両津勘吉




「人生すべて博打だぞ!」


 出身地:東京都台東区千束
 生年月日:1943年3月3日→1952年3月3日(生年については連載の長期化により変更あり)
 性別:男
 年齢:35歳(諸説あり)
 血液型:B型
 星座:魚座
 趣味:ギャンブル、飲酒など
 職業:日本の警察官
 所属:警視庁新葛飾警察署地域課
 階級:巡査長

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
永井一郎
LPレコード『スーパー・サウンド・コミックス「少年ジャンプ」』
肝付兼太
『バンビーノ レースンカーチェイス』TVCM
内海賢二
1985年OVA版、『ファミコンジャンプII』CM
ラサール石井のチャイルズクエストでもお馴染みラサール石井*1
TVアニメ、『THE MOVIE』『THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!』
『ハイテクビル侵攻阻止作戦!の巻』『中川ランド大レース!の巻』『両さんのボーナス争奪戦』
『勝てば天国!負ければ地獄! 両津流 一攫千金大作戦!』『Jスターズ』
田中真弓
TVアニメ(53話の少年期)
水谷誠伺
『幻のお宝を追え!の巻』

ラサール氏は舞台でも演じている。
内海氏ボイス
肝付氏ボイス。部長は富田耕生氏。
ラサール氏ボイス(『Jスターズ』)
田中女史ボイス(3:26~)
水谷氏ボイス

「週刊少年ジャンプ」において1976年から2016年まで40年間休載無しで連載された、
秋本治氏(当初は「山止たつひこ」名義)による漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称「こち亀」)の主人公。通称「両さん」。
一人称は基本的には「わし」だが、たまに「俺」になる他、大原部長など目上の人間には「わたし」「私」(わたくし)になる。

実写版では初の映像化となった1977年の実写映画ではせんだみつお氏、TVドラマ及び2011年の劇場版では香取慎吾氏が演じている
(なお、ラサール氏も父の銀次役で出演)。
あと変な所ではガメラ映画『宇宙怪獣ガメラ』で桂小益氏が「亀有公園前派出所の眉毛の太いお巡りさん」を演じている
(一応別人設定である事を劇中でジャンプを出して明言している)

繋がった太い眉毛がトレードマークで、角刈りに団子鼻、胴長短足、無精髭をはじめとする濃い体毛、制服を腕捲りして裸足にサンダル履き、
というおよそ少年漫画の主人公らしからぬ強烈な容姿の中年親父
実際、劇中でも容姿については評判が悪く、ヤクザと誤解されたり、しばしばゴリラ原始人に例えられたりしている。同性からは案外モテるが
連載初期は画風が劇画調だったため、眉毛が細く顔も細面でより強面警官のイメージが強かったが、
画風の変化と共に丸くなり、上記の画像の通りどこか愛嬌のある顔に変わっていった。
そんな見た目でも、後述する破天荒な言動と人情味溢れる側面とがあってか、ジャンプを代表する主人公の一人として強く認知されており、
そればかりか『男はつらいよ』シリーズの寅さんこと車寅次郎と並ぶ、東京都葛飾区を象徴する一大キャラクターとしても広く愛され、
実際に等身大の銅像が建てられたりもしている。
ちなみに身長の設定は度々変わっており、初期は165cm前後だったが、読者から他の人物との比率についての突っ込みを受けて一気に152cmに変更され、
その後現実の警察官は身長160cm以上が採用の基準とされている事から、それを通過できる161cmと再変更された。
いずれにしても、劇中の成人している人物の中では小柄な部類なのは確かである。
自身の誕生日を嫌悪しているが、ひな祭りの日で女の子っぽいという理由ではなく、何故かこの日に限り不幸な事が起こるためだという。
実際作中でも3月3日に数々の不幸に遭遇する話が多数出てくる。

上記の通り警察官なのだが、派出所勤務中に競馬の中継を聴いたり(単行本1巻第1話)、パトロール中にパチンコに行ったり、
昼食を横取りしたに発砲したりするなど、とても警察官とは思えない(というより免職モノの)行動が散見される。
私利私欲に満ち溢れており、僅かな黄金一攫千金を狙ってバラエティ番組の企画やギャンブルに参加しては大抵失敗している。
ギャンブルや商売の才能は非凡なものを持っており、中小企業にアイデアを出して大ヒット商品を生み出したり、一攫千金に成功して大金を得る事も少なくない。
だが、成功している限りさらなる儲けを求めて突き進み続け、最終的に全てを失うというパターンが(ギャグマンガのオチという事も含めて)定番化しており、
終いには建物を倒壊させたり事業に失敗して周囲に大損害を出させたりと、失敗する時のスケールもかなりデカい。
連載終了後、「こち亀不信用金庫」として作中での収入・支出や推定損害額などから算出された借金は実に1663兆2928億5903万8850円にものぼった。
もはや会社どころか国が潰れるレベルにまで達してしまっている。
たまにスポーツもののバラエティ番組などで超人的体力と金への執念を活かして優勝をかっさらった所で無事に終わる回もあるが、
大多数のギャグ回では事業は順調でも予想外の方向にエスカレートして重労働を強いられたり、不慮の事態で儲けがフイになって最終コマで悪あがきしてたり、
失敗して大変な事になり関係者に追い回されたり、大原部長などから過激なお仕置きを食らうオチが定番。

「両津のバカはどこだ!!」
(このオチは「武装おしおき」とも呼ばれ、PIXIVでは「大原部長オチ」と言う専用タグまで存在する)
武装おしおき集

こういった性格は一族由来のものらしく、大叔母に当たる擬宝珠夏春都によると、「両津家の男はラテン系のいい加減な奴ばかり」との事。
実際家紋すら各自好き勝手なものを付けていた。親戚会議で家紋を統一しようとしても関心がなく、
最終的に「まともそう」なものを適当に選んだ結果、タイガー戦車を家紋にする事になってしまった。
弁護士をしている弟(両津一族唯一の真面目人間)が中川グループの親戚の女性と結婚して、
同僚でもある大富豪の中川圭一と親戚になってからはさらにスケールアップした。
あ、おまわりさん、こいつおまわりさんです
こんなのでもクビにならないのは、何気に署内一の検挙数を誇るからだとか。あと、クビにすると後で何をされるか分からないから
…まぁ同僚にはオリンピック期間中(4年の内の数週間)以外は寝ている奴も居るぐらいだし
(こちらは超能力で未解決事件を解決するためクビにならない。あと寝起きが非常に悪い(最悪超能力で暴れる)ため、毎回両津が起こしに行かされる)。
一度見付けた空き巣等は化け物染みた体力で追い詰めるとされており、真面目に仕事している回では犯人の裏を掻くような作戦を立案・実行する事も。
そのため機動隊員や警視庁の変態エリート部門「特殊刑事課」、更には米陸軍への誘いを受けた事もある。
また若いころには『太陽にほえろ!』の影響で刑事に憧れ、実際に功績を上げて刑事課に配属された事もあったが、
ある捜査で先輩刑事が殉職した事をきっかけに再び派出所勤務を志願し、以降公園前派出所に勤めているという過去が語られた事もある。
ちなみに階級の「巡査長」というのは、本来最低の階級である「巡査」から一つ上の「巡査部長」に長年勤めても昇進できない警官に対し、
お情け形式的に昇進させるために付ける肩書で、中間管理職どころか実質はヒラ巡査と変わりがない。まあこの有様では当然であろう。
作中で何度も(手違い含む)昇進が描かれているのだが、何かしらのトラブルで結局は元の階級に戻ってしまっている。

しかし頭の回転そのものは大変良い上に、興味を持った事に対する知識の吸収力もとても高く、
例えば、劇中に登場した格ゲーの全キャラのコマンド通常技から必殺技発生フレーム及び性能、当たり判定など全て暗記、
コマンドを口で言い合って対戦を成立させる等(それに付き合える相手も大概であるが)。
反面、興味の無い事に関しては飽きっぽくて短気な性格も災いして関心が薄く、それ故に一般教養や刑法などには疎い。
他、手先も器用であり、割と万能である。
バイオリンのプロの技術を真似したらプロ並の腕を持つ中川と麗子を唸らせるほどの演奏を行い、
大原部長への誕生日プレゼントの日本刀をうっかり折ってしまい、怒られたくない一心で刀を自作したら、
部長をして「200万(アニメでは1000万)の値はつく素晴らしい刀」と評されるほど。
身体能力、とりわけ耐久力に関しては(ギャグ漫画補正があるとはいえ)異常に高く、フリーザの本気でも殺せない程
これに関しては劇中の神様及び閻魔大王から「天国及び地獄に来ると迷惑」という理由で受け入れ拒否されている事も一因だと思われ、
実際、一度死んだのに「あの世から追い返された」と言う理由で生き返った事がある。『帰ってきたヨッパライ』かよ
さらに天国から追放された腹いせに地獄を武力制圧して天国に逆襲しに行くというおまけ付きである。どっかの包帯男かあんたは。
最終的に神様と閻魔大王が共謀し「1000年でも10000年でも絶えず寿命を継ぎ足してこっちへ来させないようにする」という事で神様と閻魔大王が合意、
これによって事実上の不死になってしまった。
自身の体内の抗体を「リョーツGPXワクチン」として売り出そうとした事もあったが、
強力過ぎて一般人には使えない(赤ん坊にウォッカを飲ませるようなもの)事が判明し、結局実用化には至らなかった。
中川の実家が経営する動物園から脱走した巨大なザリガニに逆エビ固めをかけてギブアップさせるなど
体力筋力共に超人的ではあるが、格闘技経験者などには(磨き上げられた技術や経験の差で)負ける事が多い。
(前述の対フリーザ戦もギャグ補正で攻撃に耐えられるが、逆に言うとギャグ補正故に相手の攻撃は絶対に避けられない。
 別の回でナメック星へ送り込まれた時はかなりビビっていた)。
ある回では「頭の悪いゴルゴ13」とまで言われている(上記の通り頭自体は悪くはなく、目先の欲に捕らわれすぎという方が適切な気がするが)。
ギャグ回では無い話でも、警察が組織した特殊部隊「SS(スペシャルセキュリティ)チーム」の一員として選ばれ、戦闘能力の高さを見込まれている。
住まいの警察寮は古く、また本人の衛生観念の低さからゴキブリもよく出るのだが、このゴキブリと激闘を繰り広げる回も多い。
ついにはゴキブリ達が日本語を理解し、人文字の要領で両津と意思疎通をこなすまでに至った。

「バルサンでいぶしてやる!どっちが耐えられるか勝負だ!」
ト モ ダ チ    ※ゴキブリが人文字で表している
「今さら遅い!覚悟しろよ!!」

なお前述のオリンピック時しか仕事しない奴も同じ寮に住んでおり、登場の度に部屋の広さを無視してジャングル化が進んでいる。

反面、子供や地域の老人達の面倒を見る事が多く、暴力団員になってしまった旧友を一人で説得し自首に導く、
殉職した先輩警官の墓参りを毎年欠かさず行っているなど、人情に厚い好漢である事も事実である。
上記の通り無茶苦茶な行動が多く、劇中でも婦警達から嫌われている描写が描かれてはいるが、面倒見の良さもあってか彼を慕う人々は意外と多い。
テツandトモからは「ハチャメチャなのにみんなに慕われてるのなんでだろう?」とネタにされるほど。
実際、同僚の秋本・カトリーヌ・麗子や遠縁にあたる擬宝珠纏ら、一部の婦警とも悪友のような付き合いをしている。
纏とは本気で結婚寸前まで行った(あの両さんをして金よりも嫁の事を考えていたほど)が、両津家が大嫌いな夏春都によってご破算となってしまった
(実際纏も本心を夏春都に告げようとした直前に擬宝珠家の蔵に両津とインチキインチョキ堂の主人が忍び込んだため、
 その守銭奴っぷりに呆れ果てて2人を蔵に閉じ込めている)。
アニメ版の描写から見るにこの時両さんは相当なショックを受けていたようだ。
アニメ版ではエピソードも多少前後し、インチョキ堂の主人とつるんで蔵へ侵入する話も、
「結婚を勝手に破談にされてしまいヤケを起こした結果」とフォローが入っている。
その後も仲は良く、『カメダス2』でも結婚に乗り気ではあるのだが、
「夏春都の反対を押し切るのは不可能だし、あいつが死ぬのを待っていたらいつになるかわからん」と諦め半分でこぼしている
(絵崎の発明品で35年後の未来へ行くエピソードでも、年齢140歳でまだ元気でいるとの事。「サイボーグじゃねーのか?」と両津は突っ込んでいる)。
自らを「両様」と慕う麻里愛(あさと・あい。通称マリア)に対しては、
「男として過ごした期間のせいで(マリアは元々オカマただし美人)だったが神の力で女性になった)、
 どうにも女として見られない、何より親父どもが喜ぶ姿を見たくない」と乗り気ではない
(というかマリアの方も「本物の女性」になった事で両津の下品さに嫌悪感が湧き始めている。それでも両津好きの方が上回ってはいるが)。
また、下ネタ(酒が入った時の婦警への下半身露出など、今のご時世ならアウトなものも含む)なども好むが、女性への不当な暴力や弱い者いじめは嫌いであり、
自分を毛嫌いしている婦警らであってもピンチに陥った時は基本的に見捨てるような事はしない。
それで婦警からの人気が高まった事もあるが、付き合っていられない面もまた事実であるため、結局は元の評判に戻っている。
また、鳩を操ってセクハラしたり面と向かって悪口を言われた際は手を出した事もあった

また、酒の密造だとか「超合金両さん」の値段釣り上げ等の法に触れる副業
(そもそも日本の警察官は公務員である以上、副業を行う事自体が原則として禁止されているのだが)
を始める事は多々あっても、
警官の地位その物を悪用して悪事を働くような真似はせず、
連載初期の頃は交番勤務中に市民から道を尋ねられても(趣味のプラモ作りに没頭しながら)地図を投げ渡すだけで済ませる等の描写もあったが、
こうしたともすれば薄情とも取れる面も連載が進むにつれて少しずつ緩和されていった。
緩和されてからの時期にも前述の神様からは「良心がない」と断言されてしまっているが、
というか、緩和されていった結果、現代の両津が連載開始直後の自分を見に行くエピソードでは、過去の自分の理不尽過ぎる過激さにドン引きしていた
しかし過激な一面も失ったわけではなく、勝つために躊躇なく反則技(油を染み込ませ重くしたメンコを使うなど)を行ったりする場面もあり、
更生半ばの非行少年を褒める周囲に「えらい奴は最初からワルにならない」と苦言を呈して、その少年の社会復帰のため厳しい指導を加えたり、
親戚の通う幼稚園に飼われていたハムスターを忍び込んで惨殺した不良少年達に、クビを覚悟で捕まえ打ちのめす(要するにフルボッコ)などのシーンもある。
ただ、こうした不良に厳しい姿勢も、前者は彼自身の学生時代の自分の姿が重なるからではないかと部長に推察されていたり、
後者の不良は親も学校も完全に放任状態であり、改心するための土台がどこにも存在しないという事が示され、
それを含めての怒りも描写されるなど、理不尽な怒りだけではなく、他者を思いやっての行動である事が窺える。

「手続き踏まないと逆控訴だぞ、勘吉!」
「じゃあいらねーよこんなもの!クビで上等だ!!」
「親も教師も見はなしたこいつらを だれが目を覚まさせるんだ!!」

こういった人物像も含め、連載の長期化の影響で多くの設定が変遷している
一例を挙げると、連載当初は自動車の運転免許すら所持しておらず、自動車やバイクのブレーキが分からず事故を起こすシーンも度々存在したのだが、
後に運転免許は全種類を所持している(所謂フルビット免許)設定に変更となった。
ちなみにそれが判明したエピソードにおいて、更新ミス(というか自身の悪ふざけ)によって全部失効するものの、再度根性で取り直している
さらに危険物取扱者を丙種全て取得、その他に中小企業診断士など多数の資格を取得している事になっている。
署内でガソリンスタンドを開業したエピソードでは普段は左脳が全く働いていないが、全開にすれば難関試験も突破できると分析されている。
(なお、左脳が休むと石油の種類すら忘れてしまい、灯油缶にガソリンを給油して爆発オチとなった)。
謹慎中、纏のツテで寿司屋のバイトをしていたがその時纏に名前を覚えられておらず、
浅草出身だからと「浅草一郎」というなんとも投げやりな名前で呼ばれる事になる
(上記の夏春都が両さんが両津家の人間だと縁談が進むまで気付かなかったのはこのため)。
しかしこの事を逆手に取り、警察官は副業ができないという制約を「浅草一郎」の戸籍を偽造する事で乗り切ってしまった
(無論違法だが、本人に違法の認識はなく、堂々と同僚に明かしている)。
その他、連載当初では子供の娯楽に対して無理解であり、野球のルールすらまともに知らず、生意気な近所の子供に舐められるなど、
むしろ子供との折り合いは悪かったのだが、上記の通り興味のある分野、
特にゲームやサブカルチャーに関する知識は(時々偏りがあるものの)非常に豊富な設定に変化していった事から、
むしろ子供の立場に立てる大人として優秀な人物のような描写も増え、ゲーム関連で子供達から慕われるようになったりもしている。
連載初期の1970~80年代こそ、両津のようにゲームなどの「子供の娯楽」に興じる大人は異端視されていたが、
中期から後期にかけて社会情勢が変化し「ゲームをする社会人」などが普遍化してきた事も影響しているのでは、と考察される事も。
ドンキーコング』の筐体をボーナスを全部はたいて購入し、「わしはゲームのプロになる」「囲碁のようにいつかゲームにもプロが出る」
と豪語する姿がギャグとして成立していた。

…というのがその代表例の一つとされる事もある。

「先輩は80歳になってもずっとゲームをしていそうですからね」
「そうだな……
 実写画面で『飛び出す』ドンキーコングをやっている気がする……」

アニメ版は1996年から2004年まで放送。アニマックスでの再放送の常連という事もあり、こちらも中々の知名度を誇る。
放送開始と同時に両さん達が視聴者に呼びかけるジングル「テッテッテレビを見る時は~♪」や使い勝手が良い事で定評のあるBGMの数々、
主題歌「葛飾ラプソディー」「おいでよ亀有」などが特に有名だろう。
ちなみにアニメ版『銀魂』の初代監督である高松信司氏が一時監督を務めていた事もあってか、
連載30周年記念ムック掲載の特別漫画にて銀魂と被っているとしてネタにされてもいる。


「ひえ~! もう〇〇はこりごりだぁ~~!!」
「〇〇なんて、大っ嫌いだぁ~~!!」
(「どぅあいっきらい」と力む事も有り)

オチのBGM。万能説でもお馴染み
そういうアニメじゃねーからコレ!
連載終了記念アニメより
GTAで再現したシリーズ


ゲーム作品における両津勘吉

ジャンプを代表するキャラの一人と言っても過言ではないため、ジャンプキャラが集合するゲームにはほぼ全て登場している。

『ファミコンジャンプ』ではNPCとして登場。おもむろに料理の材料を渡され、美味いものを作ってこいと押し付けられる。
『包丁人味平』の塩見味平に料理してもらった料理を渡すと、落とし物として預かっていた44マグナムを勝手に渡してくれる。いいのか?
これを持ち主である『ドーベルマン刑事』の加納錠治に返すと加納が仲間になってくれる。
なお、この作品の両津は「過去の世界(発売時、既に連載が終了していた作品のキャラがいる世界)」にいた。何故だ。

『ファミコンジャンプII』ではプレイアブルキャラとして堂々の参戦。
飛び道具が強いゲームバランスで通常技が拳銃というアドバンテージは非常に大きく、
必殺技のロケットランチャーも高性能という文句無しの最強キャラ。「銃は剣よりも強し」ンッン~名言だなこれは
ちなみに意図的か偶然か、デフォルト主人公扱いの悟空を主人公にすると両津が仲間になるのは一番最後になるという密かな罠があったり。
そして両津を主人公にすると悟空が即仲間になる
なお、後に『こち亀』本編でネタにされ、本人も「その中でわしはミサイルをぶっぱなすという変な役だった」とコメントしていた。

PSの単独ゲーム化作品、『ハイテクビル侵攻阻止作戦!の巻』はキャラゲーには非常に珍しいRTSとなっている。
中川と麗子が操る防衛システムを操作し、ビルを登っていく両さん達4人(両津勘吉、ボルボ西郷、麻里愛、電極+)を撃退するのが目的。
いざ敵に回すとその強さを遺憾なく発揮。両津軍四人の中では最速のスピードで動き回り、
ミサイルを発射すれば桃白白よろしく飛び乗って回避、レーザーを鏡で反射、
挙げ句の果てには突如画面外に消えたと思ったら上の階層に移る(窓から外に出て壁をよじ登る)という半ば反則技まで披露。
さらにゴキブリ並みと言われる生命力は並外れた体力として反映され、体力が一番低い電極+が2回倒れる程度のダメージでもピンピンしているという強敵ぶり。
ただし弱点が無いわけでもなく、確かに移動速度は最も早いが金目の物でも探しているのかくまなく探索するため、登ってくるのは最も遅い。
大量に罠を撒いておけば勝手に引っかかってくれて後半戦に入る頃には相当削れている……はず。
しかし四人ともそれぞれの強みがあり、キャラゲーとしてはかなりの高難易度ゲームとして知られている。

ジャンプキャラが共演する格闘アクション『ジャンプスーパースターズ』『ジャンプアルティメットスターズ』にも参戦。
ラジコンやベーゴマ、バズーカなどの多数の飛び道具を攻撃に使用する遠距離型のキャラになっている。
必殺技では自転車に乗ったり戦車に乗ったり神輿に乗ったりする。
原作の生命力を再現しており体力は最高ランク。
全体的に動作が遅く攻撃の隙が大きいのが弱点。また原作の身長設定の割りに大柄なので喰らい判定も大きい。

同じくジャンプキャラが共演する『Jスターズ ビクトリーバーサス』でも当然ながら参戦。
ロケットランチャーによる花火やラジコンヘリで攻撃するトリッキーなキャラになっている。
また、前述のフリーザとの掛け合いも実装されている。
技集
貴様はあの時の…!(2:47~)

…が、『JUMP FORCE』には登場せず、皆勤が途切れてしまった
(ちなみに現在ジャンプオールスターゲーム皆勤のキャラクターは孫悟空のみ)。

この他、本人の出演ではないのだが、SFC『初代熱血硬派くにおくん』に警察官の一人として登場する「ふるや」が、
どう見ても両津そのものな外見をしている。


MUGENにおける両津勘吉

R-Taco氏による『JUS』ドットを用いたちびキャラが存在する。
ボイスはラサール氏ではなく中国語の音声が使用されている。
自転車に乗って突撃したり戦車に乗り込んで砲撃するなど、乗り物を用いた超必殺技を持つ。
上記のロケットランチャーも搭載済み。
AIは搭載されていない。
参考動画(DLリンク有り)

また、上司である大原部長もお覇王のイントロで吹っ飛ばされる一人としてMUGEN入りを果たしている。


「人間! つまずくのは恥ずかしい事じゃない!
 立ち上がらない事が…恥ずかしいんだぞ!」

出場大会



*1
ラサール氏は本業が声優ではない(というより声優業はほぼ両津と関連キャラのみ)事から、
アニメ版の発表当時は「芸人のごり押し枠」のような扱いを受け、批判が強かった。
実際に放映されると独特の声質などが両津のキャラクターと絶妙にマッチしており、演技や滑舌にも特に問題がなく、
アニメ長期化でさらに磨きがかかった事もあり、今や両津の声は氏しか考えられないという意見も強く出るようになった。
原作者の秋本氏からも絶賛されており、舞台版でもラサール氏が演じた他に、
実写ドラマでも当初は氏にオファーが出ていたほど(年齢の問題でラサール氏側が固辞した)。
なお、現在のラサール氏はアニメの終了から年月が経過した事もあってか、演技に違和感を感じるという声も多く、
後に氏がNHKの某テレビ番組にて出演した際に「最近ちょっと似てないと言われるんだけどよ」と愚痴っていた。


最終更新:2024年03月02日 15:45