「2.嫉妬」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

2.嫉妬」(2007/05/12 (土) 11:04:27) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 中二になって、皆がスカートを折り始め、第二ボタンを開け始める。    でも私はそんな事はしない。したくてもできないのだから。  できる人は限られている。自分に自信がある人。  友達の横顔や動作を見て思う。みんなかわいい。    そして思う。やっぱり皆と私は違う。  ふと、私は何のために生まれてきたのだろう、と思う。  友達にふざけて蹴られてできた青たんを見ながら思う。  私は生きていて、この世界に干渉しているのだなと。  そして、恐ろしいほどに死にたくなる。  私は暴力をふらない。傷つけられるのは私だけで十分だ。  もう疲れた、と言って死にたい。  しかし、それをおしとどめる感情もある。  このままむなしく、さびしく、死んでいっていいのかと。  私の心はもうどこかへ置いてきてしまった。  からっぽの心はひたすら救いを求める。  誰かに認めて欲しい、褒めて欲しい。  この泥沼から、救い出して欲しい。    友達は、皆とても素敵で、私には入っていけないところにいる。    それが、さびしくて、悲しくて、  つい嫉妬をしてしまう。  何で私はこんな風に生まれなかったのだろう、と。  そして人知れず泣く。  誰にも届くことのない深い悲しみから逃れる為に。  生きることは、私の苦しみだ。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: