影ナル者







 「恐れろ……!

      オレがオマエの死だ。」

  • 初出作品:『ストリートファイターV
  • キャッチコピー:「血戦の咆哮」
  • 身長:不明
  • 体重:不明
  • 国籍:不明
  • 職業/所属:殺意の波動
  • 好きなもの:強者を倒すこと
  • 担当声優: 高橋広樹 (日本語)、 Kyle Hebert (英語)

『ストリートファイターV』にシーズン4から登場するキャラクター。英語表記は「Kage(影)」。
ゼネラルストーリーにて、殺意の波動を己の力の一部と受容したリュウから乖離し、
その姿を模して実体化した殺意の波動そのものの化身がこの影ナル者である。
殺意の波動に目覚めたリュウ」に近いキャラだが、ifのリュウ自身である殺意リュウと違い、
リュウ本人ではないものの実際に存在するという点で大きく異なっている。

基本的には殺意リュウに近い見た目だが、角と牙が生え、のような姿をしている。
胴着は青緑色で上着を脱いで腰に掛け、ハチマキは頭から外れ首に掛り、体表の一部が剝れ中身の波動が露出している。
言動は暴力的かつ自身の力を誇示するものが多いが、「くかかかか!」という小物臭い笑い声を発したり、
ストーリーデモではリュウに「お前の強さの源は俺(殺意の波動)なんだから俺の事を認めろよ(意訳)」と迫ったりと、
「殺意の波動」の化身という割には妙に人間臭い印象を受ける。
『スパIIX』でCPU豪鬼がプレイヤー豪鬼に対し「俺は貴様の影」と言った事があるが、これと関係があるかは現状明らかにされていない。
また、『V』における技のモーションがオリジナルと比べて荒々しい、または洗練されてないようにも見受けられるが、
それは影ナル者自身が「波動の残滓」である事を示すためなのか、あるいはこれが轟鉄以前の「型」だからなのかは現時点では不明。

キャラクターストーリーではリュウに殺意の波動の受容を迫り、
それが無視され続けるや実体化してサガット豪鬼・リュウに挑み勝利するも、サガットに「あの男の強さではない」と言われるわ、
豪鬼には「ただ人の身にて、人を超え鬼を超え、天へと到る。影法師には分かるまい」と新技「崩天正拳撃」で消し去られるわとすげなくされ、
最終的にはリュウにの「あるがままに行く」という考えを理解できず消滅した。正直あまり扱いがいいとは言えない
アーケードモードのエンディングでは狂オシキ鬼との死合に挑んでいる。
トレーラー


原作中の性能

体力は925、スタン値は950とどちらも平均値(1000前後)よりも低く、他の殺意キャラ同様撃たれ弱い。
性能面では『ストIV』での殺意リュウよりも更に元キャラとの差別化が図られている。

波動拳は片手で打ち、全く飛ばない代わりに動作が短くなっている。我道拳とは言ってはいけない。むしろ虎煌拳
EX版は相手を崩れ落ち状態にし、追撃可能。
MVC』のように空中での発動も可能で、地上版と同じく真横に弾を飛ばす。こちらは地上版よりも少し飛距離が伸びている。
灼熱波動拳は画面端まで届く飛び道具なので、牽制にはこちらを使う。
昇龍拳剛拳の「禁じ手・昇龍拳」のように体を画面手前側に向けて撃つようになっている。EX版は滅殺豪昇龍に変化する。
そして竜巻旋風脚の代わりに「旋武脚」の動作を大きくした「空靂刃」が搭載されており、主にコンボに使用する。
昇竜拳等発生の早い技で追撃可能。
EXの地上版は浮かせが大きくなり、空中版は相手を壁バウンドさせる。どちらもより大きな追撃が可能になる。
他には『スパIV』の殺意リュウも使用するカカト落としの「竜爪脚」が使用可能。
クリティカルアーツは「滅・昇龍拳」。動作は『IV』のリュウのものに近いが、
根本がヒットしても逆の手に入れ変えず、そのまま膝蹴りとジャンピングアッパーで相手を打ち上げる。
だいたいの作品において殺意版は通常時よりも弱い、とされているが、
これまでの例と比べると充分に闘っていける性能で、中堅のポジションをキープしているとされる。

+ Vシステム
Vスキルはアーマー効果を持つ構えを取ってからボディーブローを放つ「穿波活殺」。
『ストIV』のセービングアタックと同じように使用できる。

Vリバーサルはオーソドックスな攻撃切り返し型の「旋武撃」。

VトリガーIはVスキルが強化され、阿修羅閃空が使用可能になる「大逆無道」。
阿修羅閃空は大きく性能が変更されており、無敵は飛び道具に対してのみあり、移動距離は従来のK版と同程度。
その代わり全体動作が短く、ほとんどの必殺技キャンセルできるので隙のフォローやコンボを伸ばしたりなど様々な使い方ができる。
昇竜拳>阿修羅閃空>昇竜拳>阿修羅閃空>滅・昇竜拳
というお手玉コンボや、浮かせた相手に
空中波動拳>空中阿修羅閃空>EX空中空靂刃>空中阿修羅閃空>空中波動拳>空中阿修羅閃空>空中空靂刃
というえげつない空中コンボも可能。
空中でも使用可能で、その場合は移動終了後に行動可能。

VトリガーIIはと2つ目のCAである瞬獄殺が解禁される「六道鏖殺(りくどうおうさつ)」。
禊は豪鬼のものほど威力は高くないが、ほとんどの技からキャンセル可能でコンボダメージを伸ばす事ができる。
瞬獄殺はお馴染みの移動投げで、コンボにも組み込めるようになり大ダメージが期待できる。
同作の豪鬼と同じく強化された演出は必見。ちなみにKO時の演出では、背景に殺意リュウと同じ「滅」の文字が表示される。


MUGENにおける影ナル者

+ Chochoryu氏製作
  • Chochoryu氏製作
狂オシキ鬼も製作した氏によるもので、現在はhamer氏によって代理公開されている。
かつては下記の動画および海外サイト「The Mugen Multiverse」から入手できたのだが、
前者は現在リンク切れ、後者はデータが後述のLESSARD氏製に差し替えられているので注意。

恐らく『CVS』のドットを改変して作られていると思われるが、昇龍拳の姿勢や我道拳飛ばない波動拳もしっかり再現されている。
ただし音声は英語版のみ。
原作の技は一通り搭載されており、EX必殺技も使用可能だが、Vシステムは再現されておらず、「禊」やVスキルの「穿波活殺」といった一部の技が未搭載。
また、原作には無いブロッキングが使える他、空中波動拳が画面端まで届いたり、瞬獄殺のKO演出が神人豪鬼のそれだったり、
何故か「滅・昇龍拳」の威力が通常の昇龍拳以下だったりと、性能および各種仕様は原作とは異なる。
AIはそこそこ動くものがデフォルトで搭載されている。…が、頻繁に使用する滅・昇龍拳の威力が微妙な事もあってか強さは控え目。

なお、最新版には3Pカラーのactファイルが何故か同梱されておらず、そのまま登録するとエラーを吐いてしまう。事前にdefファイルを修正しておこう。
紹介動画

+ LESSARD氏製作
  • LESSARD氏製作
     
上記のChochoryu氏製の改変版で、MUGEN1.0以降専用。
新旧2バージョンが存在し、最新版はキャラ及びフォルダ名が「KAGE 2.0」となっている。
なお、下記の動画の他に海外サイト「The Mugen Multiverse」でも代理公開されているのだが、
「KAGE LESSARD」と表記されているものが旧バージョン、「KAGE」と表記されているもの(画像はChochoryu氏製)が最新版なので注意。

ニュートラルポーズが変更され、Vトリガー発動時のような赤いオーラを常に纏っているのが特徴。
大ポトレも変更されている…が、専用アドオンを想定しているのか、標準のアドオンでは少々不自然な表示になってしまう。
新規モーションやエフェクトの追加など、演出面が大幅に強化されており、
改変元には未搭載だった「禊」や「穿波活殺(強化版のみ)」なども追加。一部の技の仕様も変更された。
Vトリガーは「0.5ゲージ未満(禊および穿波活殺が使用不可)の時に限り、体力を少量消費して1ゲージ分溜める」という形で疑似的に再現されている。
より原作に忠実になってはいるが、改変元同様ブロッキングが搭載されていたり、空中波動拳の飛距離が地上版と同程度にまで落ちていたりと差異も多い。
更にダッシュが阿修羅閃空になっており、飛び道具以外にも無敵
流石に相手をすり抜ける事はできないが、原作同様空中でも使用可能で、しかも連発できるため中々に凶悪である。
初期バージョンでは弱昇龍拳で死ぬまでお手玉できてしまったりとやや調整不足な点も見受けられたが、最新版では修正されている。
ちなみにコマンド表などは付属していないため、詳しい操作方法はcmdを開いて確認しておこう。

AIはアグレッシブに攻めて来るものがデフォルトで搭載済み。
防御はやや甘いものの、迂闊に手を出すと昇龍拳からの空中コンボでゴッソリ持って行かれるので油断は禁物。
2.0版紹介動画(DLリンク有り)

+ Vyn氏製作
  • Vyn氏製作
MUGEN1.1専用。
上記2つとは違い、グラフィックはリュウからそのまま流用されている
技は原作のものを搭載している。
AIは搭載されていないようだ。
紹介動画



 「これが答えだ!オレが強さなのだ!」

出場大会

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最終更新:2022年12月13日 05:23