サイクロップス








"Optic Blast!"

アメコミでのサイクロップス

マーヴルコミック『X-MEN』シリーズに登場するキャラクター。英語表記は”Cyclops”。
本名はスコット・サマーズ。愛称は「サイク」、「スリム」。日本の一部ファンには本名をもじって「スットコ」とも。
その立ち位置から「リーダー」と呼ばれる事も多いが、最近の彼の立ち位置からするとむしろ「司令官(コマンダー)」の方がピッタリかもしれない。
「アベンジャーズvsX-MEN」の#0のオマケではヒーローとしてのクラス:コマンダーと表記されていた。

ウルヴァリンがX-MENの主人公的存在だとすると、 こちらは主人公(笑)的存在。

…などと揶揄されたのもかつての話。
近年はマーヴルユニバースにおけるミュータント社会の激変に伴いリーダーポジションである彼が大きくクローズアップされており(詳細は後述)、
なんとマーブルのTop Ten Heroes of 2009において 第3位 、同2010でも 第4位入賞 を果たしている。どちらも X-MEN勢の中では最高順位 である。
もっともX-MENは完全な群像劇形式であり、
リーダーのサイクロップスも、何かと優遇されているウルヴァリンも「出番が多い主要メンバー」に過ぎないのであるが。

プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア教授によって創設されたミュータント保護施設「恵まれし子らの学園」の最初の5人の生徒(ファーストファイブ)のうちの一人。
他の4人は、ジーン・グレイビースト、エンジェル、アイスマン。後にジーンに一目惚れをし、恋仲となった。
生真面目な性格のため……というか他に適任がいなかったため、一時期を除きX-MENのリーダーを務めており、
プロフェッサーXに成り代わりX-MEN全体の指揮を執っていた時期もある。

ワイルドな性格のウルヴァリンとは馬が合わず、ジーンを巡る恋敵という事も相まって非常に仲が悪かった。
ジーンの死後もやっぱり仲が悪いが、チームメイトとしての信頼関係は築いている。

オプティック・ブラスト

彼の力は、両目から破壊光線「オプティック・ブラスト」を発射する能力。

子供のころの事故による脳の損傷のため力を制御することが出来ず、裸眼の状態だと目を開けている限りビームが放出されてしまうため、
ビームをさえぎる性質を持ったルビー・クオーツ製のサングラスやバイザーで威力を調整している。
彼のコードネーム「サイクロップス(の巨人)」はこのバイザー姿にちなんでいる。
自身の肉体には効果がないという特性を有しており、目を閉じることでまぶたでオプティックブラストを遮断できる。
加えて、彼と血縁関係にあるミュータント(後述)の一部にも効果がなく、彼らの能力もサイクロップスには効果がない。*1

近年においてようやく僅かだが制御が効くようになり、バイザー無しでも少しはブラストを調整できるようになったが、あくまでも少しであり、今でもバイザーは手放せない。
当初は壁を壊す程度の威力だったのだが、最近はフルパワーでは都市一つ吹っ飛ばしかねないなどパワーインフレが激しい
例えば90年代においてはMARVEL世界において最高の硬度を持つとされるアダマンチウム*2よりも
数段劣る硬度の物質であるモジョニウムTMを破壊することが出来なかったが
近年においては数少ないアダマンチウムを破壊しうる技とされている。

ビジュアル的な派手さに欠けるため今ひとつ地味な印象を受けるが、実はミュータントの中でもトップクラスの破壊力を持っている。
後付けで太陽エネルギーを吸収することで目にエネルギーに満ちた異次元への扉を開き、そこからあふれるエネルギーを放出しているという設定になった。
なんだかんだで破壊光線を出せるミュータントやヒーローは少なくないし、威力の面で差別化を図ったのかもしれない。
なお、フルパワーで放つ際にはバイザーを外し裸眼で直接ブラストを照射する。
また、身体に負担はかかるが一時的にビームの威力を普段の数倍以上にすることもできるようである。
これは、最近制御が利くようになった前からちょくちょくやっていたので、以前から通常~強~最強(身体に負担あり)程度の調整はできていたようであると考えられる。

+ 本気を出した結果がこれだよ!

愉快なサマーズファミリー

+ ...

その他

作品中ではピンチになる事も多く、映画2作目『X-MEN2』では敵に洗脳され、
最終作『X-MEN ファイナル ディシジョン』では(演じていたジェームズ・マースデンの都合で出番を少なくせざるを得なかったとはいえ)超生命体フェニックスと化したジーンにあっけなく殺されてしまう
さらには過去のX-MENの学生時代を描く「ファーストクラス」でも出番がはぶられるなど、まさに主人公(笑)的なキャラと言えようか。

原作でも、ウルヴァリンを意識するあまり、リーダーとして問題ある行動を取ってしまったり、
やや怒りっぽく他メンバーに呆れられたり、女性問題を起こしたり、
その性格ゆえに柔軟性に欠け、有事への対応が遅れてしまうなどといったシーンがあり、
見るに見かねたストームにX-MENのリーダーの座を奪われた(しかも決闘に負けて)こともある。

ただ、そのあまりにもあまりな駄目っぷりが一部で妙な人気を呼んでいるのか進んで問題行動を起こすキャラは便利なのか
出番がなかったり扱いが非常に悪くなったりすることもなくコンスタントに出番を持ち続けている。

実際のところ、いろいろ言われているし実際にやらかしてきたこともあるものの、長年X-MENのリーダーとして活躍してきただけあって指揮能力は高く、
X-MEN以外のヒーローとの共闘の際でもアイアンマンキャプテンアメリカまでが彼の指示に従ってくれるほど。
これは才能はなくともひたむきに努力し続けた結果であり、まさに継続は力なり、である。
欠点こそ多いがリーダーとして決めるときは決める男であり、扱いの悪さに負けず根強い人気を保ってきた彼も立派なX-MENの顔の一人なのだ。

……まあ、妻がいるのに復活した元カノの元に走ったり、がいるのに
元ヴィランのチームメイトと浮気しそうになったりという女癖の悪さ(というより誘惑に弱い)については本気で弁護しようがないのだが。
ちなみに二度結婚し、二度とも死別しているという女運に恵まれてない人でもある。
なお、の死後は浮気相手と正式に付き合いだしたのだが、
明らかに先妻よりも性格面・実務面・能力面等々全てにおいて相性がよい。
しかも「世界中の人間の願望が実現した世界」ではジーンでなくエマと結婚してやがるし。
(もっともこれはもうジーンは静かに眠らせてやりたいという内心の思いがあったからだそうであり、
 本編では現在でも重大な事態に遭遇した時は事あるごとにエマを差し置いてジーンのことを思い出している)、
挙句の果てにはX-MEN結成前の時代が舞台の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でまでエマとの名コンビぶりを描かれていた・・・ジーンカワイソス(´・ω・)

ちなみに恋人と師がことごとく強力なテレパスであったため、その付き合いの中で自身も精神のコントロール法を学んでおり、
自分の精神内に教授クラスのテレパシーでも内容が分からないようなブラックボックスを作れる。
後述の暗殺部隊(X-フォース)のことは、この精神内のブラックボックス内に収めており、恋人にも秘密にしていた。

現在はそこに自分の中に侵入してきた邪悪かつ強大な精神体ヴォイドを閉じ込め、完全に封印している。
絶対その内何か起こす気だろ…いや、ひょっとしてもう起きているのか?

これは余談だが、日本で良く「ドラえもんみたいだ」と言われる 最新コスチューム だが、
頭を覆っている部分を外すとそれがパーカーのようになって非常に爽やかで格好良い。
最近人気が出てきたのはその爽やかなルックスで新たな女性のファンを得たから・・・かどうかは定かではない。

2011年にはローガンが激しくイケメン化したマッドハウス版『ウルヴァリン』で日本のメディアにも上のようなコスチュームでお目見え。
前作でのローガンのようなチョイ役ではあったが、彼と憎まれ口を叩き合う仲の良さ(?)を見せた。
なお、この『ウルヴァリン』の後番組として『X-MEN』が放送されており、ここでの登場もそういう理由の顔見せである。
ちなみには森川智之氏。なにかとマーベルキャラ演じる機会多いっすね。
なお96年の『X-MEN VS. STREET FIGHTER』当時ではナッシュを演じていた同氏であったが、これは意外な事実である。
さらにカプコン格闘ゲーム版での勝利台詞では一人称は『』であるが、2011年アニメ版での一人称は『俺』となっている。
+ 誰だ、お前は!

近況

+ 近況と言っても相当長い。ストーリーが進むから仕方ないけど


格闘ゲームにおけるサイクロップス

格闘ゲームでは『X-MEN Children of The Atom』より登場し、その後のマーヴルシリーズのほとんどに出演している。
光線を発射して相手を近づけさせない遠距離キャラとなっている。

+ X-MENのリーダー、サイクロップスの輝かしい歴史

MVC2における性能は上位クラスであり使いこなせばかなり強い。

+ サイクロップスの性能

ウメハラとの激戦で有名なジャスティン氏は絶望的に詰んでいる状況でこのサイクロップスを使い奇跡の逆転劇をやってのけた。

さすがアイツの父親、只者ではない。
ちなみに上の動画、どれぐらい詰んでるかと言えばマヴカププレイヤー100人中100人が無理だと断言できるほど終わっている。
とはいえ最後にサイロックにエリアルを食らった段階で本来なら追撃及ばず…となったのだが何故かサイロックが締めの胡蝶隠れを発動ミス。
まあ、まさに”詰んだ”状況からあそこまでひっくり返されたら動揺するのも無理は無いことだろう。

余談だが、目からバンバンビームを放つ彼の姿は日本の格ゲーユーザー&アニメ視聴者に衝撃を与えたようで
オマージュと思しき技・性能を持つキャラクターも少なからずいる。
他にも正体不明の存在がビームを放つ際のボイス、「おぷばっ!」は、恐らく「オプティックブラスト」が元ネタであろう。


MUGENにおけるサイクロップス

特徴のない典型的タイツ系キャラであるため、改変ドットのベースにされることもある。
+ Reza氏製作
+ kong氏製作
+ aaa氏製作 サイクロッペス
+ うんこマン氏製作
+ Buckus氏製作
+ ZVitor氏製作
+ Loganir氏製作
+ KAZ氏製作
+ REDHOT氏製作


出場大会

シングル
+ ...
タッグ
+ ...
チーム
+ ...
その他
+ ...
削除済み
+ ...
更新停止中
+ ...

出演ストーリー



*1
どうもライターに徹底されていないらしく、によっては弟のブラストで兄が殺されるという
致命的な不整合が発生している場合もある。
最近『なかったことに』されて復活……と思ったら「死んだけど生き返った」だった。わざわざ矛盾がある方に戻してどうする

まぁ、これも膨大な設定があるアメコミではよくある事なのでしょうがない
ちなみに、MVC2でもMUGENでもそんな事はないので一安心(?)である。

*2
アダマンチウムはMARVEL全体を見渡しても、なんらかの能力を使用して無効化した例はあっても
単純な力押しで破壊された描写は本当に少ない。

*3
ヴァルカンの一件は元々プロフェッサーXの非道な行為が原因で、許してこそいないが大人としてきちんと和解はしている。
(ヴァルカン所属チームが自身のミスで全滅した事を隠蔽するため、それに関する記憶を関係者全員から消していた)

*4
マーベル世界のアメリカではミュータントはかつての黒人や先進国の先住民もかくやというほど差別・迫害されており、
戦闘力がなければ街でリンチに遭って殺されることも珍しいことではなく、
政府は事あるごとにミュータントを社会から排除・抹殺しようとする政策を打ち立てる
センチネルもそんな政府側の存在であり、センチネルの開発者は政府御用達である)など、
ミュータントにとって非常に生きにくい社会になっており、
そんな中でミュータントの集まりを守るためには手段を選んではいられない状況なのである。

さらに言えば、標的にしたのは、
「細菌兵器上等、自爆テロ上等、ミュータントを根絶やしにできるなら一般人がどれだけ巻き込まれようと気にしない」
というような危険な過激派ばかりであり、敵対するものを見境なく抹殺しようとしていたわけではない。

また、非情にふるまっていても戦いの中でミュータントに犠牲を出してしまったことに内心ではとても苦しんだり、
他に手は無かったとはいえケーブルを死地に送り込み、その結果死なせてしまった時には葬式の席で言葉も出せなくなってしまうなど
実際のところ色々と内にため込みちっとも平気ではない。

なお、X-フォースは「セカンドカミング」というミュータントの節目となるイベントにおいてX-フォースの存在が仲間たちにバレたが
それによる非難に対してサイクロップスは、これは必要なことだった、と返している。
ただし、このイベント後には「新しいミュータントの時代にはふさわしくない」としてサイクロップス自身によってX-フォースは解散された。
(ただしウルヴァリンがサイクにも極秘で再結成している)

*5
フェニックスフォースには宿った者の感覚を増幅し、遠近感を失わせるという効果があるらしい。
即ち、宇宙規模の強大な力を得たことで、それまで自分が価値を見出していた経験や、忘れ難いトラウマを
取るに足らないものと感じてしまうのである。
ジーン・グレイはそれが感情の暴走という形で現れたが、サイクロップスは……逆に感情の揺らぎがなくなり、人間性を失いつつある
何しろ、「全ての人間の願望が叶った世界」であるハウス・オブ・M世界ですら蘇らせなかったかつての恋人ジーン・グレイを
ただ話し相手が欲しいという理由で月の灰塵から蘇らせた(彼女は月面で死んだ)上、
その死に由来する悲しみを「取るに足らないもの」と考えていることが発覚する。
本人はジーンとの対話からそれを自覚し、その時は人間としての視点を捨てまいと自ら戒しめていたが、
最終的に落ちるところまで落ちてしまった……


関連項目:ビーム脳