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【ただの私】・・・本当の想い・・・」(2007/10/22 (月) 23:26:07) の最新版変更点

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*【ただの私】 ただ・・・・ただ、今は何も考えたくないの。 龍神の神子って何?・・・私は、誰? 「おやすみ、あかねちゃん」 「じゃあな。あかね」 そう言って、詩紋くんと天真くんが自室へと戻っていく。 「うん!おやすみ、二人とも」 笑顔で手まで振ってみた。・・・ちゃんと笑えてたかな? 今日もいつものように、怨霊を退治して、札を集めて・・・。 怨霊たちの苦痛に歪んだ顔を、悲痛な叫びを・・・忘れることはないだろう。 「今日も疲れた・・・なぁ・・・」 ぼそっと呟いた。 誰にも吐いたことのない弱音。 誰も聞いてるはずがないと。・・・思っていたのに。 「どうしたんだい?神子殿らしくないね」 ・・・え?どうして・・・友雅さんの声が?? っていうか!聞かれた!? 「と、友雅さん?どこにい・・・」 私の問いは全部は言葉にならなかった。 友雅さんの香が強くなったと思った瞬間。 後ろから。力強い腕に抱きしめられていた。 「こんなに華奢な体で。頑張っていたんだね・・・」 ちょうど肩のあたりに顔があって、いつになく真剣な声が耳元に囁かれる。 「ちょ・・・離してください!」 思わず体を預けてしまいそうになる優しい腕の中で。 必死で自分を保とうとした。 ・・・・弱いところなんて見せたくないから。 だけど。 「・・・離さない。だって、君は本当は誰かに寄りかかりたいのだろう?  その相手が私じゃ不満かな?」 もう何も言えなかった。 涙だけが頬を伝う。 今だけは。ただの私でいていいですか? ---- 個人的にはけっこう好きな話です(自分で言うな) 後ろから抱きしめられるなら、友雅さんがいい!と思ったのです。 いいよね!30代! 何かありましたら、以下からどうぞ。 #comment
***【ただの私】 ただ・・・・ただ、今は何も考えたくないの。 龍神の神子って何?・・・私は、誰? 「おやすみ、あかねちゃん」 「じゃあな。あかね」 そう言って、詩紋くんと天真くんが自室へと戻っていく。 「うん!おやすみ、二人とも」 笑顔で手まで振ってみた。・・・ちゃんと笑えてたかな? 今日もいつものように、怨霊を退治して、札を集めて・・・。 怨霊たちの苦痛に歪んだ顔を、悲痛な叫びを・・・忘れることはないだろう。 「今日も疲れた・・・なぁ・・・」 ぼそっと呟いた。 誰にも吐いたことのない弱音。 誰も聞いてるはずがないと。・・・思っていたのに。 「どうしたんだい?神子殿らしくないね」 ・・・え?どうして・・・友雅さんの声が?? っていうか!聞かれた!? 「と、友雅さん?どこにい・・・」 私の問いは全部は言葉にならなかった。 友雅さんの香が強くなったと思った瞬間。 後ろから。力強い腕に抱きしめられていた。 「こんなに華奢な体で。頑張っていたんだね・・・」 ちょうど肩のあたりに顔があって、いつになく真剣な声が耳元に囁かれる。 「ちょ・・・離してください!」 思わず体を預けてしまいそうになる優しい腕の中で。 必死で自分を保とうとした。 ・・・・弱いところなんて見せたくないから。 だけど。 「・・・離さない。だって、君は本当は誰かに寄りかかりたいのだろう?  その相手が私じゃ不満かな?」 もう何も言えなかった。 涙だけが頬を伝う。 今だけは。ただの私でいていいですか? ---- 個人的にはけっこう好きな話です(自分で言うな) 後ろから抱きしめられるなら、友雅さんがいい!と思ったのです。 いいよね!30代! 何かありましたら、以下からどうぞ。 #comment

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