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【交わりしは・・・】・・・断ち切った迷い・・・」(2007/04/02 (月) 00:57:10) の最新版変更点

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運命。 神のみぞ知る道。 【交わりしは・・・】 どうして?何で貴方なの? 貴方でなければいけなかったの? 「はぁぁあぁぁっ!」 迷いを振り払うかのように、私は剣を振るう。 ただただ、目の前の怨霊に立ち向かっていく。 「・・・神子」「望美」 リズ先生と九郎さんの声にも気付かない振りをした。 今は何も話したくない。 「よしっ!次行こっか」 「神子、剣先が乱れている。何かあったのではないか?」 わざと明るく振る舞ったけれど。 さすがリズ先生。誤魔化せないな。 先生はきっと気付いてる。 だけど・・・・言いたくない。 「そんなことないですよ?ちょっと疲れてるだけです」 笑顔を無理やり作った。 「おい。先生に対して、その態度はないだろう」 九郎さんが私を嗜める。 いつもだったら、素直に謝る余裕だってあるけど。 今は。そんな一言で余裕をなくす。 「・・・からないくせに。私がどんな気持ちでいるかなんて分からないくせに!」 悔しくて。涙がこぼれた。 「九郎。下がりなさい」 「っ・・・でも!」 「いいから下がりなさい」 「はい・・・申し訳ありません」 九郎さんは、まるで叱られた子犬のように落ち込んでいる。 九郎さんが悪いんじゃないって分かってる。 だけど。一度溢れ出した感情は止まらない。 九郎さんが見えなくなるくらいまで遠ざかってから、先生は言った。 「神子。お前の思う通りにしなさい」 「だけど、先生!私は源氏の神子で、あの人は・・・・っ」 「そんなものに阻まれる程度なのか?お前の覚悟は」 違う。そんな生半可な気持ちじゃない。 剣を交えたとき。 あの人の異様な殺気、緊張感に魅せられてしまった。 あの人と同じ世界を見たい。 「いいえ。私はあの人と同じ世界を見たい、です」 すっと顔をあげて。先生の目をまっすぐ見て。そう告げた。 「そうか」 先生は静かに答えた。 言ってしまえば、何てことはないような気がする。 今まで口に出せなかったのは、私の迷い。 それを先生が断ち切ってくださった。 「ありがとうございます、先生」 「礼をいう必要などない。私に出来るのはここまでだ。  さぁ、行きなさい。神子」 もう、迷わない。 この先にどんな困難が待ちうけていたとしても。 これが私の運命。 待っててね、知盛・・・! ---- 知望のつもり。が、こんなオチにorz なとなーく知盛さんの存在を感じ取っていただければ、と(ヲイ) 何かありましたら、以下からどうぞ。 #comment

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