サーバル(けものフレンズ)


「へーき、へーき!フレンズによって得意な事違うから!」

「けものフレンズプロジェクト」、及びその関連メディアミックス作品に登場する、
サーバルキャットを擬人化したキャラクター(アニマルガール、フレンズ)。
サー ルタイガーとは違うぞ(サーベルタイガーのフレンズも別に存在する)。

がいよー!

「けものフレンズプロジェクト」について

吉崎観音氏のイラストと世界観を使った知的財産権を創出する事を目的に立ち上げられたプロジェクト。
世界中の動物を種類を問わず(絶滅種やUMA、伝説や神話上の動物とかケロン人を含む)擬人化し、
そのキャラクターを使った各種メディアミックス作品として発表される。
原作は動物である、というスタンスをとっており、各種メディアミックス作品のいずれかが原作というわけではない
(プロジェクト名は企画・原案としてクレジットされる事が多い)。
ガイドラインに沿った活動の範囲であれば二次創作OK(年齢制限を含むものも「住み分けすれば」可)。
また、動物への寄与もプロジェクトの目標となっており、休業中の動物園への寄付なども行っており、
公式ツイッターは動物に関するニュースも取り上げている。

未知の物質「サンドスター」の影響によってヒトのカタチを得てフレンズ(アニマルガール)となった動物達が多数暮らす、
超巨大総合動物園「ジャパリパーク」が主な舞台となる。

アプリゲーム版は2015年3月から配信していたが、2016年12月にサービス終了。
漫画版は「けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-」のタイトルで
『月刊少年エース』にて2015年7月号から2017年3月号まで連載されていた。
アニメ版は2017年1月から同年3月までの所謂「冬クール」の期間中、全12話が放映された。
この内、「けものフレンズプロジェクト」とサーバルの名を一躍世に知らしめたのは、アニメ版『けものフレンズ』である。

+ テレビアニメ「けものフレンズ」について
「けものフレンズプロジェクト」のメディアミックス作品の一つとしてアニメーション製作会社「ヤオヨロズ」が製作した。
記憶喪失の謎の少女「かばん(鞄を持っていた事から、サーバルが命名)」とサーバル、
何故かフレンズ達とは会話をしようとしないパークガイドロボットのラッキービーストが、
かばんちゃんのルーツを探して超巨大総合動物園「ジャパリパーク」を旅するどこかほのぼのとした冒険譚である。
各話にその回のゲストキャラクターとなる動物の解説パートが入るのが特徴。

第1話放映前や放映時は「けものを名乗っているのに拭い切れないコスプレ感」
「メディアミックス作品なのに、アプリ版が既にサービス終了している」「低予算のCGアニメ」
「メインキャラクターのサーバルが棒演技気味(ウヒヒヒ、アーハーなど)」など評価は低かった。
アプリ版プレイヤーからも「ゲーム版とは大分印象の違うキャラデザ」
「大人の事情で声優総入れ替えで無名の新人ばかり(ただし、役は違うが何名か続投したりしている)」など、酷評であった。
また、同クール放映の他アニメは有名な(かつ作画などに定評がある)アニメ製作所が製作した作品、人気のある原作付き作品、
一期が好評だった為二期が製作されたもの等がひしめき合う大激戦区であり、
1話放映直後は「ネタにもならずそのまま消えていくアニメ」程度の評判であった。
が、冒頭のサーバルの台詞(よく「きみは○○が得意なフレンズなんだね!」と勘違いor改変される)や、
OPテーマ「ようこそジャパリパークへ」の歌詞「けものはいても、のけものはいない 本当の愛はここにある」などに代表されるような、
「やさしい世界」と称される作風や、「わーい!たーのしー!」という台詞がよく似合う癒しの雰囲気などから、
「観ているとIQが溶ける」と徐々に人気を得ていった。
動物の習性や仕草、生態などを上手く取り込んだ個性豊かなキャラクター達に魅入られた人も多かった。

一方で朽ちた机や椅子、錆びた鉄柱やバス、崩れかけたゲート、
崩壊した道路など動物園(パーク)なのに整備されている様子がない人工物の数々が所々描写されており、
サーバルら多くのフレンズがそれらを人工物や道具として認識していない事、
2話から始まったEDテーマ「ぼくのフレンド」が明るい曲調のOPとは対照的に、
「廃墟となった遊園地などのモノクロ映像をバックに卒業をテーマとしたどこか物悲しい曲調のもの」である事などから、
視聴者の間で「人類どこいった」「人類が滅亡した世界なんじゃ…」「もしかして文明崩壊してないか?」窓割れてね?と様々な憶測が流れるようになり、
遂には4話で迷路のアトラクションらしき場所を貴重な遺跡と呼称し、
かばんに対してあいつ絶滅していなかったんだななどと呟くフレンズが登場した事によって、
「一見するとほのぼのとした物語だが、実は人類滅亡後が舞台のダークなものなのでは」「そういえば、ゲーム版とデザインや声が違う事も、
アプリ版が終了してから世代交代していると考えられる」と話題騒然となり、ネット上で人気が爆発。
ニュース番組や新聞でもネットで今話題として取り上げられる等一大ブームを巻き起こす事になる。

全12話放映終了後も、存在しない13話のエア実況を難民化したファンがやっていたら、
監督が趣味で作ったという「 12.1話 ばすてき 」がネットにアップされて難民が狂喜乱舞する、
NHKが「昨今のけ○フレ難民急増の重大性に鑑み(原文ママ)」て動物番組のサーバル回を再放送する、
主題歌「ようこそジャパリパークへ」がダウンロード数10万を超えたためゴールデンディスク認定、
放映後に発売されたキャラソンアルバムと劇中BGMのサントラアルバムが同一アニメ作品で史上初アルバムでのオリコン1、2位を獲得など、
現在進行形で伝説を残していた。

なお、当初は低評価だった1話だが、物語の後半、特に11話・12話に向けた伏線が多く、非常に作りこまれた作品である事が認知されている。
ニコニコでは1話のみ無料、2話以降有料配信だったのだが、「現実で動物園に行くより安い」などの理由でファンが購入しているために、
有料配信とは思えない再生数を誇る。むろん、無料の1話は魔境と化した
裏設定考察班のいくらかは『ヘボット!』の考察に移ったが、けもフレとは違う意味で脳が溶けるアニメで大量に脱落したとか。
また、ニコニコ公式はブームにいち早く乗っかり、サーバルキャット7時間生放送やサーバルちゃんによる時報などのコラボを行った

+ 「原作(現実)」のサーバルキャットについて
食肉目ネコ科の動物で、主にサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息。
ヒョウ柄でスレンダーな体から細く長い足が伸びており、顔は小さく、ファッションモデルのような体型。シッポは虎縞模様。
顔には大きな耳がついており、聴力が非常に良く超音波の聞き分けも可能。
体長は67~100センチ、重さは8~18キロと、ネコ科の中では中型。
ジャンプ力にも優れていて、発達した後ろ脚を使って地面から2メートルの高さまでジャンプし、飛び立つ鳥を捕らえる事ができる。
主な餌はネズミや小鳥、蛇などの小動物。小型のガゼルも襲うらしい。
夜行性で、縄張りを持つのは雄のみ(ただし、厳格ではない)。雌は雄の縄張りを自由に行き来するらしい。
ペットとして日本でも飼育可能だが、一匹100万円以上する上に各都道府県知事の許可が必要。
飼えなくなった時は、場合によっては飼い主が責任を持って殺処分する事などの条件を満たす必要がある。
ちなみにサーバルを飼っている著名人として格闘家のボブ・サップがいる。文字通り美女とy(ry
また、イエネコと交配した「サバンナキャット」という品種もあり、サーバルより小さいが猫より一回りでかい。ジャスティン・ビーバー氏が飼っている。
有志が作った「ダーウィンが来た!」の再現MAD
ナショジオおにいさんによる解説

某アライグマ同様、アニメの影響で一躍有名になったサーバルだが、
日本では香川を除いた四国三県や北海道など一部の動物園でしか飼育されておらず、実物を見に行こうとしたらそちらへ赴く必要がある。
上記の「現実で動物園に行くより安い」という発言の理由はこれ。

なお、生息地域ではを襲うという迷信及び美しい毛皮を狙った乱獲の被害に遭っている。
この毛皮の人気については1969年に刊行された学研の図鑑『原色現代科学大事典5 動物2』で
(サーバルの)「毛皮は原住民の酋長の肩掛けにされる」と妙に具体的な利用法が書かれていたほど。

わたしはサーバルキャットのサーバル!



「狩りごっこだね!負けないんだから!」


 アプリ版の声優は 野中藍 氏、アニメ版及び舞台版以降は尾崎由香氏に変更されたが、
 野中氏はアニメ版でヤギきりんのフレンズを演じている。
 プロジェクトの性質上、作品によって性格がまるで違うフレンズも存在するが、
 サーバルはどの作品でもメインキャラクターとして扱われており、
 「天真爛漫で楽しい事が大好きな元気娘、高い身体能力を持つがおっちょこちょい」
 なのはほぼ共通している。

なお、同じネコ科でもヒョウなどメジャーどころを差し置いて「サーバル」というマニアックな動物がメインに選ばれた理由は、
吉崎先生が動物園で見て「きれいな動物だなと印象深かったため」だと本人のツイッターで説明があったが、この説明がされる前に、
「『モロー博士の島』の77年度版映画版(原作小説にはでてこない)にサーバルが出てきたので、これのオマージュでは?」
という説がネット上で出ていた事があった。
(上記のツイッターも正確には「『けものフレンズ』自体が『モロー博士の島』のオマージュなのかな?」という疑問に「違うよ」という回答)。

こちらではMUGENちほーに生息入りしているアニメ版について主に記述する。
天真爛漫で純粋無垢な性格。非常に心優しいフレンズで、基本的にはまず相手のいい所を探して肯定してくれる。
好奇心旺盛で何事にも「なにそれなにそれー!?」「たのしそー!」と興味を示す。掛け声はネコ科らしく?「みゃ!」。
「みゃみゃみゃみゃ」と連続して発声したり、「みゃー!」と延ばしたり、「うみゃみゃみゃ!」などバリエーション豊か。
アプリ版や漫画版と比べて特に「動物的」な言動が多く、手で物を握る・掴むという事をあまりせず、
箱を開けようとしてあるいはジャパリバスを運転しようとしてハンドルに猫パンチを繰り出していた
(ただし、かばんや他のフレンズの真似をする事で上手に握ったり掴んだりしている)。
水を飲む場合もかばんが手で掬って飲むのに対し、直接口を付けて飲む。
また、かばんが文字を読んだ時は、文字という概念を理解していなかったようで「いきなり何言い出すの!?」と驚いていた。と寒さは苦手。
よく、招き猫のようなポーズをする(公式呼称「招き猫ぐー」といい、ネコ科フレンズ共通の挨拶らしい)。
ヒトの耳とネコ耳を両方持つ「四つ耳」だが、少なくともネコ耳の方は飾りではない*1
動物のサーバルが鋭い聴力を持つ事を反映してか僅かな物音にも反応したり、
怪音波の域に達しているトキの歌声を聴いて失神しかけたりしている。
トラブルメーカーという設定を反映しているのか、劇中でも災難、特にダメージ描写が多く、
  • ジャングルを歩いていたら植物の蔓に絡まって吊られる
  • ロープウェイのロープを伝って山登りを試みるが、途中で落下
  • 崖をよじ登って登山をするが、掴まっていた植物の蔓が剥がれてしまい、そのまま落下(本人曰く「一番下まで落ちた」)
  • 「とまれー!うごけー!」でジャパリバス発進、正面衝突してはねられる
  • さばくちほーで動かなくなったジャパリバスを押している最中に、砂嵐に吹き飛ばされたスナネコの頭と自分の頭がぶつかる
  • オグロプレーリードッグが掘りまくった穴に脚をとられてコケる
  • じゃぱりとしょかんへ着いた時、高速で飛行してきたコノハ博士ことアフリカオオコノハズクにぶつかって「うぎゃー!」
  • ゆきやまちほーにて「晴れてるからへーき!」とルートを外れて散策した結果、吹雪に見舞われて凍える
  • ↑の後、どうにか助かるも、暖かい温泉に飛び込もうとしてジャンプのし過ぎで冷水ダイブ
などに見舞われているが、体が頑丈らしく、傷一つ負わない。
身体能力は高く、ジャパリバスの車体部分を持ち上げて連続ジャンプするなど驚異的
(漫画版では1キロ34秒くらい、岩山アスレチックを58秒で往復、300キロの岩を16メートル投げるなど凄まじい運動能力を発揮しているが、
 これでも「フレンズとしては標準」なんだとか)。
他に「フレンズのワザ」として手を発光させながら放つ爪による攻撃が可能。
アプリ版では「烈風のサバンナクロー」というかっこいいスキル名がついていた。
一方でトラブルメーカーという割にはサーバル自身が騒動の発端となったのは、
5話でビーバーが集めた木材に追突して(前述の猫パンチ運転の結果)台無しにしてしまったのと、
9話のゆきやま遭難、10話でのじゃぱりまん盗み食いくらいである。
が、どうもドジなトラブルメーカーとして有名なようで、
さばんなちほーでは本人曰く「私だって「ドジー」とか「全然よわいー」とかよく言われるも(ん)!」他、隣のじゃんぐるちほーのフォッサや、
遠く離れたさばくちほーのスナネコもドジなトラブルメーカーと知っていた。
また公式で明言されている設定というわけではないが、嘘をつく時に視線が左下に泳ぐ癖があると考察されている(10話で特に顕著)。
この考察に従うと1話終盤でも何らかの嘘をついていたという事になるのだが、その辺は各自考察や妄想の余地があるだろう。
なお、よくバカキャラ扱いされるが、パークの地図を「今いる場所と各ちほーの場所が分かるもの」と初見で理解しており、
理解力そのものは結構高い。何故か事情通なツチノコやアメリカオオコハズク(博士)&ワシミミズク(助手)など頭のいいフレンズの存在や、
「わかんないや!」などの台詞、何より相方であるかばんが叡智担当のため、
どうしても相対的にバカっぽく見えてしまうのは仕方ないのかもしれない。

さばんなちほーの自分の縄張り*2の木の上でお昼寝をしていた所、縄張りに何者かが入ってきた為、ジャンプで接近。
驚いた相手が走って逃げだした為、「狩りごっこ」がしたいのだと思い、追いかけ回した末に掴まえる事に成功。

少女「た、食べないでください!」
サーバル「食べないよ!」

自分が何者か、どこが縄張りなのか分からない様子の少女を(鞄を持っていたために)「かばんちゃん」と名付け、
図書館に行けば分かるかもしれないと「さばーんながーいどー!」を始めた。
途中逃げたり隠れたりするのに便利とキノヴォリ木登りを教え、弱気になったかばんを励ましたり、
フレンズを襲う危険な謎の存在「セルリアン」を撃退したりしつつ、
さばんなちほーとじゃんぐるちほーの境目で一度は別れたが、「やっぱり気になったから」という理由でかばんの旅に同行。
その後ラッキービーストを加えた三人はジャパリパークの各ちほー(地方)を巡って、
時には出会ったフレンズ達が抱える問題を解決したり、騒動を巻き起こしたり、「パークの危機」に直面したりしつつ、
色んなちほーのフレンズ達と友情を深めていった。

旅の最中、徐々にその能力を明らかにしていくかばんを強く信頼するようになり、彼女に意見を聞いて頼る事も場面も多々。
かばんもまた自分を助けてくれたサーバルを強く信頼しており、お互いに強いきずなで結ばれるようになる。

ラッキービーストの事は他多数のフレンズ同様「ボス」と呼び、ラッキービーストがかばんに話しかけるまで喋れるとは思っておらず
(ラッキービーストがまったく言葉を発さなかったため)、始めて声を聞いた時はとても驚いていた。
度々フリーズしてしまうラッキービーストに「ボスゥ、またぁ?」と呆れる事もあったが、基本的にはとても信頼している。

アプリ版のサーバルも過去の映像という形でアニメに登場。この映像をみたサーバルは何故か泣いていた
(本人曰く理由は「早起きしたからかなぁ」*3

また、サーバル人気に伴い、サーバルの解説をした「たまどうぶつこうえん しんざきおにいさん」も、
「若干ゃ草」「ジャンプ力ぅ…ですかねぇ…」「1m2m余裕でジャンプしてくれますねといった独特の口調により*4人気を博した。

この他、アニメ版サーバルを演じた尾崎由香氏はサーバル名義で、
アライグマ、フェネックと共に「どうぶつビスケッツ」というユニットを組んでおり、
同じくペンギンのアイドルグループ「PPP(ペパプ、Penguins Performance Projectの略)」と一緒に
主題歌「ようこそジャパリパークへ」を歌っている。
また、舞台版でもサーバル役をリアルで演じており、「アニメのサーバルそのまんま」と好評。

作品外での活躍

大ブームの立役者だけあって、ネタ関連も非常に豊富。
サーバルとかばんのコンビは「さばんなコンビ」として最早鉄板。
腰に手を当て、上半身を左右に揺らす謎ダンス「サーバルメトロノーム」(距離をはかっている、準備運動など諸説アリ)、
何とも言えない表情をした「例の顔」「現代のモナリザ」(上記画像参照)、
キノヴォリをしている姿がセミっぽかった事から派生した謎生物「ミャンミャンゼミ」、
泣いた理由が「早起きしたから」だった事から派生した「全米が泣いた」のけもフレ版「全米が早起き」
等々。舌っ足らずな喋り方のせいで「キノヴォリ(木登り)」「へし、ひし(石)」といった空耳も完備。
ニコニコ大百科のけものフレンズ関連 は記事が非常に充実しているので興味がある方は是非一読してみる事をお勧めする。
後に神格化され「みんみー教」なる宗教が誕生した。
StudioS製作の2D同人格ゲー「けもフレふぁいと!」でも当然登場。
空中攻撃やめくりが強めでバッタ戦法を得意とするキャラクターとなっている。

+ 派生サーバル
  • お買いものサーバル
秋葉原にて期間限定で開催されていた「けもフレショップ」で初登場。
ジャパリパークのロゴが入ったポーチや大量の紙袋を持った、お買い物中らしきサーバル。
限定グッズ系のイベントなどで見られる他、後にアクリルキーホルダー化した。

  • サーバルメイド
コラボカフェにて登場した、メイド服を着たサーバル。
白黒メイド服の「ヒトVer」と、サーバルキャットの体色を模したメイド服の「アニマルVer」が存在。

  • アスリートサーバル
JRAとのコラボ「ウマのフレンズ」にて登場した、アスリート風のサーバル。
陸上ユニフォームを着用。

  • シーサーバル
沖縄限定のグッズとして登場した、シーサー風サーバル。
アプリ版にて登場済みのシーサーのフレンズと似た格好をしており、ライト(青)とレフティ(赤)の二種類がある。
後にアプリ『けものフレンズ3』にてアップデートにより追加されたシーサーバル道場にて道場主を務めるようになった。
サーバルそっくりなためにドールを驚かせたが、あくまで別人である。
2013年頃に吉崎氏がtwitterで「こんなの作りたい」と擬人化したシーサーの少女の絵を上げており、これが後の構想に繋がったのかもしれない。

+ エクストラ版?
『けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック』3巻にて初登場した、「エクストラ版」と称されるサーバル。
同じくサーバルキャットから生まれたフレンズらしいのだが、
服の細部のデザインや耳の向き、模様、顔付きが大人っぽくなっている等これまでのサーバルとはだいぶ異なる印象をしている。
「アプリ版サーバルが成長した姿」、「別エリアで生まれた同族」など諸説あるが、詳細は不明。
なお、速攻で「例の顔」でコラされたのは言うまでもない


「ねぇ、かばんちゃんを返して!返してよ!
 怖がりだけど優しくて、困ってる子のために色んな事考えて、
 頑張り屋で……まだ、お話する事も……一緒に行きたい所も……
 うぅぅっ、返してよぉ!」

(以上、ニコニコ大百科、Pixiv百科事典、Wikipediaより抜粋、一部改変)


二次創作などでは

ニコニコ動画では本項にもある「みんみ顔」を用いたBB素材で増殖したりや太陽になったりとキャラ崩壊が多く、
静画でも様々なキャラが「みんみ顔」になってるイラストやコラ画像が投稿されている。
MUGENでオリジナルのステージを公開しているあぶぶ氏も、嫌な顔をしながら図書館へ案内するサーバルや、
耳をキャストオフしたサーバルのイラストも投稿している。
また、あぶぶ氏が手掛けた漫画『じごくちほー』や『アライさんマンション』には、
白くて巨大なサーバルの首から更に小さなサーバルの頭が複数生えた「白痴の王」なるキャラクターが登場。
後者ではサーバルに似た姿の少女達も登場するが、サーバルとの関連性は不明で、一部の個体は元人間と思しき描写もある。

StudioSが製作した二次創作格闘ゲーム『けもフレふぁいと!』にも初期から参戦。
本作では格闘ゲームのパロディが多く、サーバルは『MVC』シリーズのウルヴァリンに似た技を使う。
この動き…トキ!?


ここはMUGENちほー、わたしはMUGENキャラのサーバル!

道端おにーさん氏とこぜにおにーさん氏によってMUGENちほーでもその生息が確認された。つくったー!?
勝てば「すっごーい!」負ければ「ドジー」とか「ゼンゼンヨワイー」などのコメントが流れる。

+ 道端氏製作 サーバル
  • 道端氏製作 サーバル
schwarz氏製作のMMDモデルを使用して製作されており、
かばんとラッキービーストをストライカーとして呼び出す。
かばんは紙飛行機を投げて援護。紙飛行機に被撃判定があり、
相手(特にAI)の攻撃方向や距離判定を狂わせる。
ラッキービーストはジャパリバス(ちょむP氏製作のMMD使用)での突貫攻撃。
初撃をガードされるとそのまま走り去ってしまうが、
ヒット時はそのまま多段ヒットでダメージを与えた後、相手を上空に打ち上げる。
打ち上げた相手は超必投げ「わーい!すっごーい!たーのしー!」や空中攻撃が繋がるため、更なるダメージが期待できる。
ブリスにも対応しているが、どうやらミッドナイトブリスには、サンドスターの効果を消失させるチカラがあるらしい。
むしろ動物やられなんじゃ…。
Air氏による外部AIが公開されていたが、現在は入手不可。

+ こぜに氏製作 KEMONOフレンズ
  • こぜに氏製作 KEMONOフレンズ
ディスプレイネームは「KEMONO Friends」。
アニメの切り抜きや、ページ冒頭の吉崎観音氏のデザイン画等を用いて製作されている。
実はサーバルちゃんではなく、「自分をサーバルちゃんだと思い込んでいる一般マヌルネコ」であるらしい。
同作者のありがとウサギの改変で、突然ゴロゴロと転がって大爆発したかと思えば、
首から下がブロリー化して大ダメージを与えるわ、カバンちゃんのコスプレをしたあいさつ坊や、ラッキーびースト、アルパカをぶん投げるわで非常にカオス。

+ 湊丸氏製作 ジャパリバス
  • 湊丸氏製作 ジャパリバス
湊丸氏(旧名:2580shota氏)によってサーバルが運転するジャパリバスがMUGENちほーで走り回っている。
氏のMUGEN引退に伴い公開を終了していたが、現在はコン氏によって代理公開されている。最終更新日は2017年4月8日。
こちらは一撃系キャラとなっており、相手に当たれば倒せるが、外せば自滅というキャラとなっている。
ちなみに公開当初は「けものフレンズのバス」が正式名称だったが、更新で改名された。


MUGENキャラ以外でも、カサイ氏やタピオン氏製作のステージ背景に出演している。
カサイ氏製作「ジャパリパーク入口」

出場大会

プレイヤー操作

アルで昇華 (part225)


「ずっとずっとついていくよ、かばんちゃん!」


*1
爬虫類や両生類、鳥類といった「耳(外耳)を持たない」動物も同一のフォーマットでデザインするため、という理由があったりする。
例えば、蛇は頭を模したフードで表現され、鰓を持つサンショウウオは頭に鰓がついている。
鳥は「手が翼だと生活が不便だろう」という理由でなぜか背中ではなく頭に翼がついているのだが、
アニメの第一話でサーバルはかばんちゃんが鳥のフレンズかどうかを確かめるために背中に手を回していた
(よしざきおにいさんはコメントで「ここ逆だね」と指摘しており、製作上のミスか、サーバルの勘違いの可能性が高い)。
コウモリは頭にコウモリの耳、背中に羽根といった具合。
他、「近縁種は似た服装(ネコ科はスカートが多く、ジャガーやスナネコもサーバルに近い服装と髪型をしている等)」
「絶滅種は目にハイライトがない」「角や牙などを模した武器を持っている場合がある」等、
元動物が分かり易いよう工夫を凝らしたデザインとなっている。
アプリ版では玄武ヤマタノオロチといった実在しない動物(幻獣・UMA)のフレンズも登場、
人が生み出した存在だからか他のフレンズ達に比べて生活感や言動に人間味を感じさせる。
これはアニメ版のツチノコも同様で、遺跡や通貨などの人工物に詳しかった。

*2
前述の通り、サーバルキャット(現実)で縄張りを持つのは雄のみであるため、
さばんなちほーに縄張りを持っているアニメ版サーバルは元雄の可能性が高い。
最も、サンドスターによるフレンズ化は必ず少女化するのが特徴であり、
ライオン(鬣)やヘラジカ(巨大な角)なども雄の特徴を持ったままフレンズ化している。
アプリ版ではコラボイベントにおいては『攻殻機動隊』のタチコマのような機械でさえフレンズ化し、
ハロウィンイベントではカボチャのフレンズ化も発表されている。
この他にも第二話にモブとして登場した孔雀、アプリ版のやシロクジャクにも、本来は雄にしかないはずの派手な尾羽が付いている。
お陰でコウテイことコウテイペンギンは「巨乳」「ムチムチボディ」「ハイレグ衣装にニーソ」「メカクレ(片目)
「極寒の中、3カ月間ほぼ絶食状態で卵を温めるマゾ」に加えて「元雄(卵を温めるのは雄の役割であるため)」「自称神」と、属性過多な状態に

公式のメディアでは鳥類・哺乳類・爬虫類以外の動物(魚介類プランクトンなど)のフレンズは確認されていないが
(人面魚のフレンズはツチノコと同じUMA枠)、
海外では「虫のフレンズまだ出てこんのかな?」「もしハエとかゴキブリ(のフレンズ)が出てきたらこのアニメ切ろう」
「人類はほぼ確定だとして虫も絶滅したのかな?」など虫に関するコメントや考察が多く、
ニコニコ静画でも「カブトムシの角や蝉の声など雄にしかない身体的特徴や習性がフレンズ化したらどうなるのか」といったイメージイラストが描かれ、
別作品のフレンズ的なキャラ共演するイラストも投稿されている(雄を含むと蝙蝠クズリなどアメコミ率が高い)。
第一話のナメクジ?見りゃわかるだろ、シマウマだよ!

*3
アニメでは「早起きしたから」以外の理由は特に語られなかったが、
いくつかの説が考察されている。
+ サーバルは何故泣いたのか? ネタバレ含む考察
フレンズには代替わりがある事が示唆されており、
先代(アプリ版)サーバルやミライさんに会った事があり、その時に何らかの出来事があった可能性はある。
また、タイリクオオカミの「フレンズそっくりに擬態し、本人も自分はフレンズだと思い込んでいるセルリアン」の話は、
アプリ版に登場したサーバルが持つ「ある力」を奪ったセルリアンなサーバル、「セーバル」の事であり、
アニメ版サーバルは何らかの事情で自分をサーバルだと思い込んでいるセーバルである可能性もある。
『2』でも主演で続投したが、かばんと一緒に旅立ったはずなのに何故かパークに居る事、再開した際にはまるで初対面のように振舞う、
事あるごとに「すごーい!」を連発、前作と顔が違うなど代替わりしているような描写が見受けられた。

*4
よく「ジャンプ力ぅ…ですかねぇ…(唐突)(または(曖昧))」「ジャンプしてくれます(信頼)」など()付きで茶化されるが、
唐突に「ジャンプ力ぅ…~」と言い出したのはインタビュアーから「サーバルの魅力は?」と質問を受けた上での言葉(答え)で、
その質問がアニメ放映時にはカットされているからである。
また、多摩動物園では空中に吊るした餌をサーバルにジャンプさせて取らせるショー的なものを行っており(当然、しんざきおにいさんが担当)、
そこから「ジャンプしてくれます」という言葉になったものと思われる。
因みにこのしんざきおにいさん、アプリ版のプレイヤーであり、アニメも視聴していたとの製作。
衝撃的な展開が描かれた11話ではコメントなどで「しんざきおにいさんたすけて」などの助けを求める声があった事もご存じだったようで、
インタビューには「頼っていただけるのはありがたいんですが、自分じゃどうにもできないというか…」と答えるなど、奥床しい方である。

なお、「若干ゃ草」はニコニコのけもフレ関連動画では「草」「大草原」などと同じ意味で使われている(派生として「若干草」、「JAXA」なども)。


最終更新:2021年12月12日 09:24