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*&color(red){休息 ◆960Brut/Mw} 幼い少女の声が過ぎ去ったとき、テンカワ=アキトは安堵のため息を大きく吐いた。 あのとき、赤いマフラーが印象的な機体は自分が遠ざけた。だが、不安はあった。 あの場には少なくとももう一機危険な機体がいたはずだったのだが、そちらの対応にあたったネゴシエイターが上手くやったのだろう。 ユリカはあの修羅場を無事に乗り切れた。アキトにはそれだけで充分であった。 その他のあげられた名前はただの名前。 今まで復讐のために巻き込んできた罪のない者たち以上に彼にとっては意味のない名前にすぎなかった。 しかし、ただ一人の少女の名前だけは少し違っていた。 リリーナ=ドーリアン――完全平和主義を信念にこの殺し合いの平和的解決を図った少女。 本懐を遂げることなくその少女の名が放送に連なったときにだけ、彼は軽い落胆を覚えた。 少女が名を連ねたということは平和的解決の不可能を象徴的に突きつけている。 別に少女に感化されたわけではなかったし、そんなことが可能だという甘い幻想を抱いていたわけでもなかった。 だが、心の奥底にもしかしたらという思いもわずかながらあったのだ。 生きて帰ることができたなら、自分にはしなくてはならないことがあったから・・・。 どちらにせよ自分のやることには変わりはない。 ユリカを守りぬく ただそれだけだ そして、自分の復讐が未完に終わった ただそれだけのことだった 無理だ。そんなことできるはずがない 一瞬、北辰の顔が頭をよぎる。そのとたんに連鎖するように激情が内で渦を巻く。 精神の乱れを反映して顔はうっすらと発光し機体は大きくぶれて失速していく。 諦めようと思って諦めきれるはずがない。今の彼はそのためだけに生きてきたのだから。 だからといってここでユリカを見殺しにはできない…… 自分の復讐よりも彼女の命は優先。それは明白だった。 しかし、仇敵の顔一つ思い浮かべただけでこの様だ。忘れることなど不可能だった。 だから彼は激情を無理やりにでも胸の奥にしまい込み、押し込める。 忘れることはできない。そして引きずられてもならない。 大きく息を吸って溜息を一つ小さく吐く。 それでゲーム開始時と全く同じところに陥った気持ちを強引に切り替えた。 それにまるで呼応するように機体は安定を取り戻し速力も通常に回復いていく。 BDIシステムを通して彼の脳裏に映し出されているのは足もとに広がる雲海と地平に沈みゆく夕日。 彼は今会場の遙かな上空を一人C-5ブロックへと向けて飛んでいた。 本当はまっすぐD-7ブロックへと直行したかったのだが、ハイ・マニューバモードのツケか、機体に燃料はほとんど残されてはいなかった。 それでしかたなく彼は知っている限りでは最寄りのC-5補給ポイントへと向かっていたのだ。 そして、機体は間もなく目標空域に入る。 一度、座標を慎重に確認する。今のYF-21は戦闘機といっても過言ではなく離着陸には相応の滑走を要する。 目標地点は森林の真ん中ぽっかりと穴が空いたように開けた草原地帯とはいえ、座標のずれはそのまま機体が森林に飛び込み大破することを意味していた。 無論、夕刻のこの時刻だろうと草原地帯では滑走路に沿って明かりが灯っているなどという気の利いた設備などあろうはずもない。 ずれを確認すると航路を慎重に修正し予定の座標に徐々に軸を合わせていく。 座標の修正終了とともにYF-21は着陸態勢に移っていった。 航空機が低空を飛ぶ際、地上に伝わる轟音が耳に届いてガウルンは上空を見上げた。 しかし、その眼に映ったのは鬱蒼と生い茂った木々だけであった。森の中である無理はない。 「チッ!しけてやがんな……」 舌打ち一つ、愚痴一つで周囲の地形を確認し頭を働かせる。 今の航空機は周囲を確認しづらい森林地帯で低空飛行をしていた 見つかる危険性があるのにどうして?何のために?決まっている 奴は着陸したがってるのさ 地図によるとここら一帯は森林地帯。しかし、この先に一か所だけ開けた草原地帯がある さっき補給を行った場所だ。ここらで離着陸できるとしたらそこしかねぇよな 自然と口元がほころび笑みがこぼれる。 影も形も見えない追撃に飽いてきてたところだ 行きがけの駄賃にとっといても悪くはねぇ そう考えたガウルンは草原地帯に向けて機体を走らせる。密集する木々の隙間を機敏に走り抜け最短ルートで目的地に静かにしかし素早く急行する。 視界が広がりひらけた土地に踏み入る寸前で黒い機体は茂みに紛れこみ、機関を停止する。 そうやって隠れて獲物を狙う飢えた獣のように周囲の景色と一体化した。 ほどなく獲物は狩り場へと迷い込み地に足をつける。 なかなかだ。なかなかにいい腕をしている 楽しめそうじゃないか 再びニンマリと笑みがこぼれた。 滑走路でも、整備されたアスファルトでもない凹凸だらけの草原。 そこに澱みなくスムーズに機体を着陸させたことがパイロットの腕の良さを物語っていた。 いつ仕掛けるかなぁ そうだなぁ……。離陸の瞬間がいい せっかくの獲物も地上にとまった戦闘機では魅力半減だった。 魅力を引き出してやるためにはどうすればいい?答えはシンプルだ。 お空に浮かべてやればいい。 だが、完全に飛び立ってしまえばそのまま逃げられてしまう公算もでかい。 ならば離陸の瞬間を狙う。うまく飛び立ってしまったあとは逃げ出しても良し、向かってくればなお良し。 この遊びの楽しみは相手が見事飛び立ってみせるか、飛び立つことかなわず哀れに散ってしまうかというところにある。 その後はただのおまけでしかなかった。 しかし、その考えもほどなく一変する。 機体から降りてきて補給を施す標的の姿を見たとき、ガウルンは思わず身悶えするようなの喜びに駆られた。 ご同類のご登場ときたか。いい目をしている 命を否定も肯定もしない。そんな目だ 愛しのカシムに比べれば見劣りするがそれでも獲物は美しい目をしていた。 思わず哄笑が漏れた。 だが、まだ熟れていない。まだ矛盾を孕んでいる 一貫性がたりない。人間の弱さを捨てきれずにいる 弱い奴にたかられ、ぬるま湯につかって迷っている者の目だ そんな奴を鎖から解き放ってやるにはどうすればいい? 簡単さ。殺すんだよ。奴を堕落させている者をな そうして出来上がった者を俺が殺すのはなかなかいい 獲物を狙う捕食者の嗅覚か。どうすれば一番美味しく目の前の獲物をいただけるか嗅ぎ分けていく。 よってここでの襲撃は中止。情報が足りない。 今はまだ奴を腐らせているものの正体はわからなかった。 だからしばらくはトラブルの一つや二つ望みつつ、面白くもなんともない情報収集。 平たく言えば後ろを気取られぬようについて歩くしかない。 だが、いずれ出来上がる獲物の目を想像してガウルンは知らずと唇を舐めた。 アキトは補給の手順を手動(今のVF-21は手足がないので通常の機体でボタンを押す方法はとれなかった)で行うと、機体から垂らした縄梯子をよじ登り支給品の袋を取り出した。 中からレトルトのボルシチと栄養ドリンクを選ぶとボルシチを温めて梯子を降り、ぐったりと機体の足もとに座り込んだ。 BDIシステムは機体の動きを脳に同調させて、文字通り手足を動かす感覚で機体を動かすシステムである。 脳が手足に信号を送る手間を省ける分だけその追従性は高い。 だが、同時に脳にかかる負担も大きかった。 人は歩いても大して疲れはしないが走ると息が切れ疲れる。 そういった疲労が体ではなく脳にかかり精神を疲弊させる。そういうシステムだった。 しかも彼はつい先ほどリミッターを解除して、精神にみならず体にも多大な負担をかけたばかりである。 ゆえに機体だけでなく今の彼もまた休息と栄養の補給を必要としていたのだ。 栄養ドリンクを一口飲む。不思議と気力が体に戻ってくるのが実感できた。 「なるほど……理想的な栄養バランスだ」 思わず成分表を確認して感嘆の声が漏れる。 そして、ボルシチをスプーンで一すくいして口に運び、 「ボルシチにはミソ・ペーストとココアパウダーは必須か……メモしておこう」 レトルトの箱に記載された隠し味の項を見て呟く。 味覚のやられた彼にとって、いくら口の中で咀嚼を繰り返しても味のほうはわからない。 だがかつては料理人だった程、料理好きな彼である。 中華中心の彼からすれば畑違いではあろうと、やはり好きなものに対する興味は尽きず。 また、そういった時間は彼に安らぎを与えていた。 やがて機体の補給は完了し、つかの間の休息を終えた彼は再び大空へと飛び立つ。 好まざる従者を連れているとは知らずに……。 【テンカワ・アキト 登場機体:YF-21(マクロスプラス) パイロット状態:やや衰弱 機体状態:両手両足喪失、全身に損傷 現在位置:C-5 第一行動方針:無敵戦艦ダイに帰還 第二行動方針:ユリカを護る(そのためには自分が犠牲になってもかまわない) 最終行動方針:ユリカを元の世界に帰す(そのためには手段は問わない) 備考:脚部はD-7市街地に落ちているので回収できたらつけられるかも(?)】 【ガウルン 搭乗機体:マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状況:疲労小、DG細胞感染、気力115 機体状況:全身に弾痕多数、胸部装甲破損、マント消失、ダメージ蓄積         DG細胞感染、損傷自動修復中、ビームナイフとヒートアックスを装備 現在位置:C-5 第一行動方針:アキトを矛盾させている元を見つけて殺す 第二行動方針:近くにいる参加者を殺す 第三行動方針:アキトを殺す 第四行動方針:皆殺し 第五行動方針:できればクルツの首を取りたい 最終行動方針:元の世界に戻って腑抜けたカシムを元に戻す 備考:九龍の頭に埋め込まれたチタン板、右足義足、癌細胞はDG細胞に同化されました 】 【初日 19:40】 ----
*&color(red){休息 ◆960Brut/Mw} 幼い少女の声が過ぎ去ったとき、テンカワ=アキトは安堵のため息を大きく吐いた。 あのとき、赤いマフラーが印象的な機体は自分が遠ざけた。だが、不安はあった。 あの場には少なくとももう一機危険な機体がいたはずだったのだが、そちらの対応にあたったネゴシエイターが上手くやったのだろう。 ユリカはあの修羅場を無事に乗り切れた。アキトにはそれだけで充分であった。 その他のあげられた名前はただの名前。 今まで復讐のために巻き込んできた罪のない者たち以上に彼にとっては意味のない名前にすぎなかった。 しかし、ただ一人の少女の名前だけは少し違っていた。 リリーナ=ドーリアン――完全平和主義を信念にこの殺し合いの平和的解決を図った少女。 本懐を遂げることなくその少女の名が放送に連なったときにだけ、彼は軽い落胆を覚えた。 少女が名を連ねたということは平和的解決の不可能を象徴的に突きつけている。 別に少女に感化されたわけではなかったし、そんなことが可能だという甘い幻想を抱いていたわけでもなかった。 だが、心の奥底にもしかしたらという思いもわずかながらあったのだ。 生きて帰ることができたなら、自分にはしなくてはならないことがあったから・・・。 どちらにせよ自分のやることには変わりはない。 ユリカを守りぬく ただそれだけだ そして、自分の復讐が未完に終わった ただそれだけのことだった 無理だ。そんなことできるはずがない 一瞬、北辰の顔が頭をよぎる。そのとたんに連鎖するように激情が内で渦を巻く。 精神の乱れを反映して顔はうっすらと発光し機体は大きくぶれて失速していく。 諦めようと思って諦めきれるはずがない。今の彼はそのためだけに生きてきたのだから。 だからといってここでユリカを見殺しにはできない…… 自分の復讐よりも彼女の命は優先。それは明白だった。 しかし、仇敵の顔一つ思い浮かべただけでこの様だ。忘れることなど不可能だった。 だから彼は激情を無理やりにでも胸の奥にしまい込み、押し込める。 忘れることはできない。そして引きずられてもならない。 大きく息を吸って溜息を一つ小さく吐く。 それでゲーム開始時と全く同じところに陥った気持ちを強引に切り替えた。 それにまるで呼応するように機体は安定を取り戻し速力も通常に回復いていく。 BDIシステムを通して彼の脳裏に映し出されているのは足もとに広がる雲海と地平に沈みゆく夕日。 彼は今会場の遙かな上空を一人C-5ブロックへと向けて飛んでいた。 本当はまっすぐD-7ブロックへと直行したかったのだが、ハイ・マニューバモードのツケか、機体に燃料はほとんど残されてはいなかった。 それでしかたなく彼は知っている限りでは最寄りのC-5補給ポイントへと向かっていたのだ。 そして、機体は間もなく目標空域に入る。 一度、座標を慎重に確認する。今のYF-21は戦闘機といっても過言ではなく離着陸には相応の滑走を要する。 目標地点は森林の真ん中ぽっかりと穴が空いたように開けた草原地帯とはいえ、座標のずれはそのまま機体が森林に飛び込み大破することを意味していた。 無論、夕刻のこの時刻だろうと草原地帯では滑走路に沿って明かりが灯っているなどという気の利いた設備などあろうはずもない。 ずれを確認すると航路を慎重に修正し予定の座標に徐々に軸を合わせていく。 座標の修正終了とともにYF-21は着陸態勢に移っていった。 航空機が低空を飛ぶ際、地上に伝わる轟音が耳に届いてガウルンは上空を見上げた。 しかし、その眼に映ったのは鬱蒼と生い茂った木々だけであった。森の中である無理はない。 「チッ!しけてやがんな……」 舌打ち一つ、愚痴一つで周囲の地形を確認し頭を働かせる。 今の航空機は周囲を確認しづらい森林地帯で低空飛行をしていた 見つかる危険性があるのにどうして?何のために?決まっている 奴は着陸したがってるのさ 地図によるとここら一帯は森林地帯。しかし、この先に一か所だけ開けた草原地帯がある さっき補給を行った場所だ。ここらで離着陸できるとしたらそこしかねぇよな 自然と口元がほころび笑みがこぼれる。 影も形も見えない追撃に飽いてきてたところだ 行きがけの駄賃にとっといても悪くはねぇ そう考えたガウルンは草原地帯に向けて機体を走らせる。密集する木々の隙間を機敏に走り抜け最短ルートで目的地に静かにしかし素早く急行する。 視界が広がりひらけた土地に踏み入る寸前で黒い機体は茂みに紛れこみ、機関を停止する。 そうやって隠れて獲物を狙う飢えた獣のように周囲の景色と一体化した。 ほどなく獲物は狩り場へと迷い込み地に足をつける。 なかなかだ。なかなかにいい腕をしている 楽しめそうじゃないか 再びニンマリと笑みがこぼれた。 滑走路でも、整備されたアスファルトでもない凹凸だらけの草原。 そこに澱みなくスムーズに機体を着陸させたことがパイロットの腕の良さを物語っていた。 いつ仕掛けるかなぁ そうだなぁ……。離陸の瞬間がいい せっかくの獲物も地上にとまった戦闘機では魅力半減だった。 魅力を引き出してやるためにはどうすればいい?答えはシンプルだ。 お空に浮かべてやればいい。 だが、完全に飛び立ってしまえばそのまま逃げられてしまう公算もでかい。 ならば離陸の瞬間を狙う。うまく飛び立ってしまったあとは逃げ出しても良し、向かってくればなお良し。 この遊びの楽しみは相手が見事飛び立ってみせるか、飛び立つことかなわず哀れに散ってしまうかというところにある。 その後はただのおまけでしかなかった。 しかし、その考えもほどなく一変する。 機体から降りてきて補給を施す標的の姿を見たとき、ガウルンは思わず身悶えするようなの喜びに駆られた。 ご同類のご登場ときたか。いい目をしている 命を否定も肯定もしない。そんな目だ 愛しのカシムに比べれば見劣りするがそれでも獲物は美しい目をしていた。 思わず哄笑が漏れた。 だが、まだ熟れていない。まだ矛盾を孕んでいる 一貫性がたりない。人間の弱さを捨てきれずにいる 弱い奴にたかられ、ぬるま湯につかって迷っている者の目だ そんな奴を鎖から解き放ってやるにはどうすればいい? 簡単さ。殺すんだよ。奴を堕落させている者をな そうして出来上がった者を俺が殺すのはなかなかいい 獲物を狙う捕食者の嗅覚か。どうすれば一番美味しく目の前の獲物をいただけるか嗅ぎ分けていく。 よってここでの襲撃は中止。情報が足りない。 今はまだ奴を腐らせているものの正体はわからなかった。 だからしばらくはトラブルの一つや二つ望みつつ、面白くもなんともない情報収集。 平たく言えば後ろを気取られぬようについて歩くしかない。 だが、いずれ出来上がる獲物の目を想像してガウルンは知らずと唇を舐めた。 アキトは補給の手順を手動(今のVF-21は手足がないので通常の機体でボタンを押す方法はとれなかった)で行うと、機体から垂らした縄梯子をよじ登り支給品の袋を取り出した。 中からレトルトのボルシチと栄養ドリンクを選ぶとボルシチを温めて梯子を降り、ぐったりと機体の足もとに座り込んだ。 BDIシステムは機体の動きを脳に同調させて、文字通り手足を動かす感覚で機体を動かすシステムである。 脳が手足に信号を送る手間を省ける分だけその追従性は高い。 だが、同時に脳にかかる負担も大きかった。 人は歩いても大して疲れはしないが走ると息が切れ疲れる。 そういった疲労が体ではなく脳にかかり精神を疲弊させる。そういうシステムだった。 しかも彼はつい先ほどリミッターを解除して、精神にみならず体にも多大な負担をかけたばかりである。 ゆえに機体だけでなく今の彼もまた休息と栄養の補給を必要としていたのだ。 栄養ドリンクを一口飲む。不思議と気力が体に戻ってくるのが実感できた。 「なるほど……理想的な栄養バランスだ」 思わず成分表を確認して感嘆の声が漏れる。 そして、ボルシチをスプーンで一すくいして口に運び、 「ボルシチにはミソ・ペーストとココアパウダーは必須か……メモしておこう」 レトルトの箱に記載された隠し味の項を見て呟く。 味覚のやられた彼にとって、いくら口の中で咀嚼を繰り返しても味のほうはわからない。 だがかつては料理人だった程、料理好きな彼である。 中華中心の彼からすれば畑違いではあろうと、やはり好きなものに対する興味は尽きず。 また、そういった時間は彼に安らぎを与えていた。 やがて機体の補給は完了し、つかの間の休息を終えた彼は再び大空へと飛び立つ。 好まざる従者を連れているとは知らずに……。 【テンカワ・アキト 登場機体:YF-21(マクロスプラス) パイロット状態:やや衰弱 機体状態:両手両足喪失、全身に損傷 現在位置:C-5 第一行動方針:無敵戦艦ダイに帰還 第二行動方針:ユリカを護る(そのためには自分が犠牲になってもかまわない) 最終行動方針:ユリカを元の世界に帰す(そのためには手段は問わない) 備考:脚部はD-7市街地に落ちているので回収できたらつけられるかも(?)】 【ガウルン 搭乗機体:マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状況:疲労小、DG細胞感染、気力115 機体状況:全身に弾痕多数、胸部装甲破損、マント消失、ダメージ蓄積         DG細胞感染、損傷自動修復中、ビームナイフとヒートアックスを装備 現在位置:C-5 第一行動方針:アキトを矛盾させている元を見つけて殺す 第二行動方針:近くにいる参加者を殺す 第三行動方針:アキトを殺す 第四行動方針:皆殺し 第五行動方針:できればクルツの首を取りたい 最終行動方針:元の世界に戻って腑抜けたカシムを元に戻す 備考:九龍の頭に埋め込まれたチタン板、右足義足、癌細胞はDG細胞に同化されました 】 【初日 19:40】 ---- |BACK||NEXT| |[[もしも、その時は]]|[[投下順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/11.html]]|[[マイペース二人]]| |[[壁に耳あり、障子に目あり]]|[[時系列順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/12.html]]|[[極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅]]| |BACK||NEXT| |[[血に飢えた獣達の晩餐]]|アキト|[[とある竜の恋の歌]]| |[[ガンダムファイト]]|ガウルン|[[とある竜の恋の歌]]| ----

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