■ ルータとは何か
ついて触れておきましょう。ルータを簡単に説明すると、ネットワーク間の通信を中継するための装置です。
例として、ここに2つのネットワークがあるとしましょう。この2つのネットワークは、独立したネットワークで、そのままではそれぞれのネットワークに所属するPC同士が通信することができません。
なぜ通信できないのかを詳しく説明すると長くなりますので、ここではネットワークで利用されるIPアドレスなどによって論理的にネットワークが分割されているから、と考えておいてください。
では、このような2つのネットワーク同士で通信を可能にするには、どうすればいいのかというと「ルータ」を利用します。ルータは前述の通り、通信の中継装置です。ネットワークAに所属するPC「A」がPC「B」と通信したい場合は、いったん、ルータにデータを送信します。すると、ルータがそのデータをネットワークBに転送し、実際の通信が可能になるというわけです。
ブロードバンドルータは、このようなルータのインターネット版です。自宅とインターネットという2つのネットワークの間に存在し、それぞれのデータを中継することでお互いの通信を実現しています。
最終更新:2007年12月05日 09:13