ギャラクタス


“Behold the...

Silver Surfer 

Herald to Galactus!”

(割目せよ!

これぞ我がしもべ、

シルバーサーファー である!)

マーベルコミックスにおけるギャラクタス

マーベルコミックファンタスティック・フォー』に登場するスーパーヴィラン。英語表記は“Galactus”.
マーベル史上最強の敵。前の宇宙から存在しており、ビッグクランチを生き延びてビッグバンに立ち会い、現在のマーベル・ユニバースに至る。
サノスが恋焦がれる死の女神デスなどと同じコズミックビーイング*1の一人。

その前身は惑星ター(Taa)の宇宙探検家「ギャラン(GALAN)」。
Taaを滅ぼした宇宙的災害の発生源を探し、宇宙の中心「コズミックエッグ」に至るが、そこで宇宙意志に語りかけられ、宇宙がもう寿命であることを知る。
そして命を継承するための依り代として選ばれ、強大なコズミック・パワーとギャラクタスの名を授かる。
その後ウォッチャー先生に殺されかけたり*2冬眠中に無理矢理起こされたので永遠の飢餓状態になったりして何だかんだで今に至る。
+ 存命時のGALAN

超強大な生命体ゆえにその糧として必要なものも大きく、その捕食対象は天体である。
昨今、格ゲー業界にも地球意思だとかそんなのが幾人かいるが、
そういった面々を ミキサーでジュースにして一気飲み するところを想像して貰えば、
彼がどれだけ凄いのかお分かり頂けるだろうか?
星一つをそこに住んでいる生命体ごとまるまる分解、膨大なエネルギー塊とし、それを喰らっているが、
いくら食べても飢えを満たすことが出来ず、常に空腹である。


ギャラクタスにとっては人間が他の動物を食べるのと同じ感覚であり、そこに善悪は存在しない。
彼が星を食らうことはもはや宇宙の秩序の一つとさえなっており、逆に彼を止めるほうが問題を生んでしまうことすらある。
尤も自分の星を食われる方にとっては堪ったものではない訳で、
通称「惑星を貪り食らうもの(コズミック・ディバウラー)」等と呼ばれ、全宇宙の生命体に恐れられている。
+ ギャラクタスに死角なし?

実際、宇宙の知的生命体の間での共通認識は単なる災害扱いであったりする。
なのでファンタスティック・フォーがギャラクタスの地球襲来を阻止し、他の星系へと向かわせた結果、
罪の無い星を災害によって滅ぼした罪で Mr.ファンタスティックが 訴えられ、銀河における裁判所へ出頭を命じられた事があったり。

ただし、星を生命体ごと食らうことに関して、実は彼なりに悩んでおり、そのせいか星以外の食料の模索を誓ったこともある。
また、あるエピソードではMr.ファンタスティックとヒューマン・トーチの作戦で、
コズミックパワーを引きはがされてギャランに戻った際、再びギャラクタスになるのを嫌がって別次元に逃亡するなど、
ギャラクタスとしての自分自身に嫌気がさしていた節も見られた。
……結局コズミックパワーに捕まり、ギャラクタスに逆戻りしてしまったが。

強大なコズミックパワーを持っているので自分の力でも惑星を破壊することが出来るが、
専用の機械を使って崩壊させることを好む。
なお、高度に発達した文明を持つ生命が存在する惑星はエネルギーに満ち溢れて美味いらしい。

また、彼は「アルティメット・ヌリファー」という超兵器を所持しており、その威力は銀河系を一瞬で消滅させる
なんて言うとんでもないものであり(現行設定では多元宇宙を消滅させてリセットできる)、
さらにはマーベル世界において死を司る存在というか、むしろ「死」という世界の秩序そのものの存在である
「デス」すら殺すことができる
とかなんとか。更には全能のエターニティを殺す事さえできる…。
設定上は有無言わさず対象を完全消滅させる兵器だとされている。*3

ただしギャラクタスとエターニティは仲がいいのでお互い敬意を払った態度で会話している。
ちなみに普通の知的生命はせいぜい小動物ぐらいの認識しか持っていないらしい。

デスやエターニティとの因果関係は、親でもあり子でもあり夫婦でもあり兄弟でもあるという風に言い表わされている。
なお、ギャラクタスの血縁的な娘である「ギャラクタ(galacta)」というキャラもいる。
こちらは親と違って感覚が人間的でtwitterをするなどすっかり地球の暮らしに馴染んでいる。
そして腹ペコキャラかつ絶対領域(?)完備。
どんなだか気になる方は、「galacta」でググってみよう。
なお、残念ながらツイッターは数年前からツイートが止まっている。

エネルギーや物質だけでなくあらゆる分野に彼の力は及び、
死者を復活させたり、戦うだけで銀河が何個も破壊されるなど、かなりぶっ飛んだ存在。

普段はページ上部の画像にある巨人のような姿をしているが、その実体は純粋なエネルギー体であるためどんな姿になることも出来る
映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』においては雲の固まりのような姿で登場した。
大きさもかなり自由になるようだが、星を食うだけあって惑星サイズが普段の大きさ。
ンスフォーマー』のユニクロンや『帰ってきたウルトラマン』のバキューモン等といい勝負である。

かつての従者(ヘラルド)にシルバーサーファーがおり、彼に食料となる星を探させていた。
シルバーサーファーは膨大な時間を生きてきたギャラクタスが初めて得た従者だったらしいが、
この「従者に食料を探させ自分はのんびり待つ」という生活スタイルがけっこう気に入ったのか、
シルバーサーファーの背信にあった後も新しい従者を作っては同じ仕事を与えている。
…尤も、後付け設定でフォールン・ワンが最初のヘラルドということになってしまったが。

とまあ、上記のように地球人やスクラル人など宇宙のありとあらゆる知的生命体にとっての脅威ではあるが
宇宙(マーベルユニバース)全体が危機に陥るような事態が発生すると、ヒーロー達の戦列に加わることもある。
例えばカプコンの『マーヴル・スーパー・ヒーローズ』の原作にあたるコミック『インフィニティ・ガントレット』では
さほどの連携は見せなかったが、一応はヒーロー達と共にサノスに対抗する側に身を置いていた。*4

マーベルヒーローが人喰いの化け物となって宇宙を滅ぼすパラレルワールド*5を描いた怪作『マーベルゾンビーズ』にも登場。
シルバーサーファーを食ってコズミックパワーを手に入れたゾンビ軍団ハルクスパイダーマンを始めとするほぼ全ヒーロー)を
一蹴する圧倒的な力を見せつけたが、最期はIFの話であるためかコズミックパワーを増幅させる超兵器によって
正史では考えられないほどにあっさり倒され、その挙句生きたままゾンビたちに貪り食われた。
そしてギャラクタスのコズミックパワーを得たゾンビたちによって僅か40年で宇宙中の物を食べ尽くされた、と続編で語られている。
……果たしてギャラクタスが生きていたとしても、ここまで早く宇宙が滅亡するのだろうか……。

ちなみに、嘗て放映されていたテレビアニメ『宇宙忍者ゴームズ』(ファンタスティック・フォーの当時の邦題)では
テッカーメンと呼ばれていた。由来はお察し。
最初は威厳たっぷりに地球の滅亡を宣言し、反逆したシルバーサーフィン(シルバーサーファー)と
このアニメにしては迫力あるバトルを繰り広げていたが、
ゴームズに脅迫されると 途端に喋り方が普通のおっさんっぽくなる というカリスマブレイクを見せた。
その態度の変わりっぷりは必見である。マジで。
16:10~

これ以外だと東映がスパイダーマンの後番組候補にシルバーサーファーが主人公の話を企画した際、
「シルバーサーファーの故郷の星を滅ぼし、彼を捕らえて改造した宇宙征服を企む悪の帝王」という普通の悪の首領として
ギャラクタスを出す予定だったが、作品自体が没になったので日の目を見ることがなくなったケースが存在する。
(ちなみに数年後の『電撃戦隊チェンジマン』にて敵首領・星王バズー(外見は空間に半透明で現れる巨人)は正体が「星々を喰らいつくす巨大生命体」という設定だったりする。)


MARVEL vs. CAPCOMシリーズにおけるギャラクタス


"Why do you laugh in

the face of your own destruction?"

(破滅を前になぜそうも笑う?)

MARVEL VS. CAPCOM』のサントラCD内にあるファイルから行けるシークレットサイトによると、
実はMVCの開発当初ではギャラクタスがラスボスとして考えられていたらしい。
しかしながら、マーベル側にこの旨を伝えた所「神であるギャラクタスを殴り合いで倒すのは許可できない」と拒否されてしまった。
(上述の通りギャラクタスとて敗北したことくらいはあるのだが、それはあくまでジェムや超兵器の力に負けたのであり
 普通のスーパーヒーローや一介の格闘家程度の相手に純粋に戦闘で敗れるというのはやはり有り得ないわけである)。
そこで、丁度当時に日本語翻訳本が出ていたオンスロートを次の候補として打診し、マーベル側もそれを了承した。

ところが『MARVEL VS. CAPCOM3』にてラスボスとして参戦。
前述の ギャラクタスが一介の格闘家に敗れる という本来あってはならないはずの事態が起きてしまった。
公式設定?いやマーヴルの公式設定なんてあって無いようなもの*6
とはいえ、敵役のDr.ドゥームスーパースクラルだけではなく、この方までに出し抜かれるファンタスティック・フォーの皆様は泣いてもいい。
シルバーサーファーはシルバーサーファーでのEDに出ているし。

見た感じでは、シリーズにこれまで登場したどのキャラよりもでかい。登場演出は勝利リザルト画面を粉々にぶっ壊して出てくるというもの。
またファイトコールに"SAVE THE EARTH!"が入る他、制限時間の表示は"EARTH LIMIT"に変化し、
ギャラクタスにKOされた際は"EARTH KO"と表示される。
つまりギャラクタスとの戦いは、地球の命運をかけた戦いという事なのだ。スケールがでかすぎる……
また動画を見る限り、シルバーサーファーの様な流体金属状の姿となった
ドーマムゥ、ウェスカー、Dr.ドゥーム豪鬼
ヘラルドとして従えているようである。
戦闘はまずギャラクタスが生み出したヘラルドを撃退する必要があり、さらに制限時間・体力消耗はそのままにギャラクタスとの連戦になる。
彼自身にも勝利演出は当然存在するが……内容はお察しの通り EARTH K.O. である。
ちなみに、EARTH K.O.でもコンテニューはできるが、それをしなければギャラクタスのエンディング(いわゆるバッドED)。

続編の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では条件を満たす事で、彼をプレイヤーとして操作できるモードがプレイ可能になる。
地球を攻撃するという立場上、こちらのファイトコールは"ATTACK THE EARTH!"となっている。
ヘラルド戦は行われないものの、全体の性能はラスボス版と全く変わっていない。


MUGENにおけるギャラクタス

Acey氏製作のものとExcursion氏製作のものが存在する。
どちらもアポカリプスオンスロートのような巨大キャラとして作られている。

+ Acey氏版
+ Excursion氏版
+ academico95氏制作 シンビオート・ギャラクタス

いずれもMUGENのキャラとしては大型の部類なのだが、原作の設定と比較すると むしろ「小さすぎる」 と言えるだろう。
まぁMUGENキャラにはサイズ的に同等あるいはそれ以上にアレなのとかもいるのでそんな気にすることでもないが。

出場大会

出演ストーリー

MUGEN街の夜雀亭(娘も登場。娘のみ未だ非戦闘)
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-(無限戦記枠)
彼岸日和(娘も一緒。どちらも非戦闘)
無限戦記
飛竜の旅

"Much like the Fantastic Four, you are nothing to me!"

(ファンタスティック・フォーの奴ら同様、汝らも我が前には無に等しい!)

*1
直訳すると宇宙的存在という意味だが、マーベル社のコミックでは「宇宙を律する神に等しい存在」のことを指す。
海外ではコズミック・エンティティ(cosmic-entity)と表記する場合が多いが、意味は同じ。

*2
宇宙意志に憑依された後、現宇宙を当て所なく彷徨っているギャラクタスを発見したウォッチャー先生たち。
「あのパワーはなんか危ない」という理由で迎撃して捕獲しようとするも後一歩のところでギャラクタスに逃げられる。
初登場の時の一件といい、ウォッチャー先生はギャラクタスに根絶やしにされても文句は言えないよね…
+ ウォッチャー先生ご乱心

*3
例のバケツ娘は登場早々にノイローゼにより自決を計るのだが、その時に使おうとしたのが事もあろうにこのアルティメット・ヌリフィアー。
普通の兵器じゃ死ねない体なのは分かるが、オペミスで宇宙ごと消える究極兵器の安全装置をいともあっさり解除するのは正直辞めて欲しい。

*4
全能の力を与えるインフィニティ・ジェムを六つ全て集めた力の前にさしもの武闘派ギャラクタスもあっさり敗北、封印された。
この時はほぼ全てのコズミック・ビーイングスが対サノスで団結・共闘したが、サノスは彼ら全員を相手に勝利している。
最後に宇宙そのものであるエターニティに挑み、これに勝利、宇宙を乗っ取ってしまう。
なお、戦線に加わらなかったうちの一人が事もあろうに最強のコズミック・ビーイングス、リビングトリビューナル。
こいつさえいればもうちょっとまともな戦いになっただろうに…。

*5
あくまでもパラレルワールドの話なので、正史世界(EARTH-616)が滅亡したわけではない。
つまりサノスが全生命体の半分を抹殺しようが赤いのがヒーローを丸っと殺そうがヒーロー全員がゾンビになろうが
「例えばそんな世界があっても良いよね」で済むのである。
しかし日本で言う「パラレル設定」とか「黒歴史化」という意味とはちょっと異なり、
きちんと ヒーローがゾンビになっちゃった平行世界が存在する という設定は確かに残るので
「ゾンビユニバースのゾンビヒーロー共がマーベルユニバースに攻め込んできた!」なんて話が始まる可能性がある。
「これはパラレル設定」と言って始めた話が人気が出る→その世界と正史世界のクロスオーバーというのが結構頻繁に起きていたりする。
そして完全にわけがわからなくなって世界設定そのものをリセットする羽目に

*6
真面目に推測すると、00年代あたりからマーベル全体に急激なインフレが起こっており
(例を言えばソーケーブルが全盛期の力を取り戻しつつあったり、
 アイアンマンやDrドゥームがアーマーのアップデートを重ねすぎて一昔前のソー並みの戦闘力を誇ったり
 当初は超能力を持った素人扱いだったスパイダーマンが戦闘経験を積んで技術的な技巧者となったりと。
 逆にインフレについていけなかったUSエージェントやベータ・レイ・ビルらがひどい目にあっている)
そのインフレについていける従来の強キャラということでギャラクタスが引っ張り出され、ピンチにあったり殺されかけたりと
最早かつての神としての威厳が消えつつあるため、ボスとしての起用が許されたのだと思われる。
それでもゲーム上ではそれを感じさせないあたり、さすがはコズミック・ビーイングといったところか。