有名な 大原崇 氏。
過去には『零SP』の天草四郎時貞も演じていた方である。
ちなみに『KOF ALLSTAR』や『XV』で神楽ちづるを演じる大原さやか女史は実の姉であり、姉弟で『KOF』に参加する形となった。


原作でのキャラクター

アッシュ編が完結した『KOF』シリーズにおいて、『KOFXIV』以降の新章主人公を務めるキャラクター。
生まれながらにして幻影を操る能力を持っており、
その能力を忌避した両親に捨てられてタン・フー・ルーに拾われ育てられた経歴を持つ。
彼の元で八極聖拳を体得し、能力の制御にも成功しており、
兄弟弟子の明天君とともにタン最後の弟子としてKOFに参加する
(なお、チーム名は「主人公チーム」ではなく「中国チーム」である。サイコソルジャーチームェ…)。

MIシリーズを除き)『KOF』シリーズ初の炎を使わない主人公。
シュンエイ自身は能力を持て余した経験から、八神庵レオナ・ハイデルンにシンパシーを感じている節が見られる。

詳しくはタンの項目に記載されているが、いくら悲惨な境遇とはいえギースの一件からテリー・ボガード以外の弟子を取らなかったタンが、
そうした方針を曲げてシュンエイを弟子にした事にはきな臭い部分が見られ、
エピローグの描写からも、シュンエイを門下に入れたのは単なる哀れみや慈善以上の事情がある事が示唆されているが、現時点でタンの思惑は不明。
幻影能力は彼以外の家族は所持していなかったらしく、本人もいかなる経緯で自分に能力が発現したのか把握していない模様。
ただ、ラスボスのバースはシュンエイに「我が欠片を見つけた」と奇妙な発言をしている他、
変態砂野郎ククリはシュンエイの力を見て動揺する素振りを見せており、この2名とは何らかの関係がある模様。
特にククリはシュンエイに対して「アンプ……スペクター……」と意味深な言葉を呟いていた。

コミック『THE KING OF FIGHTERS~A NEW BEGINNING~』でもメインキャラを務めている。
同作によれば、戦闘中でも常にヘッドホンを付けているのは、「自分を抑えつけるイメージ」により、
能力の制御を補助するためとのことで、『XV』の公式サイトのストーリーで明確に取り上げられた。

新章のキーパーソンかつ新主人公であるが、初出の『XIV』における出番はほぼ能力及びバースとの関係など、
伏線の提示や次回作の前振りのような演出に留められており、ビジュアル・性格とも癖が無い正統派イケメンキャラであり、
加えてアレンジコスチュームもごくごく普通の道着であるためか、
同作ではあまり目立たず、本格的に主人公として取り上げられたのは『XV』からとなる。
自分と酷似した幻影の手を操るイスラから一方的に敵意を向けられることになる他、
イスラのチームメイトであるドロレスはククリと同様にシュンエイやイスラの能力を知っているかのような口振りを見せているが…?

尤も、イスラの敵意は孤児として苦労した自分と比べて良き師や仲間に囲まれているように見えるシュンエイへの嫉妬が元となっており、
理由は不明だが凄まじい執着を向ける」「所属組織の命令」「劣等感や改造の影響」「使命を果たさない者への苛立ち」といった類のものではない。
なお、イスラはシュンエイもまた親に捨てられた子であることを知らず、ただKOFの中継で見た様子から嫉妬しているだけである。

+ ネタバレ注意
シュインエイとイスラの能力「アンプ・スペクター」は、
あらゆる宇宙に繋がり多元宇宙からあらゆる可能性を収束する「魂の坩堝」に干渉し、
呼び水として魂の坩堝に存在する超越的存在と共鳴することで、その力を幻影として使役できるという代物である。
バースとシュンエイの能力が似ているのは、バースもシュンエイの能力で扱う力もそれぞれ「魂の坩堝」の側面の一つなためである。
バースは本来はあるべき場所=魂の坩堝から出ることができないはずであったが、アッシュ・クリムゾンの起こした時間改変が原因で現世に降臨。
このため、その存在を知るドロレスはシュンエイとイスラの力を以ってKOFでバースを誘い込み、
不完全なうちに魂の坩堝に押し戻す計画を試みたのであった。
しかし、イスラがバースに乗っ取られた事で魂の坩堝と現世を繋げる門が完成し、
その影響で能力の抑えが効かなくなり一度は暴走しかけたシュンエイだったが、明天君の決死の呼びかけにより暴走を制御し、
イスラを救うと共にバースが呼び出した魂の坩堝の破壊と創造の側面「オトマ・ラガ」を追い返すことに成功した。
これ以来、能力の制御のコツを大きく掴んだらしく、EDではヘッドホンを外している。

そして同作のEDにてシュンエイが捨て子という話はタンの方便であることも明らかになっている。
二歳の頃に能力を発現させたシュンエイは能力を制御できずポルターガイストのような現象を起こし、
ついには実家まで破壊してしまう程の騒動を起こし、それを聞きつけたタンが困り果てた両親からシュンエイを引き取り、
両親はむしろ息子を手放すことを酷く悲しみながらもタンに預けたという経緯が明らかにされた。

しかし、一方でタンの回想にてシュンエイの両親が明確な一般人であった事実が判明すると同時に、
では何故シュンエイとイスラにアンプ・スペクターの力が宿ったのかという謎も生まれた。
タンの話を信じるのなら二歳の頃に何の兆候も無く突然能力が発現したらしいのだが……?



原作中の性能

主人公らしく、遠近揃ったオールラウンダーな性能をしている。
特に幻影の手のおかげで通常攻撃のリーチが総じて長く、ゲージの回収率も高め。
また、必殺技としてKOFでは珍しい空中ダッシュ「スラスタービジョン」を持っている。
特に突進技である「スカーレットファントム」の判定が強く、ヒット時は強制ダウンを奪えるため主力技となる。
ただし、素早い突進技やコマンド投げなどを持たず、ガード崩しを苦手としている。

反撃を受け辛い「スカーレットファントム」によるゴリ押しを軸に、
通常技が刺されば空中判定になる特殊技「スカイアックス」から空中必殺技「ブラウウィング」に繋いでさらに追撃したり、
浮かせやワイヤーダメージの効果があるEX必殺技を使った連続技を狙っていくのが基本となる。


MUGENにおけるシュンエイ

+ Emperor氏製作 XIII風仕様
  • Emperor氏製作 XIII風仕様
defファイルにはMUGEN1.1用とあるが、WinMUGENやMUGEN1.0でも動作可能。
UNCLECATNVX氏の手掛けた美麗なスプライトが使用されており、『KOF XIV』からの取り込みではなく、『XIII』風のドット絵となっている。
そのクオリティはもはや「『XIII』にシュンエイがいた」と錯覚しかねないほど。

飛び道具こそ控えめだが、やはり幻影の手を使用したリーチの長い通常技が強力で、コンボの繋がりやすいキャラとなっている。
超必殺技にはカットインも搭載されている。
カラーによる性能差もあり、
  • 1P~2P:凶下位
  • 7P~8P:凶中位-凶上位
  • 12P:狂下位
との事。
AIもデフォルトで搭載されているが、初期設定で常時起動となっているので注意。
対戦動画

+ King227 && Unclecatnvx氏製作 XIII風仕様
  • King227 && Unclecatnvx氏製作 XIII風仕様
2020年1月21日公開。上記Emperor氏製のスプライトを用いたもの。
こちらはMUGEN1.1専用で、AIは未搭載。

+ OmegaMugener 775氏製作 KOFM風仕様
  • OmegaMugener 775氏製作 KOFM風仕様
MUGEN1.1専用。
上記のEmperor氏のキャラをベースに製作された『THE KING OF FIGHTERS MEMORIAL』(KOFM)風のシュンエイ。
『XI』風のスプライトを使用して作られている。
原作の技は一通り再現されており、やはりリーチが長めで咄嗟の切り返しが強い性能をしている。
DLは下記の動画から

+ AnimugenZ氏製作 2002UM風仕様
  • AnimugenZ氏製作 2002UM風仕様
こちらも上記のEmperor氏のキャラをベースに製作されたキャラ。
システムは『2002UM』準拠だがドリームキャンセルが使用可能。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から


「苦しい展開でもどこかに必ずチャンスがある。
 じいさんの教えだ。」

出場大会



最終更新:2024年01月06日 20:43