中二になって、皆がスカートを折り始め、第二ボタンを開け始める。
でも私はそんな事はしない。したくてもできないのだから。
できる人は限られている。自分に自信がある人。
友達の横顔や動作を見て思う。みんなかわいい。
そして思う。やっぱり皆と私は違う。
ふと、私は何のために生まれてきたのだろう、と思う。
友達にふざけて蹴られてできた青たんを見ながら思う。
私は生きていて、この世界に干渉しているのだなと。
そして、恐ろしいほどに死にたくなる。
私は暴力をふらない。傷つけられるのは私だけで十分だ。
もう疲れた、と言って死にたい。
しかし、それをおしとどめる感情もある。
このままむなしく、さびしく、死んでいっていいのかと。
私の心はもうどこかへ置いてきてしまった。
からっぽの心はひたすら救いを求める。
誰かに認めて欲しい、褒めて欲しい。
この泥沼から、救い出して欲しい。
友達は、皆とても素敵で、私には入っていけないところにいる。
それが、さびしくて、悲しくて、
つい嫉妬をしてしまう。
何で私はこんな風に生まれなかったのだろう、と。
そして人知れず泣く。
誰にも届くことのない深い悲しみから逃れる為に。
生きることは、私の苦しみだ。
最終更新:2007年05月12日 11:04