仮面ライダーアクセル





 ■スペック
 身長:197cm
 体重:93kg
 パンチ力:10t
 キック力:12t
 ジャンプ力:47m
 走力:100mを3秒
 マキシマムドライブ:アクセルグランツァー(35t)

+ 他形態はこちら
「バイクフォーム」
 全長:2.650m
 全幅:0.82m
 全高:0.98m
 重量:98kg
 定地最高時速:920km/h

「アクセルトライアル」
 身長:197cm
 体重:82kg
 パンチ力:2.5t
 キック力:3t
 ジャンプ力:90m
 走力:100mを0.27秒(マキシマムドライブ発動時)
 マキシマムドライブ:マシンガンスパイク

「アクセルブースター」
 身長:197cm
 体重:80kg
 パンチ力:5t
 キック力:10t
 ジャンプ力:1500m(ブースター使用時)
 走力:100mを5秒
 マキシマムドライブ:ブーストスラッシャー(90t)

「さあ…振り切るぜ!」

特撮番組『仮面ライダーW』に登場する仮面ライダー。
変身者は風都警察署の超常犯罪捜査課に着任した刑事・福井照井竜(演:木ノ本嶺浩)。
茶髪に上下とも真っ赤なレザーのジャケットとスキニーパンツという警察官とは思えない派手な出で立ちが特徴的。
階級は警視で、年齢は公表されていないが後年演者から「本編時点で28歳くらいという設定だった」と明かされており、
その年でこの階級に就いていることからキャリア組であることが分かる。
ドーパントの能力が効きづらい特異体質を見込まれ、謎の包帯女シュラウドより託された、
「加速」の記憶が込められたアクセルメモリを専用の変身ベルト・アクセルドライバーに挿す事で変身する。
両親と妹をドーパントに殺害されており、家族の命を奪った「W」のドーパントを探している。

当初は復讐に囚われていた事と、それにより風都をよく思っていない事、気難しい態度、
本物のハードボイルド臭を感じて気に食わないなどから翔太郎&フィリップと衝突する事もあったが、
初登場の話から翔太郎の甘さに驚きつつも、そのおかげで無実(真犯人を庇って捜査を妨害してはいるが)の人を殺めずに済んだと認め、
殺すつもりでいた連続殺人犯(照井は「W」のドーパントと誤解)をメモリブレイク・逮捕しており、
不和をあまり長々と引きずらず、捜査でも戦闘でも足の引っ張り合いなどせずきちんと連携し、
最初から最後まで味方として協力し合う関係である事は一貫している。
これは平成一期までのライダー同士のバトル、ギスギス路線とは大きく違うという事を視聴者に印象付けている。

変身の掛け声は「(へんっ)……(しぃん)!!」とタメを作るのが特徴。
そのため、翔太郎&フィリップとの同時変身時は、

「変「変身」身」

という感じで間に挟まるようになっている。

ガイアメモリを使用する為のベルトであるガイアドライバーは本来使用されたメモリに応じて着用者を変身させるものだが、
アクセルドライバーはその一種であるものの、照井と適合率の最も高いアクセルメモリ単一の力を極限まで引き出す仕様となっている。
このためダブルドライバーロストドライバーと異なりアクセル関連のメモリとしか互換性が無いが
(制御に少々難はあるが、エンジンブレードを介してWのガイアメモリを使用する事は可能)、
代わりに単体で上級メモリであるファングメモリに匹敵するスペックを実現している。

武器はガイアメモリを装填可能な片刃の剣「エンジンブレード」。
大きさの割に重量20~30kg(資料により揺れあり)を誇る非常に重い武器であり、これを軽々と振り回して戦う。
アクセルメモリの力を引き出す触媒であるエンジンメモリを装填する事により、
スチーム(蒸気)、ジェット(エネルギー弾)、エレクトリック(電気)の属性を付加する事もできる。

なお、照井はアクセルドライバーの完成以前は、このクソ重いエンジンブレードを生身で振るってドーパントと戦っていた。
その後も変身できない時には何度か生身で使っており、当初は両手で引きずる様に扱っていたのが、段々と普通に振り回したり投擲できるようになっていき、
ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』でゲスト出演した際にはとうとう生身のまま片手で振り回した
なお、『ジオウ』にてエンジンブレードより重いマンホールを手足の如く扱う女傑が現れた事で、若干凄さが薄れた
そして照井竜の最大の特徴と言えば、不死身と形容しても何の違和感もないその生命力。
頭に鉄骨の塊を叩き付けられようが、テラードラゴンに噛み砕かれようが、火だるまにされようが、
果ては生身でドーパントの攻撃食らった挙げ句そのままビルから落ちて地面に叩き付けられようが死なない。
死なないどころか、その状態でも立ち上がり戦闘を続行する。
本人曰く「知らないのか?俺は死なない」
…人間辞めてません?この人。*1
なので『風都探偵』で、血塗れで倒れ「照井 竜、ここに散る───!!」という煽りを書かれても、読者は誰一人心配していなかった
あまりに死なないので腹刺されて入院した時も翔太郎から一瞬「照井なら大丈夫では」と思われている(一応直後に正気に戻って否定しているが)
というかチェイサーの方が『風都探偵』よりも時系列的に後なので、それまでは生きているのが確定している

マキシマムドライブ(必殺技)は、ジャンプしながら後ろ回し蹴りを繰り出す「アクセルグランツァー」、
エンジンブレードからA字型のエネルギー弾を発射する「エースラッシャー」、A字の軌跡を残して敵を斬り裂く「ダイナミックエース」で、
メモリブレイク(敵撃破)時の決め台詞は「絶望がお前のゴールだ」
テーマソング「Leave all Behind」
テーマBGM「疾走のアクセル」

ゲーム『memory of heroez』にも登場。この作品では 古川慎 氏が担当している。
古川氏はアニメ版『風都探偵』でも照井役を担当している。

2021年の映画『ビヨンド・ジェネレーションズ』では、精神体として未来にやってきた神山飛羽真が変身するクローンライダーの1体として登場。
赤いボディで剣を振るうライダーのためそれなりに使いこなしていた。
続く2022年初頭の『リバイス The Mystery』では照井本人が登場。生存確定期間がまた延びてません?
シャルモンのパティシエ師弟と何故か顔見知りであることが明らかに。
『ガールズリミックス』でもこの作品の件について触れられている。

+ 形態
  • バイクフォーム
基本フォーム時のみ変形できる形態。
その名の通り、仮面ライダーアクセル自身がバイクに変形する
平成ライダー2期でも珍しく、アイテムの起動・装備を用いる事無く変形できる形態であり、
アクセルドライバーを腰から外す事で背中のパーツが変化し、自動的にこの形態となる。
ビルの壁すらも走行できる走力に加え、マフラーから熱風を放つ攻撃技も使える。
また、劇場版や小説版ではエンジンメモリにより発動し轢き逃げアタック体当たりを行う名称不明のマキシマムドライブを使用した。
Wら他のライダーを上に乗せて走ったり、この状態でサポートメカのガンナーAや、Wのハードボイルダー用のユニットと合体する事も可能。

なお、照井は「ディアブロッサ」(イタリア語で赤い悪魔」)というバイクを所持しているが、
この形態があるため変身前しか搭乗していない。
ちなみにこのバイクのナンバープレートは4771(死なない)

  • アクセルトライアル
トライアル!
「全て…振り切るぜ!」

強化形態。全身が真っ青に変化する。
前述の通りアクセルドライバーが融通の利かない仕様となっているため、
『挑戦』の記憶を持つトライアルメモリを組み込んだ「マキシマムカウンター」という機器を用いて、
アクセルメモリのプログラムに「超加速」の追加パッチを当てるという、少々回りくどい手段を用いて変形する形態である。
この形態になると外装がパージして攻撃力・防御力が低下し、バイクフォームへの変形機能も失われるが、
代わりにバイクフォームすら圧倒的に凌ぐスピードを手に入れる。
また、一瞬の内に連撃を浴びせる事で、基本フォームと同等のトータルダメージを与える事が出来る。
格ゲー風に言うなら攻撃力・耐久力を低下させた代わりにスピードとコンボ性能を高めた形態と言った所。

特にトライアルメモリのストップウォッチを起動してマキシマムドライブを発動した場合、音速すら超える速度で動けるが、
マキシマムドライブを維持できるのは10秒間のみである上、最後は変身者がタイマーを手動で止めて終了しなければならず、
それをオーバーしてしまうと変身が強制解除され変身者にも大きな負担がかかる。
仮面ライダーファイズと異なり、セーフティなんて親切なものは搭載されていません。
上述の通り、アクセルトライアルの攻撃力は低下しているため、止めるのが早すぎると相手を仕留め損ね、
逆に少しでもオーバーすると命の危険に晒されるため、
変身者が自分の体感で確実に8~9秒あたりを計算して攻撃を中止、それで仕留められなかったら負けという扱いの難しい形態である。
更に手動のストップウォッチ型故に単純に片手が塞がる、という問題もあるため、
照井は時間ギリギリにキャッチできるように計算して放り投げて使用している。
主なマキシマムドライブは、連続キックを浴びせる「マシンガンスパイク」と連続斬りを繰り出す「マシンガンスラッシャー」。
この際の決め台詞は「○.○秒。それがお前の絶望までのタイムだ」後で言うんだ…

  • アクセルブースター
アクセル!アップグレード!ブースター!

Vシネマ版『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』で登場した強化形態。
ミュージアム壊滅後の流出品である、メモリの力を強化する「ガイアメモリ強化アダプター」をアクセルメモリの後部に装着した状態で変身した姿。
偶然メモリがドライバーの上側にはみ出る仕様でよかったよかった
体色が黄色く(実際には金色)なりマスクが黒鉄色のシャッターで覆われ、
バイクのパーツが完全にオミットされてスペックこそ通常時よりも低下したものの、全身に付いたブースターの力による飛行が可能となった。
マキシマムドライブは低空飛行状態からエンジンブレードで敵を切り裂く「ブーストスラッシャー」。

その後強化アダプターはフィリップに預けていた模様で、風都探偵64話にて再度取得。
ミュージアム用のものを照井用にアジャストさせた結果、基本性能が大きく向上。
トライアルですら苦戦していたオウルドーパントを空中戦で圧倒して見せた。
さらに武器メモリをアップグレード化させる機能も追加され、その際エンジンメモリも金色に変化している。

ただ、加速力はある分小回りが利かないらしく、劇中でも状況に応じてトライアルとブースターを使い分けている。


MUGENにおける仮面ライダーアクセル

+ 吾妻氏製作 のりもの
  • 吾妻氏製作 のりもの
仮面ライダークウガ製作チーム所属の吾妻氏が製作したキャラ。α版が公開中。
のりものなので常時バイクフォームである。
あくまでα版なので過度な期待はしないで欲しいとの事。

+ Arumikan氏製作
  • Arumikan氏製作
現在の最新版はVer2.2。
3ボタン形式のキャラで、エンジンブレードを使用したリーチの長い技が特徴。
また、1ゲージ以上ある場合トライアル化するフォームチェンジ技も搭載されている。
変身中はゲージが自動減少し、ゲージ0で強制変身解除する他、変身中に0.5ゲージ消費して通常フォームへ戻る事も可能。
通用フォームよりもリーチは短くなり火力も落ちるが、機動力は圧倒的に上昇し、
トライアル中限定超必殺技の「マシンガンスパイク」は、実質的に残りゲージを全て消費するものの、発動条件の都合上1ゲージで使える強力な技。
ただし最終段しかロックしないので、空中の相手にはカス当たりしやすいという欠点も。
更新によって『クライマックスヒーローズ』同様98コンボを叩き出す技となったが、カス当たりしたらヒット数がおかしくなるのはご愛嬌。
なお、オプションにはトライアル常時変身可能スイッチがあるが、
必要ゲージと持続消費が無くなるだけで常時トライアル化するわけではない。また、ONにするとマシンガンスパイクが2ゲージ以上必要になる。
簡易的なAIが搭載されており、更新でトライアルにも対応している。

出場大会

出演ストーリー



*1
『風都探偵』では、TV版で「過剰適合者」と呼ばれたメモリと相性の良い者や、
メモリを過剰使用したり長期に渡りその力を限界以上に引き出した者が至れる、
メモリ未使用でも使えるある種の超能力に目覚めたドーパント「ハイドープ」の概念が登場しているのだが、
照井の異常な不死性もまたアクセルメモリの力によって生物として身体能力を加速度的に進化させた、
いわば「アクセル・ドーパントのハイドープ」つまり冗談抜きで人間辞めているのと同義のためと考察されている。


最終更新:2023年10月27日 09:34