松尾象山




  「早くやろうぜ、ケンカをよ」

     身長:178cm
     体重:100kg
     年齢:50以上
     流派:北辰館空手

夢枕獏の格闘小説『餓狼伝』の登場人物。「まつお しょうざん」と読む。ぞうさん」ではない。松尾鉱山でもない。
小説原作の漫画・ゲーム作品にも登場する。ちなみに漫画版の作画担当は『刃牙』シリーズでお馴染みの板垣恵介氏。
フルコンタクト空手流派・北辰館の館長であり、様々な逸話を持つ生ける伝説と呼ばれる男である。
その実力は作中において最強と目されており、東洋プロレス(漫画ではFAW)のグレート巽と並んで格闘技界の二大巨頭として君臨する。

三度の飯より喧嘩が好きで、若い頃は世界中を放浪してあちこちで道場破りの様なことをしていた。
館長という社会的な立場を得た後でも、荒事の種を求めて夜の繁華街をうろついたりする。
記者の質問に対し、「強さ」とは「己の意を通す力」「ワガママを貫く力」であると主張するなど、格闘技への思想も極めてシンプル。
外見通りに骨太で堂々とした生き方をしているが、人間として善良かどうかは微妙である。
詳しい経緯や過去は明らかにされていないが、「他人からみて明らかに不幸・もしくは壮絶」であるらしい(夢枕氏・板垣氏共通の見解)。

原作や漫画版ではその人間離れした身体能力が繰り返し表現されており、他の格闘家とは一線を画す。
……等々、一人だけ別の漫画にいるかの様な超人っぷりである。
原作で彼とほぼ互角に戦えたのは、かつてプロレス王と呼ばれた力王山のみである。
象山の肉体は今なお成長期であるらしいので、その頃よりも強くなっているのだろうか。

モデルは極真館館長・大山倍達氏。
夢枕氏の作品には数多くの大山氏リスペクトキャラが登場し、その全てが松尾象山並の無茶苦茶な強さを誇っている。


『餓狼伝 Breakblow』シリーズでは

ゲームバランスを考慮してか、原作ほどに超越的な性能を持ってはいない(そういう役目はゲスト出演のこの男に任されている)。
それでも全ステータスが高く、ゲーム中ではトップレベルの性能を誇る。
敵のパンチに自分の拳をぶつけ、一方的に崩すことの出来る「拳砕き」が特徴的である。
声優は『美味しんぼ』の海原雄山や劇場版『北斗の拳』のジャギ等でお馴染みの 大塚周夫 氏。


MUGENにおける松尾象山

ですからー氏製作のキャラクターが存在。『KOF XIII』におけるタクマ・サカザキのグラフィックを改変している。
元々向こうが松尾象山か愚地独歩に似せたとしか思えないが
また、後の更新でニュートラルポーズがタクマ準拠の猫足立ちから、より象山らしい上記gif画像の仁王立ちに変更されている。
+ 旧ニュートラル
    

ボイスは『餓狼伝 Breakblow ~』から。
重量級の空手家としての重々しい挙動を持ち、強力かつ原作再現な打撃・当身技が揃っている。
ただし動作に隙が多く、相手にとっては反撃の狙い目となる。
またゲージ効率もあまり高くないため、狙いどころをきっちり定めないとゲージの無駄遣いになってしまうので注意。
総じて上級者向けだが、必殺技が決まった時の爽快感は抜群なので、新たなプレイキャラを探している人は一度触ってみて損は無いはず。
他にも特徴として、残り体力によって耐えられる攻撃の数が変化するアーマーや、
ブレイカーズ』のシステムである我慢補正が搭載されている。

AIもデフォルトで搭載されており、殆どガードせず悠然と足を進め攻撃を当てるという、いかにも「らしい」戦い方を見せてくれる。
出身原作が同じ同氏製工藤健介(工藤は北辰館の門下生である)とタッグをクマせても……ではなく組ませてもいいだろう。
またconfigでアーマーの強さを調節することができる。
常時アーマー状態なら凶中位~上位レベルになり、勇次郎クラスに真っ向から勝負ができる。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み


最終更新:2023年06月22日 11:42